スケルトン階段のリフォーム価格・おすすめメーカー!メリット/デメリット/注意点と実例5選もご紹介

更新日:2024年01月11日

スケルトン階段のリフォーム価格・おすすめメーカー!メリット/デメリット/注意点と実例5選もご紹介

「スケルトン階段(別名・ストリップ/オープン/シースルー/スリット階段)」はおしゃれでスタイリッシュな印象に見えるので憧れますよね。一方で、設置する際の値段や、子供の転落・落下防止対策が十分にできるかどうかなどが気になるのではないでしょうか。そこで今回は、スケルトン階段の施工価格や、メリット・デメリット、おすすめのメーカー品、真似したくなるリフォーム実例など、幅広くご紹介します。

(※記事内情報引用元:LIXIL三協アルミ各ホームページより)

スケルトン階段(ストリップ階段)とは

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スケルトン階段(ストリップ階段)は、蹴込み(けこみ)板がなく、骨組みの部分も見える形状の階段のことです。
「オープン階段」「シースルー階段」「スリット階段」などと呼ばれることもあります。

木・スチール・アルミなどを使うことが多く、既製のメーカー品も流通していますが、リフォーム・リノベーションや新築において施工業者がオリジナルで造作することもあります。

スケルトン階段のリフォーム価格・費用相場

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スケルトン階段にリフォームする際の費用は、35~100万円以上が目安です。
手すりをスチール製にするなど部材を上手に組み合わせれば、本体+施工費で50万円位に抑えられる場合もあります。

ただ転落事故などを防ぐため、多少のコストを掛けてでも、安全性に配慮した設計・施工をしてもらうことが望ましいでしょう。

予算や安全面・意匠性などのバランスを考えた上で、こだわりたい部分・妥協できる箇所について、リフォーム会社とじっくり打ち合わせされることをおすすめします。

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スケルトン階段のメリット

すっきりとしたシルエットのスケルトン階段には、以下のような利点があります。

開放的なデザインになる

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蹴込み(けこみ)部分がないスケルトン階段は、何よりも開放的な空間にできるデザイン性の高さが魅力です。
奥行き感を演出できるため、リビング階段や吹き抜けがあるお住まいでも取り入れられることが多いです。

部屋に光が届きやすい

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段と段の間にスキマがあるため、階段の向こう側にも光が届きます。
日が当たらない北側にある階段などには、スケルトン階段を採用される方が増えています。

風通しがよい

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また、光と一緒に階段の間を風が通り抜けるため、空間全体の風通しがよくなり、空気が循環するというメリットもあります。

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スケルトン階段のデメリット

スケルトン階段を採用したい場合には、以下の点を念頭に置いておくことが重要です。

配置・デザインに注意する必要がある

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特にリビング階段をスケルトンにする際に気を付けたいのが、スカートを着用している方が昇り降りするとき、下から丸見えにならないようにするということです。
施工の際には、角度や位置もきちんと考慮してもらいましょう。

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また通常の「箱型階段」であれば、上の写真のように「段差の部分や、階段下に収納を設置しやすい」のが魅力です。
一方、スケルトン階段の場合は開放感を損なわないよう、階段下に物をあまり置けずデッドスペースになりやすいという欠点があります。

どのような形状の階段なら空間を有効活用しやすいか、業者と相談した上で設計してもらうとよいですね。

価格が高くなりやすい

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デザイン性の高さを求められやすいスケルトン階段は、周囲のインテリアと合うよう素材選びにこだわってしまうことが多く、費用が高くなりがちです。
特に木製のスケルトン階段にしたい場合は、見た目がよい化粧材を使用することが多く、資材費が高額になる傾向があります。

予算が不安な場合には、リフォーム業者に見積もりを依頼する際に相談しておくとよいでしょう。

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スケルトン階段は幼い子供・赤ちゃんが危険?転落・落下防止対策は?

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段と段を繋ぐ板がないスケルトン階段は、幼いお子さんや赤ちゃんが転落してしまう危険性があると言えます。
後から階段の下につっかえ棒などを追加することになり、見映えが悪くなってしまったという失敗例もあります。

また段差のスキマだけではなく、手すりの形にも配慮しないと、やはり落下してしまう危険があるので注意が必要です。

以下のような工夫で、対策をしてあげましょう。

手すりには、透明or半透明のパネルタイプを

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この後、解説する「おすすめメーカー品」にもありますが、透明タイプ・半透明タイプのパネル型の手すりを選ぶとよいでしょう。
スキマができず、かつ開放感のある見た目も損なわずに、安全対策しやすいですよ。

ネットやベビーゲートも設置する

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赤ちゃんがハイハイをし始めると、階段を登り降りして遊んでしまう恐れがあります。
ベビーゲートを使って階段まで行かれないようにすることが望ましいですが、難しい場合には階段の周囲にネットを取り付けることも検討しましょう。

なお、お子さんが大きくなるまでは「スケルトン階段は作らない」ことも、もちろん選択肢の一つと言えるでしょう。

上記のような対処法を踏まえた上で、最終的にどのような階段がご自宅に適しているか、階段の施工経験が豊富な業者と相談して決めるとよいですね。

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スケルトン階段のおすすめメーカー/商品4選

ここで、代表的なメーカー品についてもご紹介しておきましょう。

YKK AP「オープンリビング階段」

窓やドアなど建具建材でも有名なYKK AP社では、落ち着いた木目調デザインのアルミ階段を提供しています。
どのようなリビングでもコーディネートしやすいでしょう。

手すり部分には、透明もしくは半透明のパネルを採用することも可能です。

LIXIL(リクシル)「ビュライ アルミ階段/手すり」

LIXIL(リクシル)のアルミ階段「ビュライ」も、インテリア性の高いスタイリッシュなデザインが魅力。
L型・U型などの形状の階段にも対応しています。

手すりのスキマが気になる場合は、半透明のパネルタイプを選択できます。

ウッドワン「デザイン階段/デザイン階段Light」

無垢のフローリング材やキッチンなどでも人気の高い、ウッドワン社。
自然素材を活用しながらリフォーム・リノベーションしたい方は、ぜひ選択肢の一つとして検討するとよいでしょう。

同社が提案する「デザイン階段」は、無垢材のぬくもりを味わえる木製階段にしたい方に、ピッタリです。
モダンな空間にしたい場合には、木・アルミを組み合わせた「デザイン階段Light」を採用するのもおすすめです。

三協アルミ「AMiS(アミス)」

アルミの洗練された素材感が、最大限に生かされているのが「AMiS(アミス)シリーズ」の階段。
直線タイプの階段や、らせん階段を設置したい場合にも最適です。

同シリーズの手すりユニットは、2017年度にグッドデザイン賞を受賞しています。
とことんリビングのコーディネートにこだわりたい方にも、適していると言えるでしょう。

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箱型階段をスケルトン階段にリフォームするときの注意点

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基本的に、どのような形状の階段でも、スケルトン階段にリフォームすることは可能です。
ただし「U字階段」をスケルトンタイプにする場合は木製にするのは避けた方が無難です。

スケルトン階段のリフォーム価格・おすすめメーカー!メリット/デメリット/注意点と実例5選もご紹介

U字階段は、踊り場の回転スペースにそれなりの強度が必要になります。

しかしスケルトン階段にすると柱部分を最低限に減らすことになってしまい、また直階段やL字階段に比べて構造が複雑になるため、木製では見た目を美しくできないケースがあります。

>> 階段の種類(直階段/らせん階段など)の違い

どうしてもU字のスケルトン階段にしたいときは、リフォーム費用は高くなってしまいますが、鉄骨階段にすると失敗が少ないのでおすすめです。

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おしゃれなスケルトン階段のリフォーム実例

最後に、当サービス『リショップナビ』の加盟業者が、実際にスケルトン階段にリフォームした事例を5つ掲載します。
安全性やおしゃれさを考えて作られた、さまざまなスケルトン階段をご覧ください。

①高級感ある玄関のストリップ階段

スケルトン階段のリフォーム価格・おすすめメーカー!メリット/デメリット/注意点と実例5選もご紹介

高級感のある階段にするなら、ダークブラウンと白の2色を組み合わせてはいかがでしょうか。
洗練された、シックなスケルトン階段ですね。

②白とグリーンが美しい階段のあるLDK

スケルトン階段のリフォーム価格・おすすめメーカー!メリット/デメリット/注意点と実例5選もご紹介

白とライムグリーンを基調とした、全体的にシースルーなLDK。
元は閉鎖的だった階段室を解体し、ポップで軽快なデザインに一新しました。
スケルトン階段ならではの開放感を上手に活用したリフォーム例です。

③安全ネット付きのオープン階段をリビングに

スケルトン階段のリフォーム価格・おすすめメーカー!メリット/デメリット/注意点と実例5選もご紹介

間取り変更を伴うリノベーションを実施し、玄関ホールにあった階段をリビング内に取り込み、シースルータイプの階段に仕立てました。
階段の工事にかかった費用は50万円です。

転落防止の大きいネットがあるので、子供達も安心して使うことができますね。

④間取り変更と一緒にスケルトン階段に架け替え

スケルトン階段のリフォーム価格・おすすめメーカー!メリット/デメリット/注意点と実例5選もご紹介

間取り変更を伴うリフォームを実施し、階段も架け替えました。
階段下にはジャストサイズのテレビがあるので、空間を無駄なく使えています。

⑤スケルトン階段下に洗面台も設置

スケルトン階段のリフォーム価格・おすすめメーカー!メリット/デメリット/注意点と実例5選もご紹介

こちらはヒノキを使った、温もりのある上質なお住まいです。
階段下の洗面台には、心地よい風と自然光が降り注ぎます。
シンプルな作りでも、おしゃれに仕上がっていますね。

以上、スケルトン階段のリフォーム費用や、メリット・デメリット・注意点、施工事例についてご紹介しました。

スケルトン階段のリフォーム価格・おすすめメーカー!メリット/デメリット/注意点と実例5選もご紹介

階段は、ご家族の年齢やライフスタイルに合わせて、安全な設計にすることも大切です。
リフォームやリノベーションの機会に、快適で使いやすい空間を実現できるとよいですね。

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【この記事のまとめ&ポイント!】

「スケルトン階段(オープン/シースルー/スリット階段)」を設置する際の、リフォーム価格は?
35~100万円以上が目安です。
部材の組み合わせ方によっては、総額50万円位で設置できる場合もあります。
ただし多少のコストを掛けてでも、転落事故などを防げるよう安全に設計・施工してもらうことが望ましいでしょう。
スケルトン階段のデメリットは?子供の安全対策の方法はある?
デメリットは、配置やデザインに注意する必要があることなどです。
幼いお子さんの転落事故を防ぐためには「パネルタイプの手すり」や「ベビーゲート」などを設置することを検討しましょう(詳細は、こちら)。
スケルトン階段の、おすすめのメーカーや商品は?
YKK AP・LIXIL・ウッドワン・三協アルミといった大手メーカーのおすすめ品について、こちらでご紹介しています。
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