スタンプコンクリートの特徴とは?
スタンプコンクリートとは、コンクリートの表面にスタンプ板で型押しをし、レンガや木目、タイル、自然石とそっくりな模様に仕上げる技法のことです。
見た目が美しく、ニーズに合わせて様々なデザインに仕上げられるため、テーマパークや商業施設、マンションなどの床材として多く使われています。
日本での歴史はまだ浅いため、スタンプコンクリートの認知度はそれほど高くありません。
しかし、コストパフォーマンスや耐久性が高いなどの理由から、一般家庭のエクステリアで採用されることも増えています。
マイホーム建設や外構のリフォームを考えているのであれば、スタンプコンクリートも選択肢の1つとなるでしょう。
>> アパートのエントランス改装の事例
>>【DIY】レンガを使ってお庭をおしゃれに!花壇やアプローチを作る方法とは
>> "ヨーロッパ風のアプローチ" にしたいなら、天然石を使うのがおすすめ
スタンプコンクリートの5つのメリット
スタンプコンクリートは公共施設や歩道、階段などさまざまな場所で使われています。
また、マンションのエントランスや一戸建ての駐車場といった場所にも使用されます。
スタンプコンクリートが多くの場所で利用されるのは、主に次の5つのメリットがあるためです。
①材料費が安い
スタンプコンクリートの主な材料は、コンクリートです。
そのため自然石やタイル、レンガなどと比較して材料費を安く抑えられます。
材料費の安さは、施工面積が広くなるほど利点が大きくなります。
駐車場や庭付きマイホームの建設、広い敷地のリフォームを考えているのであれば、スタンプコンクリートは有力な選択肢の1つとなるでしょう。
>>【価格別】外構・エクステリアリフォームの費用相場を解説!安く抑える方法もご紹介
>> 庭のリフォーム・整地・ガーデニングの費用相場と事例をご紹介
>> 駐車場をコンクリートにしたい!費用を安くするポイントや事例は?
②工期が短い
短い工期で完成できる点も、スタンプコンクリートのメリットです。
自然石やレンガ、タイルなどを素材とする場合、下地作りや埋め込み、ならし、目地入れといった作業が必要です。
一方、スタンプコンクリートであれば下地が不要で、コンクリートにスタンプの型を押し付けて完成させるため工期を短縮できます。
工期が短くなれば、人件費削減によりコストも減らせます。
工期やコストを減らし負担が少ない施工を目指す方は、スタンプコンクリートも検討してみましょう。
③デザインが豊富
デザインが豊富なことも、スタンプコンクリートのメリットとしてあげられます。
スタンプの押し付けによりデザインを作るスタンプコンクリートは、型の種類やカラーバリエーションによって、様々なパターンを作り出せます。
和風や洋風、モダンスタイル、クラシックスタイルなど、それぞれのマイホームに最適なデザインを実現できるのがスタンプコンクリートの魅力だといえるでしょう。
④耐久性に優れている
耐久性に優れている点も、スタンプコンクリートのメリットです。
スタンプコンクリートは表面をコーティング処理しているため、一般的なコンクリートの2~3倍の耐久性があるといわれます。
表面処理をしていないコンクリートと比較してひび割れを起こしにくく、長く使用できるでしょう。
またタイルや自然石、レンガ作りの床とは異なり目地から雑草が生えてくることもないため、管理の負担が少ない点も魅力としてあげられます。
⑤バリアフリー対策
スタンプコンクリートには、バリアフリー対策になるといったメリットもあります。
スタンプコンクリートは、レンガやタイル、自然石などの床と比較しても目地が浅いため、凹凸が少ないフラットな仕上がりの実現します。
また、レンガやタイル、自然石の床は経年劣化により不陸(へこんでしまうこと)が発生することもありますが、スタンプコンクリートであれば長期に渡りフラットな状態を保てます。
ベビーカーや車いすなどを利用するご家庭でも、安心して利用できる工法だといえるでしょう。
スタンプコンクリートの3つのデメリット
スタンプコンクリートには、主に3つのデメリットもあります。
マイホームは通常、完成したら何十年も住み続けます。
せっかくマイホームを建てるのであれば、ライフステージや家族構成に変化があっても快適に生活できる家づくりを目指したいものです。
スタンプコンクリートの使用を検討しているのであれば、メリットとあわせてデメリットもしっかりと確認し、納得がいく住み心地が良い家づくりにつなげましょう。
①施工業者の腕次第で仕上がりが変わる
施工業者の腕次第で仕上がりが変わる点が、スタンプコンクリートのデメリットの1つです。
日本におけるスタンプコンクリートの歴史は、それほど長くありません。
そのため、施工できる業者の数が限られます。
また、施工できたとしても、職人の経験や技術によって出来栄えに大きな差が生じます。
スタンプコンクリートの施工を依頼するにあたっては、過去の実績や経験をあらかじめしっかりと確認し、信頼できる業者を選ぶことが肝心です。
メンテナンスを依頼することも考慮し、長期での対応が可能な業者を選ぶことも重要です。
②メンテナンスが必要
メンテナンスが必要な点も、スタンプコンクリートのデメリットとしてあげられます。
スタンプコンクリートは耐久性が高く、管理しやすい工法の1つです。
しかし、メンテナンスが不要なわけではありません。
使い方にもよりますが、一般的に2~3年程度で色落ちによる劣化が発生するといわれます。
経年により景観が悪くなってきたと感じるときは、メンテナンス塗装を依頼しましょう。
③雨の日は滑りやすい
雨の日の滑りやすさも、スタンプコンクリートのデメリットです。
平たんな場所で一般的な使い方をしている場合はそれほど心配ありませんが、スロープのように傾斜がある場合や、お子さんが走る恐れがある場合などは注意が必要です。
スタンプコンクリートの滑りやすさは、選ぶデザインによっても異なります。
設置を検討しているのであれば、設置場所によってデザインを使い分けても良いでしょう。
\得意な施工会社へ相談したい!/
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
スタンプコンクリートの施工方法は?6つの手順をご紹介
スタンプコンクリートは、次の6つの手順で施工します。
1. 地面の下準備
まずはコンクリートを流し込めるよう、地面を整える。
必要に応じて、ベースコンクリートを打設。
2. コンクリートの施工
出来上がった基盤の上に、コンクリートを流し込む。
通常のコンクリート工事と同様、トンボを使い表面を平らに仕上げる。
3. カラー粉末の散布
スタンプコンクリートの基本となるカラー粉末を散布し、硬化するまで待つ。
硬化時間は季節によって異なる。
4. スタンプの処理
カラー粉末が硬化したらリリースオイルを散布し、スタンプマットを押し付けて模様を付ける。
5. リリースカラーを散布する
スタンプを押したへこみ部分に、リリースカラーを散布する。
これにより色に陰影がでて、自然な仕上がりとなる。
6. 仕上げ
バリ(※)を取る、トップコートを塗るなどの仕上げを行う。
職人の腕により、仕上がりに差がでる。
※コンクリートが型枠からはみ出して固まった部分
スタンプコンクリートの施工は、夏場は3~4日、冬場は4~6日程度かかります。
仕上がりにかかる具体的な日数は業者によっても異なるため、事前に確認すると安心です。
\得意な施工会社へ相談したい!/
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
スタンプコンクリートの特徴を生かした家づくりを
スタンプコンクリートは、コンクリートの表面にスタンプで型押しをすることでレンガや自然石、タイルによく似た模様を作る工法です。
日本での歴史は浅いものの、ショッピングモールや公共施設、テーマパークなどのほか、一般家庭のエクステリアでの活用も増えています。
スタンプコンクリートのメリットは、短い工期と低いコスト、豊富なデザイン、優れた耐久性、バリアフリー対策になる点です。
デメリットには、業者によって仕上がりに差がでることや、2~3年毎にメンテナンスが必要なこと、雨天時の滑りやすさがあげられます。
マイホームの建設や外構のリフォームを検討しているのであれば、メリット・デメリットをしっかりと確認した上で、スタンプコンクリートの利用を検討しましょう。
\得意な施工会社へ相談したい!/
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
リショップナビは3つの安心を提供しています!
-
ご希望にあった会社をご紹介!
お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。
-
しつこい営業電話はありません!
紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。
-
見積もり後のフォローも致します
ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。