外構・エクステリア工事の失敗例13選!対策やおすすめ業者をご紹介

更新日:2025年03月12日

エクステリア工事 失敗例 サムネイル

外構・エクステリア工事は、新築でもリフォームでも失敗しがちです。
今回は、使い勝手の悪さを避けるために、失敗例や解決策(設備・床材・工事の例、やり直しの方法)、リフォーム費用の目安を解説します。
リフォーム業者の口コミも掲載していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事の目次

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外構失敗例① 駐車スペースの広さや位置

駐車場の広さや位置が適切ではなく、次のような不便さを感じる方が少なくありません。

● いざ車を出し入れしようとしたら、狭くて駐車・発車がしにくかった
● 2台以上の車を縦列駐車する配置にしてしまい、後ろに入れた車だけを使用するときに面倒だった
● カーポートから家の玄関までの距離が遠く、雨天のときに濡れてしまう

駐車スペースは、広さを確保するだけではなく、設置位置も工夫するようにしましょう。

ガレージやカーポートなどの駐車場を作る際には、 実際に車を使う際の動線をじっくりイメージすることが肝心です。

対策:最適なサイズを確認して、駐車スペースを設置する

駐車スペースのサイズは、国土交通省から公開されている設計・施工指針を参考に考えるとよいでしょう。
同指針では「駐車マスの大きさ(長さ・幅)」や「天井の有効高さ」を、次の表の数値以上とすることを原則としています。

対象の車両 駐車場のサイズ 天井の高さ
軽自動車 長さ3.6m × 幅2.0m 車路:2.3m、車室:2.1m
小型乗用車 長さ5.0m × 幅2.3m 車路:2.3m、車室:2.1m
普通乗用車 長さ6.0m × 幅2.5m 車路:2.4m、車室:2.2m

※出典:『駐車場設計・施工指針について』(国土交通省)

すでに使いづらいサイズの駐車場がある場合には、思い切ってリフォームで交換・拡張するのも得策です。

>> 駐車場の寸法と設計の基本

駐車スペースを設置・交換・拡張するリフォーム工事の費用相場

駐車スペースを新たに設置する場合や、使いづらいサイズの物を交換もしくは拡張する際には、次のリフォーム費用がかかります。
(※いずれも車1台分の料金目安です。新しい設備のグレードや、既存の駐車場のサイズや劣化具合などにより、価格は変動します。)

工事内容 リフォーム費用
独立したガレージ(車庫)の新設 100〜300万円
一般的なカーポートの設置・交換 10~40万円
既存の駐車スペースの拡張 30~70万円

>> ガレージ・カーポートリフォームの価格・施工例
>> 一戸建てならこだわりたい!駐車場のデザインいろいろ♪
>> 駐車場をコンクリートにしたい!費用や安く抑えるポイント

サイズや位置選びで悩む場合には、駐車スペースの施工実績が豊富な業者と相談しながら決定していきましょう。

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外構失敗例② カーポートによる圧迫感や薄暗さ

先ほど「カーポートから玄関までの距離があると悪天候の際に不便になる」とお話ししましたが、一方で「カーポートを玄関前に設置した場合」も失敗例が多いことを念頭に置いて置く必要があります。

玄関前にカーポートがあると、採光条件が悪くなってしまったり、圧迫感が出てしまったり、というパターンがあるのです。

玄関の近くにカーポートを設ける場合には家の窓や日当たりの位置を確認しながら、カーポートの支柱の高さを検討するのが望ましいでしょう。

対策:カーポート支柱の高さ=約2.5mもしくは後から調整できるように

カーポートの支柱の高さは一般的に2m前後ですが、2.5m程度にすることで開放的な空間にできます。
ただし、高くしすぎると雨が吹き込みやすい点に注意が必要です。

なお、既存の支柱を変更する場合、部分的なリフォームより全体交換のほうが効率的な場合が多いです(支柱のみ交換は屋根解体や掘り起こし作業が必要なため)。

また、カーポートは10年程度で劣化するため、古いものは全体交換を推奨します。
高さを決めかねる場合は、調整可能な製品を選ぶと安心でしょう。

カーポートを全体交換するリフォーム工事の費用相場

新しいカーポートを設置・交換する際には、最低でも次の予算を考えておくと無難です。

工事内容 リフォーム費用
1台用のカーポートの設置・交換 10~40万円
2台用のカーポートの設置・交換 25~50万円

>> 耐雪カーポートのリフォーム価格とおすすめ品
>> ソーラーカーポートの設置前に知りたいメリットと失敗例

車の台数が多いときや、ハイグレードタイプの製品を選ぶ場合などには、高額になる傾向があるため、コストが気になる方は施工業者とあらかじめ相談しておきましょう。

外構失敗例③ 後から駐輪場所が必要になった

後から駐輪場が必要になった場合

お子さんが小学校に入る頃などに自転車を購入して「駐輪スペースがなかった」ことに初めて気付くケースも少なくないようです。

そうとはいえ、玄関から毎回出し入れするのも大変ですから、できれば外構部分に自転車置き場用の空間を作っておくと便利でしょう。

対策:駐輪場(サイクルポート)を作る

可能であれば、外構に駐輪場(サイクルポート)を設置しましょう。

「いずれ自転車を買う予定だけど、まだサイクルポートを作る段階ではない」「とりあえず外に駐輪できればOK」といった場合には、 駐輪スペース部分の地面をコンクリートにしておくと使いやすいです。

また将来的にバイク置き場としても利用するかどうか、視野に入れておくとよいですね。

>> サイクルポートは意味ない?メリットと設置方法を解説
>> 自転車置き場の屋根(サイクルポート)を造るには?DIYのメリット・デメリットもご紹介

駐輪場(サイクルポート)を設置するリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
駐輪場(サイクルポート)の設置 11~30万円

ただ「外構に駐輪するスペースを取れず、室内に自転車を置くしかない」というご家庭もありますよね。
このようなパターンで、外構やアプローチに 階段・段差がある場合には、スロープに変更しておくと、自転車で通行する際にも、今後のバリアフリー対策としても便利になるでしょう。

(※階段・段差をスロープに変更するリフォームの費用については、後述します。)

外構失敗例④ 外階段や段差が不便

外階段や段差が不便な場合

特に高齢になってくると、階段や段差があると、歩きにくく不便になってくるものです。

外構やアプローチも、安全なユニバーサルデザインを心がけることが大事です。

>> 玄関アプローチのデザイン・作り方のコツと費用相場
>> 玄関アプローチをDIYで美しくリフォーム!5つのコツと手順

対策:外階段の架け替え&手すり設置/階段(段差)を撤去してスロープに変更も◎

外構に階段や段差がある場合には、スロープに変更するのが望ましいです。
また、手すりの設置も行っておくとより安心です。

外階段を残したい場合は、(段の数や高さを変えるために)架け替えるリフォームを実施してみてはいかがでしょうか。

段差(階段)解消&スロープを設置するリフォーム工事の費用相場

段差や外階段がある箇所をスロープに変更するリフォームは、6〜50万円と価格帯にやや幅があります。
まず段差の解消や外階段の撤去に、2〜5万円程度を要するでしょう(段数などにより変動)。
施工範囲が狭い場合や、手すりを設置しない場合には、総額20万円以内と少額で済んだケースも見られます。

今後、バリアフリー対策を行う可能性があるようでしたら、手すりも併設しておくことをおすすめします。

工事内容 リフォーム費用
段差解消後、スロープに変更 6〜50万円
手すり設置 1.5〜13万円

>> 介護・バリアフリーリフォームの費用や施工例

外階段を架け替えるリフォーム工事の費用相場

外階段を架け替える(作り直す)際には、段の高さ・数・幅に配慮してくださいね。
(段数はできれば少ないほうが楽ですが、かと言って段数を減らすために段差を高く設定してしまうのは危険です。)
一般的に、 人が昇降しやすい段(蹴上げ)の高さは20cm程度とされています。
階段の表面(=踏む面)に足全体が乗ると安全性が高くなるので、階段のサイズ(幅や奥行き)にも配慮しておきましょう。

工事内容 リフォーム費用
外階段の架け替え 17〜20万円

>> 外階段リフォームの費用や注意点

外構失敗例⑤ アプローチの床が滑りやすい

アプローチの床が滑りやすい場合

高齢の方が、外構やアプローチの床で滑って転倒してしまったことから、リフォーム依頼をされる方が多くいらっしゃいます。
基本的に、雨で濡れると滑りやすくなる床材は使わないようにしましょう。

水はけが悪い床材も、水が溜まるので用心しなくてはなりません。
濡れても滑りにくく、かつ掃除がしやすい材質の物をチョイスしましょう。

対策:インターロッキングや洗い出しなら、滑りにくい

外構やアプローチの床材には、 表面が粗い「インターロッキング」や「洗い出し」仕上げを採用するのがおすすめです。
インターロッキングは価格が安く、カラーバリエーションが豊かでレンガ風のおしゃれなデザインにしやすいという利点もありますよ。

>> インターロッキングとは?DIYは可能?施工方法や事例をご紹介

滑りにくい床材にするリフォーム工事の費用相場

新しい床材 リフォーム費用
インターロッキング 0.7〜1.2万円/㎡
洗い出し 1.2〜2.5万円/㎡
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外構失敗例⑥ 水道が必要だった

洗車や庭の手入れなどを行う際に「家の外にも水道があればよかったのに……」と思われる方が、たくさんいらっしゃいます。
外出先から帰宅した際「玄関に入る前に、泥だらけになった靴を洗いたい」という場面も、意外と多いもの。

対策:立水栓・水栓柱を追加する

外で水道を頻繁に利用する可能性があるようでしたら、立水栓水栓柱を新設しましょう。

散歩から帰ってきたお子さんやペットの手足を洗うなどの用途で使われることも多いため、ペットと一緒に暮らすご家庭でも人気があるリフォームの一つです。

>> ペットのためのリフォーム・リノベーションでおすすめの内容は?

立水栓・水栓柱を設置するリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
一般的な立水栓・水栓柱の設置 3〜10万円
(配管延長を伴う場合=10〜15万円かかる可能性あり)
ペット用の立水栓の設置 15〜30万円

外構に水道を設置する際には「位置をどうするか」が問題になりがちなので、ご注意ください。
例えば、勝手口付近に立水栓を設けた結果「洗車時にホースが届かない」となる場合もあるためです。

場合によっては駐車スペースなどの近くに、屋外で水を使うための給水口である「散水栓」も設置しておくと安心でしょう。

外構失敗例⑦ 電源・コンセントが必要だった

コンセントは屋外か室内かに関わらず、位置が悪かったり数が足りなくなったりと、新築やリノベーションで後悔してしまう例が多くあります。

外構の中でも、夜間に電気を必要としやすいのが駐車場です。
バーベキューを楽しみたいご家庭なら、庭やバルコニー周辺にもコンセントがあると便利かもしれませんね。

対策:屋外コンセントを付ける

外構で電源の利用頻度が多そうでしたら、屋外コンセントの設置を検討しましょう。

具体的に使用する場所・方法をイメージしながら、最適なコンセントの位置・数を考えてみてくださいね。
ご自身でベランダを高圧洗浄されることがあるようでしたら、ベランダの近くにも屋外コンセントがあると活用しやすいでしょう。

>> コンセントリフォームのポイント

屋外コンセントを設置するリフォーム工事の費用相場

屋外コンセントの設置工事には、主に2通りあります。
「室内にある既存のコンセントから分岐する」もしくは「分電盤から増設する(新たに専用線を引く)」という方法です。
どちらが適しているかは、電気工事の知識がある施工業者に見てもらった上で決定すると確実でしょう。

工事内容 リフォーム費用
既存コンセントから分岐 1〜2万円
専用線を新たに引く 1.6〜3万円

(※上記の料金のほかに、床下作業費・出張費などが別途発生する場合あり)

外構失敗例⑧ 防犯性の不安

防犯性が心配になる場合

住んでみないと気づきにくいのが夜間の暗さです。
出入り口が暗いと防犯性が低下し、特にお子さんや女性がいるご家庭では不安が増します。

外構を決める際は、照明プランを重視して夜も明るく安全な環境を整えましょう。

>> 玄関ドアの防犯対策|プロが教える安全な暮らしの秘訣

対策:外構照明・センサーライトの設置で、夜も明るく

玄関や門の周囲を中心に、夜間照明を配置するのが理想的です。
「センサーライト」「エクステリア照明」「ライトアップ外構照明」などと呼ばれる物から、お好みの機能や形の製品を選びましょう。

外構照明を追加するリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
外構照明の設置 3〜5万円/箇所
(照明のグレードやタイプによっては、より高額)

(※屋外コンセントがない場合は先述した配線工事費が別途必要)

外構失敗例⑨ 外からの目線

外からの目線が気になる場合

予算や開放感を理由に塀や門扉を設置しないケースもありますが、この場合は注意が必要です。

門扉や塀がないと、知らないお子さんが敷地内に入るトラブルや、庭でのプライバシーが気になるといった問題が発生することも。

不法侵入を防ぎ、ご家族のプライバシーを守るためにも、塀や門扉の設置は重要です。

対策:フェンスや門扉などを設置して、セキュリティ強化

外構の出入り口となる場所には「門扉」を設け、建物の周囲は「目隠しフェンス」「塀」で囲むように設計すると無難です。

敷地が広い場合などには、門扉の両サイドに「門柱」を併設するのもよいでしょう。

>> 目隠しフェンスの後付けする注意点!
>> おしゃれな目隠しフェンスの施工事例|選び方と失敗例も解説

【ブロック塀は、地震対策には不向きのため注意】

ちなみに「ブロック塀」は、一時期までは主流でしたが、地震の際に倒壊してしまう不安が残ります。
現在はブロック塀の撤去に対して補助金を支給する自治体も多いほどです。

そのため、できれば軽量な目隠しフェンスを設置することが好ましいでしょう。

>> ブロック塀のリフォーム価格と注意点

フェンスや門周りのリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
目隠しフェンスの設置 1.3~2.7万円/m
(※アルミ製の場合)
門扉の設置 19〜36万円
門柱の設置 10〜20万円

>> 目隠しフェンスリフォームの価格・施工例
>> 門扉リフォームの価格・施工例
>> 門柱の設置・交換の費用はいくら?

いずれの設備も、素材・デザインやオプションの選択肢が豊富です。
リフォーム業者と相談し、コストや見た目のバランスを考えながら、気に入った商品を採用するとよいですね。

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外構失敗例⑩ 植物の手入れができない

芝生やガーデニング、植栽は人気ですが、木が大きくなりすぎて日陰になる、落ち葉や花びらの掃除が大変、近隣からの苦情、花壇が野良猫のトイレになるといった問題もあります。

また、香りのよい植物は害虫が寄りやすいため、虫が苦手な方はガーデニングや家庭菜園を始める際に注意が必要です。

対策:手入れの時間を確保できるかイメージ!対処に困ったら撤去・整地も検討を

外構に植物を取り入れる際は、まず世話をする時間を確保できるかを考えましょう。
その上で、花や緑のある空間にするか判断するのがおすすめです。

既に植栽があり手入れが難しい場合は、撤去や整地を検討するのも一つの手です。
ただし、成長した木は根が深く引き抜きが困難な場合があるため、リフォーム時には注意してください。

【おしゃれにしたい場合はタイルや砂利を敷いて】

ところで「植物の手入れは面倒だけど、外構が殺風景になってしまうのは避けたい」という方もいらっしゃいますよね。
その場合はタイルや玉砂利を敷いてみると、おしゃれにできますよ。

>> 外構・エクステリアをおしゃれに!デザインのアイデアや施工事例をご紹介

芝・植栽・樹木を撤去する工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
芝生の撤去・芝剥がし 1,000〜4,500円/㎡
(※別途、処分費や重機代が発生する場合あり)
植栽・樹木の撤去 1〜20万円
(※木の高さ・量、処分時に重機が必要かどうかにより変動)

(※芝生や植栽の撤去後、整地やコンクリート工事なども行う場合は、上記のほかに別途料金発生)

>> スタンプコンクリートの特徴とは?メリットやデメリット、施工方法を解説

タイル・砂利を敷設するリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
タイル(タイルデッキ)敷き 1.3〜3万円/㎡
砂利敷き 2,000〜7,000円/㎡

(※業者にもよるが、上記料金には「草刈り・整地・防草シート敷き」の作業も含まれることが多い)

>> タイルデッキは後悔しやすい?メリット・デメリットと失敗を防ぐポイント
>> タイルデッキのリフォームを詳しく解説

外構失敗例⑪ 雑草が生えてくる

雑草は生命力が強いため「頻繁に草むしりをしても解決できず、悩まされる」というパターンもあります。
とりわけ、防草シートを使用せずに砂利敷きにしてしまったご家庭で多く見られるトラブル例です。

対策:あらかじめ防草シートを敷いておく

砂利などを敷く前に、土の上に必ず「防草シート」を敷いておきましょう。
雑草が完全に生えてこなくなるわけではありませんが、負担を大幅に軽減できるはずです。

防草シートを敷くリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
防草シート敷き 1,000〜3,300円/㎡

(※範囲が狭い場合=一律料金とする業者もあり)

業者により「草刈り・整地・砂利敷き・雑草処分」を別料金としているところもあれば、上記の工事金額に含めている場合もあります。
また防草シートには「織布タイプ」と「不織布タイプ」がありますが、不織布のほうが高額です。

外構失敗例⑫ 洗濯物を干せる場所がない

洗濯物を干せる場所がない場合

注文住宅やリノベーションなどで外構全体を工事する際に、後回しに考えてしまいやすいのが、洗濯物を干す場所です。

庭やベランダでも範囲が限定されるので、外構にも物干しスペースが少しでもあると、日々の家事が効率的になるでしょう。
洗濯はほぼ毎日欠かせない作業ですから、人数分の洗濯物を干せる場所をキープしておきたいところですね。

対策:屋内外に有効活用できる空間を確保する

洗濯物を干す場所を追加するリフォームは、外構だけではなく屋内でも有効活用できるスペースがあれば実施可能です。

以下でご紹介する方法の中から、ライフスタイルに合った設備や空間作りを考えてみましょう。

【ベランダ・サンルーム・ウッドデッキなどの新設が人気】

屋外側に物干しスペースを新設するなら「ウッドデッキ」が好評です。
建築基準法に抵触しないようであれば「ベランダ(バルコニー)」を増築するのもよいでしょう。

「花粉がひどい日や、雨天時でも気にせず洗濯物を干したい」というご家庭でしたら「サンルーム」「テラス囲い」があると便利です。

(※ベランダやサンルームなどを新設する際は「増築扱い」になるため、確認申請が必要な場合があります。)

>> ウッドデッキのリフォームの価格と施工例
>> サンルームを後付する価格や増築する際の注意点
>> 増築リフォームの費用相場や注意点

【カーポートを設置するなら、オプションで物干しを追加】

カーポート商品によっては、オプションで「物干し」を追加できる場合があります。
既存のカーポートが対象製品である場合や。これからカーポートの設置工事も実施予定の方は、このようなオプションを選択することで解消できるかもしれませんね。

【小規模な工事で済ませたいなら、室内干しユニットを増設】

「外構を大々的に工事するのではなく、洗濯物を少し干せればOK」という場合には、屋内に「室内干しユニット」を設置する方法も有効です。

>> 室内物干しユニットのメリットや注意点

洗濯物干しスペース・設備を追加するリフォーム工事の費用相場

設置する設備 リフォーム費用
ベランダ(バルコニー) 25~50万円 (1畳の場合)
サンルーム 40〜180万円
テラス囲い 30〜55万円
(※範囲が狭い場合は、より少額になる可能性あり)
ウッドデッキ 25〜40万円
室内物干しユニット 1.5〜4万円

外構失敗例⑬ ウッドデッキがデッドスペースに

物干しスペースとして人気のウッドデッキですが、失敗例も多いため、サイズや素材選びは慎重に行いましょう。
「サイズが小さすぎて使えずデッドスペースになった」や「安い素材にした結果、メンテナンスが大変だった」という例があります。

狭い庭や玄関周辺しか設置場所がない場合は、設置を見送る選択も一案です。
風雨にさらされるため、こまめな掃除が必要な点も忘れないようにしましょう。

対策:ウッドデッキを設置する場合は、使いやすい広さ・素材にする

すでに設置済みのウッドデッキが使いづらい場合には、撤去することはもちろん可能です。
ただ「ウッドデッキのある家を諦めたくない」ということであれば、 使いやすいサイズ・素材のデッキに交換するという選択肢もあります。

樹脂・人工木のウッドデッキや、屋根付きの物をチェックしてみるとよいですよ。
お手入れのしやすさを優先するなら、ウリンやイペで作られた製品が一押しです。

>> 樹脂・人工木のウッドデッキの特徴とは?

広さについては、6~10畳くらい確保できると、伸び伸びと過ごせるでしょう。

ウッドデッキを設置 or 解体撤去するリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
ウッドデッキの設置 25〜40万円
既存ウッドデッキを撤去 2〜15万円

ウッドデッキの工事費用は、設置でも撤去でも面積が大きいほど高額になります。

撤去費用は3〜10万円程度が目安ですが、規模によっては15万円以上かかることもあります。

不安がある場合は、リフォーム業者に相談してみましょう。

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外構・エクステリアの工事やリフォームで失敗しないためのコツは?

失敗を防ぐためには、外構・エクステリアに詳しい業者を選び、じっくり打ち合わせすることが重要です。

優良業者は、サイズや素材の選び方をアドバイスし、建築基準法に配慮した提案をしてくれます。

複数社に見積もりを依頼し、プランや価格を比較することで、より安心して進められるでしょう。

外構・エクステリア工事でおすすめのリフォーム会社の口コミ4選

最後に、当サービス『リショップナビ』経由で実際に外構・エクステリアのリフォームを実施したお客様からの口コミの一部を掲載します。
工事業者を選ぶ際の参考にしてください。

❶ 成約した業者:リホーム・ネオ
対応がよく、何度も交渉できて、こちらが希望した金額を出してもらえた。
こちらに沿った提案をしてくれて、とてもよかった。仕上がりにも納得できている。
費用をかけずにアプローチもきれいになり、頼んでよかったと思っています。また機会があればお願いしたいです。

【愛知県稲沢市/女性/リフォーム費用:99万円/2021年1月工事完了】
❷ 成約した業者:(株)THL
担当の方の人柄も対応もよく、気軽に相談できた。
家を購入して初めての外構工事だったため、相場が分からなくて困っていましたが、見積書の作成前なのに、だいたいの金額を教えてくれたこともあり、安心して工事契約できました。
他社の見積書と比べて、細かく項目ごとに金額計算されていたため、素人にも分かりやすかったです

【茨城県牛久市/男性/リフォーム費用:25.4万円/2020年10月工事完了】
❸ 成約した業者:(株)ホーム住工
初対面のときの丁寧な対応が好印象でした。
他社様との見積もりを比較して、断トツで低価格だったのでビックリし、手抜き工事ではないかと不安になったほどでしたが、丁寧な仕上がりだったので、安心しました。
次回リフォームするときにも、お願いするかもしれません。

【北海道北斗市/女性/リフォーム費用:40万円/2020年8月工事完了】
❹ 成約した業者:(株)Respace
予算に合わせてカーポートのサイズなどを提案していただき、3回ほど見積書を出し直してもらえました。
工事の希望日程も聞いてくださり、対応の内容やスピード、マナーなどに不満はありません。お任せしてよかったです。

【奈良県香芝市/男性/リフォーム費用:78万円/2020年1月工事完了】

『リショップナビ』では、上記のように評判のよいリフォーム会社を多数ご紹介しています。
外構・エクステリアの工事だけではなく、お住まいのリフォーム・リノベーションに対応できる施工業者をお探しの方は、よろしければご活用くださいね。

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まとめ

「最終的に、どんな外構にしたいか」「導入したい設備があるけど、設置しても後悔しないか」など、少しでも迷うことがある場合には、外構の施工経験豊富なリフォーム業者とよく相談してみることも、失敗を防ぐためには大切です。

デザイン・機能性ともに納得できる、素敵な外構のある家を実現してくださいね!

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【この記事の要点まとめ◎】

リフォーム工事や新築購入をした後で「外構・エクステリア部分に、設置しておくべきだった」と後悔しやすいものは?
駐輪場所
水道(立水栓や水栓柱)
屋外コンセント
夜間用の照明
塀・フェンスや門扉
防草シート(雑草除け用)
洗濯物を干すスペース

などです。
リフォーム工事や新築購入をした後で「外構・エクステリア部分に設けた結果、不便になった」という失敗例が多いのは?
広さや位置が悪い「駐車スペース」
玄関前の「カーポート」
高さが合わない「外階段・段差」
濡れると滑りやすくなってしまう「床材」
手入れが面倒な「植物」
サイズが合わない or メンテナンスが大変な素材の「ウッドデッキ」

といった設備の失敗談が多いので、設置・リフォームをする際には位置や素材・メンテナンス計画などをイメージしておくことが大事です。
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