窓は新築で後悔する人が多い!
窓の位置を決めるとき、デザインにこだわったにも関わらず、住んでみたら失敗だったという方が数多くいます。実は、窓の位置やサイズはちょっと違うだけで、生活環境に大きく影響してしまうのです。
窓を新しく付ける際には、風通しや採光だけではなく、プライバシーや防犯に関しても考慮しなくてはいけません。
新築・リフォームの窓の失敗例とその対策
新築やリフォームで窓を付けたとき、どのような失敗が起こりやすいのでしょうか。
以下の事例を参考にしながら、後悔のない窓の取り付け工事を行いましょう。
窓の配置が悪く、風通しがイマイチ
1つの部屋に窓を複数設置しておいたものの、風通しがまったく良くならず、換気しにくく、夏場は暑くて快適に過ごせない、というパターンは非常に多いです。
通風を良くするためには、2つ以上の窓は南と北、もしくは東と西、と対になるように配置しましょう。
風が効率良く通り抜けるため、日当たりが良い部屋でも涼しく感じられるようになります。
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東・西の窓がまぶしい
おしゃれな丸い窓に憧れて、西側に付けてみたところ、西日がまぶしくなってしまった、という話があります。
また、東側のテレビの上に窓を付けたら、やはり朝の光がまぶしくてカーテンを閉めないとニュースを見られない、という例もたくさんあります。
日当たりは、時間や季節によって変わっていきます。
窓からの光の入り方について、詳しい設計者に必ず聞いておくようにしましょう。
特に、朝~夕方の時間帯に、どの部屋で過ごすことが多いか、考えておくと良いでしょう。中でも生活時間が長くなるリビングやキッチンの日の当たり方については、綿密に計画したいところです。
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窓を多くしたら、家具の置き場に困った
窓を多く付けすぎてしまって、家具を置く場所に困ったというご家庭も多いです。
基本的に、家具は壁に面した所に置くものです。窓の前に物を置くと、通風・採光の邪魔になってしまいます。
収納のための家具を増やしたくても、壁が少ないと置き場に悩んでしまうのです。
また、開口部が多いと断熱性能や耐震性能が落ちるというデメリットもあります。
窓の数だけ、カーテン代もかかってしまいますね。
もし窓を多めに設置したければ、家具の置き場所に支障が出ない位置に、小窓を付けるようにしましょう。
断熱対策としては、樹脂サッシ・二重サッシを採用するのがおすすめです。
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大きい窓の子供部屋に不満
子供部屋における失敗例では、窓に関するトラブルが相当数あります。
親としては、子供部屋は明るい方が良いと思い、大きい窓を付けたり、窓を多く付けたりと工夫したくなるものです。
ところが、年頃になったとき、外からの視線が気になってしまい、カーテンすら開けられなくなってしまう子が多いです。
また、子供はポスターを貼ったり、棚に好きな物を飾って模様替えを楽しみたいと考えるようになるので、壁面が多い方がストレスなく過ごせる傾向があります。
室内を明るく見せたいなら、白に近い壁紙にしたり、LED照明を使ったりすると効果的です。
隣が新築同士でお互いの窓が向かい合わせに
新築を建てることになり、希望の箇所に窓を付けてもらうことに。
しかし、隣も新築を建設しており、いざ完成したら、お互いの家の大きい窓が真向かいに付いていました。
双方とも窓が広くて丸見えになってしまうため、ほとんど開けることができません。
かと言って、目隠しフェンスを後付けすると、どちらも日陰になってしまいます。
結局、せっかく大き目にした窓はカーテンで隠す羽目になりました。
隣に工事中の建物がある場合、窓は隣接する建築物とは別の方角に付けた方が無難です。
とりわけ、リビングや子供部屋の窓を付けるときには配慮しましょう。
窓の真正面に隣家の給湯器
リビングの窓を、一番良いと思える位置に設けたはずが、窓の真正面に隣の家の給湯器があったという例も。
ガス臭くて熱いため、その窓はほぼ開けられない状態になってしまいました。
隣の建物に面した位置に窓を付けたい場合には、給湯器や室外機など、熱風や臭いの原因になる設備が置かれていないかチェックしておくことが重要です。
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縦すべり窓を開けたら外の人にぶつかりそう
スタイリッシュな縦すべり窓は、外観も内観も美しくなることから、新築でもリフォームでも人気です。
ただし、縦すべり窓や横すべり窓は、引きちがい窓と違って外側に開くタイプです。
敷地が狭い家だと、開けたときに外の通行者にぶつかってしまう危険性があります。
また、窓のすぐ近くに駐車場などの施設がある場合も、邪魔になってしまいます。
開けたときに周りに迷惑がかかってしまうため、縦すべり窓や横すべり窓を選ぶべきではなかった、と後悔される方は少なくありません。
せっかく新しくするならおしゃれな窓にしたいかもしれませんが、開ける向きに問題がないか、しっかり確認しておきましょう。
道路側に地窓を付けてしまった
床に近い部分にある地窓は、和室にも洋室にも合わせやすく、高窓との組み合わせでより風の通り道ができることから、注目を集めています。
この地窓を大通りに面した場所に付けてみたら、砂ぼこりが入るようになり、ひどいときはネズミやゴキブリの侵入口に……。
しかしながら、閉めっぱなしにしていると結露・カビが発生してしまいます。
地窓のデメリットは、使い慣れていない方には想像しにくいことでしょう。
地窓・高窓や天窓など、極端に高い所や低い箇所に窓を設置したいときには、それぞれの施工の知識と経験がある業者に相談しておきましょう。
スリット窓だけでは暗い
洗練されたイメージに仕上がるスリット窓は、デザイン住宅などで採用される機会が多いです。
ただ、一般的な窓に比べるとガラスの範囲が狭いため、もともと暗かった部屋にスリット窓を付けてしまうと、さらに暗くなってしまうのです。
どうしてもスリット窓を導入したい場合は、玄関とリビングの間など、隣接する部屋の照明の光がたくさん入るスポットに設置しましょう。
洗濯機の上の高窓が開けにくい
脱衣所では、外から見えないように高窓を付けるご家庭が増えています。
ところが、洗濯機置き場を高窓の真下にしてしまい、脚立を使わないと開閉できない状態になってしまいました。
浴室があるため、湿気・カビ対策のために日々の換気は必須です。
頻繁に開閉する高窓を付けるときには、初期費用やメンテナンス費はかかりますが、リモコン操作できるタイプを検討してみましょう。
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天窓(トップライト)の下の家具が日焼けした
天窓(トップライト)は、採光のためのリフォームで好評の窓ですが、想像以上に光が入り過ぎてしまい、真下に置いていたお気に入りの家具が日焼けしてしまうことがあります。
天窓の下には、何を置くことになるか、日が当たっても問題ないか、しっかり考えておきましょう。
シャッターを手動タイプにしたら使わなくなった
防犯対策として実用的なシャッターを設置する際、電動式では費用が高額なため、手動式を選択。
しかしながら、手動のシャッターを閉めるときには、まず窓を開けてからシャッターを閉め、そして窓を閉めるという手間があるため、面倒になって使わなくなってしまいました。
製品によっては開閉時の音もうるさいため、近隣に気を遣うという悩みもあるようです。
きちんと使うためには、予算をかけてでも電動式のシャッターにした方が良いかもしれません。
なお、防犯対策なら、シャッターではなく防犯ガラスや格子を使用する方法でもOKです。
窓の取り付けは施工会社の助言を大切に
以上のようなことから、窓の取り付け工事は計画性が必要だということがわかりますよね。
採光・風通しの仕方や、道路沿いなどに付ける窓の工夫ポイントは、プロの意見を聞くのが一番です。
実のところ、思ったより暑い・寒い・暗いなどという窓の失敗は、設計士や担当スタッフの助言を無視してデザインにこだわったという理由が多いのです。
豊かな暮らしを手に入れるためには、窓の付け方も重視しなくてはいけませんね。
【この記事のまとめ&ポイント!】
窓の位置について失敗・後悔してしまう人が多いのは、なぜ? |
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窓の位置やサイズがちょっと違うだけで、実は生活環境に大きく影響してしまうためです。 窓を新しく付ける際には「風通し」や「採光」だけではなく「プライバシー」「防犯」に関しても考慮することが大切です(詳しくは、こちら)。 |
新築やリフォームの際にありがちな、窓の失敗例とは?またその対策の仕方は? |
ありがちな失敗や、その対策方法についてはこちらで解説しています。 例えば「窓の位置が悪く、風通しが良くない」「東や西にある窓からの光がまぶしい」「窓が多すぎて、家具の置き場が限られる」といった失敗が多く見られます。 |
窓を取り付ける際に、失敗しないためのポイントは? |
「思ったより暑い・寒い・暗い」といった窓の失敗は、設計士や担当スタッフの助言を無視し、デザインにこだわってしまった結果であることが多いです。 そのため、窓の設置場所などについては、プロの意見をきちんと参考にすることが一番と言えます。 |
窓を新しく設置・交換するときは、少し油断してしまうだけで大きく失敗してしまいます。
心地良い光も風も取り入れられる、最適な窓にしたいですね。
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