駐車場をコンクリートにする費用は?安く抑えるポイントや事例をご紹介

更新日:2024年07月31日

駐車場をコンクリートにする費用は?安く抑えるポイントや事例をご紹介

「駐車場をコンクリートに変えたい」「費用はどのくらいかかる?」という方もいらっしゃるでしょう。
駐車場をコンクリートに変える場合、普通乗用車1台分のスペースであれば20万円前後かかります。また、砂利やレンガなどほかの素材よりもやや高額ですが、コンクリートならではのメリットもあります。
本記事では、駐車場のコンクリート工事の費用相場や費用を抑えるポイント、メリットなどをまとめました。

あわせて読みたい

外構リフォームの

補助金情報や事例はこちら ▶

駐車場をコンクリートにする費用の目安

戸建て住宅の外構工事/駐車スぺースを設置する様子

駐車場をコンクリートにする際にかかる費用は、普通乗用車1台分であれば20万円前後が目安です。

1㎡あたりの費用は、1万円程度と考えるとよいでしょう。

車種別の駐車場の面積と、コンクリートにする際の費用については次の通りです。

車種 工事費用 面積
軽自動車 約10万円 10㎡
小型自動車 約15万円 15㎡
普通自動車 約20万円 18㎡

上記はあくまでも概算です。

詳しく知りたい場合は、外構工事業者に見積もりを出してもらうことをおすすめします。

コンクリート駐車場について
施工会社と相談したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

駐車場コンクリート工事の費用の内訳

駐車スペースの工事を進める男性作業員

次に、駐車場をコンクリートにする工事費用の内訳について解説します。

掘削費

「掘削費」は、地面を掘り起こす際にかかる費用を表します。

一般的な相場は、1㎡あたり約500~1,000円です。

駐車場をコンクリートにする場合、砂利やアスファルトと比べて深く掘る必要があり、その分掘削費が高くなります。

残土処分費

「残土処分費」とは、掘った土を処分するためにかかる費用を指します。

残土処分費の相場は、1㎡あたり2,000円程度です。

駐車場にほかの素材を用いる工事に比べて土を深く掘り起こすため、処分する土の量が増え、やや高額になることが多いです。

残土処分費は、自治体によって異なります。

あらかじめ費用の目安を確認しておきたい場合は、各自治体に問い合わせましょう。

砕石実費

「砕石実費」は、コンクリートの下に敷く砕石にかかる費用のことです。

費用の目安は、1㎡あたり300〜500円ほどです。

外構工事業者によっては、砕石とその後に砕石を敷いて行う転圧の工事費用を、まとめて表示していることもあります。

コンクリート打設費

「コンクリート打設費」は、コンクリートを打ち固めるためにかかる費用です。

費用相場は、1㎡あたり6,500円前後です。

駐車場の場合は、最低でも10cm以上の厚みになるようにコンクリートを流し込み、打ち固める必要があるといわれています。

駐車場コンクリート工事の費用を抑える3つのポイント

カーポートのある戸建て住宅/落ち着きがあり、緑豊かな玄関アプローチ

駐車場をコンクリートにする費用を抑えるためのポイントは、次の通りです。

①コンクリート部分を少なくする

駐車場のすべてにコンクリートを使うのではなく、部分的な使用にとどめてコンクリート部分を少なくすると、工事の費用を抑えられます。

例えば、強度が必要なタイヤが乗る部分のみにコンクリートを使用し、それ以外の場所は芝や砂利などを使用するのもおすすめです。

特に、芝とコンクリートをセットで使うとコントラストが生まれ、外観のアクセントとなるでしょう。

②コンクリート平板を使う

通常、駐車場にコンクリートを使用する工事では、生成した型枠の中にコンクリートを流し込み、平らにしていかなければなりません。

そこで、おすすめしたいのがコンクリート平板です。

コンクリート平板とは、すでに成形されたコンクリートのことです。

コンクリート平板を使用すれば、敷き詰めて施工するだけなので、工事期間が短くなり手間も軽減します。

人件費を削減できるため、かかる費用をグッと抑えられるでしょう。

>>【価格別】外構・エクステリアリフォームの費用相場を解説!安く抑える方法は?

③複数の見積もりを取る

駐車場をコンクリートにする工事の費用を抑えるには、相見積もりを取るとよいでしょう。

なぜなら、1社のみとのやり取りではわかりにくい費用相場も、複数の業者に見積もり作成を依頼すれば把握しやすくなるためです。

工事の費用は、安ければ安いほどよいわけではありません。

費用が安くても、工事のクオリティに問題があると、駐車場の強度に不具合が生じるおそれがあります。

工事の質と費用のバランスを考慮し、「ご自身が求めている施工をきちんと行ってくれる会社」であるかを見極めることが大切です。

価値観の合うスタッフや親身になってくれる担当者と出会えれば、きっと理想通りのリフォームを提案してくれるでしょう。

>> 後悔しないリフォーム会社の選び方!比較すべきポイントを徹底解説
>> リフォーム/リノベーションの見積もり時の重要ポイント!注意点や体験談もご紹介

駐車場をコンクリートで施工した事例3選

続いて、当サービス『リショップナビ』の加盟店が実際に施工した、駐車場のコンクリート工事の事例をご紹介します。

事例①:
雑草が茂る庭からスッキリとした駐車場へ

施工費用 約18万円
施工期間 2日間
住宅の種類 一戸建て
築年数 5年

施主様は当初、石畳とコンクリートの仕上がりを希望されていました。

しかし、費用が高額になったり、車で石畳が隠れてしまったりすることから、コンクリートのみでの施工をご提案しました。

その結果、想定よりも抑えた費用で、スッキリ広々とした駐車場が完成しました。

>> この事例の詳細を見る

事例②:
ブロック塀を壊し利便性の高い駐車場が完成

施工費用 約55万円
施工期間 3日間
住宅の種類 一戸建て
築年数 30年

ブロック塀を壊し、コンクリートの駐車場を設けた事例です。

施主様は、工事前は少し離れた場所に駐車場を借りていらっしゃいました。

庭に駐車スペースを設けたことで、非常に便利になったとご満足いただいています。

>> この事例の詳細を見る
>> 目隠しフェンスの費用が知りたい!素材と選び方、施工事例も詳しく解説

事例③:
大量の樹木を伐採し2台用の駐車場に

施工費用 約70万円
施工期間 5日間
住宅の種類 一戸建て
築年数 20年

大量の樹木が生えているスペースから、軽自動車を2台停められる駐車場への工事を行いました。

その後、フェンスの取り付けも行っています。

明るく開放的な仕上がりとなり、利便性が大きく向上しました。

>> この事例の詳細を見る
コンクリート駐車場
リフォームはいくら?/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

駐車場をコンクリートにする5つのメリット

 新築住宅の広々としたきれいな駐車スペース

コンクリートの利点には、耐久性の高さやメンテナンスのしやすさなどがあります。

そのため、駐車場にコンクリートを用いることで、さまざまなメリットを得られるでしょう。

代表的なメリットは、次の通りです。

①耐久性が高い

コンクリートを用いた駐車場にすると、耐久性が高くなります。

コンクリート自体が耐久性に優れているため、車が頻繁に出入りする駐車場でも長期的に使用できます。

また、コンクリートを補強するための鉄筋や、鉄筋を縦横に組んで溶接した「ワイヤーメッシュ」を施せば、ひび割れのリスクを下げることも可能です。

②メンテナンスしやすい

メンテナンスをしやすいことも、駐車場にコンクリートを使うメリットです。

コンクリートを使用すれば、基本的に雑草は生えてきません。

コンクリートが汚れてきたときも、ブラシでこすったり、高圧洗浄機で洗ったりすれば、大抵の汚れは落ちるでしょう。

③車が汚れにくい

駐車場をコンクリートに変えることで、愛車が汚れにくくなるでしょう。

例えば、駐車場が土の場合、泥はねによって車体が汚れてしまうケースがあります。

車が汚れにくいと洗車の回数も減らせるため、水道代の節約にもつながります。

④明るい印象になる

駐車場をコンクリートにするメリットとして、外構が明るい印象になることも挙げられます。

コンクリートは白っぽいため、明るくスタイリッシュな空間になります。

家の外観が洋風でも和風でも、マッチしやすい点は大きな魅力でしょう。

コンクリートの駐車場は、おしゃれな外構を希望する方にもおすすめです。

>> 一戸建ての駐車場!真似したくなるおしゃれなデザインいろいろ♪

⑤洗車がしやすい

駐車場をコンクリートにすると、洗車がしやすくなります。

洗車をすると、どうしても足元が水浸しになってしまうでしょう。

そこで、駐車場をコンクリートで仕上げればぬかるむことはなく、軽い傾斜をつけて施工すれば、水たまりになることもありません。

洗車のために車を動かさなくてよいため、洗車場の費用も不要です。

駐車場
コンクリートにしたい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

駐車場をコンクリートにする4つのデメリット

カーポートのある戸建て住宅/横並びに駐車している2台の黒い車

前述したように、駐車場をコンクリートにするメリットは多いですが、その一方でデメリットもあります。

主なデメリットは、次の通りです。

①初期費用が比較的高い

駐車場をコンクリートにするデメリットとして、初期費用が比較的高くなる点が挙げられます。

駐車場に用いる素材には、ほかに砂利やアスファルトなどがありますが、コンクリートはその中でもっとも高額です。

また、施工に多くの工程があることも理由といえるでしょう。

②ひび割れのリスクがある

コンクリートの駐車場は、ひび割れのリスクがあるため注意しましょう。

コンクリートは湿気や気温によって伸縮するため、多くの場合ひび割れは避けられません。

コンクリートのひび割れを防ぐためには、ある程度の間隔の目地を入れることが効果的です。

目地とはコンクリートの継ぎ目を指し、目地を入れることで目立ちやすい大きなひび割れを防げます。

③タイヤ跡や黒ずみがつく

表面にタイヤ跡や黒ずみがつきやすいことも、コンクリートの駐車場のデメリットです。

駐車場を使い続けると、タイヤ跡や黒ずみが目立ちやすくなります。

気になるときは、高圧洗浄機やデッキブラシなどで取り除きましょう。

④工事期間が比較的長い

駐車場のコンクリート工事は、ほかの素材を使用した場合と比べ、工事期間が1週間程度とやや長い傾向にあります。

工期が長くなる理由は、次の通りです。

<駐車場のコンクリート工事/工期が長くなる理由>

● 工数の多さ
● 流し込んだコンクリートが固まるまでに時間を要する など

また、駐車場の大きさなどによって、完成までに1週間以上かかる可能性があることも知っておきましょう。

工事が終わるまでの間は、別の場所に駐車場を確保するといった対策が求められます。

>>【場所別】リフォーム工期の目安はどのくらい?

駐車場コンクリート工事の費用相場を知ろう

カーポートのある戸建て住宅/横並びに駐車している2台の黒い車

駐車場をコンクリートにする場合にかかる費用の目安は、普通乗用車1台分の面積であれば20万円前後です。

工事費用はやや高額ですが、耐久性の高さやメンテナンスのしやすさ、スタイリッシュさなどメリットも多く、非常に人気があります。

ぜひこの機会に駐車場をコンクリートへリフォームし、便利でおしゃれな空間を手に入れましょう。

コンクリート駐車場について
施工会社と相談したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
リフォーム費用は比較で安くなる! 最大50%DOWN 簡単30秒 見積もり件数No.1 無料リフォーム会社一括見積もり依頼 カスタマーサポートがびったりの会社をご紹介
このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもお役立ち情報をお届け中!

公式LINEアカウントはこちら
公式Instagramアカウントはこちら

エクステリア・外構のおすすめ記事

  • 外観リフォームでできることと費用相場|ビフォーアフター事例も

    外壁や屋根などの外観が気になっている方の中には、リフォームを検討している方が多いのではないでしょうか。 外観リフォームは外壁や屋根以外にも、玄関ドアや窓などのリフォームも含まれ、住宅の見た目や機能などを改善できます。 本記事では、外観リフォームでできることや費用相場、ビフォーアフター事例などをご紹介します。

  • 庭のリフォーム・整地・ガーデニングの費用相場と事例をご紹介!

    庭・ガーデニングリフォームの費用相場をご紹介しています。芝生の貼り付けや砂利を入れる工事、整地、コンクリート整備、庭全体の造園、ウッドデッキやサンルームの設置、増築など、庭・ガーデニングに関わるリフォームの料金がリフォーム実例からわかります。事前に庭リフォームの相場を確認して、適正価格で庭・ガーデニングのリフォームをしましょう。

  • 外構・エクステリア工事の失敗例13選!対策やおすすめ業者を紹介

    家の外構・エクステリアの工事は、新築でもリフォームでも、失敗してしまう方が多いもの。細部まで熟慮せずに設計してしまうと、使い勝手の悪さに悩まされてしまいます。今回は「外構・エクステリア工事にありがちな失敗例」と「それぞれの解決策(後からやり直しをする場合や、失敗を防ぐための、おすすめの設備・床材・工事の例など)、およびリフォーム費用の目安」をご紹介します。評判のよい外構・エクステリア工事のリフォーム業者の口コミも掲載しているので、参考にしてください。

  • 【カーポート・ガレージ・駐車場】車置き場はどのタイプにする?

    戸建てで車を持つ場合、駐車スペースをどのようにするのか検討する必要があります。現在の住宅事情では、あまり駐車スペースにこだわらないかもしれませんが、実用性を兼ねた、オシャレなデザインの駐車スペースは、住宅のイメージが上がるんですよ!それでは、様々なスタイルの駐車スペースをご紹介します。

  • バルコニー(ウッドデッキ)付きカーポートの値段・施工例!おすすめ品やメリット・デメリットはある?

    カーポートの屋根の上に、バルコニーやウッドデッキがあると便利でしょう。2階建ての「バルコニー(ウッドデッキ)付きカーポート」や「屋上デッキ仕様カーポート」は、さまざまな大きさや形に対応できます。 そのため、限られたスペースをおしゃれに有効活用できます。しかし、気になるのは、やはり増築・設置時にかかる値段や、デメリットではないでしょうか。 そこで、今回はバルコニー(ウッドデッキ)付きカーポートのリフォーム費用や施工事例をご紹介します。 さらに、おすすめメーカー品、メリットや注意点までわかりやすく解説します!

リショップナビは3つの安心を提供しています!

  • ご希望にあった会社をご紹介!

    お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

  • しつこい営業電話はありません!

    紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

  • 見積もり後のフォローも致します

    ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。

© ZIGExN Co., Ltd. All Rights Reserved.