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給湯器が凍結する3つの原因
給湯器が凍結する主な原因は次の3つです。
- 気温が0℃を下回り、極端に低い
- 給湯器が北側に設置されている
- 給湯器を長期間使用しなかった
気温が0℃を下回り、極端に低い
凍結の一番の原因は、当然ながら気温の低さです。
特に0℃を下回るような極端な低温のときには、凍結する可能性も高まります。
給湯器が北側に設置されている
多くのご家庭では家の裏手に給湯器が設置されているため、北側に位置する場合は、日中も日が当たらず凍結しやすくなります。
給湯器を長期間使用しなかった
しばらくの間給湯器が使われないと、給湯器の内部に同じ水がたまり続けるため、凍結しやすくなってしまいます。
旅行や出張などで家を空ける場合は、注意が必要です。
給湯器の凍結しやすい場所は?
給湯器の中で凍結しやすい部分は、主に次の4箇所です。
- 給水用の配管(水道管)
- 給湯用の配管
- 追い焚き用の配管
- 給湯器本体と配管の接続部分
「給湯器のどの部分が凍結しやすいのか」を把握しておくことで、凍結防止の対策が取りやすくなります。
給水用の配管(水道管)
給水用の配管(水道管)は、お湯ではなく水が流れる通路であるため、水温が低く外気温の影響を受けやすいです。
そのため、冬の大きく冷え込む時期は外気温の低下によって、より水温が下がってしまい凍結しやすくなります。
配管の凍結を防ぐために、少量の水を流した状態にしておくことや、配管に保温材を巻く方法が効果的です。
給湯用の配管
給湯用の配管は、お湯が流れる通路で水温が高く、給水用の配管(水道管)に比べると水温が下がりにくいです。
給湯器の凍結防止ヒーターによって、水温が高く保たれており、凍結する頻度は低いと言えます。
しかし、配管は外気に触れる部分もあるため、保温材など凍結防止の対策も必要です。
追い焚き用の配管
追い焚き用の配管は、給湯用の配管と同様にお湯が流れる通路であるため、凍結する頻度は低いです。
しかし、外気に触れている配管部分は、水が溜まった状態を長時間放置すると、凍結する恐れもあります。
露出している配管部分には、保温材や電気で温めるヒーターを巻くことで、凍結を防止できます。
給湯器本体と配管の接続部分
給湯器本体と配管の接続部分は金属製のため、外気温の影響を受けやすく、凍結する頻度も多い場所です。
特に、金属がむき出しになっている場合は、外気温と水温の温度差による結露によって凍結することもあります。
金属部分の温度低下を防ぐために、配管と同様に保温材など凍結防止の対策が大切です。
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給湯器が凍結したときの基本的な対処法
給湯器が凍結した場合、基本的には次の3つのステップで対処をしましょう。
1. 給湯器のリモコンをOFFにする
2. 自然解凍するのを待つ
3. 解凍後に水漏れの有無を確認する
給湯器は毎日使うものなので、凍結すると日常生活に支障が出てしまいます。
故障や破損を起こさないためにも、凍結への正しい対処法を確認しておきましょう。
1. 給湯器のリモコンをOFFにする
給湯器の凍結が判明した時点で、まず全ての給湯器のリモコンをOFFにして運転を止めましょう。
なお、給湯器本体の電源は切らず、コンセントも抜かないようにして、リモコンのみOFFにするようにしましょう。
2. 自然解凍するのを待つ
続いて、給湯器のリモコンをOFFの状態にしたまま、外気温が上昇して自然解凍するのを待ちます。
特に冬は、夜から朝にかけて気温が低くなり、大きく冷え込んだ場合、凍結が起こりやすいです。
日中になれば、冬の季節であっても気温が高くなるため、気温上昇とともに凍結が解消されていくでしょう。
ただし、すぐに解凍しようと熱いお湯をかけてしまうと、給湯器が破損する恐れする場合恐れもあるため注意してください。
3. 解凍後に水漏れの有無を確認する
給湯器の凍結が解消されたら、お湯側にひねった蛇口から水が出ることを確認します。
凍結によって配管の破裂・破損も考えられるため、給水器のまわりや配管から水漏れしていないかの確認も必要です。
給湯器の故障や水漏れがある場合は、リフォーム会社や修理業者に問い合わせをして、速やかに修理の依頼をしましょう。
お湯を早く使いたいときの対処法
給湯器が凍結して、すぐにでもお湯を使いたいときは、次の4つのステップで対処してみましょう。
1. 給湯器のリモコンをOFFにする
2. お湯側の蛇口を開ける
3. ガス栓を閉めて給水元栓を回す
4. 解凍後に水漏れの有無を確認する
先ほど解説したように、自然解凍が基本的な対処法であるため、次にご紹介する対処法は、どうしてもお湯を早く使いたい時のみ行うようにしてください。
1. 給湯器のリモコンをOFFにする
基本的な対処法と同様に、給湯器の凍結がわかった段階で、まず給湯器のリモコンをOFFにします。
浴室やキッチンなど2箇所以上にリモコンがある場合は、それぞれのリモコンもOFFにしましょう。
この時に、給湯器本体の電源はそのままにして、コンセントも抜かないように注意してください。
2. お湯側の蛇口を開ける
給湯器のリモコンをOFFにしたら、蛇口を「お湯が出る方向」に少しだけひねった状態にします。
蛇口を大きくひねってしまうと、解凍後に大量の水が出てしまうため注意しましょう。
この手順は、凍結が解消された時に、お湯側から水が流れるかを確認するために行います。
3. ガス栓を閉めて給水元栓を回す
続いて、給湯器の本体にある「ガス栓」を閉めてから、「給水元栓」を回します。
給湯器の種類によりガス栓と給水元栓の位置が異なるため、取扱説明書を確認して間違えないように操作しましょう。
給水元栓を回した状態で、水が出れば問題ありません。
もし給水元栓を回しても水が出ない場合や、給水元栓そのものが回らない場合の主な対処法は次の2つです。
● 【水が出ない場合】自然解凍するのを待つ
● 【給水元栓が回らない場合】ぬるま湯をかける
【水が出ない場合】自然解凍するのを待つ
給水元栓を回しても水が出ない場合は、配管以外の凍結が考えられるため、給水元栓を元の状態に閉めて、自然解凍するのを待ちましょう。
寒い時期でも、日中になれば気温が上昇し、次第に凍結が解消されます。
もし、気温が上昇しても凍結が解消されない場合は、リフォーム会社や修理業者に相談してみましょう。
【給水元栓が回らない場合】ぬるま湯をかける
給水元栓が回らない場合は、元栓そのものが凍結している可能性があります。
まずは、給水元栓のまわりにタオルを巻き、30〜40℃のぬるま湯をかけて温めます。
この時に、ガス管や電源プラグにお湯がかからないように注意しましょう。
解凍して給水元栓が回るようになったら、水で濡れた部分を拭き取って、家の蛇口から水が流れることを確認します。
4. 解凍後に水漏れの有無を確認する
給湯器の凍結が解消されたら、水が出ることを確認し、給水器のまわりや配管から水漏れがないか確認しましょう。
もし、水漏れがある場合は、凍結によって配管の破裂や破損が考えられます。
給湯器や配管の修理は、リフォーム会社や修理業者が行っているため、修理が必要な場合は、初期対応や修理費用について相談してみましょう。
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給湯器の凍結時にやってはいけないこと
給湯器が凍結した際は、主に次の3つの対処をしないように注意してください。
- 凍結した配管や接続部分に熱湯をかける
- ぬるま湯で解凍後に水分を拭き取らず放置する
- 電源プラグやコンセントに水をかける
凍結した配管や接続部分に熱湯をかける
熱湯で解凍すると、配管が破損して水漏れが発生し、余分な修理費用がかかってしまいます。
ぬるま湯で解凍後に水分を拭き取らず放置する
ぬるま湯で解凍した場合は、再び凍結するのを避けるため、必ず水分を拭き取っておきましょう。
電源プラグやコンセントに水をかける
給湯器にぬるま湯をかける際、電源コードや電気プラグに水がかかると、故障や漏電の原因となる可能性があるため注意が必要です。
給湯器の凍結を防止する対策
給湯器の凍結を防止する主な対策は次の4つです。
- 給湯栓からお湯を流す
- 給湯器の水抜きをする
- 凍結予防ヒーターや自動ポンプ運転の活用
- 毛布や凍結防止テープを巻く
給湯栓からお湯を流す
蛇口からお湯を4mmくらいの幅で流し続けます。
水量が変化しないよう、途中で様子を見るようにしましょう。
給湯器の水抜きをする
給湯器の水抜きをする際は、次の7つのステップで行いましょう。
①給湯器のスイッチを切り、ガス栓・給水元栓を閉めます。電源プラグは抜かずに、そのまま入れておきます。
②キッチン、浴室、洗面台などの蛇口を全開にします。
③水抜き栓を回して完全に外し、水を抜きます。
④ここで一度、電源プラグを抜きます。
⑤水抜き栓と、室内全ての給湯の蛇口を閉めます。
⑥給水元栓を全開にして、すべての蛇口から水が出たらOK。
⑦ガスの元栓を開け、電源プラグを差し直し、使用してください。
凍結予防ヒーターや自動ポンプ運転の活用
給湯器の種類によっては、凍結予防ヒーターや自動ポンプ運転の機能が使える場合があります。
凍結予防機能を使うときには、電源プラグを差し込んだままにしておくこと、浴槽内の循環金具よりも5cmほど上までお湯を残しておくことがポイントです。
節電を気にされる方もいるかもしれませんが、基本は電源プラグを抜かないようにするだけでも、かなりの凍結予防になります。
毛布や凍結防止テープを巻く
給湯器に接続されている水道管の凍結を防ぐために、水道管に古い毛布や凍結防止テープを根元からしっかり巻きつけます。
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給湯器の凍結による修理費用の目安
給湯器の凍結で修理が必要な場所は、主に配管・熱交換器・電源基盤です。
それぞれの修理費用の目安は次の表の通りです。
主な修理内容 | 修理費用の目安 |
---|---|
給水・給湯配管の修理や交換 | 0.8〜6万円 |
熱交換器の交換 | 3〜7万円 |
電源基板の修理 | 5〜10万円 |
給湯器の種類や破損状況・箇所によって、修理費用が高くなることもあるため、給湯器本体の交換も視野に入れた検討が必要です。
>> 給湯器交換の工事費用相場!号数・サイズ別の価格はいくら?
>> 給湯器交換に使える補助金|申請方法や対象商品を紹介
給湯器の修理はどこに依頼する?
給湯器の修理を依頼できる会社はいくつかあります。
主な4つの依頼先と特徴は次の表の通りです。
主な修理の依頼先 | 特徴 |
---|---|
リフォーム会社 | 給湯器・お風呂の水回りの修理だけではなく、住宅全般のリフォームを行っている |
給湯器の修理業者 | 給湯器修理や交換を専門にしている業者で、専門的な技術や経験を持っている |
給湯器メーカー | 給湯器を製造しているメーカーで、問い合わせ窓口が用意されている(ノーリツなど) |
ガス・電力会社 | ガスを取り扱っているガス会社と、電気を供給している電力会社で、問い合わせ窓口が用意されている |
>> 給湯器修理の依頼先と費用相場を解説
>> エコキュートの価格(設置・交換費用)の相場!
凍結によって給湯器が故障した場合、修理だけでなく給湯器本体の交換が必要になることもあります。
>> エコキュートの故障かも?交換にかかる費用・時間はどのくらい?
>> 給湯器の種類・メーカー比較!家庭に合う給湯器は?
>>エコキュートとエコジョーズ徹底比較!どっちがおトク?
リフォーム会社や修理業者であれば、修理だけではなく給湯器の交換も対応してくれるため、リフォームへの移行もスムーズに行えるでしょう。
給湯器の凍結で故障したときは早急に修理を
本記事では、給湯器が凍結する原因や、凍結した際の対処方法について解説してきました。
給湯器が凍結した場合でも、慌てずに適切な対処をして時間が経過すれば、自然とお湯が出てくるようになります。
しかし、凍結状況や誤った操作によって、給湯器が故障する恐れもあるため、水漏れなどがある場合はリフォーム会社に修理を依頼しましょう。
給湯器は日々の生活に欠かせないものなので、まずは凍結防止の対策を行って、寒い時期への準備を進めてください。
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