2階リビングの7つのメリット
1.日当たりや眺望の良さ

戸建ての場合、日の光が差し込む時間が長いのはやはり2階部分です。
2階にリビングルームをつくる人の大半は、この日当たりの良さを最大のメリットと考えています。
代わりに昼間使うことの少ない寝室を1階にすれば、部屋の使い方にも無駄がなくなります。

外の景色が良く開放感があるのも2階リビングの魅力。
視界を遮る物の少ない2階なら、大きく窓をとって広々とした空間にすることができます。
また、住み始めた後に近くに家が建てられても、2階にあるリビングなら日光が確保できる可能性もあります。
2.狭小地でもプライバシーを守れる

2階リビングのもう一つのメリットは、プライバシーを確保できるということ。
これは特に、狭小地に建つ家にとって重要なことだと言えます。
住宅が密集している地域では隣家との距離が近いため、リビングが1階にあると外からの視線が気になることも。
部屋の中が丸見えではせっかくリビングにいてもリラックスできないですよね。
その点、2階リビングなら隣近所の視線を気にせず過ごすことができます。
見せたくない部分には曇りガラスを利用するというのも一つのアイデアです。
3.バルコニーとの相性が良い

車を持っている家の場合、1階の外スペースは駐車場しかつくれないことも多いのではないでしょうか。
2階リビングとつながるバルコニーを併設すれば、ちょっとしたガーデニングや第二のくつろぎスポットとして豊かな時間を過ごすことができます。
小さなお子さんの三輪車の練習や、プール遊びの場所として活用しても。
バーベキューをするのが好きな方にもおすすめ。
キッチンから食材や調理道具を運ぶのも片付けるのも、とても楽チンですよ。
4.耐震性が良くなる

リビングを設計する時は、できるだけ広く見えるようにデザインされるのが一般的。
1階にリビングをつくる場合は柱や壁など、家の支えとなるものをなるべく省く傾向があるようです。
しかし1階にあったリビングを2階に移動することにより、1階部分に寝室や子ども部屋などの個室を増やすことができます。
そのため、下の階に壁や柱が集まり、家の構造がしっかりするのです。
耐震性の良さは、家族を守ってくれるポイントの一つですよね。
5.天井が高くなる


2階建ての家の場合、リビングを2階に設定すると、天井の自由度がきくようになります。
勾配をつけたり、天井の高さを上げて吹き抜けをつくったりすることで、より開放的に見せることができます。
6.ロフトとも好相性

また天井が高いと、ロフトとの相性も良くなります。
ロフトに憧れてみたものの、物置と化してしまったという話はよく聞きますよね。
2階のリビングと緩やかに繋げれば、出入りが多くなるので活用する機会が増えるはず♪
ロフト収納をもっと有効活用したいと考えているなら、なおのこと2階リビングはおすすめです。
7.居心地が良いため家族の時間が増える

日当たりが良く、周りからの目が気にならない2階リビングには、自然と人が集まります。
子どもが部屋にこもらず、親も仕事がはかどるのでリビングに来るため、家族の時間が増える傾向があるようです。
実際、親子で住むご家庭では2階リビングの満足度が高いですよ!
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2階リビングの6つのデメリット
1.子育て世代には難点が

2階の大部分をリビングとして使用すると、前述のように、当然その他の部屋を1階に割り当てることになります。
この時に課題となるのが子ども部屋。間取りによっては、1階の日当たりの悪い場所が子ども部屋になってしまうこともあります。
そして、2階にリビングがあると1階の子ども部屋の様子が分かりにくいという欠点も。
お子さんが帰宅しても気づかなかったり、リビングに上がってくる機会が減ってしまったりするため、2階リビングと子ども部屋の位置のバランスについて、慎重に考えた方が良いかもしれません。
2.階段の上り下りが負担に

2階にリビングがあると、必然的に階段の上り下りが増えます。
特に家事をする人の負担になるのが、買い物から帰宅した時。
重たい物をその都度2階へ運ぶのは大変なことですよね。
自分自身が歳をとったり、介護を必要とする家族が出てきたりすると、階段の上り下りが大きな課題になるケースも。
そのため、2階にリビングをつくる場合は、老後のことも含めた長期的な目で考える必要がありそうです。
3.水まわりの工事費用アップが考えられる

1階にあったリビングを2階へ移動するリフォームの際、必ず悩みのタネになるのが洗面所や浴室など、水まわりの場所のこと。
生活動線を良くするために、リビングと同じフロアに洗濯場やトイレを持ってくるケースが多いようです。
水まわりの設備を2階に持っていくとなると、重量の問題が出てくることも。
特に浴室を2階へ新設する場合、浴槽にお湯を張ったときの重さに耐えられるよう、補強工事が追加で必要になる場合があります。
また、1階と2階それぞれのフロアで大掛かりな給排水工事を行うことになり、費用が高額になりやすいので注意してください。
まずはリフォーム会社と相談してみるのが一番です。
4.広い土地には合わない構造

リビングが2階にあると、生活の場はほとんど2階になってしまいます。
狭小地に建つ家なら、2階リビングのメリットはかなり多いですが、広い土地の家だと、かえって不便な点の方が増えてしまうかもしれません。
1階に庭がある家庭では、庭が広ければ広いほど手入れが大変です。
また、宅急便を受け取る時などに、リビングから玄関までの移動距離も長くなってしまいます。
気にならない方には、さほど骨の折れることではありませんが、来客の頻度や家の外スペースの利用状態などを考慮してみるのが良いでしょう。
5.夏場は灼熱地帯になるケースも

日当たりが良いという長所は、逆に言えば暑さも取り込んでしまうことにも繋がります。
立地にもよるでしょうが、断熱性や遮光性に配慮して設計されていても、ある程度暑くなってしまうことは覚悟しておきましょう。
エアコンなどの冷却用設備をどう配置するか、あわせて検討する必要があります。
特に、暑さに弱いペットと一緒に暮らしている方は要注意です。
6.庭はほとんど使わなくなる

メインに使うのがバルコニーか庭かという点も、リビングの位置を考えるときの判断基準になります。
バルコニーとの繋がりが抜群というメリットの反面、庭を使う機会はほとんどなくなります。
バーベキューや簡単なガーデニングを楽しむなら、バルコニーでも庭でも変わりはないと思いますが、鉢やプランターでは、野菜などの根を長く張る植物を育てることが難しいため、本格的な家庭菜園などをする予定の場合、2階リビングは不向きかもしれません。
2階リビングが向く場合と向かない場合
以上のことを踏まえて、2階リビングが向く場合・向かない場合をまとめました。
2階リビングが向く場合
・1階リビングの日当たりが悪い
・狭小地に住んでおりプライバシーが気になる
・バルコニーとリビングを繋げたい
・天井を高くして空間を広くしたい
・ロフトを有効活用したい
といった方には2階リビングは向くと思われます。
2階リビングは居心地の良くなるケースが多いので、家族での時間を増やしたいご家庭にもおすすめですね。
2階リビングが向かない場合
・高齢者がおり、階段の上り下りが負担になる場合
・広い土地に住んでおり、リビングから玄関までの距離が遠くなってしまう場合
・暑さに弱いペットと住んでいるなど、日当たりが良すぎると困る場合
・本格的な家庭菜園をしたく、庭へのアクセスを楽にしたい場合
以上のケースに当てはまる方は、リビングを2階にすることでかえって負担が増えてしまうかもしれません。
実際にリフォーム会社に話を聞いてみて、2階リビングにした時にどんなデメリットが生じるのか、具体的に聞いてみると良いでしょう。
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2階リビングのリフォーム費用と実例
実際にリビングを2階にしたリフォーム事例はどんなものがあるでしょうか。
以下に、当サービス『リショップナビ』に加盟しているリフォーム会社が施工した実例をご紹介します。
事例1
ロフト付きの2階リビングに
住宅の種類 | マンション |
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施工日数 | 60日間 |
費用 | 750万円 |
>> このリフォーム事例を詳しく見る

事例2
二世帯住宅で子世帯用リビングを増設
住宅の種類 | 一戸建て |
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施工日数 | 60日間 |
費用 | 950万円 |
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事例3
中古住宅を購入&リノベーション
住宅の種類 | 一戸建て |
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施工日数 | 60日間 |
費用 | 990万円 |
>> このリフォーム事例を詳しく見る

2階リビングのリフォームは大きな工事ではありますが、その分得られる効果も大きいですね。
まとめ:リビングを2階にする際に覚えておくべきこと
リビングを2階にするメリットは、何ですか? |
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「日当たりや眺めが良好なこと」などが挙げられます。 詳しくはこちら。 |
リビングを2階にするデメリットについて知りたいです。 |
「階段の昇降が負担になること」などが挙げられます。 詳しくはこちら。 |
リビングを2階に設置した事例を見たいです。 |
当サービス『リショップナビ』の加盟業者が「2階にリビングがある家」にリフォームした例を、こちらでご紹介しています。 ぜひ参考にしてみてください。 |
間取りを考える時には、ついメリットにばかり目がいってしまうもの。
2階リビングは大きな魅力がありますが、どのような点がデメリットになるのか、好みの生活スタイルや家族構成、立地条件や間取りの構造など、しっかりイメージしながら考えておきたいですね。
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