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キッチンの壁材選びは「内装制限」に注意
キッチン周りのリフォームする際には、素材やデザインを好きなように選びたいですよね。
ただし、理想通りの壁材を選べるとは限らないので、注意が必要です。
理由は、「火気使用室」と定義されるキッチンでは、内装材、特にコンロ周りには「燃えにくい素材を使う」という制限があるためです。
なお内装制限の適用範囲は、キッチンの設置場所や、建物の構造(集合住宅で耐火建築物かどうか、など)、お住まいの地域、加熱調理器具の種類、といった条件によっても異なります。
例えば「平屋や最上階など上部に部屋がない場所では、制限を受けない」とされていたり、神奈川県では「IHクッキングヒーターのキッチンの場合は、火気使用室と定義しない」など、地域によって独自の条例を掲げていたりする場合もあります。
このためキッチンの内装リフォームの際には、地元の条例に詳しい業者に相談するのが確実です。
以前の建築基準法では、戸建てでキッチンとダイニングが一続きとなるオープンキッチンの場合「境目に50cm以上の垂れ壁を設ける」か「部屋全体の壁・床に燃えにくい素材を用いる」という規則がありました。
しかしこのルールは2009年4月に改正され、現在戸建てのキッチンの内装制限は、コンロ周りのみが対象となっています。
コンロ周りの壁材はタイルかパネルが主流
ちなみに、「コンロ周りの壁の仕上げ材」は、基本的にタイルかパネルです。
この他にも防火クロスなどで仕上げる方法もありますが、今回は特に人気が高い、タイルとキッチンパネルについて、ご紹介します。
タイルとパネルの特徴&リフォーム費用の比較
まずは、タイルとパネルのそれぞれのメリット・デメリットや価格の違いを見てみましょう。
タイル | パネル | |
---|---|---|
施工価格 | 15,000~30,000円/㎡ | 10,000~18,500円/㎡ |
長所 | ・耐久力がある ・意匠性が高い | ・清掃が楽 ・値段が安い ・デザインの種類が豊富 |
短所 | ・目地の掃除が大変 ・ひび割れしやすい | ・タイルに比べると見た目が劣る ・素材によっては傷が付きやすい |
清掃性や価格を重視したいか、デザイン性をより大切にしたいかによって、どちらが良いか絞り込めそうですね。
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ここからは、タイルの具体的な特徴や、キッチンパネルの主な種類について、もう少し詳しく解説します。
タイルの価格・メリットとデメリット
タイルのリフォーム価格
タイルを使ってリフォームする場合の価格相場は、1㎡あたり15,000~30,000円くらいです。
材料代として、タイルの他、接着剤や目地材(コーキング)の費用もかかります。
また採用するタイルのグレードや大きさによっても変動しますが、一つ一つ丁寧に貼る細かい作業である分、工賃が高くなります。
タイルのメリットとデメリット
タイルは、これまで長くキッチンの壁に使用されてきた素材です。
デザイン性が高く、一色で統一するのはもちろん、複数のタイルを組み合わせるなど、雰囲気を自由に変えられる点が大きな魅力だと言えます。
ただし、タイル自体の耐久性は高いものの、目地材に汚れが染み込みやすいという欠点があります。
油汚れが気になるキッチンでは、かなりこまめに掃除しなければなりません。
また、衝撃には弱く、ひび割れに注意が必要です。
そして上述の通り、タイルの施工はパネルよりも手間がかかるため、費用も高くなります。
特に、既存のタイルを剥がして新たにタイルを貼り付ける場合は、リフォーム費用も高額になると考えておきましょう。
キッチンパネルの価格・素材別のメリットとデメリット
キッチンパネルと呼ばれる物には、主に「不燃化粧板(合板)」「ステンレス」や「アルミ」「ホーロー」と4種類の素材があります。
リフォームする際の費用の注意点や、一つ一つの特徴をご紹介していきましょう。
キッチンパネルのリフォーム費用
キッチンパネルには規格サイズがあるため、幅や高さは、それぞれ約60~245cm程度の製品が多く流通しています。
中でも90cm×120cm、90cm×180cm、90cm×240cmタイプが一般的です。
上記サイズのパネルを、施工する範囲に合わせ、組み合わせてリフォームします。
1㎡あたりの費用は、本体+工事費込みで10,000~18,500円程度です。
特にホーロー素材のパネルを使用する際には、高額になりやすいです。
なお窓がある壁の場合には、さまざまなサイズのパネルを何枚も使用する可能性があり、この場合は約2倍のコストがかかるため、見積もりの際に総費用を確認しておくと良いでしょう。
不燃化粧板(合板)のメリット・デメリット
不燃化粧板は、不燃材を表面に施した素材で、特にメラミン樹脂を使用した物がキッチンパネルの主流となっています。
その名の通り燃えにくく、汚れにも強いのでお手入れが楽という大きなメリットがあります。
また、比較的安価で施工しやすいことも、多くの家庭で選ばれる理由だと言えるでしょう。
大理石調・ウッド調などのデザインや、カラーバリエーションも豊富で、おしゃれなキッチンに仕上げたい方にぴったりです。
ただし、質感などの意匠性を求める場合は、タイルより劣ります。
ステンレス・アルミのメリットとデメリット
ステンレスやアルミを使った金属系のキッチンパネルは、無機質でクールな雰囲気のキッチンによく合います。
傷が付きやすいというデメリットはあるものの、熱に強く、お手入れも楽です。
ステンレスもアルミも特徴はよく似ていますが、アルミのほうが低価格な分、安っぽい見た目が気になる方もいるかもしれません。
ホーローのメリットとデメリット
ホーローは金属の下地の表面に、ガラス質の素材が施されている物です。
熱・汚れ・傷に非常に強く、ガラス質特有の光沢が美しいのも魅力です。
また、マグネットや磁石を使用できるため、レシピを貼りたい時などに重宝します。
丈夫さや高級感に秀でていますが、他のパネル素材に比べると価格が高い点がデメリットだと言えるでしょう。
主婦目線のリフォームプランナーと相談が◎
ここまでお話しした通り、タイルや各パネル素材には、それぞれに魅力やウィークポイントがあります。
もしも、どの素材を選ぶか悩む場合には、話が合うリフォーム会社と相談しながら決めることをおすすめします。
例えば、家事をしていないプランナーやコーディネーターの場合は、掃除の大変さなどを理解していない可能性もあるため、具体的な相談がしにくいと感じるかもしれません。
一方、女性プランナーなど、普段からキッチンを使っているスタッフが在籍している業者であれば、お手入れのしやすい素材や、キッチンに立っていて楽しくなるおしゃれなデザインなどを、柔軟に提案してもらえることもあるでしょう。
複数のリフォーム会社に見積もりを依頼し、プランナーと直接会話した時の印象で、相性の良さそうな業者を選ぶというのも一つの方法です。
毎日きれいに保ちたいキッチンだからこそ、ぜひ納得のいく壁材を選んでくださいね。
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【この記事のまとめ&ポイント!】
キッチンの壁に「タイル」もしくは「パネル」を施工する場合の、リフォーム価格はいくら? |
---|
タイルは15,000~30,000円/㎡、パネルは10,000~18,500円/㎡が目安です。
詳しくは、こちら。 |
キッチンの壁に「タイル」を貼る場合のメリット・デメリットは? |
メリットは、デザイン性が高い点です。 デメリットは、目地材に汚れが染み込みやすいことや、衝撃に弱いためひび割れに注意が必要なことなどです。 詳しくは、こちら。 |
キッチンの壁材を「パネル」にする場合のメリット・デメリットは? |
メリットは、タイルと比べて清掃が楽なことや、値段が安いことなどです。 デメリットは、タイルに比べると見た目が劣る点でしょう。 なおキッチンパネルには「不燃化粧板(合板)」「ステンレス」「アルミ」「ホーロー」といった種類があります。 素材ごとのメリット・デメリットの詳細については、こちらで解説しています。 |
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