ブロック基礎上にフェンスを設置するなら高さ制限に注意!
目隠しフェンスをブロック塀の上に設置したい方は多いと思います。
この場合「高さは2.2m以下」としなくてはいけないと、建築基準法で定められています。
フェンス単体の設置には、原則として高さ制限はありません。
ただし風の影響を受けたり、見通しが悪くなってしまったりする点に注意して、高さを決めるとよいでしょう。
目的別フェンスの最適な高さの考え方・注意点は?

目隠しフェンスの一般的な高さは、1.8〜2.0m程度とされています。
ただし隣接する建物や、設置位置などによってはこの限りではありません。
目隠しフェンスは目的に応じて、適切な高さが異なります。
ここでは、3つの用途別に最適なフェンスの高さと、その選定理由や効果的な設置方法について詳しく解説していきます。
① 侵入者を寄せ付けない防犯フェンスの高さ
防犯フェンスの高さは、侵入犯罪を防ぐ上で重要な要素となります。
防犯対策に適したフェンスの高さは、1.8〜2.0m前後が目安と考えられるでしょう。
高ければ高いほど乗り越えにくくなるといえますが、あまりにフェンスが高すぎると、人目につきにくくなったり空き巣が侵入しても外から見えなかったりと、デメリットも生じます。
フェンス上部の形状や防犯カメラの設置位置との関係も考慮するとよいでしょう。
またフェンスの支柱間隔を狭くし、足掛かりになりにくい構造を採用することで、より高いを得やすくなります。
② プライバシーを守るための高さはさまざま
隣家からの視線が気になる場合は、それぞれの住宅の高低差を考えた上で、高さを決めましょう。
例えば、地盤の高さが隣家と同じくらいか、ご自宅が1階建てで隣家は2階建てかなどによって、最適な高さが変わってきます。
目隠し効果を高めるには、フェンスの形状にも注目しましょう。
特にルーバータイプなら視線カットを実現しやすいです。
ただし隣家の日当たりや見栄えにも影響するため、トラブルにならないよう配慮が大切です。
③ 愛犬の飛び出しを防ぐ安全な高さとは
愛犬の飛び出し防止に必要なフェンスの高さは、犬種による体の大きさやジャンプ力の違いを考慮して決める必要があります。
小型犬であれば目安は1.2m以上ですが、中型犬や大型犬、狩猟犬や牧羊犬などは1.5〜2.0m必要なケースがあります。
またフェンスの基礎部分はしっかりと地中に埋め込み、掘り起こしを防止することも重要なポイントとなります。
愛犬の習性や行動パターンに合う適切な高さや構造を、業者に相談してみましょう。
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住宅の景観と調和する理想的なフェンス設計のポイント
フェンスは住宅の外観と防犯性を左右する重要な要素です。
圧迫感を抑えながら十分な目隠し効果を実現するには、高さや素材、デザインの工夫が欠かせません。
日照や通風への配慮、植栽との調和、そして近隣との良好な関係維持まで。
理想的なフェンス設計のポイントを、実践的なアプローチとともにご紹介します。
圧迫感を軽減するフェンス高さのテクニック
フェンスの圧迫感を軽減するには、デザインと構造の両面からアプローチすることが効果的です。
特に高さのある目隠しフェンスでは、視覚的な工夫が重要な役割を果たします。
圧迫感を和らげる基本的な工夫
工夫 | 効果 |
---|---|
横格子・スリット | 視線を横方向に誘導し、高さを抑えて見せる |
植木や花の配置 | 自然な印象を演出し、無機質さを緩和 |
横格子やスリット状のデザインは、視線を水平方向に導くことで高さを感じさせにくくします。
フェンスに沿って植木や花を配置したり、ツタ類を這わせたりすることで、無機質な印象を和らげながら自然な目隠し効果を実現できます。
植物の季節による変化も、景観に豊かな表情を与えます。
植物との組み合わせで魅せる目隠し効果
フェンスと植物を効果的に組み合わせることで、自然な目隠し効果と魅力的な景観を両立できます。
フェンス高さを1.8m程度に抑えることで、通行人からのプライバシーを確保しやすいでしょう。
種類によっては剪定などのこまめな手入れが必要ですが、常緑樹と落葉樹を計画的に配置することで、四季折々の表情が楽しめる空間を演出できます。
シマトネリコやシラカシなどの常緑樹は年間を通じた目隠し効果を、ハナミズキなどの落葉樹は季節の彩りを添えてくれます。
つる性植物をフェンスに這わせる手法も効果的です。
ツルバラやテイカカズラなどを植えることで、時間とともに緑が増していき、無機質なフェンスが自然と調和した柔らかな印象へと変化していくでしょう。
植物 | 特徴と効果 |
---|---|
常緑樹 | 通年の目隠し効果、安定した景観 |
落葉樹 | 季節感、光と風の調節 |
つる性植物 | フェンスとの一体化、自然な印象 |
近隣との良好な関係を築く高さの決め方
フェンスの高さは、近隣との良好な関係を左右する重要な要素です。
隣地境界フェンスの基本的な配慮事項
検討項目 | 配慮のポイント |
---|---|
視線の調整 | 段階的な高さ変更で圧迫感を軽減 |
プライバシー | 窓位置や動線に応じた目隠し |
環境影響 | 日照・通風への影響を最小化 |
特に道路に面した部分は、徐々に高さを下げることで開放感を演出できます。
プライバシーと圧迫感のバランスを取るため、部分的に格子やスリットを設けるのも効果的な方法です。
隣家との境界にフェンスを設置する際は、事前に十分な話し合いを持ち、互いの要望を確認するのが理想です。
日照や通風、景観など、さまざまな観点から最適な高さを決定していきましょう。
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フェンスは目的によって高さを決めることが大切
フェンスの高さ選びは、安全性とデザイン性の両面から検討する必要があります。
目的や設置場所に応じた最適な高さ、規制の確認、そして近隣への配慮が重要なポイントです。
ライフスタイルに合わせてフェンスを設置し、より心地よい暮らしを実現してくださいね。
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