
給湯器の種類やメーカーを徹底比較!費用相場や施工事例もご紹介
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給湯器には、ガス・電気・石油を燃料とするものから、熱効率がより高いエコ給湯器など、さまざまな種類があります。 本記事では、ご家庭に合った給湯器の選び方や、費用相場・施工事例もご紹介します。給湯器のリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
給湯器の種類
給湯器の種類は、主に次の6つです。
給湯器の種類
- ガス給湯器
- 電気給湯器
- 石油給湯器
- ハイブリッド給湯器
- エコキュート
- エコジョーズ
ガス給湯器
ガス給湯器のメリット・デメリットは、次の通りです。
メリット | デメリット |
|---|---|
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冬場は給水管が凍って破損する危険性があるため、凍結対策が必要です。
電気給湯器(電気温水器)
電気給湯器はオール電化住宅の普及により、人気が高くなっています。
電気給湯器のメリット・デメリットは、次の通りです。
メリット | デメリット |
|---|---|
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電気給湯器には、「電熱ヒーター式」と「熱交換式」の2つがあります。
電気代の安い深夜〜朝のにお湯を沸かしておくことで、光熱費が抑えられます。
電力会社によって異なりますが、電気料金が割安である午後11時〜朝7時の間にタイマーで稼働するタイプが一般的です。
石油給湯器
石油給湯器は、灯油を燃料とする給湯器で、ガスに次いで人気があります。
石油給湯器のメリット・デメリットは、次の通りです。
メリット | デメリット |
|---|---|
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石油給湯器は屋外に設置されるのが一般的ですが、給油の手間があるので大変と感じる方もいるでしょう。
ハイブリッド給湯器
ハイブリッド給湯器は、電気とガスを用途によって切り替えられる給湯器です。
ハイブリッド給湯器のメリット・デメリットは、次の通りです。
メリット | デメリット |
|---|---|
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サイズが大きい点がデメリットですが、技術の進歩によりコンパクト型の開発もされるのではないかと期待されています。
タンクユニットと熱源機を分けたタイプもあるので、新築マンションや狭小地にも対応できることがあります。
集合住宅に導入したい場合は、事前に管理会社などに確認しておくほうがよいでしょう。
暖房機能付き給湯器
暖房機能付き給湯器は、お湯を沸かすと同時に、床暖房もできる給湯システムです。
ガス式と電気式とがあり、沸かしたお湯を床下のパイプに循環させて室内を温めることができます。
暖房機能付き給湯器のメリット・デメリットは、次の通りです。
メリット | デメリット |
|---|---|
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エコ給湯器
近頃では、熱効率をより高めたエコ給湯器の普及が推進されています。
エコ給湯器のメリット・デメリットは、次の通りです。
メリット | デメリット |
|---|---|
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エコ給湯器は、電気式の「エコキュート」、ガス式の「エコジョーズ」、石油式では「エコフィール」が生産されており、いずれも知名度が高いです。
エコキュートは、エアコンのように大気の熱を回収して熱効率を高めてくれる「ヒートポンプ式」、エコジョーズやエコフィールは、排熱を予熱として使用できる「潜熱回収式」のエコ給湯器です。
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エコ給湯器(エコキュート・エコジョーズ)の比較

エコ給湯器の設置を検討する場合、エコキュートかエコジョーズが人気です。
それぞれの特徴をご紹介します。
エコキュートの特徴
「エコキュート」は、深夜に電気でお湯を作るエコ給湯器で、オール電化の家庭で特に多く利用されています。
エコキュートの特徴は、次の通りです。
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ランニングコストが抑えられる一方で、エコキュートの購入時・設置時のイニシャルコストが40〜75万円と高額な傾向があります。
さらにヒートポンプは、耐用年数の問題で、7〜10年ごとに交換が必要です。
>> エコキュートは本当にお得?設置価格や注意点は?
>> エコキュートの5大メーカーを徹底比較!
>> エコキュートの寿命は何年?買い替えのサインや長持ちのコツ
エコジョーズの特徴
「エコジョーズ」は、ガスを熱源とするエコ給湯器です。
エコジョーズの特徴は、次の通りです。
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設置にかかる初期費用は、25〜40万円と、エコキュートと比較すると安く済みます。
また、耐用年数は12〜13年です。
エコキュートとエコジョーズのランニングコスト
それぞれにかかるランニングコストは、エコキュートが年間4〜6万円、エコジョーズは年間6〜10万円が一般的です。
電気代やガス代は、地域によって異なるので、導入の際はそれぞれの料金単価を計算してみましょう。
お住まいの地域に合わせて比較できるサイトもあるので、悩んでいる方は試してみてくださいね。
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給湯器のシステム・方式

給湯器のシステムは、主に次の2つです。
貯湯式
「貯湯式」とは、主に電気代やガス代が安価になる深夜・早朝に、まとめてお湯を沸かしておき、給湯器の貯湯タンク内に蓄えておくシステムです。
電気式の給湯器は、貯湯式を採用しています。
電気・ガスなどの光熱費や、水道代が一定である一方、給湯器内のお湯を使い切ってしまうと、新しいお湯が沸くまでに時間がかかるのが難点です。
瞬間式
「瞬間式」とは、お湯を使うその瞬間に、電気やガスの力でお湯を沸かす給湯システムです。
石油式の給湯器は、貯湯タンク式が主流でした。
家庭用のガスや灯油の給湯器は、今では「瞬間湯沸式」が一般的です。
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給湯器のタイプ

給湯器のタイプは、主に次の6つです。
生活スタイルに合わせて、一番効率のよいものを選びましょう。
一般的な給湯器
給湯専用のタイプです。
浴室のシャワー、浴槽の水道、洗面所、キッチンなどの給湯を1台で行います。
風呂給湯器
「風呂給湯器」は、一般的な給湯器に、お風呂を沸かす機能をプラスしたタイプです。
水仕事と、お風呂の追い焚きなどを同時に行いたいときに便利です。
かつては、台所やお風呂に別々に小型のガス給湯器を取り付けるのが主流でしたが、今では1台の「風呂給湯器」で、全てカバーしているご家庭が増えています。
ガス風呂釜
「ガス風呂釜」は、浴槽のお湯張り専用のタイプです。
浴槽に水を張って沸かし、追い焚きも可能です。
シャワーや給湯機能がついた製品もあります。
一般的なガス風呂釜は、浴室内に設置するため浴槽が小さくなってしまいますが、浴槽を広く使えるように壁を貫いて取り付けられる、「壁貫通」式が人気です。
暖房専用熱源機
「暖房専用熱源機」は、床暖房用の温水を作るための機器です。
既存の風呂給湯器などがある家庭はそのままで、床暖房を後付けしたいときなどに使われます。
給湯暖房用熱源機
風呂給湯器に、床暖房や浴室暖房乾燥機などへの熱源を作る機能もプラスしたものが「給湯暖房用熱源機」です。
給湯器を交換する際や新築購入時などに、あわせて床暖房や浴室乾燥を導入したい場合に向いています。
風呂給湯暖房用熱源機
給湯暖房用熱源機に、お風呂の追い焚き機能を追加したタイプが「風呂給湯暖房用熱源機」です。
床暖房や浴室乾燥機を使うご家庭で、大家族やご家族の入浴時間に差がある場合に、適しているでしょう。
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お風呂沸かしのタイプ

お風呂沸かしのタイプは、主に次の4つです。
具体的に、どのような機能が必要かで選びましょう。
スタンダードタイプ
スタンダードタイプは、「自動追い焚き」「自動保温」ができます。
シンプルにお湯を沸かすだけなので、自動でお湯を張ることはできません。
オートタイプ
「自動お湯張り」「自動追い焚き」「自動保温」できるのがオートタイプです。
仕事や子育てで忙しい方には、自動でお湯張りできる給湯器が便利でしょう。
ボタンを1回押せば、足し湯を行うことも可能です。
フルオートタイプ
オートタイプの機能に「自動足し湯」が追加されているのがフルオートタイプ。
いつも沸かし立てのお湯に入るような感覚が楽しめます。
製品によっては、「風呂配管クリーン」機能もあります。
高温水供給式
高温水供給式のタイプは「自動お湯張り」機能はありますが、「追い焚き」「保温」はできません。
浴槽のお湯がぬるくなったときは、高温水による「足し湯」を手動で行えます。
無駄なガスを使わずに済むため、エコ仕様の給湯器を使いたい方におすすめです。
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給湯器のメーカー比較
ここでは、大手給湯器メーカー5社の特徴を、ご紹介します。
コロナの給湯器

『コロナ』は、石油給湯器の代表格的存在で、石油温水機器を中心とした商品展開をしています。
一部、石油ガス化燃料の商品は、水道の圧力をそのまま利用できる「水道直圧式」の給湯が魅力です。
使用量を問わず、一定の温度で絶えず給湯できます。
ノーリツの給湯器

『ノーリツ』は、給湯器業界の中で最大手で、トップシェアの業績を持っています。
特に『エコジョーズ』は、ガス代の節約につながる熱効率が最も高いといわれているほどです。
暖房専用熱源機を購入したい方に向くのは、ノーリツ社の製品といっても過言ではありません。
中でもシェア数の多い『2052シリーズ』などは、浴槽内のお湯の温度が高くなりすぎない「マイルド追いだき」などの便利な機能が多く好評です。
ガス代や灯油代を抑えたい場合や、給湯器で暖房までまかないたい方は、ノーリツ社がよいでしょう。
リンナイの給湯器

『リンナイ』は、国内のガス器具メーカーで最も知名度が高いです。
ガス代やポンプの消費電力を抑える機能が付いた機種が多く、ランニングコストを抑えられるよう工夫されています。
また、同社で好評の「選べるエコモード」は、簡単なリモコン操作で省エネ設定が完了します。
「省エネ湯張り」「節約保温」「自動たし湯オフ」など、家族の入浴時間に合わせたエコ設定が可能です。
パーパスの給湯器
『パーパス』は、美容や健康を意識している方に評判のメーカーです。
お湯の量を半身浴用に設定できたり、お湯と冷水を交互に出すことができたりと、美しく健やかに過ごしたい方に適した機能が魅力でしょう。
入浴中の消費カロリーを表示させることができるのも、嬉しいサービスの一つです。
パロマの給湯器

『リンナイ』、『ノーリツ』とあわせて3大ガス器具メーカーと称されることもある『パロマ』。
幅広い年齢層の方が、扱いやすい機器を取り揃えていることで有名です。
湯船の栓を抜くと追い焚き用の配管が自動洗浄される機能や、半身浴・洗顔で適温の32℃・35℃にできる「低温出湯」など、便利で多彩なオプションを採用しています。
給湯器交換の施工費用相場

給湯器の価格や取り付け費用は、メーカーや機種、販売業者の割引額によって値段に大きく幅があります。
当サービス『リショップナビ』の紹介会社で給湯器を交換した方は、10〜30万円で交換ができる場合が多いです。
給湯器リフォームの施工事例3選
当サービス『リショップナビ』の加盟会社が実際に施工した、給湯器の交換・リフォーム事例を3つご紹介します。
事例1 ノーリツの給湯器に交換

| リフォーム費用 | 21万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 1日 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | 11年 |
11年ほど使用していた給湯器が点火しなくなってしまったことをきっかけに交換しました。
ノーリツのガス給湯器GT-C2462SAWXを採用しています。
>> この事例の詳細を見る
事例2 エコキュートに交換

| リフォーム費用 | - |
|---|---|
| 施工日数 | 2日 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | - |
元々使用されていた石油給湯器と同じものをご検討でしたが、光熱費が断然お得なエコキュートをご提案しました。
電気の力でお湯を沸かすエコキュートなら環境にも優しいですし、熱効率がよいため光熱費は今よりお安くなります。
>> この事例の詳細を見る
事例3 エコジョーズに交換

| リフォーム費用 | 20万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 1日 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | - |
給湯器をエコジョーズ(ガスふろ給湯器)に交換しました。
エコジョーズを採用したことによって、環境や家計に優しいエコライフを過ごせています。
>> この事例の詳細を見る
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給湯器に関するよくある質問

給湯器に関するよくある質問を解説します。
おすすめ記事もご紹介していますので、あわせて参考にしてください。
給湯器交換に使える補助金は?
お得に給湯器の交換・リフォームをしたい場合には、補助金を上手に活用しましょう
次の記事で、給湯器交換で使用できる補助金についてまとめています。
給湯器の故障かも?と感じた場合どうすればよい?
給湯器の故障で、お湯がでないと生活が不便で困りますよね。
修理や交換が必要な場合について、次の記事でご紹介します。
>> 給湯器の故障かも!修理費用相場と修理がいる場合・いらない場合
>> 給湯器の故障中、お風呂はどうする?対処法をご紹介
給湯器が凍結したらどうすればよい?
冬の寒い時期や、寒さの厳しい地域では、給湯器が凍結してしまう場合があります。
凍結してしまった場合の対処法や、未然に凍結を防ぐ方法は次の記事をご覧ください。
給湯器から水漏れしたらどうすればよい?
給湯器からの水漏れに気付いた場合、被害を最小限に抑えるためにも迅速な対応が重要です。
>> 給湯器の水漏れに今すぐできる対処法は?原因と正しい対処法をご紹介
水漏れの原因や、対処法を上記の記事でご紹介していますのでぜひご覧ください。
給湯器の設置工事が得意な 施工業者を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼
ご家庭に最適な給湯器を検討しよう
給湯器には、種類によってさまざまなメリット・デメリットがあります。
ライフスタイルが大きく変わるときや、給湯器の交換時期を迎えたときには、今のご家庭に最適な機種をよく検討してみましょう。
給湯器の設置工事が得意な 施工業者を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼
【この記事のまとめ&ポイント!】
- 給湯器の種類には、どのようなものがありますか?
主に熱源や性能によって分類され「ガス給湯器・電気給湯器(電気温水器)・石油給湯器・ハイブリッド給湯器」などの種類があります。
詳しくはこちら。- 給湯器のタイプには、どのようなものがありますか?
基本的な給湯や、浴槽のお湯張り、床暖房用などの機能の違いにより「風呂給湯器・ガス風呂釜・暖房専用熱源機・給湯暖房用熱源機・風呂給湯暖房用熱源機」といったタイプに分けられます。
詳細は、こちら。- 給湯器のメーカーは、どこがおすすめですか?
「コロナ」「ノーリツ」「リンナイ」「パーパス」「パロマ」などはいずれも知名度が高く、またメーカーによって、適した温度を保ってくれたり、入浴を快適にする工夫がされていたりと、さまざまな魅力があります。
各メーカーの違いについては、こちらを参考にしてください。
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