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給湯器の修理はどこに頼む?主な依頼先
給湯器修理の主な依頼先は、次の4つです。
リフォーム会社
住宅リフォーム時に給湯器を設置した場合は、同じ会社に修理を依頼することで、スムーズに安心した対応が受けられるでしょう。
リフォーム会社は修理対応だけではなく、給湯器の交換が必要になった場合でも、住宅の状況に応じたリフォームプランを提供してくれます。
お風呂やキッチンの水回りと一緒にリフォームすれば、配管工事のコストや手間を削減して、効率的な工事が可能です。
給湯器の修理業者
給湯器修理を専門とする業者は、給湯器に関する高度なスキルを持ち、さまざまな故障トラブルの実績があるため、幅広い修理に対応してくれます。
また、故障の診断から修理までに必要な部品やツールを所有しており、迅速な対応も期待できるでしょう。
24時間365日サポートしてくれる業者もあり、安心して依頼ができます。
給湯器メーカー
メーカーに修理を依頼するメリットは、自社製品に関する深い知識を持っており、正確な診断と修理を行ってくれることです。
主な給湯器メーカーには、『ノーリツ』『リンナイ』『パロマ』などがあります。
修理専用の問い合わせ窓口も整備されていますが、リフォーム会社や修理業者に比べて、対応が遅れる場合もあるため注意しましょう。
ガス・電力会社
ガス会社や電力会社は、給湯器メーカーと同様に修理専用の問い合わせ窓口があるため、修理の相談にも対応できます。
日頃から熱源として使っている会社なので、安心感を持って修理の依頼ができるでしょう。
ただ、実際の修理は専門業者が行うため、直接リフォーム会社や修理業者に依頼するよりも、費用が高くなる場合もあります。
給湯器を自分で修理するのは避ける
給湯器は電気・ガスを使った燃焼装置や、過熱を防止する安全装置など、さまざまな部品で構成されているため、修理には専門的な知識や技術が必要です。
資格や知識のない方が修理すると、不用意な操作によるガス漏れや破損、場合によっては事故や火災になるリスクもあります。
ご自身での修理は避けて、給湯器修理に必要な資格を持っている専門の修理業者に依頼しましょう。
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給湯器の修理・点検費用の目安
給湯器の各部位ごとに、詳しい修理費用を解説していきます。
電装系の修理(電源基板・配線など)
電装系の修理は、主に電源基板や配線の故障に対して行います。
費用の目安は、次の通りです。
修理の項目 | 修理費用の目安 |
---|---|
部品代 | 0.1〜3万円 |
技術料 | 0.3〜1.5万円 |
出張費 | 0〜0.3万円 |
合計費用 | 0.4〜4.8万円 |
電源基板や配線は、給湯器へ電源を供給する部分です。
故障した場合は給湯器が動作しないため、早めの修理を依頼しましょう。
燃焼系の修理(バーナー・ガス電磁弁など)
燃焼系の修理は、主にバーナーやガス電磁弁などの故障に対して行います。
費用の目安は、次の通りです。
修理の項目 | 修理費用の目安 |
---|---|
部品代 | 0.5〜2万円 |
技術料 | 0.5〜1万円 |
出張費 | 0〜0.3万円 |
合計費用 | 1〜3.3万円 |
ガス電磁弁・ガス比例弁は、ガス通路の開閉機能や供給量を調整するため、故障によって燃焼不良や点火不良が発生します。
燃焼部分の故障により火災が発生するおそれもあるため、「水しか出てこない」などの状態が続く場合は、修理業者に確認してもらいましょう。
水量制御系の修理(水量センサー・調整装置など)
水量制御系の修理は、主に水量センサーや水量を調整する装置の故障に対して行います。
費用の目安は、次の通りです。
修理の項目 | 修理費用の目安 |
---|---|
部品代 | 0.3〜2万円 |
技術料 | 0.5〜1.2万円 |
出張費 | 0〜0.3万円 |
合計費用 | 0.8〜3.5万円 |
水量のセンサーや調整装置が故障すると、水が出なかったり水温が低下したりするため、水量や温度を設定しても正常に動作しなくなってしまいます。
安全装置系の修理(立ち消え・過熱防止装置など)
安全装置系の修理は、主に立ち消え装置や過熱防止装置の故障に対して行います。
費用の目安は、次の通りです。
修理の項目 | 修理費用の目安 |
---|---|
部品代 | 0.2〜2.5万円 |
技術料 | 0.3〜3万円 |
出張費 | 0〜0.3万円 |
合計費用 | 0.5〜5.8万円 |
立ち消え装置が故障した場合、給湯器の燃焼が止まってもガスの供給が遮断されないため、ガス漏れの原因になります。
安全装置の故障は、住宅の火災につながるおそれもあるため、早急な修理が必要です。
給湯器の点検
給湯器の点検では、水漏れ・ガス漏れの有無や燃焼の着火状態などの確認を行います。
費用の目安は、次の通りです。
点検の項目 | 点検費用の目安 |
---|---|
部品代 | 0.4〜1.5万円 |
出張費 | 0.2〜0.3万円 |
諸費用 | 0.1〜0.2万円 |
合計費用 | 0.7〜2万円 |
経済産業省が定めた「長期使用製品安全点検制度」によって、給湯器の法定点検が義務付けられています。
しかし、法改正によって「石油給湯器」と「石油ふろがま」以外の給湯器は、法定点検の対象外となりました。
給湯器の経年劣化による事故を防ぐために、メーカー推奨の点検を定期的に実施しましょう。
>> エコキュートの故障かも?寿命、修理や交換にかかる費用・時間はどのくらい?
>> 給湯器交換の工事費用相場!号数・サイズ別の価格はいくら?
給湯器交換が必要な場合
給湯器の交換が必要なケースは、主に次の4つです。
給湯器を10年以上使っている
給湯器の寿命は8〜10年とされており、10年以上使っている場合は、故障のリスクが高くなります。
給湯器は毎日使用するものなので、故障する前に早めの交換を検討しましょう。
お風呂の水がお湯になるまでに時間がかかる
以前に比べて、お湯になるまでの時間が長いと感じることはありませんか?
給湯器の寿命が近づいて、故障することがあるため、リフォーム会社に相談して早めの交換をおすすめします。
シャワーのお湯の温度が一定しない・水になることが多い
温度設定を変えていないのに、シャワーのお湯が途中でぬるくなったり、熱くなったりする場合も、給湯器が故障していることがあります。
交換を視野に入れて早めの対応をしましょう。
給湯器から異音がする
「ガンッ」、「ポンッ」といった異常音が給湯器からする場合は、すぐに業者に見てもらう必要があります。
修理できないケースもあるため、給湯器の交換も検討しておきましょう。
ただし、「ジュージュー」「ウーン」「ブーン」といった音は、ファンやポンプが作動したり水が蒸発したりする音のため、正常に動作している状態です。
>> 給湯器交換に使える補助金3選|申請方法や対象商品を紹介
>> 給湯器の種類・メーカー比較!家庭に合う給湯器は?
>>エコキュートとエコジョーズ徹底比較!どっちがおトク?
給湯器修理だけで済む場合
給湯器が修理で済む場合は、主に次の4つです。
給湯器や湯沸かし器の稼働年数が10年未満
稼動年数が10年未満の場合は、本体全体の故障の可能性は低いと考えられます。
何かしらの不具合や、部分的な故障を疑いましょう。
まずは給湯器の修理業者に相談してみるとよいですね。
異常を確認してから、時間経過していない
異常を感じたときにすぐ点検を依頼すれば、本格的な故障の前に修理できる可能性が高いです。
使用中に違和感があったら、早めに業者に連絡しましょう。
配管劣化による水漏れ
給湯器本体に問題がなく、配管の劣化によって水漏れなどのトラブルが起きている場合は、配管の交換だけで済むことがあります。
時間に余裕を持って修理依頼しましょう。
給湯器の温度センサーのエラー・故障
給湯器に内蔵されている温度センサーの不具合なら、部品の交換によって直ることがあります。
メーカーの窓口に問い合わせてみましょう。
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給湯器の修理・交換が必要かどうかの確認方法
給湯器の修理・交換が必要かどうかの確認方法を、不具合ごとにご紹介します。
給湯器の修理や交換をしなくて済む場合も多いので、チェックしてみましょう。
お湯が出ない
水は出るけれどお湯にならないという場合は、ガスや温度設定に原因があるかもしれません。
次の点を確認してみましょう。
ガスの元栓が閉まっている
特に大きな地震が起こった後は、安全装置が働いて自動で元栓が閉まってしまうこともあります。
混合水栓の中の部品が損傷している
混合水栓の調子が悪いと、水は出てもお湯になりません。
中の部品が損傷しているかもしれません。
水道修理も給湯器修理も得意な業者に聞いてみるのがベストです。
蛇口などに付いている温度設定の数値が低い
お湯の温度設定が下がっていると、温かいお湯が出なくなります。
適温に設定してあるかチェックしてください。
電源プラグが抜けている
修理業者を呼んでみたら、実は電源プラグが抜けていただけだった、というケースもあります。
電源プラグが奥まできちんと差してあるか、見ておきましょう。
ブレーカーが落ちたときに電源が切れた
ブレーカーが落ちたときにも、給湯器の電源が切れてしまうケースがあります。
お湯の使いすぎ
沸き増しできない電気温水器の場合に限りますが、一定量のお湯を使い切るとお湯が出なくなります。
貯湯タンクの中が少なくなっていないか、調べてみましょう。
お風呂のみお湯が出ない
お風呂のみお湯が出ないという場合は、給湯器もしくはお湯張り用のリモコンのエラー・故障であるパターンが多いです。
水は出るけれど、浴室・キッチン・洗面所などの蛇口からお湯が出ないというときには、ガスコンロにも問題がないかどうか確かめておきましょう。
ガスコンロも使用できないときは、ガスが来ていない確率が高いです。
ガスメーターのランプが点滅していたら、説明書を確認してみてください。
説明書を読んでも分からない場合は、契約しているガス会社に連絡するのがよいでしょう。
水が出ない
蛇口から水そのものが出ないという場合は、給湯器ではなく水道が原因であると考えられます。
水が出ない場合のチェックポイントをご紹介します。
近所で断水している
家の近所で水道工事などが行われている際には、一時的に水道が止められていることがあります。
近くで断水工事をしていないか、確認してみましょう。
止水栓が開いていない
何らかの理由で止水栓が閉まっていると、給湯器にも水が入りません。
止水栓は、玄関の外側の水道メーターボックスの中にあります。
メーターボックスを開け、止水栓が「開」になっているか見てみましょう。
基本的に、左に回すと開き、右に回すと閉まります。
集合住宅のメーターボックスは、隣のご家庭と共同の場合もあるため注意しましょう。
凍結している
気温が非常に低いときは、屋外に設置した給湯器が凍結して水がでなくなるケースがあります。
料金が急に高くなっている
「水道料金が急に上がった」という場合、給湯器から水が漏れている可能性があります。
温水機器の水入口元バルブがしっかり閉まっているか、一度確かめてみましょう。
給湯器にエラーコードが表示されている
給湯器のリモコンにエラーコードが表示されている場合は、給湯器本体に何かしらの問題があると考えられます。
特によく見られるエラーコードをご紹介します。
【エラーコード111.112.113】
給湯や風呂の不良です。
電源プラグを入れ直して、様子を見てください。
【エラーコード140】
過熱の防止のために作動します。
時間を置くと、熱が冷めた頃に戻ることが多いです。
各メーカーのエラーコードがリスト化されているサイトもあるため、検索してみるとよいでしょう。
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給湯器の修理業者を選ぶ際のポイント
給湯器の修理業者を選ぶ際には、主に次の4つのポイントを確認しましょう。
給湯器は、電気系統や燃焼装置などの安全に関わる部品が多いため、専門性や信頼性のある修理業者を選ぶことが重要です。
修理に必要な資格を持っているか
給湯器の修理業者が、修理に必要な資格を保有しているかを事前に確認しておきましょう。
代表的な資格は次の3つです。
- 給水装置工事主任技術者
- 液化石油ガス設備士
- 第二種電気工事士
給湯器には、電源基板や燃焼設備などさまざまな部品があるため、安全な修理を行うために専門的な知識や技術が必要です。
修理業者が保有している資格は、会社のホームページや、修理を相談した際に確認しましょう。
修理の実績が豊富にあるか
修理業者を選ぶ際は、給湯器の交換・修理の実績が豊富であるかが重要なポイントです。
実績が豊富な修理業者は、あらゆる給湯器トラブルの対応経験があるため、修理の品質が高く、迅速に対応してくれます。
給湯器には、ノーリツなどのメーカーから販売されているさまざまな種類があるため、故障した給湯器の修理実績があるかも確認しておきましょう。
相談や見積もりの対応が丁寧か
給湯器の故障を相談した際は、丁寧で誠実な対応をしてくれる業者に修理を依頼しましょう。
例えば、次のような対応をしてくれる業者が理想的です。
修理の見積もり時には、給湯器の故障状況を現地で確認してくれるかや、正確な修理費用や部品を提示してくれるかも確認しておきましょう。
アフターサービスや保証が用意されているか
修理業者を選ぶ際は、修理後の不具合に対するアフターサービス・保証が用意されているか、事前に確認しておきましょう。
例え修理したとしても、再び同じ部分での故障や不具合が発生しないとは限りません。
アフターサービスが整っている業者であれば、再び給湯器の不具合が起きても、無償で対応してくれる場合もあります。
また、業者によっては修理の保証サービスを提供しているところもあり、故障しても費用を抑えて修理ができます。
給湯器が故障したときは修理業者に相談しよう
「お湯が出ない」「給湯器から異音がする」など、少しでも給湯器の不具合を感じた場合は、早めの対処を心掛けることが大切です。
給湯器の修理だけで済むこともありますが、10年以上使っている場合は寿命が近づいているかもしれません。
給湯器の修理をする際は、本体の交換も視野に入れて、リフォーム会社や修理業者へ相談してみましょう。
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