外構・エクステリア工事の失敗例13選!対策やおすすめ業者を紹介

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外構・エクステリア工事の失敗例13選!対策やおすすめ業者を紹介

更新日:2023年12月14日

上空から見た外構

家の外構・エクステリアの工事は、新築でもリフォームでも、失敗してしまう方が多いもの。細部まで熟慮せずに設計してしまうと、使い勝手の悪さに悩まされてしまいます。今回は「外構・エクステリア工事にありがちな失敗例」と「それぞれの解決策(後からやり直しをする場合や、失敗を防ぐための、おすすめの設備・床材・工事の例など)、およびリフォーム費用の目安」をご紹介します。評判のよい外構・エクステリア工事のリフォーム業者の口コミも掲載しているので、参考にしてください。

この記事の目次

住宅の外構・エクステリア工事では、どのような失敗例が多いのでしょうか。
具体例や対策について、詳しく見ていきましょう。

外構失敗例① 駐車スペースの広さや位置

ガレージ付きのモノトーンの戸建て

「駐車場を使ってみたら、広さや位置が適切ではなく、思っていたよりも不便だった」というケースは非常に多いです。
例えば「いざ車を出し入れしようとしたら、狭くて駐車・発車がしにくかった」という話がよくあります。

ガレージやカーポートなどの駐車場を作る際には、実際に車を使う際の動線をじっくりイメージすることが肝心です。

→対策:最適なサイズを確認して、駐車スペースを設置する

駐車スペースのサイズは、国土交通省から公開されている設計・施工指針を参考に考えるとよいでしょう。
同指針では「駐車マスの大きさ(長さ・幅)」や「天井の有効高さ」を、以下の表の数値以上とすることを原則としています。

対象の車両 駐車場のサイズ 天井の高さ
軽自動車 長さ3.6m × 幅2.0m 車路:2.3m、車室:2.1m
小型乗用車 長さ5.0m × 幅2.3m 車路:2.3m、車室:2.1m
普通乗用車 長さ6.0m × 幅2.5m 車路:2.4m、車室:2.2m
出典:『駐車場設計・施工指針について』(国土交通省)

なお「2台以上の車を縦列駐車する配置にしてしまい、後ろに入れた車だけを使用するときに面倒だった」という失敗談もあります。
また「カーポートから、家の玄関までの距離が遠く、雨天のときに濡れてしまう」という事例も珍しくありません。
駐車スペースは、広さを確保するだけではなく、設置位置も工夫するようにしましょう。

すでに使いづらいサイズの駐車場がある場合には、思い切ってリフォームで交換・拡張するのも得策です。

駐車スペースを設置・交換・拡張するリフォーム工事の費用相場

駐車スペースを新たに設置する場合や、使いづらいサイズの物を交換もしくは拡張する際には、以下ほどのリフォーム費用がかかります。
(※いずれも車1台分の料金目安です。新しい設備のグレードや、既存の駐車場のサイズや劣化具合などにより、価格は変動します。)

工事内容 リフォーム費用
独立したガレージ(車庫)の新設 100〜300万円
一般的なカーポートの設置・交換 10~40万円
既存の駐車スペースの拡張 30~70万円

>> ガレージ・カーポートリフォームの価格・施工例
>> 耐雪カーポートのリフォーム価格とおすすめ品
>> 一戸建てならこだわりたい!駐車場のデザインいろいろ♪

サイズや位置選びで悩む場合には、駐車スペースの施工実績が豊富な業者と相談しながら決定していきましょう。

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外構失敗例② カーポートによる圧迫感や薄暗さ

玄関前に位置するカーポート

先ほど「カーポートから玄関までの距離があると悪天候の際に不便になる」とお話ししましたが、一方で「カーポートを玄関前に設置した場合」も失敗例が多いことを念頭に置いて置く必要があります。
玄関前にカーポートがあると、採光条件が悪くなってしまったり、圧迫感が出てしまったり、というパターンがあるのです。

玄関の近くにカーポートを設ける場合には、家の窓や日当たりの位置を確認しながら、カーポートの支柱の高さを検討するのが望ましいでしょう。

→対策:カーポート支柱の高さ=約2.5mもしくは後から調整できるように

カーポートの支柱の高さは、2m前後にするのが一般的ですが、2.5mくらいに設置することも可能です。

カーポートを玄関前に配置するのであれば、支柱の高さを2.5m程度とやや高めにすることで、開放的な空間にできるでしょう。
ただしカーポートの支柱の位置が高いと、カーポート内に雨が吹き込みやすくなるという欠点があるため、ご注意ください。

カーポートの支柱の高さ

ちなみに既存のカーポートの支柱の高さを変えたい場合は、部分的にリフォームするよりも、カーポート全体を交換してしまうほうが効率的である可能性が高いです。
(カーポートの支柱のみを交換することも可能ではありますが、屋根を解体し、さらに支柱を根元から掘り起こす作業が必要になるため、カーポートを全体的に交換する場合と料金差があまりないと言えます。)

カーポートは、10年程度で経年劣化してしまいます。
年数が経過しているのであれば、なおのことカーポート全体を交換するリフォームを推奨します。

新しいカーポートを設置・交換する際に、支柱の高さを何mにするか決め切れない場合には、柱の高さを後から調整できるタイプ(例:3段階の高さ調節が可能など)の製品を選ぶとよいでしょう。

カーポートを全体交換するリフォーム工事の費用相場

新しいカーポートを設置・交換する際には、最低でも以下の予算を考えておくと無難です。

工事内容 リフォーム費用
1台用のカーポートの設置・交換 10~40万円
2台用のカーポートの設置・交換 25~50万円

車の台数が多いときや、ハイグレードタイプの製品を選ぶ場合などには、高額になる傾向があるため、コストが気になる方は施工業者とあらかじめ相談しておきましょう。

外構失敗例③ 駐輪場所が必要

青い自転車

お子さんが小学校に入る頃などに自転車を購入して「駐輪スペースがなかった」ことに初めて気付くケースも少なくないようです。
そうとは言え、玄関から毎回出し入れするのも大変ですから、できれば外構部分に自転車置き場用の空間を作っておくと便利でしょう。

→対策:駐輪場(サイクルポート)を作る

可能であれば、外構に駐輪場(サイクルポート)を設置しましょう。

「いずれ自転車を買う予定だけど、まだサイクルポートを作る段階ではない」「とりあえず外に駐輪できればOK」といった場合には、駐輪スペース部分の地面をコンクリートにしておくと使いやすいです。
また将来的にバイク置き場としても利用するかどうか、視野に入れておくとよいですね。

駐輪場(サイクルポート)を設置するリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
駐輪場(サイクルポート)の設置 11~30万円

ただ「外構に駐輪するスペースを取れず、室内に自転車を置くしかない」というご家庭もありますよね。
このようなパターンで、外構やアプローチに階段・段差がある場合には、スロープに変更しておくと、自転車で通行する際にも、今後のバリアフリー対策としても便利になるでしょう。

(※階段・段差をスロープに変更するリフォームの費用については、後述します。)

外構失敗例④ 外階段や段差が不便

杖をついて階段を歩く人の足元

特に高齢になってくると、階段や段差があると、歩きにくく不便になってくるもの。
悲しいことに、つまずき・転倒事故も毎年のように多発しています。

外構やアプローチも、安全なユニバーサルデザインを心がけることが大事です。

>> 玄関アプローチのデザイン・作り方のコツと費用相場

→対策:外階段の架け替え&手すり設置/階段(段差)を撤去してスロープに変更も◎

外構に階段や段差がある場合には、上述したようにスロープに変更するのが望ましいです。
外階段を残したい場合は、(段の数や高さを変えるために)架け替えるリフォームを実施してみてはいかがでしょうか。
さらに手すりの設置も行っておくと、より安心です。

段差(階段)解消&スロープを設置するリフォーム工事の費用相場

段差や外階段がある箇所をスロープに変更するリフォームは、6〜50万円と価格帯にやや幅があります。
まず段差の解消や外階段の撤去に、2〜5万円程度を要するでしょう(段数などにより変動)。
施工範囲が狭い場合や、手すりを設置しない場合には、総額20万円以内と少額で済んだケースも見られます。

今後バリアフリー対策を行う可能性があるようでしたら、手すりも併設しておくことをおすすめします。

工事内容 リフォーム費用
段差解消後、スロープに変更 6〜50万円
手すり設置 1.5〜13万円

>> 介護・バリアフリーリフォームの費用や施工例

外階段を架け替えるリフォーム工事の費用相場

外階段を架け替える(作り直す)際には、段の高さ・数・幅に配慮してくださいね。
(段数はできれば少ないほうが楽ですが、かと言って段数を減らすために段差を高く設定してしまうのは危険です。)
一般的に、人が昇降しやすい段(蹴上げ)の高さは20cm程度とされています。
階段の表面(=踏む面)に足全体が乗ると安全性が高くなるので、階段のサイズ(幅や奥行き)にも配慮しておきましょう。

工事内容 リフォーム費用
外階段の架け替え 17〜20万円

>> 外階段リフォームの費用や注意点

外構失敗例⑤ アプローチの床が滑りやすい

石畳のアプローチ

高齢の方が、外構やアプローチの床で滑って転倒してしまったことから、リフォーム依頼をされる方が多くいらっしゃいます。
基本的に、雨で濡れると滑りやすくなる床材は使わないようにしましょう。
水はけが悪い床材も、水が溜まるので用心しなくてはなりません。

濡れても滑りにくく、かつ掃除がしやすい材質の物をチョイスしましょう。

→対策:インターロッキングや洗い出しなら、滑りにくい

インターロッキングの床

外構やアプローチの床材には、表面が粗い「インターロッキング」や「洗い出し」仕上げを採用するのがおすすめです。
インターロッキングは価格が安く、カラーバリエーションが豊かでレンガ風のおしゃれなデザインにしやすいという利点もありますよ。

滑りにくい床材にするリフォーム工事の費用相場

洗い出し仕上げの床
新しい床材 リフォーム費用
インターロッキング 0.7〜1.2万円/㎡
洗い出し 1.2〜2.5万円/㎡
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外構失敗例⑥ 水道が必要だった

洗車をしている人の手

洗車や庭の手入れなどを行う際に「家の外にも水道があればよかったのに……」と思われる方が、たくさんいらっしゃいます。
外出先から帰宅した際に「玄関に入る前に、泥だらけになった靴を洗いたい」という場面も、意外と多いもの。

外構部分に立水栓などがあると、役立ちますよ。

→対策:立水栓・水栓柱を追加する

住宅の外構にある立水栓

外で水道を頻繁に利用する可能性があるようでしたら、立水栓水栓柱を新設しましょう。

散歩から帰ってきたお子さんやペットの手足を洗うなどの用途で使われることも多いため、ペットと一緒に暮らすご家庭でも人気があるリフォームの一つです。

>> ペットのためのリフォーム・リノベーションでおすすめの内容は?

立水栓・水栓柱を設置するリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
一般的な立水栓・水栓柱の設置 3〜10万円
(配管延長を伴う場合=10〜15万円かかる可能性あり)
ペット用の立水栓の設置 15〜30万円

外構に水道を設置する際には「位置をどうするか」が問題になりがちなので、ご注意ください。
例えば、勝手口付近に立水栓を設けた結果「洗車時にホースが届かない」となる可能性もあるためです。

水道のホースリール

場合によっては、駐車スペースなどの近くに「散水栓」も設置しておくと安心でしょう。

外構失敗例⑦ 電源・コンセントが必要だった

電源コード

コンセントは屋外か室内かに関わらず、位置が悪かったり数が足りなくなったりと、新築やリノベーションで後悔してしまう例が多くあります。

外構の中でも、夜間に電気を必要としやすいのが駐車場です。
バーベキューを楽しみたいご家庭なら、庭やバルコニー周辺にもコンセントがあると便利かもしれませんね。

→対策:屋外コンセントを付ける

屋外用のコンセント

外構で電源の利用頻度が多そうでしたら、屋外コンセントの設置

を検討しましょう。

具体的に使用する場所・方法をイメージしながら、最適なコンセントの位置・数を考えてみてくださいね。
ご自身でベランダを高圧洗浄されることがあるようでしたら、ベランダの近くにも屋外コンセントがあると活用しやすいでしょう。

>> コンセントリフォームのポイント

屋外コンセントを設置するリフォーム工事の費用相場

屋外コンセントの設置工事には、主に2通りあります。
「室内にある既存のコンセントから分岐する」もしくは「分電盤から増設する(新たに専用線を引く)」という方法です。
どちらが適しているかは、電気工事の知識がある施工業者に見てもらった上で決定すると確実でしょう。

工事内容 リフォーム費用
既存コンセントから分岐 1〜2万円
専用線を新たに引く 1.6〜3万円

(※上記の料金のほかに、床下作業費・出張費などが別途発生する場合あり)

外構失敗例⑧ 防犯性の不安

暗い玄関前

住んでみないと分からないのが、夜間の暗さです。
出入り口が暗い住宅は、防犯性が低下します。
お子さんや女性がいらっしゃるご家庭なら、なおさら心配になりますよね。

家の外構を決めるときには、照明プランも大切にしましょう。
夜も明るい建物は、必然的にセキュリティ性がアップします。

→対策:外構照明・センサーライトの設置で、夜も明るく

夜に家を明るく照らす外構照明

玄関や門の周囲を中心に、夜間照明を配置するのが理想的です。
「センサーライト」「エクステリア照明」「ライトアップ外構照明」などと呼ばれる物から、お好みの機能や形の製品を選びましょう。

外構照明を追加するリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
外構照明の設置 3〜5万円/箇所
(照明のグレードやタイプによっては、より高額)

(※屋外コンセントがない場合は先述した配線工事費が別途必要)

外構失敗例⑨ 外からの目線

広々としたオープン外構の家

「予算の問題で、塀や門扉は取り付けなかった」「開放的にしたくて、オープン外構にした」というご家庭は多く見られます。
「玄関や窓の空き巣対策を万全にすれば大丈夫」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし門扉や塀がない住宅では「かくれんぼをして遊んでいる知らない子が、敷地内に入ってきてしまう」といったトラブルがありました。 
また「夏場に、庭でビニールプールで遊ぼうとしたら、外からの目線が気になる」という声もあります

不法侵入を防止するためにも、ご家族のプライバシーを守るためにも、塀や門扉は重要と言えるでしょう。

→対策:フェンスや門扉などを設置して、セキュリティ強化

おしゃれな門扉や塀のある一戸建て住宅

外構の出入り口となる場所には「門扉」を設け、建物の周囲は「目隠しフェンス」「塀」で囲むように設計すると無難です。

敷地が広い場合などには、門扉の両サイドに「門柱」を併設するのもよいでしょう。

>> 目隠しフェンスの後付けする注意点!

【ブロック塀は、地震対策には不向きのため注意】

経年劣化したブロック塀

ちなみに「ブロック塀」は、一時期までは主流でしたが、地震の際に倒壊してしまう不安が残ります。
現在はブロック塀の撤去に対して補助金を支給する自治体も多いほどです。

そのため、できれば軽量な目隠しフェンスを設置することが好ましいでしょう。

>> ブロック塀のリフォーム価格と注意点

フェンスや門周りのリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
目隠しフェンスの設置 1.3~2.7万円/m
(※アルミ製の場合)
門扉の設置 19〜36万円
門柱の設置 10〜20万円

>> 目隠しフェンスリフォームの価格・施工例
>> 門扉リフォームの価格・施工例
>> 門柱の設置・交換の費用はいくら?

いずれの設備も、素材・デザインやオプションの選択肢が豊富です。
リフォーム業者と相談し、コストや見た目のバランスを考えながら、気に入った商品を採用するとよいですね。

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外構失敗例⑩ 植物の手入れができない

手入れされていない植物

芝生やガーデニング、おしゃれな植栽は人気があります。
一方で「木が大きくなりすぎて、日が入らなくなった」「枯れ葉や花びらが多く、掃除が大変」「近隣から苦情が来た」「花壇の土が、野良猫のトイレになってしまった」などという話もあります。

また、バラや野菜など香りがよいものには害虫が寄りやすいです。
虫が苦手な方が、ガーデニングや家庭菜園を行いたいときには注意しましょう。

→対策:手入れの時間を確保できるかイメージ!対処に困ったら撤去・整地も検討を

これから外構に植物を取り入れたい方が、園芸や栽培に慣れていない場合には、まず「世話をする時間を確保できるかどうか」を考慮
してみることが大事です。
その上で、花や緑のある空間にするかどうかを決めましょう。

すでに植栽などがあり、手入れが難しくなってきた方は、思い切って撤去し、整地する工事を検討するのも一つの手です。
実際、世話ができなくなり「撤去してほしい」とリフォームを依頼する方も多くいらっしゃいます。
なお成長した木は根を長く伸ばしているため、引き抜くのが困難なことがあるので、気を付けましょう。

【おしゃれにしたい場合はタイルや砂利を敷いて】

砂利・タイル敷きのおしゃれな外構の家

ところで「植物の手入れは面倒だけど、外構が殺風景になってしまうのは避けたい」という方もいらっしゃいますよね。
その場合はタイルや玉砂利を敷いてみると、おしゃれにできますよ。

芝・植栽・樹木を撤去する工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
芝生の撤去・芝剥がし 1,000〜4,500円/㎡
(※別途、処分費や重機代が発生する場合あり)
植栽・樹木の撤去 1〜20万円
(※木の高さ・量、処分時に重機が必要かどうかにより変動)

(※芝生や植栽の撤去後、整地やコンクリート工事なども行う場合は、上記のほかに別途料金発生)

タイル・砂利を敷設するリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
タイル(タイルデッキ)敷き 1.3〜3万円/㎡
砂利敷き 2,000〜7,000円/㎡

(※業者にもよるが、上記料金には「草刈り・整地・防草シート敷き」の作業も含まれることが多い)

外構失敗例⑪ 雑草が生えてくる

雑草のメンテナンス

雑草は生命力が強いため「頻繁に草むしりをしても解決できず、悩まされる」というパターンもあります。
とりわけ、防草シートを使用せずに砂利敷きにしてしまったご家庭で多く見られるトラブル例です。

→対策:あらかじめ防草シートを敷いておく

地面に敷かれた防草シート

砂利などを敷く前に、土の上に必ず「防草シート」を敷いておきましょう。
雑草が完全に生えてこなくなるわけではありませんが、負担を大幅に軽減できるはずです。

防草シートを敷くリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
防草シート敷き 1,000〜3,300円/㎡

(※範囲が狭い場合=一律料金とする業者もあり)

業者により「草刈り・整地・砂利敷き・雑草処分」を別料金としているところもあれば、上記の工事金額に含めている場合もあります。
また防草シートには「織布タイプ」と「不織布タイプ」がありますが、不織布のほうが高額です。

外構失敗例⑫ 洗濯物を干せる場所がない

庭に干された洗濯物

注文住宅やリノベーションなどで外構全体を工事する際に、後回しに考えてしまいやすいのが、洗濯物を干す場所です。

庭やベランダでも範囲が限定されるので、外構にも物干しスペースが少しでもあると、日々の家事が効率的になるでしょう。
洗濯はほぼ毎日欠かせない作業ですから、人数分の洗濯物を干せる場所をキープしておきたいところですね。

→対策:屋内外に有効活用できる空間を確保する

洗濯物を干す場所を追加するリフォームは、外構だけではなく屋内でも有効活用できるスペースがあれば実施可能です。

以下でご紹介する方法の中から、ライフスタイルに合った設備や空間作りを考えてみましょう。

【ベランダ・サンルーム・ウッドデッキなどの新設が人気】

サンルーム内に干された洗濯物

屋外側に物干しスペースを新設するなら「ウッドデッキ」が好評です。
建築基準法に抵触しないようであれば「ベランダ(バルコニー)」を増築するのもよいでしょう。

「花粉がひどい日や、雨天時でも気にせず洗濯物を干したい」というご家庭でしたら「サンルーム」「テラス囲い」があると便利です。

(※ベランダやサンルームなどを新設する際は「増築扱い」になるため、確認申請が必要な場合があります。)

>> ウッドデッキのリフォームの価格と施工例
>> サンルームを後付する価格や増築する際の注意点
>> 増築リフォームの費用相場や注意点

【カーポートを設置するなら、オプションで物干しを追加】

カーポート商品によっては、オプションで「物干し」を追加できる場合があります。
既存のカーポートが対象製品である場合や。これからカーポートの設置工事も実施予定の方は、このようなオプションを選択することで解消できるかもしれませんね。

【小規模な工事で済ませたいなら、室内干しユニットを増設】

室内干しユニットと洗濯物

「外構を大々的に工事するのではなく、洗濯物を少し干せればOK」という場合には、屋内に「室内干しユニット」を設置する方法も有効です。

>> 室内物干しユニットのメリットや注意点

洗濯物干しスペース・設備を追加するリフォーム工事の費用相場

設置する設備 リフォーム費用
ベランダ(バルコニー) 25~50万円 (1畳の場合)
サンルーム 40〜180万円
テラス囲い 30〜55万円
(※範囲が狭い場合は、より少額になる可能性あり)
ウッドデッキ 25〜40万円
室内物干しユニット 1.5〜4万円

外構失敗例⑬ ウッドデッキがデッドスペースに

ウッドデッキ

物干しスペースとしても人気のあるウッドデッキは、実は失敗例も多い設備の一つです。
取り付ける際には、サイズや素材について熟慮しましょう。

「サイズが小さすぎて使えず、デッドスペースになってしまった」というパターンがあります。
狭い庭や玄関周辺しか設置場所がないようであれば、ウッドデッキを付けないほうがよいかもしれません。

また「安い素材にしたら、メンテナンスが想像以上に大変だった」という話もよく耳にします。
風雨にさらされるため、こまめに掃除する必要があることを忘れないようにしてくださいね。

→対策:ウッドデッキを設置する場合は、使いやすい広さ・素材にする

すでに設置済みのウッドデッキが使いづらい場合には、撤去することはもちろん可能です。
ただ「ウッドデッキのある家を諦めたくない」ということであれば、使いやすいサイズ・素材のデッキに交換するという選択肢もあります。

樹脂・人工木のウッドデッキや、屋根付きの物をチェックしてみるとよいですよ。
お手入れのしやすさを優先するなら、ウリンやイペで作られた製品が一押しです。

>> 樹脂・人工木のウッドデッキの特徴とは?

広さについては、6~10畳くらい確保できると、伸び伸びと過ごせるでしょう。

ウッドデッキを設置 or 解体撤去するリフォーム工事の費用相場

工事内容 リフォーム費用
ウッドデッキの設置 25〜40万円
既存ウッドデッキを撤去 2〜15万円

ウッドデッキの工事は、設置か撤去かに関わらず、面積が大きいほど高額になりやすいです。
解体・撤去する際には、予算は3〜10万円程度を見込んでおくのが無難ですが、規模によっては15万円以上かかってしまう場合もあります。

料金や設置可能なサイズなど、不安なことがあれば、リフォーム業者に確認してみると安心でしょう。

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外構・エクステリアの工事やリフォームで失敗しないためのコツは?

外構・エクステリア工事の業者と相談している女性

ここまで、さまざまな失敗例や対策についてお話ししましたが「我が家も後悔しないよう、計画的に外構・エクステリアを工事したい」と感じられた方も多いのではないでしょうか。

これらの失敗を防ぐためには、外構・エクステリアに詳しい施工業者を探した上で、じっくり打ち合わせするのが一番です。

優良な業者であれば、サイズ・素材の選び方についてアドバイスしてくれたり、駐車場などは建築基準法にも配慮しながら提案してくれたりするはずですよ。

なるべく複数社に見積もりを依頼し、提示されるプランや価格などを比較すると、より確実です。

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外構・エクステリア工事でおすすめのリフォーム会社の口コミ5選

最後に、当サービス『リショップナビ』経由で実際に外構・エクステリアのリフォームを実施したお客様からの口コミの一部を掲載します。
工事業者を選ぶ際の参考にしてください。

❶ 成約した業者:(株)住設建材卸売センター
事故によって破損した門柱などの修理を依頼したのですが、担当の方が(相手側の)損保会社との間に立ち、折衝に尽力してくれました。損保会社側が手配した業者の鑑定が正当性に欠けるものであったことを学べました。
法律を遵守した「工事請負契約書」にも好感を持てました。

【埼玉県さいたま市 / 男性 / リフォーム費用:75万円 / 2022年1月工事完了】
❷ 成約した業者:リホーム・ネオ
対応がよく、何度も交渉できて、こちらが希望した金額を出してもらえた。
こちらに沿った提案をしてくれて、とてもよかった。仕上がりにも納得できている。
費用をかけずにアプローチもきれいになり、頼んでよかったと思っています。また機会があればお願いしたいです。

【愛知県稲沢市 / 女性 / リフォーム費用:99万円 / 2021年1月工事完了】
❸ 成約した業者:(株)THL
担当の方の人柄も対応もよく、気軽に相談できた。
家を購入して初めての外構工事だったため、相場が分からなくて困っていましたが、見積書の作成前なのに、だいたいの金額を教えてくれたこともあり、安心して工事契約できました。
他社の見積書と比べて、細かく項目ごとに金額計算されていたため、素人にも分かりやすかったです

【茨城県牛久市 / 男性 / リフォーム費用:25.4万円 / 2020年10月工事完了】
❹ 成約した業者:(株)ホーム住工
初対面のときの丁寧な対応が好印象でした。
他社様との見積もりを比較して、断トツで低価格だったのでビックリし、手抜き工事ではないかと不安になったほどでしたが、丁寧な仕上がりだったので、安心しました。
次回リフォームするときにも、お願いするかもしれません。

【北海道北斗市 / 女性 / リフォーム費用:40万円 / 2020年8月工事完了】
❺ 成約した業者:(株)Respace
予算に合わせてカーポートのサイズなどを提案していただき、3回ほど見積書を出し直してもらえました。
工事の希望日程も聞いてくださり、対応の内容やスピード、マナーなどに不満はありません。お任せしてよかったです。

【奈良県香芝市 / 男性 / リフォーム費用:78万円 / 2020年1月工事完了】

『リショップナビ』では、上記のように評判のよいリフォーム会社を多数ご紹介しています。
外構・エクステリアの工事だけではなく、お住まいのリフォーム・リノベーションに対応できる施工業者をお探しの方は、よろしければご活用くださいね。

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【この記事の要点まとめ◎】

リフォーム工事や新築購入をした後で「外構・エクステリア部分に、設置しておくべきだった」と後悔しやすいものは?
駐輪場所
水道(立水栓や水栓柱)
屋外コンセント
夜間用の照明
塀・フェンスや門扉
防草シート(雑草除け用)
洗濯物を干すスペース

などです。
リフォーム工事や新築購入をした後で「外構・エクステリア部分に設けた結果、不便になった」という失敗例が多いのは?
広さや位置が悪い「駐車スペース」
玄関前の「カーポート」
高さが合わない「外階段・段差」
濡れると滑りやすくなってしまう「床材」
手入れが面倒な「植物」
サイズが合わない or メンテナンスが大変な素材の「ウッドデッキ」

といった設備の失敗談が多いので、設置・リフォームをする際には位置や素材・メンテナンス計画などをイメージしておくことが大事です。

「最終的に、どんな外構にしたいか」「導入したい設備があるけど、設置しても後悔しないか」など、少しでも迷うことがある場合には、外構の施工経験豊富なリフォーム業者とよく相談してみることも、失敗を防ぐためには大切です。

デザイン・機能性ともに納得できる、素敵な外構のある家を実現してくださいね!

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