キッチンリフォームの費用相場は?
工事期間はどれくらい? ▶
(※記事内情報引用元:トーヨーキッチンホームページより)
キッチンのシンクとは
シンクとは、キッチンに備え付けられた水槽状の台のことです。
排水口が付いていて、水道から水を流したり、洗い物をしたり、調理に使ったお湯などを捨てたりする際に使用します。
大型シンクの中には、一部をテーブルで蓋をすることができる「テーブルシンク」と呼ばれる種類もあります。
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シンクの主な素材・材質と特徴
シンクには主に、以下のような素材が使用されています。
また、それぞれの材質にはメリットとデメリットの両面がありますので、よく理解した上で選ぶことが大切です。
ステンレスのシンク
ステンレスは、耐久性や耐熱性に優れ、サビに強く、メンテナンスが楽という特徴があります。
しかし、表面の光沢は時間と共にだんだん薄れていってしまいます。
また、デザイン的に無機質な感じがするため、人によっては好みに合わないことがありますが、表面に凹凸のある「エンボス」加工や、細いライン状の「ヘアライン」加工などを施すことで雰囲気を変えることが可能です。
人工(人造)大理石のシンク
「人工大理石」には主に、アクリル系とポリエステル系の二つの種類があります。
アクリル系は耐衝撃性に優れるという特徴があり、一方のポリエステル系は安価な物が多いという特徴を持っています。
この他に「人造大理石」と呼ばれる種類もあります。これは天然の大理石を粉砕して固めた物で、質感にこだわる一部のメーカーが採用している材質です。
人工タイプも人造タイプも、一番の魅力は多彩なデザイン性だと言えるでしょう。
ただしその一方で、製品によっては熱や液体によってシミ・変色が起こる、衝撃によってヒビが入ったり割れたりする可能性がある というデメリットも挙げられます。
しかし現在、日本のキッチンにおいて主流になりつつある人工(人造)大理石のシンクは、さまざまなメーカーで耐久力のある商品が開発されているので、よく吟味してみましょう。
カラーステンレス(セラミックコーティング)のシンク
ステンレスに特殊なセラミックコーティングを施した材質で、色付けが行えるため、ステンレス本来の金属的な質感がなくなります。
コーティングによって耐久性は増しますが、年数が経つと表面の塗装が剥がれてしまうことがあります。
とはいえ、デザイン性・機能性を兼ね備えたカラーステンレスのシンクは、最近注目を集めています。
ホーローのシンク
金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けた材質で、美しい色合いや滑らかな質感が人気です。
耐久性・耐熱性ともに優れていますが、重たい物を落とした衝撃などで破損したり、表面の釉薬が剥がれると錆が生じたりする可能性があります。
最近では、シンクの素材として使用されることが少なくなっている材質です。
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シンクのタイプ
シンクのタイプは設置の仕方によって、主に二つの種類に分かれます。
見た目の印象や機能性など、どちらにもそれぞれの良さがあります。
オーバーシンク
カウンタートップにシンクを設置するために開けた穴に、上からシンクを落とし込み、シンクの縁をカウンタートップに引っ掛けて設置するタイプです。
見た目の存在感が増し、天板との透き間に水が入りにくいという利点があります。
アンダーシンク
カウンタートップに開けた穴に対して、下からシンクをはめ込み、シンクの縁を止めて設置するタイプです。
天板との一体感があり、見た目がすっきりします。
シンクのサイズの注意点
シンクのサイズは間口60~95cmの物が一般的 です。
一人暮らしの場合は50cm程度、ファミリー向けの場合は70cm程度が目安とされていますが、交換する際にはまず、今使っているシンクのサイズを正確に測ることが一番大切です。
特に、使い慣れた物より小さいサイズのシンクに交換すると、使いにくさを感じることが多いので注意しましょう。
また、奥行きと深さのバランスも考慮する必要があります。
特に大きい鍋を洗いたい場合、深さがないと作業がしづらくなる一方、深すぎても前かがみの姿勢が負担になってしまうので気を付けましょう。
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シンクの選び方7ポイント
シンクを選ぶ際には、以下の7つのポイントをチェックしてみましょう。
どのような点を重視するかによって、適した素材もそれぞれ異なります。
耐久性
水や熱湯、洗剤などを流すシンクは、耐久性に優れていることがまず一番に求められます。
一般的にシンクに使用される素材はどれも耐久性に優れていると言えますが、特に優秀なのはステンレスや人工大理石でしょう。
中でもステンレスは熱や衝撃にも強く、よほどのことがない限り、ひび割れることがありません。
汚れにくさ
汚れにくいということは、毎日のお手入れが楽であるということです。
この点もシンクを選ぶ際に大切にしたい条件の一つです。
材質としては、人工大理石がおすすめです。
水垢や油汚れが付着しにくく、汚れが目立たないという良さがあります。
清掃性
万が一汚れてしまっても、簡単に掃除ができれば特に問題はありません。
主要メーカーが手がけるシンクは、大体どの種類もお手入れのしやすさを重視して作られています。
そのため、シンクに使用されることの多いステンレス・人工大理石・カラーステンレスは、どれも掃除しやすい材質だと言えるでしょう。
気になるメーカーのシンクがあれば、ショールームで掃除のしやすさを体験させてくれるところもあるので、一度足を運んでみてもよいかもしれませんね。
機能性
シンクとカウンターとのサイズバランスは、作業の効率性に大きく影響します。
カウンターが狭すぎると調理がしづらくなりますし、逆に広すぎるとシンクとの間に距離ができて余計に動くことになります。
画像引用:トーヨーキッチンホームページより
URL : http://www.toyokitchen.co.jp/ja/collection/kitchen/function/3d_sink.html
このような問題を解消するのにおすすめなのが、シンク内の前後に段を設けた「段付きシンク」です。
この段差にスライド式のワークプレートを設置すると、必要に応じてワークスペースを広げることができます。
また、使用しない場合は外して収納しておけるため、シンクのスペースを柔軟に活用できます。
カウンターとの相性
カウンターのデザインや素材によって、シンクの組み合わせ方を考慮するというのも一つのポイントです。
例えばカウンターがステンレスの場合は、シンクの材質もやはり同じステンレスで統一した方がよいでしょう。
一方、カウンターが人工大理石の場合は、シンクはステンレスでも人工大理石でもよく合います。
また、カラーステンレスをデザイン的なアクセントとして利用するのもおすすめです。
価格
価格を重視するのであれば、ステンレスが圧倒的に有利です。
同じステンレスでも、カラーステンレスの場合は価格が約2倍に、また人工大理石も同じく約2倍程度の価格になります。
デザイン
ステンレスはシンプルで無機質な感じがデザイン的な特徴にもなりますが、カラーにこだわりたい場合は、人工大理石やカラーステンレスを選ぶとよいでしょう。
淡い色から濃い色まで、お好みで選ぶことがでこます。
キッチンシンク(流し台)の交換費用相場
シンクのみを交換できる場合、本体の価格はそれほど高額になることはありません。
幅100cm以内のステンレスであれば3~5万円程度、幅100cm以上であっても10万円以内の物が大半でしょう。
そしてこの本体価格に、施工費としてだいたい2、3万円がプラスされます。
ただし、ステンレスのワークトップのシステムキッチンは、シンクとカウンターが一枚の天板で作られていることが多く見られます。
このようなタイプのキッチンは、残念ながらシンクのみの交換を行えません。
また、シンクと下の収納部分が一体型になっているキッチンも、シンクのみを交換できないため、まずはキッチンの構造を確認することが重要です。
【この記事の要点まとめ◎】
キッチンのシンク(流し台)の、サイズを選ぶ際の注意点は? |
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シンクの間口サイズは60~95cmが一般的ですが、一人暮らしの場合は50cm程度、ファミリー向けの場合は70cm程度が目安とされています。 交換する際にはまず、既存のシンクのサイズを正確に測ることが一番大切です。 なお、奥行きや深さのバランスも考えながら選ぶことも肝心です(詳しくは、こちら)。 |
キッチンのシンク(流し台)の、サイズを選ぶ際の注意点は? |
「耐久性」や「汚れにくさ」「清掃性」「カウンターとの相性」などをポイントに選ぶとよいでしょう(詳細は、こちら)。 |
キッチンのシンク(流し台)を交換する際にかかる費用は? |
シンクの本体価格は、幅100cm以内のステンレスであれば3~5万円程度、幅100cm以上であっても10万円以内である場合が多いです。 施工費は、だいたい2、3万円位です(詳細は、こちら)。 |
キッチンは一度購入してしまうとなかなか気軽に買い換えられない物ですが、シンクを交換するだけでも見た目の印象はかなり変わります。
使い慣れた物と同じ材質を選ぶか、それともこれまでと違う材質やデザインに変えてみるか、それぞれの特徴や利点などを比較して、お気に入りのシンクを探してみましょう。
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