【2025年】キッチンリフォームに利用できる補助金の種類
補助金(助成金)制度は、国が実施しているタイプと、都道府県・市町村など自治体が実施しているタイプの2つがあります。
2025年にキッチンリフォームで利用できる制度の一例を、次にまとめました。
(※次の情報は、2025年3月現在の内容です。)
制度名 | 対象の地域 | 補助金額 | 申請期間 |
---|---|---|---|
子育てグリーン住宅 支援事業 |
全国 | ● Sタイプ (必須リフォーム 3つすべて実施) 上限60万円/戸 ● Aタイプ (必須リフォームを 最低2つ以上実施) 上限40万円/戸 |
2025年4月14日~ 12月31日まで |
長期優良住宅化 リフォーム推進事業 |
全国 | ● 上限80〜210万円 /戸 ● 対象費用の 3分の1の金額を補助 |
2024年5月13日~ 2025年1月31日まで (※2025年度の実施 予定は、現在未発表) |
子育て世帯住宅 リフォーム支援 制度 |
東京都台東区 | ● 上限20万円/戸 ● 対象費用の3分の1の 金額を補助 |
2024年4月~ 予算上限に達しする まで |
住宅リフォーム 補助金制度 |
埼玉県富士見市 | ● 上限10万円/戸 ● 対象費用の 5%以内の金額 |
2024年4月1日~ 予算上限に達するまで (※遅くとも 申請年度の3月31日まで) |
上記の制度について、詳しく解説していきます。
子育てグリーン住宅支援事業
「住宅省エネ2025キャンペーン」に含まれる「子育てグリーン住宅支援事業」は、2024年度の「子育てエコホーム支援事業」の後継制度です。
リフォームの場合は、全世帯を対象に住宅の省エネリフォームをする際、費用の一部を補助します。
キッチンリフォームの場合、次の内容が対象とされています。
|
(※キッチンセットの対面化やビルドイン食洗機、レンジフードの設置工事は、節約水栓の設置など必須とされている工事と同時に行う場合、補助対象とされます。)
補助対象の要件 | ● キッチンリフォームをする住宅に 暮らす個人の方 ● 共同住宅の場合は、管理組合 、法人も対象 ● 2024年11月22日以降に着手 するリフォームが対象 ● 開口部の断熱、躯体部分の断熱、 エコ住宅設備の導入の必須リフォーム を3つまたは最低2つ以上実施すること |
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補助金額 | ● 上限40~60万円/戸とし、リフォームの |
補助金の申請 受付期間 |
● 申請の予約(任意) 2025年4月14日~11月14日まで ● 本申請 2025年4月14日~12月31日まで (※予約、本申請ともに予算上限に達し次第 終了する場合あり) |
※出典:「子育てグリーン住宅支援事業公式ウェブサイト」(国土交通省)を加工して作成。
>> おすすめのビルトイン食洗機を徹底比較|選び方や施工事例
>>【種類別】レンジフードの掃除方法をご紹介
>> 対面式キッチンのメリット・デメリット!費用と施工例もご紹介
長期優良住宅化リフォーム推進事業
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、住宅の性能を向上させるため、長寿命化や省エネ化を目的とした改修への補助制度です。
キッチンリフォームでは、次の内容が補助対象とされています。
2. キッチンの広さを拡張 |
長期優良住宅化リフォーム推進事業での、対象の条件、補助金額、申請期間を次の一覧にまとめました。
補助対象の条件 | ● 階段部分を除く1階の床面積が40㎡以上かつ、 延べ床面積が55㎡以上である ● リフォーム工事前にインスペクション、維持 保全計画・リフォーム履歴の作成をすること ● リフォーム後の住宅の性能が、劣化対策、 耐震性、省エネルギー性において一定の基準を 満たしている (※任意の項目である、給排水管の更新など維持管理・更新の 容易性、共同住宅のみバリアフリーリフォームなど高齢者 対策や、将来の間取り変更のための対応など可変性への 改修行う場合も同様) ● 三世代同居のためのキッチン増設は、リフォ ーム後にキッチン、浴室、トイレ、玄関のうち いずれか2つ以上が複数箇所あること |
---|---|
補助金額 | ● 上限80~210万円/戸 ● 対象費用の3分の1金額を補助 (※工事内容や住宅の性能向上具合により金額変動あり) |
補助金の申請 受付期間 |
2024年5月13日~2025年1月31日まで (※現在、2025年の実施予定に 関しては未発表) |
※出典:「長期優良住宅化リフォーム推進事業に関する説明資料」(国土交通省)を加工して作成。
>> リフォーム前のインスペクションとは?流れや費用も解説!
介護保険による住宅改修は、要支援または要介護認定を受けた方が、ご自宅をバリアフリーリフォームする際に利用できる制度です。
キッチンリフォームの場合は、台所の段差の解消や床をすべりにくい素材へ変更したり、手すりを取り付けたりする際に補助対象となるケースがあります。
改修をする場所や工事内容は、初めにケアマネジャーと相談しながら決めます。
また、手続きに関しても、基本はケアマネジャーが行います。
子育て世帯住宅リフォーム支援制度(東京都台東区)
東京都台東区の「子育て世帯リフォーム支援制度」では、台東区にお住いの方が安心して子育てできる住環境へリフォームをする際に、利用できる制度です。
対象の要件やキッチンリフォームの内容、補助金額などについて次にまとめました。
補助対象の要件 | ● 台東区に現在住んでいるまたはリフォーム後 |
---|---|
対象のリフォーム工事 | ● 手すりの取り付け ● 段差の解消 ● すべりにくい床材へ変更 ● 進入防止フェンスの設置 ● 柱、壁、造り付け家具などの面取り加工など の工事 (※上記のほか、ドアストッパー設置や指挟み防止のための 折戸取替え工事など対象工事あり) |
補助金額 | ● 上限20万円/戸 ● 対象費用3分の1の金額 |
補助金の申請 受付期間 |
2024年4月~ 予算上限に達し次第終了 (工事前に相談・申請が必要) |
※参照:「子育て世帯住宅リフォーム支援制度」(東京都台東区公式ホームページ)
住宅リフォーム補助金制度(埼玉県富士見市)
埼玉県富士見市の「住宅リフォーム補助金制度」では、富士見市民の方が、市内の施工業者を利用して住宅のリフォームする場合に、費用の一部を補助します。
対象の要件とリフォーム内容、補助金額などについては次の通りです。
補助対象の条件 | ● 富士見市在住で、住民登録のある方 ● 富士見市内の施工業者を 利用して行うリフォーム ● リフォームする住宅を所有、居住している方 ● 該当の補助金制度を利用していない方 (※そのほか条件あり) |
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対象のリフォーム工事 |
● キッチン、洗面室、トイレなど水回りの ● システムキッチンの設置 ● オール電化住宅の工事 (※上記以外にも、対象の工事あり) |
補助金額 | ● 上限10万円/戸 ● 20万円以上(税抜き)の工事費用に対して 5%以内の金額を補助 |
補助金の申請 受付期間 |
2024年4月1日~ 予算上限に達するまで (※遅くとも申請年度の3月31日まで) |
※参照:「住宅リフォーム補助金制度」(埼玉県富士見市公式ホームページ)
上記でご紹介した市区町村以外でも、自治体によっては補助金制度を実施している地域もあります。
利用を検討している方は、事前にお住いの自治体窓口へ確認してみてください。
また、補助金制度に関して詳しいリフォーム会社へ相談してみると、補助金を活用したリフォームプランを提案してくれるでしょう。
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補助金の対象になりやすいキッチンリフォームの種類

補助金の対象になりやすいキッチンリフォームの種類は、主に次の内容が挙げられます。
- 対面式キッチンへの交換
- ビルトインコンロや食洗機、レンジフードの設置
- 節湯水栓の設置
制度によって、対象のキッチンリフォームの内容は異なりますが、基本的に省エネ対策や子育て対応を目的とした改修工事は補助金の対象になりやすいといえるでしょう。
加えて、補助金を利用する際は各制度によって要件や申請方法、必要な書類も異なります。
事前に確認しながら、漏れがないようすることをおすすめします。
また、補助金制度は予算上限に達すると期日前でも、申請受付を終了することがあるので、利用する際は早めに準備をしましょう。
キッチンリフォーム費用は補助金を利用するといくらになる?
キッチンリフォームの費用は、50〜150万円が中心的な価格帯とされています。
>> 【価格帯別】キッチン・台所リフォームの内容と工事期間を詳しく解説!
補助金を利用した場合、リフォームの費用は最終的にいくらかかるのか気になりますよね。
ここでは、「子育てグリーン住宅支援事業」を利用した場合を想定して、次の施工事例をもとに解説します。
補助金を利用した場合のキッチンリフォーム費用の例

リフォームの内容 | ● 対面式キッチンに交換 ● 床の断熱 ● 壁の断熱 ● 窓サッシの断熱 |
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リフォーム総額 | 120万円 |
【補助金総額】 |
約24万円 【補助金の内訳】 ● 対面式キッチンに交換:9.1万円 ● 床の部分断熱:5.2万円 ● 壁の部分断熱:8.4万円 ● 窓サッシ(中)の断熱:1.35万円 |
【リフォーム総額】 - 【補助金総額】 | 約96万円 |
上記のように、補助対象の工事を組み合わせることで必要な機能を備えたリフォームが、費用を抑えながらできます。
希望する施工イメージと「補助金を利用したい」旨を、リフォーム会社に伝えることで、最適なリフォームプランや、ほかに活用しやすい補助金制度の知識を、アドバイスしてくれるでしょう。
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補助金以外でキッチンリフォームの費用を抑える方法【動画解説付き】
補助金を利用できなかった場合に、ほかにもキッチンリフォームの費用を抑える工夫があるか気になる方も多いでしょう。
具体的な対策の例として、次が挙げられます。
- 既存のキッチンの位置を動かさない
- 採用するシステムキッチンのグレードを、最小限の機能が備わったものにする
- キッチンリフォームが得意な施工会社に依頼する
システムキッチンは、商品のグレードやオプションによって金額が変動します。
最低限必要な機能が備わった商品を選ぶことで、比較的費用がかからずにリフォームできるでしょう。
また、キッチンの移設は移動前後の床の補修や、電気・水道工事もあわせて行うため、通常のキッチンリフォームより高額になりやすいです。
キッチンの移設も検討している場合は、余裕をもって予算を計画することをおすすめします。
なお、商品や工事内容だけでなく、キッチンリフォームに特化している施工会社を選ぶことで、希望する予算で施工が可能です。
上記の動画でも、詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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キッチンリフォームで補助金を使う際は事前の情報収集が大切
キッチンリフォームで補助金を利用する際は、制度によって要件や対象の工事、申請期間などが異なるため、事前の情報収集が重要です。
補助金制度は予算が決められており、申請数が多いと早期に終了することがあるため、検討中の方は早めの申請がおすすめです。
補助金制度に詳しい施工業者へ相談すると、プロの視点から適格なアドバイスがもらえることもあります。
キッチンリフォームでお悩みの方は、まずはリフォーム会社へ相談してみましょう。

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