エコキュートとエコジョーズ徹底比較!どっちがおトク?

更新日:2024年12月26日

エコキュートとエコジョーズ徹底比較!どっちがおトク?

お風呂の湯沸かしや食器洗浄、手洗いなど生活のさまざまなシーンで給湯器は欠かせません。
また、給湯器の選び方によって光熱費も変わるため、注意しておきましょう。
ここでは、給湯器の中でも人気の高いエコキュートとエコジョーズを比較しながら、両者のメリットやデメリットをご紹介します。
設置後のランニングコストについても解説しますので、ぜひ確認してみてください。

給湯器選びのポイントは「使いやすさ」と「コストバランス」

給湯器選びの基本となるのは、家族構成やライフスタイルを考慮して、給湯器のメリットとデメリットを、しっかりと比較することです。

新たに設置すれば初期費用が必要となり、たとえ導入効果のメリットが受けられても、トータルコストで恩恵を受けられるのはかなり先でしょう。

10年先まで見据えて、メンテナンス費用修理代金などの追加費用も踏まえておけば、満足度の高い給湯器を見つけられるでしょう。

>> エコキュートの価格(設置・交換費用)の相場!
>> 自分に合ったエコキュートを探す

エコジョーズ エコキュート

給湯器交換を頼める
業者を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

ライフスタイルによるメリットとデメリット

給湯器に限らず、どんな商品を選ぶ際にも、メリットだけでなくデメリットもあります。
一般的な評価としては、メリットが多くデメリットが少なければ、魅力的な商品となるでしょう。

しかし、家族構成やライフスタイル、商品の使い方によっては一般的なデメリットをあまり気にすることなく、メリットだけを感じるケースも珍しくありません。

商品選びでは、一般的な商品の評価よりも個々の使用状況に照らして実際にどう感じるかという点を優先しましょう。

前評判に釣られて選んだら、想像と違っていたというケースも少なくないです。
「いつ使うのか」「どれくらい使うのか」「何人で使うつもりなのか」で大きく変化します。

特に、給湯器は状況によって設置が困難な場合や、稼動する際の振動が気になる場合もあります。
エコキュートは深夜に動くこともあり、寝室や子ども部屋などのそばに設置すると、耳ざわりに感じるケースも少なくありません。

エコキュートとエコジョーズは、全く異なる商品です。
しかし、理想の使い方をできるだけ具体化すれば、商品の持つデメリットを感じなくなったり、メリットを感じられたりするでしょう。

給湯器交換を頼める
業者を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

家族構成別の光熱費

エコジョーズ エコキュート

まずはひとり暮らしの場合ですが、一般的な光熱費の目安は1万〜1万5,000円程度です。
内訳として、ガス代は約3,000〜5,000円電気代は春と秋で約3,000円、夏と冬は少し高く約7,000円水道代が3,000円ほどです。

ガス代はプロパンガスをベースに算出していますが、都市ガスを使用する場合には、さらに減額することもあります。
都市ガスはガスホルダーと呼ばれている供給所から、それぞれの家までガス管を通じて提供されている傾向です。

一方プロパンガスでは、個別のタンクにガスを充填させ配送車が運搬し設置することで使用できます。
輸送コストなどが必要となるため、どうしてもプロパンガスは運用コストがかかってしまいます。

世帯数 光熱費
平均 ガス 電気 水道
1人 1万〜1万5,000円 約3,000〜5,000円 春/秋:
約3,000円

夏/冬:
約7,000円
3,000円
2人 2万円 約5,000円 約1万円 4,000円前後
4人 2万5,000円 約6,000円 1万2,000円 約6,000円

2人暮らしになると、光熱費の目安は2万円となります。
内訳は、ガス代は約5,000円電気代が約1万円水道代が4,000円前後です。

どちらかが家で過ごす時間が長くなり、電気を使う頻度が高くなるため、ひとり暮らしに比べて電気代が増えます。

さらに、4人家族では、ガス代が約6,000円電気代は約1万2,000円水道代は約6,000円が平均的な価格です。

2人暮らしに比べると、高くなっていますが、人数が2倍になっても価格が2倍になることはありません。
つまり、光熱費は2人目を境にして、ゆるやかに増加していくことがわかります。

このように、給湯器を選ぶときは、何人で暮らすことになるのかも重要です。

ひとり暮らしの場合にはライフスタイルがそのまま光熱費に反映され、2人以上になると人数の増加に応じて光熱費も加算されます。

特に、少人数で暮らしている場合、光熱費の削減効果は望めないため、給湯器の交換で価格的なメリットがあるのは、持ち家で3人以上のファミリー世帯が条件といえるでしょう。

賃貸暮らしをしている場合は、建物のオーナーサイドがプロパンガスから都市ガスに変更してくれたり、オール電化にしてくれたりしたときには光熱費を下げられるでしょう。

給湯器にはエコキュートのように電気を使うタイプと、エコジョーズのようにガスを使用するタイプがあります。

これから自宅をオール電化にする場合、工事費用も別に用意する必要がありますが、さらにIHクッキングヒーターなどの設備も同時に準備しなければいけません。

エコキュートにIHクッキングヒーター、さらに200Vの電源設備などを合計すると、70万〜110万円程度の初期費用になります。

プロパンガスと電気を使用していた3人暮らしの家庭なら、オール電化にすれば月に4,000円ほど光熱費を抑えられます。
1年で5万円ほどと考えると、オール電化の初期費用を捻出するために、計算上14年以上が必要です。

大人数になるほど節約効果が期待できますが、4人以上の場合、都市ガスと電気を併用したほうがオール電化よりも光熱費を抑えられる場合もあります。

給湯器交換を頼める
業者を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

エコキュートとエコジョーズの違いは?

エコジョーズ エコキュート

エコキュートは、深夜にお湯をタンクいっぱいに貯めておき、翌日に使用することができます。

深夜料金で安くなる電気代を使うことで節約効果を発揮します。
そのため、エコキュートには畳1畳ほどの大きさのタンクが必要になります。

1日でタンクのお湯を使ってしまうと、日中の割高になった電気を使ってしまうため、節約効果を高めるには入浴中に追い炊きで加熱するのではなく、タンク内のお湯を投入するなど工夫が必要です。

一方、エコジョーズはガスを効率的に使うことで節約効果を発揮します。
エコキュートのようなタンクは持たず、加熱方法を従来型から変更することで、少ないガスでの給湯が可能になりました。

エコジョーズを設置するうえで気になるのは、プロパンガスと都市ガスの違いでしょう。

同一量のガス代を比べるとプロパンガスは都市ガスに比べて割高です。
しかし、同一量での発熱量が都市ガスの2倍以上あるために、プロパンガスは都市ガスほど多くの量を使わなくても済みます。

例えば、3人家族の場合、プロパンガスと電気を併用すると平均して2万円ですが、都市ガスと電気を併用すると1万7,000円ほどで差額は月に3,000円となります。

プロパンガスを使用する家庭が都市ガスに切り替えるには、新たにガス管を家屋内まで引き込む工事が必要です。

ガス管が近くまで来ている地域であれば、引き込み工事費用は10万〜15万円ですが、ガス管が遠方にしかなければ、ガス管の延長工事も一部依頼者の負担となり、工事価格は数十万円にも膨らみます。

月に数千円の差があるとしても、「プロパンガスから都市ガスに契約先を変更するべきか」については十分に検討する必要がありそうです。

また、エコジョーズのメリットは、どんなライフスタイルにも柔軟に適合することでしょう。

少人数でも大人数でも、使いたいときに使いたい分だけ効率的に加熱できます。
さらに、ガス会社によっては補助金制度を設けているケースもあり、設置コストを抑えられるでしょう。

一方、デメリットとしては、加熱時に発生するドレン水が強い酸性なので、水道水で薄める必要があり、水道代がかかることです。

エコキュートに比べると使い方は簡単ですが、節約効果の面では少し劣ります。

給湯器交換を頼める
業者を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

エコキュートとエコジョーズそれぞれの注意点

エコキュートで問題となるのは、エコキュートに設置されたタンクの管が寒さで凍り、冬場にお湯が出なくなってしまうことです。

エコキュート本体には凍結防止装置がありますが、タンクから伸びた管は寒さで凍ります。
一度凍ってしまうと、溶けるまでお湯を使用できません。

管を強制的に温めれば解凍できますが、事故や故障の原因にもなるので避けましょう。
給湯器が凍結しそうな寒さのときは、1分間に200ccほどの湯を出しておくことがポイント です。

>> 給湯器が凍結する原因・対処法を解説!

エコジョーズの場合、基本的には節約効果が期待できるのは給湯中だけです。
大量の湯を使う入浴を頻繁に行う家庭ほど、節約効果を得られるでしょう。

冬場には、床暖房でガスを使う場合も、エコジョーズでの節約効果が望めます。
しかし、ひとり暮らしや少人数で入浴回数が少ない場合は、メリットも半減します。

そのほかに、エコジョーズは二酸化炭素の排出量を従来型に比べて削減できることが特徴です。
価格面でのメリットだけでなく、自然環境の点からも優れています。

エコジョーズなどのガス給湯器は、給湯能力を16号や20号など数字で表示するのが一般的です。
数字が大きくなるほど、給湯能力が向上します。

しかし、買い換えるときに、価格面を優先して号数を下げるのは禁物です。実際の使用量に見合わない号数にすると、シャワーなどの湯量が不足して勢いが物足りなく感じるでしょう。

エコキュートやエコジョーズを導入するおすすめの時期は、新築を建てたとき です。
新築であれば給湯器を設置するスペースを確保しやすいでしょう。

>> 給湯器の設置場所はどこ?見つけ方や交換時の注意点

また、住宅建設時に受けられる制度を活用すれば、給湯器設置コストの一部が減額される可能性があります。

給湯器交換を頼める
業者を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

まとめ

電気を使うエコキュートであれば、オール電化をはじめとした大掛かりな工事費も同時に検討するのがおすすめです。
どうしても初期費用は膨らみますが、長期的な削減額を考えると魅力的でしょう。

一方、ガスを使用するエコジョーズは効率的な温め効果が期待でき、エコキュートのようなタンクもなくコンパクトです。
節約効果はエコキュートに劣りますが、使い方が簡単で導入もしやすいでしょう。

>> エコキュートリフォームについてはこちら

ちなみに当サービス『リショップナビ』では、リフォーム会社を多数ご紹介しています!
給湯器の交換に強い業者も加盟しているので、よろしければ気軽にご活用ください。

給湯器交換を頼める
業者を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
リフォーム費用は比較で安くなる! 最大50%DOWN 簡単30秒 見積もり件数No.1 無料リフォーム会社一括見積もり依頼 カスタマーサポートがびったりの会社をご紹介
このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもお役立ち情報をお届け中!

公式LINEアカウントはこちらあ
公式Instagramアカウントはこちら

風呂・浴室のおすすめ記事

  • エコキュートのおすすめ製品を徹底比較!人気5大メーカー分析【2024年最新】

    「エコキュートを設置したい、買い替えたい」と思っていらっしゃる方に、ぴったりの情報をまとめました! 現在、人気のエコキュートを手がける主なメーカーは、三菱電機・パナソニック・ダイキン・コロナ・日立の5社です。 まずは各メーカーの製品が持つ特性を知り、その上で集合住宅向け・寒冷地用など、建物に適したものを選ぶとよいでしょう。当記事ではおすすめの機種や特徴、施工事例をご紹介します。

  • エコキュートの故障かも?寿命、修理や交換にかかる費用・時間はどのくらい?

    エコキュートに不具合がある場合、修理・交換を依頼すべきか、修理費用の相場はどれくらいかなど、さまざまな疑問が浮かびます。修理を依頼すべきか判断するためにも、エコキュートの耐用年数の目安や、よくある故障についてチェックしてみましょう。 本記事では、エコキュートの交換時期の目安や費用相場、費用を抑える方法などをご紹介します。

  • 給湯器の種類やメーカーを徹底比較!費用相場や施工事例もご紹介

    給湯器には、ガス・電気・石油を燃料とするものから、熱効率がより高いエコ給湯器など、さまざまな種類があります。 本記事では、ご家庭に合った給湯器の選び方や、費用相場・施工事例もご紹介します。給湯器のリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

  • 浴室・お風呂・ユニットバスのリフォーム|費用相場・事例・製品をご紹介

    お風呂は、日々の疲れを癒しリラックスできる空間です。「快適なお風呂にリフォームしたいけれど、何から始めてよいのかわからない。」「どんなおすすめ製品があるか知りたい!」などのお悩み方へ、お風呂のリフォームに関するお役立ち情報をまとめました。 お風呂リフォームの費用相場や、人気製品ランキング、当サイト「リショップナビ」の加盟店が実際に施工した事例などをご紹介していますので、ぜひご覧ください。

  • お風呂でよくあるトラブル・部位別の修理費用相場はいくら?業者の探し方は?

    お風呂の主なトラブルは、詰まりや水漏れ、浴槽・壁材・ドア・給湯器・換気扇などの不具合です。本記事では、各部位ごとの修理・交換費用相場やDIYを避けるべき理由などを解説しています。 浴室機器の交換・リフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

リショップナビは3つの安心を提供しています!

  • ご希望にあった会社をご紹介!

    お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

  • しつこい営業電話はありません!

    紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

  • 見積もり後のフォローも致します

    ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。

© ZIGExN Co., Ltd. All Rights Reserved.