浴槽掃除でおすすめの道具リスト
まずは、浴槽の掃除に必要となりやすい道具をそろえておきましょう。
- 重曹
- クエン酸
- スプレーボトル
- 柔らかいスポンジ
- キッチンペーパー or ラップ
- ゴム手袋
- 水切りワイパー(窓用ワイパー、フロアワイパーなど)
- ブラシ(浴槽掃除用や、使い古した歯ブラシなど)
- 酸素系 or 塩素系の漂白剤(黒カビ掃除の場合) ※酸素系と塩素系の併用は絶対NG
浴槽掃除の基本=中和すること
ここからは、浴槽掃除のポイントを解説していきます。
汚れを落とすためのカギは「中和」することです。
浴室内の汚れの主な原因となるのは「皮脂汚れ」や「水垢」であり、これらは基本的に「酸性」か「アルカリ性」です。
次の表のように、その汚れとは反対の性質を持つアイテムを使えば、汚れを落とせます。
汚れの性質 | 掃除の方法 |
---|---|
酸性 | アルカリ性の物(重曹など)で中和 |
アルカリ性 | 酸性の物(クエン酸・お酢など)で中和 |
では、それぞれの汚れの特徴や、具体的な中和(掃除)方法を見ていきましょう。
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浴槽の汚れ①【皮脂汚れ】の原因と掃除方法
皮脂汚れの原因
皮脂汚れは酸性の汚れです。
入浴時や体を洗う際には、当然のことですが「皮脂」による汚れが必ず出ます。
皮脂汚れの掃除方法
皮脂は油のため、水だけで落とすことは難しいです。
時間が経過すると、酸化して掃除しにくくなってしまいます。
手入れの仕方としては、浴室用の中性洗剤を使って軽くこするだけでもOKです。
最も簡単な掃除方法は、アルカリ性の「重曹」を使って、残り湯で「浸け置き」をすることです。
-
①浴槽内のお湯が温かいうちに、大さじ1〜2杯程度(100miのお湯に対し、大さじ1)の重曹を入れ、よく混ぜて溶かす
※この際、浴室内の小物(ぬめり汚れを落としたい「洗面器」や「いす」など)を、一緒に浸け置きしても◎
② 一晩放置し、翌日に浴槽の水を抜く
③浴槽や小物をスポンジで洗い、シャワーですすぎ、しっかり乾燥させる
浴槽の汚れ②【水垢】の原因と掃除方法
水垢の原因
白い、固形物のようなウロコ状の汚れである「水垢」は、アルカリ性の汚れに分類されます。
お風呂では、蛇口や鏡といった金属に付着しやすい性質を持ちます。
水道水に含まれる「ミネラル(カルシウム・マグネシウムなど)」が水垢の付く原因です。
一度付着すると固まってしまい、放置し続けると落とすのが大変になるのが厄介です。
水垢の掃除方法
しつこい水垢汚れにおすすめの方法は「クエン酸スプレー」です。
-
①水100〜200mlに対し、小さじ1杯程度のクエン酸を溶かして、スプレーボトルに入れる
②水垢汚れが気になる箇所に、スプレーをかける
③スプレーした所へキッチンペーパーを張り付け、上からラップで覆い、しばらく放置
(※放置する時間は、汚れの程度により、5分〜2時間くらいで加減)
④ラップとキッチンペーパーをはがし、ふやけた水垢をスポンジでこすり落とす
⑤シャワーで洗い流す
浴槽の汚れ③【石けんカス】の原因と掃除方法
石けんカスの原因
「石けんカス」による汚れは、基本はアルカリ性といわれますが、酸性のタイプも存在します。
石けんカスの種類 | 特徴 |
---|---|
酸性石けん(酸性) | 黒ずんだ見た目で、ベタ付きがある 皮脂と石けんの成分が混ざった汚れ 皮脂汚れに対する石けんの量が不足していた場合に生じる |
金属石けん(アルカリ性) | 白っぽい石けんカス 水道水に含まれるミネラル成分が、石けんと結合した汚れ |
酸性石けんカスの掃除方法
皮脂汚れと同様、浴室用の中性洗剤を使えば落とせます。
または「重曹スプレー」を利用するという選択肢もあります。
-
①ぬるま湯100mlに対し、小さじ1杯程度の重曹を溶かして、スプレーボトルに入れる
②石けんカス汚れが気になる箇所に、スプレーをかける
③スポンジでこすり落とした後、シャワーで洗い流す
金属石けんカスの掃除方法
酸性で中和します。
水垢汚れと同様、クエン酸スプレーによる掃除がおすすめです。
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浴槽の汚れ④【カビ】の原因と掃除方法
浴槽に発生するカビは「赤カビ」と「黒カビ」の2種類で、どちらも酸性です。
赤カビ(ピンクのぬめり)の原因
ピンク色のぬめりがある「赤カビ」という通称ですが、実はカビの仲間ではありません。
「ロドトルラ」という酵母菌(雑菌)の一種です。
20〜30℃程度の高温多湿な場所で発生しやすく、すぐに繁殖するのが難点ですが、拭き掃除で簡単に落とせます。
体への悪影響はほとんどありませんが、放置すると黒カビの原因になってしまいます。
赤カビ(ピンクのぬめり)掃除方法
中性洗剤もしくはアルカリ性洗剤を利用します。
重曹や塩素系漂白剤も効果があります。
-
①赤カビのある箇所を軽く濡らす
②赤カビに、重曹(もしくは洗剤か漂白剤)をかける
③スポンジやブラシなどで、こすり落とす
④シャワーで洗い流す
⑤ワイパーなどで水を切り、しっかり乾燥させる
黒カビの原因
約20〜30℃の高温多湿な場所を好み、赤カビ・皮脂・石鹸カスなどを栄養として繁殖します。
根を張ってしまうと、洗剤や拭き掃除では簡単には根絶できません。
アレルギーなどの原因になるため、掃除して除去する必要があります。
黒カビ掃除方法
中性洗剤・アルカリ性洗剤や重曹で掃除できます。
ただし頑固な黒カビの場合は、漂白剤やカビ取り用洗剤が向きます。
掃除する際は、絶対に「塩素系」と「酸素系」の漂白剤を混ぜないようにご注意ください。
塩素系漂白剤やカビ取り用洗剤は有害なため、手袋・マスク・メガネ(ゴーグル)を装着し、換気しながら行うことを推奨します。
-
①換気対策をする(換気扇を回す/ドアや窓を開ける、など)
②黒カビの付近に水気がある場合は、拭き取る(洗剤が薄まると、効果が半減するため)
③黒カビ部分に洗剤(もしくは漂白剤)をかける
④キッチンペーパーをかぶせ、その上にラップを隙間なく密着させ、30分〜1時間ほど放置する
(※放置時間は、商品の説明書きや汚れ具合から判断)
⑤ラップとキッチンペーパーをはがし、シャワーで洗い流す
⑥落ちなかった黒カビは、先端が細いブラシを使って、こすり落とす
⑦最後はシャワーですべて洗い流し、風呂場全体の湿気を取って終了
⑧洗剤が残らないよう、浴室全体をシャワーでしっかり洗い流す
⑨換気し続けながら、お風呂場全体を乾燥させる
浴槽掃除の最適なタイミング=入浴後
浴槽・浴室の掃除のベストタイミングは「入浴後」です。
浴槽が温かいうちは、汚れがまだ柔らかくて落としやすい状態になっています。
洗剤やクエン酸などは不要で、スポンジで軽くこすり洗いするだけで落ちる場合もあります。
可能であれば、毎日入浴後に掃除を行うとよいでしょう。
浴槽掃除が楽になる!毎日の簡単な手入れ方法
毎日、簡単な浴槽掃除を行うだけで、汚れの蓄積を抑えられます。
-
①できれば入浴後(温かいうちに)、お湯をかけながら浴槽内の汚れをスポンジで優しくこすり落とす
②シャワーで汚れを洗い流す
③可能であれば、水切りワイパーか柔らかいタオルを使って、水気を取る
さらに、週に1度、浴室用の中性洗剤を使って汚れを取り、シャワーで洗い流すと、より効果的です。
浴槽掃除で汚れが取れないときはクリーニング業者に依頼する
ご自身で掃除をしても汚れが落ちない場合は、業者にクリーニングを依頼するのも一つの方法です。
クリーニングを業者に依頼する際の費用は、お風呂1室あたり11,000〜20,000円(安い所だと7,000円〜)を見込んでおくとよいでしょう。
オプション料金の追加で「カビ防止コーティング」や「風呂釜洗浄」なども対応してもらえる可能性が高いです。
浴室全体をクリーニングしてもらうことで、お風呂場のさまざまな汚れの対策をしやすくなるでしょう。
当サービス『リショップナビ』では、クリーニング業者をご紹介していますので、よろしければ、ご活用ください。
なるべくこまめに手入れをして、快適な入浴時間を過ごしてくださいね!
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