
「室内窓」とは、間仕切りの壁に付ける窓のことで、壁全体を取り払うことなく、隣り合った2つの空間をつなげる役割を果たすものです。
家の中の採光や風通しを良くする実用的なタイプから、インテリア性の高いタイプまで、室内窓の種類は多様性に満ちています。
また、吹き抜けのある家でもよく見られるもので、階下に降りずに下の様子をうかがえるといった利便性も持っています。
室内窓の種類
室内窓には大きく分けて、開閉窓とFIX窓の2種類があります。
基本的にアクリルやガラスをはめ込んで使います。
ガラスのデザインには一般的な透明ガラスのほか、すりガラス、縦線が入ったモールガラスなどがあります。
アクリルは割れても危険性は低いですが傷が付きやすい性質があります。また、安っぽいデザインに見えることもあります。
ガラスは傷こそつきにくいですが割れた場合は怪我をしやすいです。
ご自宅の状況や好みによってアクリルとガラスのどちらを使うかを選ぶと良いでしょう。
以下では、開閉窓とFIX窓の特徴をそれぞれ紹介します。
開閉窓

FIX窓

「FIX(固定する)」という言葉の通り、開閉ができないタイプの窓です。
採光を主な目的として設置する場合や、吹き抜けといった高い場所で落下防止のために取り付けることがあります。
「アクリルブロック」と呼ばれるウェーブ形状のブロックを使用すると、光の屈折によって独特なゆらぎを演出できます。
ご自宅のインテリアをおしゃれにしたい場合はFIX窓の利用を検討してみましょう。
\設置したい!/
リフォーム会社紹介を依頼 ▶
室内窓のメリット
それでは、室内窓がある家の様々なメリットを、具体的にご紹介しましょう。
ご自宅のどのような場所に室内窓があったら便利になるか、ぜひイメージしてみてくださいね。

光や風を取り入れることができる

北向きの部屋は日の光が入りにくく、昼間でも薄暗いことがネックになりますが、室内窓を設置すると、隣接する部屋から光を取り入れられるようになります。
また、風通しの悪い部屋に室内窓を設置した場合は、風の通り道ができやすくなります。
空間に開放感が生まれる

洗面所やキッチン、狭い廊下や玄関などのように、外壁に大きな窓を設置しにくい場所では、室内窓を作ることで空間が明るくなり、視覚的に広く感じられるようにもなります。
また、元々窓がないトイレや浴室なども、ドアの上や天井などに小さな室内窓を設置するだけで、より明るい印象に変わります。
作業をしながら家族を見守れる

仕事部屋とリビングの間に室内窓があれば、仕事に集中しながらリビングの家族の様子を見守ることができます。
キッチンとダイニングの間に室内窓を設置するリフォームも、料理をしながらダイニングにいる家族に目を配れるので便利です。
マンションのリフォームでも施工できることがある
マンションでは、ベランダや外壁にある窓は共用部分にあたるため、希望通りのリフォームを行うことは難しい場合が多いです。
しかし室内の窓であれば専有部分にあたり施工できる可能性があります。
ただし、リフォームに関するルールは管理規約で細かく決められているため、施工を行う前にマンションの管理組合やリフォーム会社に確認しておくようにしましょう。
室内窓は木製フレームも楽しめる

外に面した窓の場合、劣化を防ぐためにアルミや樹脂などのサッシを用いるのが一般的ですが、室内窓の場合はそのような心配が少ないため、フレームを自由に選べる楽しさがあります。
特に木製フレームの室内窓は、アンティーク風・レトロ風・北欧風など、インテリアの雰囲気に合わせておしゃれに演出できるので注目されています。
室内のデザイン性が高くなりやすい
\設置したい!/
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
室内窓のデメリット
工事費用がかかる

隣の部屋から明かりが漏れる

隣の部屋から見えてしまう

室内窓リフォームの費用・価格

室内窓のリフォームは、外壁に窓を設置するよりも手間がかからず、費用も安く済みます。
既存の壁の一部を解体・撤去して取り付ける場合、ガラスや工事費用の総額は小さな窓でも10万円以上、大きな窓であれば30万円を超えるでしょう。
ベランダにあるような、人が通れるサイズとなれば60万円を超えるケースもあります。
室内窓専用の既製品を使えば、安く抑えることも可能です。
ただし、柱や筋交いのある壁は、耐震性の問題により、希望するサイズの窓を取り付けられないこともあります。
リフォーム業者と相談しながら、適した設置場所やサイズ・デザインなどを考えてみましょう。
\設置したい!/
リフォーム会社紹介を依頼 ▶
室内窓リフォームをする場合の注意点と工事業者の選び方
何のために室内窓を設置するのか明確にする

室内窓を取り付けられない壁がある

室内窓の実物を確認する

業者の選び方
室内窓のおすすめメーカー品4選
最後に、室内窓のリフォームでおすすめの、おしゃれなメーカー品をご紹介します。
窓選びで迷った場合の参考にしてみてください。
YKK AP「ラフォレスタ × スクリーンパーティション 採光ユニット」
画像引用:YKK AP ホームページより
URL : https://www.ykkap.co.jp/search/index.html?s=interior_daylight
窓製品の代表的なメーカーであるYKK AP社の室内窓「ラフォレスタ × スクリーンパーティション 採光ユニット」では、引き違い窓や縦すべり窓などを選べます。
風の通り道をしっかり作りたい場所に適しています。
画像引用:YKK AP ホームページより
URL : https://www.ykkap.co.jp/products/interior_material/lineup/screen_partition/interior_window/
なお、FIXタイプの窓や、アクリルブロックタイプの窓も選択可能です。
設置したい箇所に合わせて、好みのものをチョイスしましょう。
DAIKEN(ダイケン)「室内窓 マドモ」
画像引用:DAIKEN ホームページより
URL : https://www.daiken.jp/
室内ドアや床材・天井材といった、住宅の内装材を多数展開している大手メーカー・DAIKEN(ダイケン)では、室内窓も安全・安心の商品を提供しています。
「室内窓 マドモ」には、ダウンライト付きの商品や、スモークガラスタイプなどもあり、バリエーションが豊富です。
吹き抜けの換気用の窓や、和室空間に合うモダンなデザインなどもあるので、室内窓を付けたい部屋にマッチするものが見つかりやすいでしょう。
三協アルミ「fians(フィアンズ) 室内アクセント FIX窓」

画像引用:三協アルミホームページより
URL : https://alumi.st-grp.co.jp/products/interior/fians/detail3.html
ステンドグラス風の室内窓に憧れる方には、三協アルミの「fians(フィアンズ) 室内アクセント FIX窓」が一押しです♪
殺風景のように思えた壁面にも、ステンド調の室内窓を取り付ければ、洗練された空間に生まれ変わることでしょう。
LIXIL(リクシル)「デコマド」
画像引用:LIXILホームページより
URL : https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/decomado/
LIXIL(リクシル)の「デコマド」はブラックとホワイトの2種類がありシックな印象を与えるFIXタイプの室内窓です。
通常の室内窓のほか、床から頭の上まで届く大きなサイズもあります。
本体価格は6万6千円〜とリーズナブルな点も魅力的です。
室内窓の取り付けは、模様替えしたいときにも、自然な光と風を取り入れたいときにも、とても有効なリフォームの1つと言えます。
新築を建てる際にも、室内窓の設置を希望される方が増えていると言われています。
集合住宅でも設置工事OKの物件は多いので、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
\設置したい!/
リフォーム会社紹介を依頼 ▶
【この記事のまとめ&ポイント!】
室内窓を設置する際の、リフォーム費用の目安は? |
---|
既存の壁の一部を解体・撤去して取り付ける場合、総額は小さな窓なら10万円以上、大きな窓の場合は30万円を超えるでしょう。 ベランダにある掃き出し窓のように、人が通れるサイズにする場合は、60万円を超えるケースもあります(詳しくは、こちら) |
室内窓のリフォームをする際の注意点や、業者の選び方は? |
「希望の箇所に室内窓を設置できない場合がある」などの注意点があります。 施工業者を探す際には、相見積もりで窓工事に詳しい所を選ぶと良いでしょう(詳細は、こちら)。 |
室内窓のおすすめメーカー品は? |
こちらで、YKK AP・DAIKEN・三協アルミ・LIXILのおすすめ品をご紹介しています。 |
\設置したい!/
リフォーム会社紹介を依頼 ▶
こちらの記事もおすすめ♪
>> 窓・サッシリフォームの費用とポイント
>> マンションリノベーションで間取り変更する際のポイント

リショップナビは3つの安心を提供しています!
-
ご希望にあった会社をご紹介!
お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。
-
しつこい営業電話はありません!
紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。
-
見積もり後のフォローも致します
ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。