内窓(二重窓/二重サッシ)リフォームの価格・おすすめ品!補助金や施工例もご紹介!

内窓(二重窓/二重サッシ)リフォームの価格・おすすめ品!補助金や施工例もご紹介!

「部屋の防寒対策をしたい」「窓の結露がひどい」「エアコンの効きが良くない」「道路の騒音がうるさくて眠れない」といった悩みはありませんか?内窓(二重窓・二重サッシ)を設置するリフォームで、断熱性や防音性の他、防犯性などが格段に上がる効果が期待できます!今回は「内窓を後付け・追加する際の工事費用」「一戸建て・マンションにおける施工例」「活用しやすい補助金/助成金(2020年度)」「補助金の対象となる、おすすめメーカー品(インプラス/プラマードUなど)の取り付け費用」「ガラスの選び方」などを解説します。

この記事の目次

(※記事内情報引用元:LIXIL三協アルミYKK AP各ホームページより)

「内窓(二重窓・二重サッシ)」とは

内窓(二重窓/二重サッシ)リフォームの価格・おすすめ品!補助金や施工例もご紹介!

「二重窓(二重サッシ)」とは?

二重窓(二重サッシ)」とは、2組の窓サッシを二列に配置することにより、断熱性を高めた窓のことを指します。

「内窓」とは?

内窓」とは、二重窓の内側にある樹脂製の窓のことですが、二重窓や二重サッシとほぼ同じ意味で使われることが多いです。
別名「インナーサッシ」とも呼ばれます。
既存の窓の内側に、リフォームで内窓を設置することで、冬の寒さや夏の暑さを解消できます。

「内窓」とは?

なお内窓(二重窓・二重サッシ)は、省エネ性が高まるだけでなく、防音効果もあることから、道路や鉄道・空港に近い建物での騒音対策としても注目されています。

引き戸タイプ・内開きタイプ・FIX窓といった開き方のバリエーションが多く、デザインも障子風やステンドグラスなど豊富なため、リフォームで後付けしたい場合でも、既存の窓に合わせて柔軟に商品を選べる魅力があります。

「ペアガラス」と「二重サッシ(二重窓)」の違い

「ペアガラス」と「二重サッシ(二重窓)」の違い

ちなみに「二重ガラス(複層ガラス・ペアガラス)」と混同されることがありますが、こちらは複数枚で構成される「窓ガラス」のことを指すため、内窓・二重窓とは別モノです。
1枚だけで構成される単板ガラスではなく、「二重ガラス(複層ガラス・ペアガラス)」を内窓のガラス部分に採用することにより、さらに断熱性を向上させることができます。

内窓の設置/後付け(二重窓・二重サッシにリフォームする)工事の費用・料金

内窓のリフォームは、既存の窓の内側に新しい窓を設置するだけなので、作業が簡単でスピーディー。
1窓あたり、最短30分〜1時間で施工できます。

内窓の設置にかかる費用は、商品代と工事費をあわせて、1ヶ所あたり約8~15万円です。
ただし、高性能なサッシや窓ガラスを採用すると、30万円近くかかります。

内窓の設置/後付け(二重窓・二重サッシにリフォームする)工事の費用・料金

なお、腰高窓やキッチンの小窓のような小さいサイズであれば、1ヶ所につき、4~6万円程度でリフォームできることもあります。

予算に合わせて、適した窓ガラスやデザインを選ぶと良いでしょう。

複数箇所に設置すると、施工価格が安くなりやすい

また、東京都などでは「最低1居室のすべての窓に内窓を設置」すると補助金の対象にもなりやすいため、設置を検討している窓が複数ある場合は、まとめて工事してもらうことをおすすめします。

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内窓(二重窓・二重サッシ)リフォームの施工事例・価格

以下に、当サービス『リショップナビ』の加盟業者が、実際に内窓のリフォームをした様々な例をご紹介します。

比較しやすいよう、シンプルな内窓の設置から、内窓と高性能ガラスをセットで施工したケースまで掲載したので、ぜひ参考にしてみてください。

事例1
ステンドグラスの樹脂製内窓を設置

築年数 19年
住宅の種類 マンション
リフォーム費用 10万円
工事期間 1日
元は「リビングにステンドグラスを付けたい」というご要望でした。
マンションの管理事務所と打ち合わせをした結果、「窓ガラスの交換ではなく内窓ならOK」と承諾をいただき、実現したリフォームです。

LIXIL社の樹脂窓「インプラス」を設置し、断熱性も確保できました。

事例2
二重サッシで断熱・防音・結露対策

築年数 1年
住宅の種類 一戸建て
リフォーム費用 11万円
工事期間 1日
結露防止と防音対策のため、内窓を設置して、二重サッシになりました。
壁紙に合わせてサッシ枠のカラーも白で統一しているため、すっきりと仕上がっています。

内窓の増設工事は当日中に完了するため、急いで断熱リフォームをしたい方にも最適です。

事例3
遮音・断熱・紫外線カット効果のあるガラスで内窓増設

築年数 -
住宅の種類 マンション
リフォーム費用 41万円
工事期間 1日
「騒音が気になる」とお悩みだったため、掃き出し窓に内窓を設置。
遮音性が高く、さらに遮熱・断熱・紫外線カットの性能をあわせ持った高性能のガラスを採用しています。

事例4
リビングの3枚建の掃き出し窓に、内窓&スクリーンを施工

築年数 11年
住宅の種類 マンション
リフォーム費用 42万円
工事期間 1日
リビングの大きな掃き出し窓に、LIXILの内窓「インプラス」(単板5mmガラスタイプ)と、ニチベイ社の遮光ロールスクリーン「エフォート」を設置しました。
窓枠のカラーを壁紙と同系色で統一しているため、より空間が広く見えて素敵ですね。

事例5
16ヶ所に二重窓&7ヶ所に通風雨戸を施工

築年数 11年
住宅の種類 一戸建て
リフォーム費用 112万円
工事期間 -
和室・洋室・キッチンなど全16ヶ所の窓に「インプラス」や雨戸を設置しました。

雨戸については7ヶ所をYKK AP社の「通風雨戸」に交換。
角度調節可能なルーバーが付いているため、外からの目隠し対策もしつつ、風通しや採光加減も調整できます。

上述の事例の通り、断熱・遮熱などの対策として「ロールスクリーン」や「雨戸」も組み合わせて設置されるご家庭も多く見られます。
日当たりやプライバシーの確保なども配慮した施工プランを、リフォーム会社と相談しながら決めていくと良いですね。

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内窓のおすすめメーカー品5選!特徴&取り付け費用・価格

ここで、おすすめの内窓メーカー品を5種類、ご紹介しましょう。
いずれも仕様条件を満たせば「断熱リノベ」「次世代建材」といった補助金の対象となる製品です。

窓1ヶ所を施工する場合の、リフォーム価格の目安についても記載しているので、参考にしてくださいね。
(料金は、窓のサイズ・種類(引き違い/FIXなど)、ガラスの性能などによって変動します。)

1. LIXIL「インプラス/インプラスウッド」

1. LIXIL「インプラス/インプラスウッド」

LIXIL(リクシル)の「インプラス」は、業界初のダストバリア仕様の内窓商品で、静電気によるホコリの付着を防ぎます。
お手入れが簡単で、美しさが長続きするのは嬉しいですね。

和室にも合わせやすい和紙調ガラスを選べるのも、デザイン性の高い同社の魅力。

なお木のような質感の内窓にしたい方には、同じシリーズの「インプラスウッド」が最適です。

インプラス(ウッド) 取り付け費用の目安

3.2〜25万円

2. 三協アルミ「プラメイクEⅡ」

三協アルミの「プラメイクEⅡ」は後付けリフォームに適した内窓製品です。
建具メーカーだからこその、細かい工夫が満載です。

万一、窓枠の取り付け寸法が不足している場合には、同製品のオプション「ふかし枠」で丁寧に調節可能。
より気密性の高い内窓を設置できるので、防音対策をしたい方にもピッタリです。

LIXILの「インプラス」同様、和室に合う障子風のデザインも選択できます。

プラメイクEⅡ 取り付け費用の目安

4.2〜21万円

3. YKK AP「かんたん マドリモ 内窓 プラマードU」

YKK AP社は、窓・サッシ・建具を長年扱ってきたメーカーだからこそ、安心・信頼できる製品を多数販売しています。
かんたん マドリモ 内窓 プラマードU」も、代表的な人気商品です。

その名の通り、簡単にリフォームできる内窓製品。
引き違い窓」や「内開き窓」「FIX窓」、スリムな縦長デザインの「開き窓テラス」と、バリエーション豊富です。

プラマードU 取り付け費用の目安

3〜30万円

4. AGC/旭硝子「まどまど plus」

旭硝子の「まどまど plus」は、超高性能な内窓・まどまどシリーズの中でも、ハイグレードタイプのモデルです。
防音性にも優れており、線路沿いや大通り沿いにお住まいの方にも好評です。

割れてしまってもケガをしにくいガラスを使用しているので、幼いお子さんがいるご家庭でも安心して取り付けられます。

まどまど plus 取り付け費用の目安

9.7〜25.4万円

5. 大信工業「内窓プラスト」

大信工業の「内窓プラスト」は、超高気密・高品質の内窓の設置を検討されている方から絶大な人気を誇ります。

防音・遮音効果も大きく、オプションで鍵の取り付けも可能です。
基本的にオーダーメイドで製作しているので、どのような形状の窓にも合わせてリフォームできます。

日々のお掃除も、中性洗剤で軽く拭き取るだけなので簡単です。

内窓プラスト 取り付け費用の目安

10〜30万円
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内窓(二重窓・二重サッシ)設置が対象の補助金/助成金制度

二重窓にする工事の際には「省エネリフォーム」が対象の補助金制度を活用できるケースが多いです。
全国共通の制度や、自治体が設けている制度について、簡単にチェックしてみましょう。

内窓(二重窓・二重サッシ)設置が対象の補助金/助成金制度

全国共通の「断熱リノベ/次世代建材」は夏・秋頃に締切

全国共通で利用できる制度では「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)」や「次世代省エネ建材支援事業(次世代建材)」が代表的です。
ただし、いずれも8〜10月頃には申請受付を終了してしまうことが多いためご注意ください。
新年度〜秋にリフォームを実施される方は、活用を検討してみると良いでしょう。

【※2020年度は「断熱リノベ」の追加公募を実施】

なお2020年(令和2年)度実施分につきましては、2020年12月現在「断熱リノベ」のみ受付中です。
例年は秋頃までに終了していましたが、本年度は追加公募が実施され、冬期も申請可能になりました。

参考までに、2020年度の内容の一部について、下記の表に記載しています。

高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)
次世代省エネ建材支援事業(次世代建材)

<概要・要件>

■一戸建て住宅・集合住宅の所有者(分譲マンションの区分所有も含む) /断熱リノベ=管理組合の代表者、次世代建材=賃貸住宅の所有者も対象
■高性能建材で断熱リフォームを実施することが条件

(※断熱リノベ=断熱リフォームに特化/次世代建材=調湿建材も一緒に施工する場合に利用可能)
<補助対象>

【断熱リノベ】

断熱用の窓(内窓など)、断熱材、断熱用ガラスを用いたリフォーム
(※一戸建ての場合=家庭用蓄電システム・家庭用蓄熱設備の設置も対象)

【次世代建材】

潜熱蓄熱建材および断熱パネルの設置
上記リフォームとあわせて行う場合に限り、断熱タイプの窓(内窓など)・ガラス・玄関ドアを用いたリフォーム/断熱材の施工/エコカラットなどの調湿建材を使うリフォームも対象
<補助金額>

【断熱リノベ】

・一戸建て=120万円/戸、集合住宅=15万円/戸を上限として、それぞれ対象費用の1/3以内を補助
(※一戸建てに限り、家庭用蓄電システム・家庭用蓄熱設備を設置する際は、別途補助あり)

【次世代建材】

・一戸建て=200万円/戸、集合住宅=125万円/戸を上限として、それぞれ対象費用の1/2以内を補助
<申請受付期間>

一次公募:2020年5月11日~2020年7月17日(※17時必着)
二次公募:2020年8月17日~2020年10月30日(※17時必着)
追加公募(※断熱リノベのみ):2020年12月15日~2021年2月26日(※17時必着)

>> 断熱リフォームの費用・工期!断熱リノベなどの補助金の期限はいつ?
>> どんなリフォームが補助金対象?金額・申請時期・注意点は?

東京都など、自治体による補助金制度も多い

自治体が実施している制度もたくさんあります。
2020年12月現在は受付終了していますが、参考までに東京都の補助金制度の内容の一部を見てみましょう。

既存住宅における高断熱窓導入促進事業(東京都)

<概要・要件>

■都内に住宅を所有する、個人や法人、管理組合
■最低、1居室のすべての窓を改修することが条件
(※他「住民税の未納がない方」などの条件もあるため、要確認)
<補助対象>

■高断熱窓(窓/ガラス)
(※「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」において、
一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)に、補助対象製品として登録されているものが対象)
<補助金額>

■助成対象経費の6分の1(※100円未満は切り捨て)
■上限額=50万円/戸(※国からの補助金を充当する場合は変動)
<申請受付期間>

■〜2020年3月31日
(※施工業者による代行手続きも可)

ちなみに、どの制度であっても予算に達すると、予定よりも早く締め切られる可能性があります。
そのため補助金を活用したい方は、早めにリフォーム業者へ見積もり依頼をしてみることをおすすめします。

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上述した施工事例やおすすめ品などをご覧になり、内窓の魅力を理解できた方も多いと思いますが、リフォームを実施するか迷っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

ここで、二重の窓サッシのメリットや効果・デメリットについて、あらためて確認しておきましょう。

内窓(二重窓・二重サッシ)の6つのメリット・効果

内窓(二重窓・二重サッシ)の6つのメリット・効果

1. 断熱性が高い

内窓のメリットは、まず何よりも高い断熱性が挙げられます。

建物内で、冷気や暖気が最も出入りするのは、実は窓。
冬は約50~60%、夏は約70%もの空気が、窓から出入りします。

冬場は暖房で暖めた室内の空気が外へ逃げ、夏場は冷房で冷やした室内に外気が侵入してきます。
窓を二重にすることにより、温度差がある空気の通り道をふさぐことができるのです。

2. 電気代の節約に繋がり、エコ・省エネ効果がある

2. 電気代の節約に繋がり、エコ・省エネ効果がある

「寒い(暑い)からついエアコンの設定温度を変えてしまう……」または「節約のために寒い(暑い)のを我慢している」という方は多いはず。
このような悩みも、窓の断熱効果を上げることで解決できます。

内窓を設置することで、暖めた空気が外に逃げない/外の暑い空気が侵入しないため、エアコンの温度を過剰に上げ下げしたり、寒さ・暑さを我慢したりする必要がなくなり、電気代の節約に繋がります。
エアコンの使い過ぎを防げれば、環境への負荷が減るというメリットもありますね。

補助金の対象となりやすい点からも、省エネ性の向上を期待できることがうかがえます。

3. 結露・カビ・ダニ対策の効果も期待できる

3. 結露・カビ・ダニ対策の効果も期待できる

寒い季節に、窓ガラスやサッシに水滴(結露)が発生し、サッシが傷んだり、カーテンが濡れてしまったりしますよね。

空気は目に見えない水蒸気を含んでおり、温度が高いほど、そして湿度が高いほど、たくさんの水蒸気を含むことができるという性質を持っています。
温度が下がると、空気中に含み切れなくなった水蒸気が、水となって現れます。
これが、結露ができる仕組みです。

3. 結露・カビ・ダニ対策の効果も期待できる

窓付近に冷気が溜まっている状態で、室内の湿った暖かい空気が外へ流れ出ようとすると、窓周辺の温度差が激しくなり、結露が起きやすい状態になります。
内窓で断熱化することにより、結露の発生を抑制できます。

>> 窓サッシ・壁紙の結露を防止する方法!結露の原因とは?

4. 防犯対策としても有効

泥棒・空き巣の6割は窓ガラスを割って侵入してくるということが警視庁の調査でわかっており、防犯リフォームを検討している方にも、窓の周囲を厳重にできる内窓がおすすめであると言えます。

不透明なガラスを選べば、目隠し・プライバシー保護にも役立ちますね。

>> 窓の防犯対策リフォームのポイント

5. 防音性も確保可能

5. 防音性も確保可能

また、外からの騒音が気になる方にも、内窓設置リフォームは非常に効果的です。
音のほとんどは、薄い窓ガラスやサッシのスキマを通って入ってくるため、窓周りを高気密化することで、防音対策ができるのです。

>> 窓の防音リフォームの注意点って?

6. 花粉の侵入防止にも◎

花粉症の方にとっては、窓の開閉時に室内に入り込む花粉の量を軽減できるというメリットも感じられるでしょう。
予算に余裕があれば、外側の窓にフィルター網戸を設置すると、花粉の侵入をブロックしてくれますよ。

>> 花粉症対策万全の部屋にするリフォームとは?

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内窓(二重窓・二重サッシ)のデメリット

内窓がある部屋では、以下のような不便さを感じる可能性があるため、考慮しておくと良いでしょう。

開閉や手入れが面倒

開閉や手入れが面倒

窓の数が2つになってしまうことから、慣れるまでは開閉が面倒に思うかもしれません。
特にベランダ・バルコニーに出入りする掃き出し窓の場合、洗濯物を干す時やガーデニング作業をしたい時に手間に感じるかもしれませんね。

また掃除の手数も、やや増えてしまいます。
ただし室内結露の発生量が減る分、日々の拭き掃除の負担が軽減されるメリットもあるでしょう。

リフォーム前より空間が狭く感じる

内窓を設置すると、室内に数cm程度の出っ張り部分が生じます。
広い部屋であればさほど問題ありませんが、元々狭い部屋に内窓を追加すると、窮屈に感じてしまうかもしれません。

不安な方は、リフォーム業者と相談しながら、空間が狭く見えない色や形の物を選ぶと良いでしょう。

内窓(二重窓・二重サッシ)のガラスの種類・選び方!断熱用と防音用は違う?

ガラスの種類によって、断熱性能防音効果が変わります。
以下の種類の違いを理解した上で、最適なガラスを選びましょう。

主な内窓ガラスの種類・特徴

主な内窓ガラスの種類・特徴
単板ガラス
1枚の板ガラスで構成された「単板ガラス」は、3mmと5mmの厚さのものが主流です。
3mmタイプが最もスタンダードですが、5mmタイプと比べると、断熱性や防音性は劣ります。
より厚みのあるガラスを希望する方は、6mmの商品を選ぶこともできます。

なお、現在「結露がひどくて悩んでいる」という方は、単板ガラスより断熱性の高い、複層ガラスを検討することを推奨します。
複層ガラス(ペアガラス)
2枚以上の板ガラスが合わさっており、ガラスの間に空気層を作ることによって、ガラス面を通り抜ける熱の量が軽減します。

単板ガラスの約2倍の断熱効果があり、室内側にあるガラスが冷えにくくなるため、ガラス面の結露発生を抑制できます。
高断熱複層ガラス(Low-Eガラス)
複数枚のガラスで構成されており、"室内側"のガラスに、特殊金属膜(Low-E金属膜)がコーティングされています。

魔法瓶と似た構造であるため、一般的な複層ガラスの約1.5倍もの断熱性があり、寒冷地で人気があります。
さらに太陽熱もしっかり取り込むので、室内の暖かさが向上します。
遮熱高断熱複層ガラス(Low-Eガラス)
特殊金属膜(Low-E金属膜)が、"室外側"にコーティングされています。
断熱性能は、一般複層ガラスの約1.5倍で、高断熱複層ガラスとほぼ同等です。

強い日差しを約50~60%遮り、紫外線カット効果があり、冷房効率が向上します。
「西日が暑くて困っている」という場合に適しているでしょう。
一方で、冬場の太陽熱も遮断されてしまうことから、北向きの部屋には向きません。

防音対策したい場合は、防音・遮音ガラスを

なお防音対策として内窓を設置する場合には、防音用のガラスを選ぶ必要があります。

「複層ガラス(ペアガラス)なら、防音性が高そう」と思われがちですが、実は単板ガラスと遮音性はほぼ変わりません。

防音対策したい場合は、防音・遮音ガラスを

さらに言うと、複層ガラス(ペアガラス)には「共鳴透過」と呼ばれる特有の現象があります。
2枚のガラスの間には、空気の層があります。
この空気を介して、合わさったガラスが共鳴し、低音域の音が抜けていってしまうのです。
つまり複層ガラス(ペアガラス)は、一定の周波数においては遮音性が悪化してしまう可能性があるわけですね。

防音対策したい場合は、防音・遮音ガラスを

防音効果が高いのは、2枚のガラスの間に遮音性の高い特殊フィルムを挟んで作られた「防音用の合わせガラス」です。
単板ガラスタイプからLow-e複層ガラスタイプまでそろっているので、断熱性も考慮しながら選択できます。

特に日本板硝子社の商品『真空ガラス スペーシア』は、単板ガラスとほぼ同じ厚さで、断熱・防音性を確保できるので、おすすめです。

まずはリフォーム会社に「防音ガラスを希望する」と伝えておけば、予算に合わせて提案してくれるでしょう。

どのような商品が合うかは、予算や建物の状態によって様々です。
また注意点として、漠然と内窓リフォームを行うだけで、完全に断熱化や結露・防音といった対策ができるとは限りません。
それぞれの対処法に関する知識と技術があるリフォーム会社に依頼することが重要です。

内窓に詳しい業者とじっくり相談し、ご自宅に最適なリフォームを実施しましょう。

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【この記事のまとめ・ポイント◎】

内窓を設置する工事(=二重窓/二重サッシにするリフォーム)にかかる費用は、いくらくらいですか?
サイズや性能によって大きく異なりますが、商品にかかる費用・工事費用を合計して、1ヶ所あたり約8~30万円です。
腰高窓や、台所の小窓のように小さいサイズの場合は、1ヶ所につき4~6万円程度で施工できることもあります。
内窓の設置(二重窓/二重サッシのリフォーム)で、活用できる補助金や助成金はありますか?
全国共通で申請可能な制度としては「断熱リノベ」や「次世代建材」が代表的です。
特に「断熱リノベ」は2020年12月現在、追加公募が開始して申請受付中のため、おすすめです。
なお自治体によっては、独自の補助金制度を設けている場合があります。
(詳細はこちらで解説しています。)
内窓のおすすめメーカー品を知りたいです。
LIXILの「インプラス/インプラスウッド」など、仕様条件を満たせば補助金制度(断熱リノベ/次世代建材)の対象となる製品について、こちらでご紹介しています。
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