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※2021年2月リフォーム産業新聞より

サムネイル:【竣工検査】リフォーム/リノベーション工事完了後のチェック項目!不具合があった場合は?

【竣工検査】リフォーム/リノベーション工事完了後のチェック項目!不具合があった場合は?

更新日:

リフォーム・リノベーション工事が完了すると、施工業者の担当者と一緒に完成現場で工事内容を確認する「竣工検査(工事完了検査)」を行います。これは、計画通りにリフォーム・リノベーション工事が完了したかどうか、不具合がないかどうかをチェックする検査です。竣工検査(工事完了検査)の主なチェックポイントや、万が一不具合が見つかった場合の対処法について、解説します。

目次

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リフォーム/リノベーション後の「竣工検査」とは

リフォーム/リノベーション後の「竣工検査」とは

竣工(しゅんこう)検査とは、リフォーム・リノベーション工事がほぼ終了したときに、施工状態をチェックする検査です。

施工会社の工事責任者がまずは行い、その後にリフォーム依頼者(施主)の方が立ち会って、一緒にチェックするのが一般的です。
施主の方が立ち会う場合の検査のことを「施主検査」と呼ぶこともあります。
立ち会いの際には、一つ一つ実際に手で触って確認するようにしてくださいね。

最終的な仕上がり状態の確認が主となるため、事実上は表面に見えている部分のみチェックすることになります。
基礎・土台や壁の内側については、工事中に見ておくようにしましょう。

竣工検査の時点で不具合が発見されたら手直しをして、再度確認、清掃まで完了してから、住宅を引き渡すのが基本です。

竣工検査はとても重要です

竣工検査はとても重要です

リフォーム・リノベーション完了後に何か不具合や問題が起こっても、いつでも担当に言えば直してもらえるとは限りません。
竣工検査の段階できちんとチェックをしておかないと、後々不具合が見つかってもスムーズに修理してもらえない可能性もあります。

特に傷や汚れなどはいつ付いたものかの判断が難しく、工事の段階ではなかったと言われてしまえばそれまでです。
このようなトラブルを避けるためにも、竣工検査の際に細かくチェックしましょう。

【場所別】竣工検査でのチェックポイント

竣工検査では、出来るだけ家族みんなで立ち会って、冷静にしっかりチェックをしましょう。
ここで勘違いをしてはいけないのは、竣工検査は細かい汚れや傷を見つけるのが目的ではないと言うことです。

図面や仕様書に照らし合わせながら、予定通りの工事がきちんと行われたかについて確認していきます。
以下に工事内容によってチェックすべき項目をまとめましたので、参考にしてください。

内装のチェックポイント4つ

内装のチェックポイント4つ

内装のチェックポイントは壁のクロスや床、天井などです。

指定した素材が使われているか、色や柄に間違いはないか?

クロス類にシワやたるみ、はがれはないか?(四隅に注意!)

床や壁などに目立つ汚れがないか?

床にきしみや床鳴りがしないか、浮きがないか?
隅々まで歩いてみると、より分かりやすいでしょう。

建具のチェックポイント6つ

建具のチェックポイント6つ

建具は、収納やドアなどです。
建具は実際に使っていくものなので、目で見るだけではなく、実際に触ってみましょう。

建具のサイズやデザイン、材料などが指定した通りになっているか?

クローゼットなどの収納は指定通りの内部になっているか?

ドアの開閉方向に間違いはないか?

ぱっと見て分かる大きな傷や汚れはないか?

取り付けはしっかりしているか?

開閉はスムーズか?
開閉して音がならないかどうかも確認しましょう。

スイッチ・コンセント・端子のチェックポイント3つ

スイッチ・コンセント・端子のチェックポイント3つ

見逃しがちなのが電気のスイッチやコンセント、端子などです。
テレビ・電話などの端子の数や位置に間違いはないかも見落としそうなところですが、重要です。

スイッチやコンセントの数や位置に間違いはないか?

きちんと電気が通っているか?

オンオフはできるかどうか?

また、エアコンや換気扇が問題なく動くかどうかも忘れずに確認しておきましょう。

水回り設備のチェックポイント6つ

水回り設備のチェックポイント6つ

水回り設備とは、システムキッチンや洗面台、ユニットバスのことです。

給水や排水はきちんとされているか?

ぱっと見て分かる大きな傷や汚れはないか?

取り付けはしっかりとされているか?

電源を入れると問題なく動作するか?

水漏れはないか?

洗面台、システムキッチン、ユニットバス、トイレなどの機種が指定通りのものか?

水回り設備の点検は、一度水を流したり溜めたりして確認しましょう。

外装のチェックポイント3つ

外装のチェックポイント3つ

外壁や屋根などの外装まわりは確認しにくいものですが、外装に不備があると家が傷む原因になってしまうので、細かくチェックしましょう。

屋根材や外壁材にはがれ、ひび割れ、反り、浮きがないか?

コーキング(隙間を埋めること)はしっかりとされているか?

塗装材の色むらや塗り残し、液垂れがないか?

その他のチェックポイント

その他のチェックポイント

細かい箇所ですが、以下も忘れずにチェックしましょう。

リフォーム箇所以外で、壁や床などに、搬入時についたような傷や汚れがないか?

足場を組んでいた場所に傷や汚れがないか?

ゴミの処理や掃除がきちんとされているか?

設備の保証書や取扱説明書を受け取ったか?

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リフォーム/リノベーション後の「竣工検査」で不具合を見つけたら

リフォーム/リノベーション後の「竣工検査」で不具合を見つけたら

もし竣工検査で不具合が見つかったら、修理の計画について担当と話し合います。
修理の規模によって引き渡しまでに修理をしてもらうか、入居後に改めて修理をしてもらうことになります。

この際、修理の場所や方法、いつまでに対応するかなどについては、書面で取り交わすようにしましょう。

工事完了確認書にサイン・捺印はまだ!

さらに、先に工事完了確認書に署名捺印を求められる場合がありますが、すぐにはサインしない方が賢明です。
修理が終わったら、不具合が完全に解消されたかどうか、改めて確認をします。
無事に直っていることを確かめてから、工事完了確認書を取り交わすようにしましょう。

この書類に押印や署名をすると、「契約通りに工事が完了したと認めた」ことになるため、きちんと修理してもらってからサインするようにしましょう。

場合によっては、引き渡し後に修理になることも

場合によっては、引き渡し後に修理になることも

状況によっては、先に物件の引き渡しをしてから修理するということもあるかもしれません。

もちろん、この場合も、工事完了確認書にサインはしてはいけません。
しっかりと日にちを決めた上で、リフォーム会社に修理を依頼しましょう。

竣工検査後に不具合が......

竣工検査後に不具合が......

また竣工検査では分からなかった不具合が、引き渡し後に見つかることもあります。

竣工検査を終え、引き渡しを受けたら終わりではなく、担当者の連絡先、工事の保証書、設備などの保証書や取扱説明書を、改めて確認しましょう。

これらの書類はメンテナンスやアフターサービスの際に必要となるので、契約時に受け取った書類と一緒に保管しておいてください。

不安な方は瑕疵保険制度(リフォーム瑕疵保険)も

不安な方は瑕疵保険制度(リフォーム瑕疵保険)も

自分で確認できるか不安という方は、保険料がかかりますが、リフォーム瑕疵保険に加入するという方法もあります。
この保険に加入すると、リフォームの工事中や工事完了後に、資格を持った第三者が検査を行ってくれるので安心できますね。

竣工検査完了後に瑕疵が判明し補修などが必要になった場合には、一定の負担で工事会社が修復を行うことになります。
ただし、保険に加入するのはリフォーム・リノベーション工事を実施する会社側になります。

そのため、リフォーム瑕疵保険の利用を検討しているなら、施工会社に事前に相談しておきましょう。

>> リフォームの瑕疵(かし)保険とは?より安心してリフォームするために重要です
>> リフォームの相談はどこにすれば良い?トラブル防止のコツもご紹介

リフォーム/リノベーション後の「竣工検査」とは?

リフォーム・リノベーション工事がほぼ終了したときに、施工状態をチェックする検査です。竣工検査の段階できちんとチェックをしておかないと、後々不具合が見つかってもスムーズに修理してもらえない可能性もありますので細かくチェックしましょう。

リフォーム/リノベーション後の「竣工検査」で不具合を見つけたら?

もし竣工検査で不具合が見つかったら、修理の計画について担当と話し合います。 修理の規模によって引き渡しまでに修理をしてもらうか、入居後に改めて修理をしてもらうことになります。この際、修理の場所や方法、いつまでに対応するかなどについては、書面で取り交わすようにしましょう。

自分で「竣工検査」のチェックが出来るかどうか不安な時はどうしたらいいのか?

その場合は保険料がかかりますが、リフォーム瑕疵保険に加入するという方法もあります。この保険に加入するとリフォームの工事中や工事完了後に、資格を持った第三者が検査を行ってくれるので安心です。

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