目隠しフェンスを後付け!DIYは簡単?既存フェンスの施工事例もご紹介

更新日:2024年10月21日

目隠しフェンスを後付けする注意点!DIYはできる?施工事例もご紹介

家の回りに新しく住宅や駐車場ができると、人の出入りが多くなることから外からの視線が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
目隠しフェンスを付けることで、家の中やお庭が丸見えになるのを防ぐことができます。
本記事では、目隠しフェンスのメリットとあわせて、フェンスを後付けする際の注意点やDIYでの取り付け方法と施工事例もご紹介します。

目隠しフェンスのメリット

目隠しフェンスのメリット

目隠しフェンスのメリットとして、道路や近隣の家からの視線を遮断できることが挙げられます。

家やお庭の様子が隠れることでプライバシーを守るだけでなく、防犯対策にもなります。
お庭やウッドデッキにいる時も、視線を気にすることなくリラックスすることができます。

また、プライバシーや防犯の対策だけでなく、台風など悪天候の時は雨風をしのいだり、ペットがいる方は飛び出し防止の効果も期待できるでしょう。

さらに、目隠しフェンスを取り付けることで家の外観もおしゃれに仕上げたりと、雰囲気も変えることができるのも魅力の1つです。

>> おしゃれな目隠しフェンスの施工事例|選び方と失敗例も解説

目隠しフェンスを後付けする費用相場

目隠しフェンスを後付けする費用相場

目隠しフェンスを取り付ける際、費用相場は材料費と工事費用込みで施工幅1mあたり7千~4万円になります。

具体的な工事内容と費用の相場は次の通りです。

工事内容 費用
支柱工事+組み立て 5千~2万円/m
※フェンスの素材によって金額に変動あり。
コア抜き工事(※) 5~10万円

※コア抜き工事:ブロック塀に後付けする場合、フェンスをつける柱をつけるためブロック塀に穴をくり抜く工事

20m前後の範囲で目隠しフェンスを取り付ける場合、フェンス本体の価格と工事費用をあわせて15~60万円程となります。

すでにフェンスを設置している場合は、既存のフェンスの解体・処分の費用相場は3~10万円です。

上記の費用はあくまで目安であり、次のようなケースは追加費用が発生することもあります。

● 土地の地形が複雑で基礎工事が難しい
● 工事をする場所のアクセスが悪く運搬が難しい

実際の費用がどれくらいかかるのか、まずは業者へ相談するのがおすすめです。
業者によっては施工内容や費用も異なるので、複数の業者に見積もり依頼をし、比較をしましょう。

>> 庭の目隠しフェンスの費用相場!素材別価格も詳しく解説!
>> 外構工事・エクステリアリフォームの費用相場!

目隠しフェンスを後付けする施工方法

目隠しフェンスを後付けする施工方法

目隠しフェンスを後付けする主な施工方法は、次の2つが挙げられます。

● 既存のフェンスにそって取り付ける
● ブロック塀の上に取り付ける

各施工方法について、解説していきます。

既存のフェンスにそって取り付ける

既存のフェンスにそって取り付ける

既存のフェンスがメッシュフェンスなどの場合、既存のフェンスの後ろに新たな柱を建て、目隠しフェンスを看板のように柱へ取り付ける施工方法があります。

下段は既存のフェンスをそのままに、上段の必要な部分のみ目隠しになっているので、明るさと通風性も確保した、圧迫感のないフェンス になります。
既存のフェンスの撤去は不要なので、比較的費用を抑えやすいでしょう。

柱はご自身のお庭の端に取り付けるので、近隣の方への許可も基本は不要で施工できるのも良い点です。

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ブロック塀の上に取り付ける

既存のブロック塀の上に目隠しフェンスを後付けする場合、強風や地震による倒壊を避けるため高さに気を付ける必要があります。

一般的には後付けするフェンスの高さが120cm以下、ブロック塀と目隠しフェンスをあわせた高さが220cm以下であれば施工可能と言われています。

設置方法は、ブロックにフェンスを取り付ける柱を建てるための穴をくり抜く「コア抜き工事」を行い設置します。

ただし、ブロック塀の構造によっては、後付けする目隠しフェンスの種類に制限があり施工できない場合もある ため、希望する目隠しフェンスの種類が設置可能な構造であるか事前に業者に確認しましょう。

《関連記事》
>> ブロック塀の解体撤去・補強・補修リフォームの費用!

目隠しフェンスの素材の種類

目隠しフェンスの素材の種類

目隠しフェンスは素材によって外観の雰囲気がガラッと変わります。

目隠しフェンスの主な素材は次が挙げられます。

● アルミ・スチール製
● 木製
● 樹脂製

①アルミ・スチール製

アルミ・スチール製

アルミ・スチール製のフェンスは、比較的どの家でもマッチしやすい素材になります。

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②木製

木製

ナチュラルな風合いがお好みの方には木製がおすすめです。
木製はアルミ・スチール製と比べて、圧迫感を減らせるのも特徴として挙げられます。

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③樹脂製

樹脂製

木の質感が好みで、加えて耐久性を重視したい場合は樹脂製もおすすめです。
表面の加工により本物の木の質感を再現しているのと、耐久性もあります。

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素材ごとに質感だけでなく、耐久性やメンテナンスの頻度も異なります。
外観のイメージとあわせて、メンテナンスがしやすいかなども考慮してフェンスの素材を選ぶと良いでしょう。

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目隠しフェンスを後付けする時の注意点

目隠しフェンスを後付けする時の注意点

目隠しフェンスを後付けする時、次の4つに注意をしましょう。

● 圧迫感のあるデザインや高さになっていないか
● 耐久性はあるか
● 家のデザインとあっているか
● 日当たりや風通しは悪くならないか

一つずつ解説します。

圧迫感のあるデザインや高さになっていないか

道路や近隣の家との間に目隠しフェンスを後付けする時、デザインや高さに注意をしましょう。

一般的に地面からフェンス上部までの高さが約180cm程あると、外からの視線の遮断に適していると言われています。
しかし、ご家族の身長などによっては適する高さが変動するので、必要な高さの確認が大切です。

また、あまりにフェンスの高さを高くしてしまったり、隙間のないデザインにすると内側だけでなく外側にも圧迫感を与えてしまうこともあります。

外側からの見え方もシュミレーションをして、高さとデザインを決めると良いでしょう。

耐久性はあるか

家の周りに設置する目隠しフェンスは、長く使用するものなので、耐久性があるのかも重要です。

フェンスの素材によっては、劣化しやすかったり雨風に弱かったりするものもあります。
外に長く置いておくものなので、なるべく長持ちする素材を選ぶと良いでしょう。

また、耐久性だけでなく、掃除がしやすいかどうかもポイントです。

最近では、耐久性やメンテナンス性に優れた商品も多くなっているので、まずは業者に相談してみるのもおすすめです。

家のデザインとあっているか

後付けする目隠しフェンスを選ぶ時、防犯対策など目隠し効果だけでなくデザイン面も考慮しましょう。

目隠しフェンスを設置することで、今までの外観の雰囲気と変わります。

デザインを選ぶ時は、外側から眺めた時だけでなく、窓やお庭など内側から眺めた時でも違和感のないデザインを選びましょう。

個性的なカラーやデザインを選んでしまうと、かえって悪目立ちしてしまいます。
家の外壁と同系色のものを選ぶのがポイントです。

>> 北欧風でおしゃれな外観・外構づくりのコツをご紹介!

日当たりや風通しは悪くないか

お庭に目隠しフェンスを設置することで、日当たりや風通しが設置前より遮られてしまうこともあります。

風通しや日当たりが悪くなると、湿気やカビの原因になったり、ガーデニングをしている方は上手く植物が育たなくなったりします。

風通しや日当たりが特に気になる方は、お庭全体をがっちり目隠しするのではなく、優先的に目隠ししたい箇所とそうでない箇所を分け、部分的に目隠しフェンスを設置するのがおすすめです。

もしくは、目隠しフェンス自体を縦格子や半透明パネルなど採光性のあるデザインにすると風通しと日当たりがよいお庭になるでしょう。

>> 庭のリフォーム・整地、ガーデニングの費用相場!

目隠しフェンスの後付けはDIYでもできる?

目隠しフェンスの後付けはDIYでもできる?

目隠しフェンスの後付けはDIYでもできるのか気になる方もいらっしゃると思います。

結論、目隠しフェンスをDIYで後付けすることは可能です。
DIYの良い点として、業者に依頼するよりも費用が安く済むのと、ご自身の好みに仕上げられます。

しかし、施工方法によってはプロの業者と同じ手順で行うものもあるのでDIY経験がない方には難しいです。
また、基礎工事をしっかり行わないと台風などの強風により、取り付けた目隠しフェンスが飛ばされてしまい、ケガや破損の危険性があることを念頭に置いておきましょう。

上記のことを踏まえて、DIYに挑戦したい方には次の施工方法があります。

● 結束バンドもしくは取り付け金具で付ける
● パネルフェンス施工で付ける
● 置くだけの簡易式タイプのもので付ける

>> これだけは揃えたいDIYの工具をご紹介!

結束バンドもしくは取り付け金具で付ける

結束バンドや取り付け金具は、比較的簡単に目隠しフェンスを後付けできます。

しっかりと固定された既存のフェンスの取り付けたい箇所に、目隠しパネルを設置します。
パネルに結束バンドで固定する位置に印をつけたら、印の位置へ結束バンドを取り付けた後、結束バンドを既存フェンスに通し締め付けて固定します。

より強く固定したい方は、取り付け金具で設置を行うのが良いです。

ただし、既存のフェンスに結束バンドや取り付け金具を通す隙間がないものには、取り付けできないので注意しましょう。

パネルフェンス施工で付ける

パネルフェンス施工とは、脚の長い目隠しフェンスを基礎石とモルタルで固定する方法です。

パネルを建てる位置を決めたらそこへ基礎石を建てる穴をほり、穴へ基礎石を埋め込んだ後、パネルフェンスの脚を基礎石に建てモルタルを流し込んで固定をします。

好きな箇所へ基礎石を設置できるので、既存のフェンスだけでなくウッドデッキに目隠しフェンスの取り付けを検討している方にもあう施工方法です。

ただし、基礎の段階でしっかり固定をしないと強風で吹き飛んだり、フェンスがゆがんでしまいます。

>> ウッドフェンスは自分でDIYとリフォーム業者どちらがおすすめ?

置くだけの簡易式タイプのもので付ける

置くだけの簡易式タイプのものは、ホームセンターやネット通販などで購入できます。

置くだけなので、他のDIYのように施工する必要がありません。
比較的手軽に目隠しフェンスを設置できます。

しかし、施工をして設置をしないので好きな箇所に自由に置ける反面、強風にあおられたら吹き飛ばされやすいです。
万が一、吹き飛ばされたフェンスが隣人の家にぶつかったりなどしたら、近隣トラブルになりかねません。

天候を確認しながら、風が強い日などは物置にしまうなど対策をしましょう。

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目隠しフェンスの施工事例5選

目隠しフェンスの施工事例5選

本章では、目隠しフェンスの施工事例を5つご紹介します。

おしゃれな施工事例もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

事例1:プライベート空間バッチリなフェンスリフォーム

住宅の種類 一戸建て
築年数 -
施工日数 -
リフォーム費用概算 20~50万円

プライベート空間の確保をメインとしたリフォーム事例です。

道路側からの視線を遮断することで、目線を気にせずお庭を行き来できるので、プライベートな空間をゆったり過ごすことができます。
天然木材とは違う素材を採用することで、腐食やシロアリの心配もありません。

>> この事例の詳細を見る

事例2:目隠しに最適!フェンス工事

住宅の種類 一戸建て
築年数 18年
施工日数 7日間
リフォーム費用概算 約45万円

お庭の駐車場解体にともない目隠しフェンスを設置した事例です。

施主様より「駐車場を解体した後、家が丸見えになってしまうので目隠ししてほしい」というご要望のもと、既存のブロック塀の上に目隠しフェンスを後付けしました。

シンプルなデザインにより外観がすっきりとした印象に仕上がりました。

>> この事例の詳細を見る

事例3:ベランダへ目隠しフェンスを設置

住宅の種類 一戸建て
築年数 -
施工日数 2日間
リフォーム費用概算 約50万円
※他のリフォーム箇所の費用含む

こちらはベランダに目隠しフェンスを設置したリフォーム事例です。

ベランダに目隠しフェンスを設置することで、外からの視線を気にせずにお庭でバーベキューなどが楽しめます。
雨の日でも問題なく使えるように頑丈に設置しました。

>> この事例の詳細を見る
>> アウトドアリビングで個性あふれる家づくり

事例4:今までのイメージにあわせたフェンスリフォーム

住宅の種類 一戸建て
築年数 20年
施工日数 -
リフォーム費用概算 50~100万円
※他のリフォーム箇所の費用を含む。

今までと家のイメージと変えずにフェンスをリフォームした事例です。

目隠しフェンスを木部塗装をすることで、周りの家の色合いとも馴染む温かみのある外観に仕上がりました。

>> この事例の詳細を見る

事例5:目隠しフェンスでリゾート風のお部屋へ

住宅の種類 一戸建て
築年数 -
施工日数 30日間
※他のリフォーム箇所の日数含む。
リフォーム費用概算 約225万円
※他のリフォーム箇所の費用含む。

隣地との間に目隠しフェンスを施工した事例です。

施主様より「西洋のアンティーク風なガーデンを作りたい」とご要望があり、目隠しフェンスとあわせてタイルテラス・L型の左官壁も設置することで西洋の雰囲気漂うおしゃれな空間に仕上がりました。
照明の色もあわせることで、よりリゾート感あるお庭になります。

>> この事例の詳細を見る
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目隠しフェンスを後付けするなら理想にあったものにする

目隠しフェンスを後付けするなら理想にあったものにする

目隠しフェンスを後付けすることで、プライバシーが守られたり防犯対策になったりする効果があります。

また、家の外観の雰囲気を変えることもできるので、目隠し効果だけでなく、素材やデザインなども考慮して選ぶのがおすすめです。

DIYでも施工は可能ですが、基礎が重要になってくるため慣れていない方は業者へ依頼をしましょう。

1社だけでなく、複数の業者を比較しながら理想の目隠しフェンス後付けリフォームがかなう業者を選ぶのがおすすめです。

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