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室内窓とは
「室内窓」とは、間仕切りの壁に付ける窓のことで、壁全体を取り払うことなく、隣り合った2つの空間をつなげる役割を果たすものです。
家の中の採光や風通しをよくする実用的なタイプから、インテリア性の高いタイプまで、室内窓の種類は多様性に満ちています。
また、吹き抜けのある家でもよく見られるもので、階下に降りずに下の様子をうかがえるといった利便性も持っています。
室内窓の種類
室内窓には大きく分けて、開閉窓とFIX窓の2種類があり、基本的にアクリルやガラスをはめ込んで使います。
ガラスのデザインには一般的な透明ガラスのほか、すりガラス、縦線が入ったモールガラスなどがあります。
アクリルは割れても危険性は低いですが傷が付きやすい性質があります。
また、安っぽいデザインに見えることもあります。
ガラスは傷こそつきにくいですが割れた場合は怪我をしやすいです。
ご自宅の状況やお好みによってアクリルとガラスのどちらを使うかを選ぶとよいでしょう。
以下では、開閉窓とFIX窓の特徴をそれぞれご紹介します。
開閉窓
自分で開け閉めができるタイプの窓です。空気を入れ替えたり、顔を覗かせたりできます。
開閉窓には主に3種類があります。
1.両開き窓
2.突き出し窓
3.ランマ窓
窓の両側が開くタイプが一般的な窓ですが、突き出し窓は、押すことで上に向かって開く窓です。
ランマ窓とは天井近くにあって下に向かって開くことが多い窓です。
風通しをよくするために活用します。
FIX窓
「FIX(固定する)」という言葉の通り、開閉ができないタイプの窓です。
採光を主な目的として設置する場合や、吹き抜けといった高い場所で落下防止のために取り付けることがあります。
「アクリルブロック」と呼ばれるウェーブ形状のブロックを使用すると、光の屈折によって独特なゆらぎを演出できます。
ご自宅のインテリアをおしゃれにしたい場合は、FIX窓の利用を検討してみましょう。
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室内窓のメリット
それでは、室内窓がある家の様々なメリットを、具体的にご紹介します。
ご自宅のどのような場所に室内窓があったら便利になるか、ぜひイメージしてみてくださいね。
光や風を取り入れることができる
北向きの部屋は日の光が入りにくく、昼間でも薄暗いことがネックになりますが、室内窓を設置すると、 隣接する部屋から光を取り入れられるようになります。
また、風通しの悪い部屋に室内窓を設置した場合は、風の通り道ができやすくなります。
空間に開放感が生まれる
洗面所やキッチン、狭い廊下や玄関などのように、外壁に大きな窓を設置しにくい場所では、室内窓を作ることで空間が明るくなり、視覚的に広く感じられるようにもなります。
また、元々窓がないトイレや浴室なども、ドアの上や天井などに小さな室内窓を設置するだけで、より明るい印象に変わります。
作業しながら家族を見守れる
仕事部屋とリビングの間に室内窓があれば、仕事に集中しながらリビングのご家族の様子を見守ることができます。
キッチンとダイニングの間に室内窓を設置するリフォームも、料理をしながらダイニングにいる家族に目を配れるので便利です。
マンションのリフォームでも室内窓を設置できることがある
マンションでは、ベランダや外壁にある窓は共用部分にあたるため、希望通りのリフォームを行うことは難しい場合が多いです。
しかし、室内の窓であれば専有部分にあたり施工できる可能性があります。
ただ、リフォームに関するルールは管理規約で細かく決められているため、施工を行う前にマンションの管理組合やリフォーム会社に確認しておくようにしましょう。
室内窓には木製フレームも楽しめる
外に面した窓の場合、劣化を防ぐためにアルミや樹脂などのサッシを用いるのが一般的ですが、室内窓の場合はそのような心配が少ないため、フレームを自由に選べる楽しさがあります。
特に木製フレームの室内窓は、アンティーク風・レトロ風・北欧風など、インテリアの雰囲気に合わせておしゃれに演出できるので注目されています。
室内のデザイン性が高くなりやすい
室内窓を設置すると、シンプルな壁のみだったときと比べてデザイン性が向上しやすいです。
壁の場合は単調になりがちですが、窓ならさまざまな形状を利用できます。
室内窓には、頭を入れるのが精一杯の小窓から、床から頭上までの高さがある大きなものまであるため、インテリアとして活用しやすいでしょう。
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室内窓のデメリット
メリットだけではなくデメリットも知っておかなければ、室内窓を設置してから後悔するおそれがあります。
次に紹介するデメリットを把握して自宅に適しているかどうかを判断しましょう。
工事費用がかかる
室内窓を新たに設置する場合は工事費用がかかります。
求めるメリットに対して費用対効果が合うかどうかを検討しなければ、無駄にお金を使うだけになってしまいます。
隣の部屋から明かりが漏れる
室内窓はリビングと個室をつなぐこともあるでしょう。個室にいる人がその部屋で寝ようと考えた場合、
リビングの光が邪魔になってしまうこともあります。カーテンでさえぎる方法もありますが、光を完全に遮断するのは難しいでしょう。
隣の部屋から見えてしまう
個室の場合、隣の部屋から見えてしまう点が室内窓のデメリットです。
カーテンを付けて隠すといった対処が可能ですが、常にカーテンを閉めていては採光や開放感といった室内窓のメリットを得られないでしょう。
室内窓リフォームの費用・価格
室内窓のリフォームは、外壁に窓を設置するよりも手間がかからず、費用も安く済みます。
● 小さな窓:10万円以上
● 大きな窓:30万円
● 人が通れるサイズの窓:60万円を超える
室内窓専用の既製品を使えば、安く抑えることも可能です。
ただ、柱や筋交いのある壁は、耐震性の問題により、希望するサイズの窓を取り付けられないこともあります。
リフォーム業者と相談しながら、適した設置場所やサイズ・デザインなどを考えてみましょう。
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室内窓リフォームをする場合の注意点
室内窓をリフォームする際に注意してもらいたい3点を、ご紹介します。
室内窓の設置リフォームを失敗しないためにも、あらかじめ注意点を把握することが大切です。
何のために室内窓を設置するのか明確にする
室内窓を設置する主な理由は採光や開放感です。
目的を曖昧にしたまま設置すると、施工後に使いにくい窓となってしまうでしょう。
設置する意図に応じて窓のサイズや開閉方法が決まりますので、工事をする前に用途を明確にしましょう。
室内窓を取り付けられない壁がある
壁の中には、家の構造上、欠かせない柱があります。
リフォームで室内窓を設置したいと考えたとしても、希望した壁の位置には壊してはいけない柱が入っている場合もあるため、窓を設置できないおそれがあります。
二度手間とならないよう、どの位置なら室内窓を取り付けられるのかを工事業者に確認してから、デザインや開閉方式などを決定するとよいでしょう。
室内窓の実物を確認する
ショールームを訪問し、室内窓の実物を確認することをおすすめします。
メーカーサイトやカタログで見るだけだと実際の質感やサイズがつかみにくいです。
実物を直接確認して、ご自宅に設置した場合に調和が取れるかどうかを考えてみましょう。
室内窓のリフォーム業者の選び方
施工業者を選ぶ際は相見積もりを推奨します。
相見積もりとは、工事の前提条件を揃えて複数の業者に見積もりを依頼することです。
工事内容や価格を比較できるため、よりよい業者を見つけやすくなります。
また、施工会社には窓工事に詳しい業者を選ぶとよいでしょう。
価格を抑えたい方は、室内窓の施工実績が豊富な地元業者に依頼するのがおすすめです。
室内窓のおすすめメーカー製品4選
最後に、室内窓のリフォームでおすすめの、おしゃれなメーカー製品をご紹介します。
窓選びで迷った場合の参考にしてみてください。
YKK AP「ラフォレスタ × スクリーンパーティション 採光ユニット」
窓製品の代表的なメーカーであるYKK AP社の室内窓「ラフォレスタ × スクリーンパーティション 採光ユニット」では、引き違い窓や縦すべり窓などを選べます。
風の通り道をしっかり作りたい場所に適しています。
なお、FIXタイプの窓や、アクリルブロックタイプの窓も選択可能です。
設置したい箇所に合わせて、好みのものをチョイスしましょう。
DAIKEN(ダイケン)「室内窓 マドモ」
室内ドアや床材・天井材といった、住宅の内装材を多数展開している大手メーカー・DAIKEN(ダイケン)では、室内窓も安全・安心の商品を提供しています。
「室内窓 マドモ」には、ダウンライト付きの商品や、スモークガラスタイプなどもあり、バリエーションが豊富です。
吹き抜けの換気用の窓や、和室空間に合うモダンなデザインなどもあるので、室内窓を付けたい部屋にマッチするものが見つかりやすいでしょう。
三協アルミ「fians(フィアンズ) 室内アクセント FIX窓」
ステンドグラス風の室内窓に憧れる方には、三協アルミの「fians(フィアンズ) 室内アクセント FIX窓」が一押しです♪
殺風景のように思えた壁面にも、ステンド調の室内窓を取り付ければ、洗練された空間に生まれ変わることでしょう。
窓枠のカラーは、ファインメイプル・ミッドチェリー・ビターナットの他、ホワイトやブラウンナットなどもあり、全7色から選べます。
LIXIL(リクシル)「デコマド」
画像引用:LIXILホームページより
URL : https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/decomado/
LIXIL(リクシル)の「デコマド」はブラックとホワイトの2種類があり、シックな印象を与えるFIXタイプの室内窓です。
通常の室内窓のほか、床から頭の上まで届く大きなサイズもあります。
本体価格は6万6千円〜とリーズナブルな点も魅力的です。
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室内窓を設置して明るくおしゃれな空間を実現する
室内窓の取り付けは、模様替えしたいときにも、自然な光と風を取り入れたいときにも、とても有効な設備のひとつといえます。
サイズやデザインのバリエーションも多いので、お好みのインテリアやお部屋の雰囲気に組み合わせて設置することもできます。
ただ、壁の種類や集合住宅の管理規約によっては、設置ができない場合もあります。
室内窓の設置リフォームに詳しい業者に相談しながら計画することで、注意点を抑えながら希望のリフォームを実現しましょう。
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【この記事のまとめ&ポイント!】
室内窓を設置する際の、リフォーム費用の目安は? |
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既存の壁の一部を解体・撤去して取り付ける場合、総額は小さな窓なら10万円以上、大きな窓の場合は30万円を超えるでしょう。 ベランダにある掃き出し窓のように、人が通れるサイズにする場合は、60万円を超えるケースもあります(詳しくは、こちら) |
室内窓のリフォームをする際の注意点は? |
「希望の箇所に室内窓を設置できない場合がある」などの注意点があります。(詳細は、こちら)。 |
室内窓のおすすめメーカー品は? |
こちらで、YKK AP・DAIKEN・三協アルミ・LIXILのおすすめ品をご紹介しています。 |
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