そもそもホコリの原因とは?
一口にホコリと言っても、その元となる物質は様々な種類に分かれています。
体に影響を与える物もあるため、注意が必要です。
布製品によるホコリ
寝具・衣類・カーテンなどから落ちる、非常に細かい繊維が原因となっています。
衣類はクローゼットに収納し、布団やソファには定期的に掃除機をかけると、ホコリの発生をある程度抑えることができます。
外から入る土や砂
窓サッシ周りにたまるホコリは、風雨によって外から運ばれてきた土や砂が主な原因です。
特にサッシの溝はホコリがたまってこびりついてしまうため、汚れが目立ちます。
花粉、カビ、ダニの死骸も
季節によって量が増える花粉、湿気の多い場所に発生するカビ、布団やカーペットなどに付いているダニの死骸なども、ホコリの原因になります。
これらの物質は体に有害であることが多く、ぜんそくや鼻炎などのアレルギー症状を引き起こす場合もあります。
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ホコリがたまりにくい部屋にするための5原則
ホコリをためないようにするには、家具の配置や掃除の仕方にコツが必要になります。
ここでは、基本的な5つのポイントを見ていきましょう。
凹凸を減らし、フラットに
床に直接物を置いていたり、家具の並べ方が揃っていなかったりすると、その凹凸のある部分にホコリが少しずつたまっていきます。
家具を並べる時は、前面が直線になるように揃えてみましょう。
ホコリ対策になるのはもちろん、見た目もすっきりします。
換気・空調管理をする
ホコリの元となる物質は、本来は目に見えないほどの小さな物です。
そのため、室内の空気がうまく循環していれば、床や家具の上にたまっていく量も少なく済みます。
換気扇や空気清浄機を活用し、空気中のホコリの元をできるだけ除去しましょう。
掃き掃除・拭き掃除が鉄則!
こまめに掃除機をかけていればホコリ対策になると考えがちですが、実は掃除機の排気口から出る風がホコリを舞い上がらせていることもあります。
ホコリを立てずに掃除をするには、ホウキとチリトリを使った掃き掃除が一番です。
また、余裕があれば仕上げに水拭きをすると、さらに効果的です。
掃除が億劫になる箇所をなくす
掃除をする際に、いちいち手を止めて物をどかさないといけないのであれば、物の置き方や収納に工夫をしてみましょう。
床に物を置かないようにするだけでも、掃除にかかる手間をかなり減らすことができます。
また、衣類やタオルなど、ついその辺に置きっぱなしにしてしまいがちな布製品も、できる限りタンスやクローゼット、フタがある物に収納しておきましょう。
さらに、掃除の妨げになりやすいのが、床に重なっているコード類です。
まとまりのないコード類は、壁に沿わせて固定したり、コード用の収納を使ったりすることで、見映えが美しく掃除もしやすくなります。
隙間をなるべく空ける
家具同士が密接していたり、床と家具との隙間が狭すぎたりすると、ホウキやモップが奥までスムーズに入らず、ホコリを除去しにくくなります。できれば、10cm程度の隙間が開くように家具を配置するのが理想的です。
また、テレビは静電気によってホコリを吸い寄せてしまうため、掃除の仕上げにモップや雑巾などで拭き掃除をすると良いでしょう。
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ホコリがたまりにくい部屋にするためのアイデア9選
続いては、インテリアの交換やリフォームを行うことで実現できる、ホコリをためない部屋作りのアイデアをご紹介します。
大きめの壁面収納の設置
床置きの家具が多い部屋は、ホコリがたまりやすい角ができてしまいます。
なるべく部屋の中に角を作らないように、家具を配置するのがコツです。
また、大きな壁面収納を設置すると、床置きする家具の数を減らすことができます。
ただし、オープンタイプの壁面収納はホコリが付きやすいので、扉付きのタイプを選びましょう。
見せる収納にしたい場合は、透明なガラス扉がおすすめです。
扉付きの壁面収納は地震対策になるという利点も持っています。
引き出しタイプ・キャスター付きの収納も◎
キッチンや洗面台などの最新設備には、奥行きのある引き出しタイプのキャビネットが多く揃っています。
ホコリのたまりやすい小物類は引き出しに収納し、さっと取り出せるようにしておくと良いでしょう。
また、床掃除をしやすいように、キャスター付きのキャビネットを活用するのもオススメです。
レールと段差の軽減
扉のレールやちょっとした段差にホコリがたまる場合は、できるだけその部分の凹凸を減らしましょう。
段差を早めに解消しておくと、将来バリアフリー化する際にも役立ちます。
部屋の出入り口が引き戸であったり、クローゼットの扉のレールが掃除しにくいと感じたりする場合は、上吊りタイプにすることで床のレールをなくすことができます。
窓にもノンレールサッシを
窓のサッシにも、段差がほとんどないノンレールタイプがあります。
一般的なサッシよりも溝が浅く、ホコリがたまりにくいので掃除が簡単です。
窓の周りをこまめに水拭きしていれば、掃除の手間をさらに軽減できます。
床材はコルク・クッションフロアがオススメ
ホコリがたまりにくいという条件で床材を選ぶ場合は、細かい凹凸によってホコリを舞い上がりにくくさせるコルク材が一番です。
ただし、コルク材は価格が高いため、安価に済ますことを重視するのであれば、クッションフロアが最適です。
また、カーペットはホコリがたまりやすいイメージがありますが、フローリング材の方がホコリが吸着せず、舞いやすいという欠点を持っています。
カーペットを敷く場合は、遊び毛が少ないポリプロピレン製やナイロン製で、防汚加工や防ダニ加工された物を選ぶと良いでしょう。
一方、フローリングにこだわりたいという方には、すでに表面加工されていてワックスがけを必要としない材質を選ぶと良いでしょう。
ペットが生活する部屋やトイレに適したフローリング材には、アンモニアに強いタイプの商品もあります。
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建具・床を明るいカラーに
ホコリや傷が目立つと、かえって掃除が嫌になってしまうこともあります。
そのため、建具や床は暗いカラーより明るいカラーの物を採用しましょう。
明るいカラーは、他のインテリアとのコーディネートがしやすいという利点もあります。
風の出入り口は2ヶ所作る
換気をする際には、風を取り込む入り口と、外へ出す出口の2ヶ所が必要です。
対角線上にある2つの窓を開ける、または換気扇を併用するなど、こもった空気が外へ出て新しい空気が中へ入ってくる状態を作りましょう。
通風状態が良くない場合は、窓や換気扇の増設を検討するのも一つの方法です。
>> 風通しや採光を左右する"窓"の種類についてきちんと知っていますか?
>> 新築・リフォームの窓の失敗例12選と予防策!
空気清浄機を活用
ホコリの一因となる花粉やダニの死骸を、空気清浄機はキャッチします。
空気清浄機を稼動させておくだけで、ホコリを発生しにくくする効果は十分にあります。
家具は革製・ビニール素材に
革やビニールは、布製品のようにホコリの元になることがほとんどありません。
そのため、ソファやクッションといった布製の家具を、革製・ビニール製の物に替えるのもおすすめです。
ただし、吸着したホコリの日々のケアは忘れないようにしましょう。
インテリアにちょっとした工夫を施したり、部分的にリフォームしたりすることで、ホコリがたまりにくい部屋を作ることは可能です。
掃除の負担を少しでも減らしたいという方はぜひ、今回ご紹介したような方法をお試しになってみてください。
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【この記事のまとめ&ポイント!】
そもそも、ホコリの原因とは? |
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「布製品によるもの」や「外から入る土や砂」「花粉、カビ、ダニの死骸」などが、ホコリの原因です。 |
ホコリがたまりにくい部屋にするための原則は? |
「家具を置く際などには、凹凸を減らして、フラットにする」「換気・空調管理をする」「掃き掃除・拭き掃除をする」「掃除が億劫になる箇所をなくす」「隙間をなるべく空ける」ことです(詳しくは、こちら)。 |
ホコリがたまりにくい部屋にするためには、インテリアをどのような工夫すると良い?" |
「大きめの壁面収納や、引き出しタイプ・キャスター付きの収納を設置する」「ホコリに強い床材にする」「建具・床を明るいカラーにする」などの方法がおすすめです(詳細は、こちら)。 |
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