キッチンリフォームの費用相場は?
工事期間はどれくらい? ▶
キッチンパネルとは?
キッチンパネルとは、ガスコンロやIHクッキングヒーターといった加熱機器周辺の壁面に取り付けるパネルのことです。
以前は、耐火性が高いことから加熱機器周辺のみに設置するのが一般的でした。
しかし、近年ではお手入れがしやすいことから、ガスコンロの周りだけでなく、システムキッチンの壁面全体にキッチンパネルを張る事例が増えています。
コンロ周りは油汚れがつきやすい箇所ですが、キッチンパネルの場合、拭き取るだけで汚れが取れる点が大きなメリットです。
キッチンパネルとタイルの違い
タイルは、キッチンパネルよりも昔から使用されてきた素材です。
タイルは基本的に陶磁器でできているため、キッチンパネルよりも傷つきにくい点がメリットとして挙げられます。
一方で、キッチンパネルよりも価格が高く、目地が汚れやすい点がデメリットです。
キッチンパネルとタイルには、次のような違いがあります。
キッチンパネル | タイル | |
---|---|---|
施工価格 | 10,000~18,500円/㎡ | 15,000~30,000円/㎡ |
メリット |
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デメリット |
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キッチンパネルに使用する素材4種類
キッチンパネルには、主に次の4種類の素材が使われています。
それぞれの素材の特徴について解説します。
①ステンレス
ステンレスは熱に強く、錆びにくい点が特徴です。
多少の汚れであれば中性洗剤で落とせるため、調理後の油汚れも簡単に拭き取れます。
見た目に関しては、人によって無機質な印象を抱くかもしれません。
ステンレスは、光沢のあるスタイリッシュなデザインや、シンプルなデザインが好きな人におすすめの素材です。
>> ステンレスキッチンのメリットデメリット!おしゃれなメーカーもご紹介>> キッチンシンクのサビの予防方法・原因について解説!
②アルミ
アルミはステンレス同様、金属素材です。
耐火性が高く、お手入れしやすい点はステンレスと共通しています。
アルミのキッチンパネルの中には、傷がつきにくいように加工されているものもあるので、購入する前に確認しておきましょう。
また、ステンレスとの大きな違いは、光を反射する点です。
ステンレスよりもアルミを使用した方が、キッチンが明るい印象になります。
ただし、キッチン付近に窓がついている場合は、日光を反射して眩しく感じる恐れがありますので、アルミ素材を検討する場合は、設置する場所と光の関係を考慮しておきましょう。
③メラミン化粧板
メラミン化粧板は、不燃材をメラミン樹脂で加工してできています。
比較的安価でデザインが豊富であることが、他の素材との大きな違いです。
表面を加工しやすいので、木目調や石目調といったオシャレな柄にすることもできます。
耐久性や耐水性にも優れているため、水回りも含めた壁面全体をキッチンパネルにするのもおすすめです。
メラミン化粧板は、デザイン性にこだわりたい人に向いています。
④ホーロー
ホーローとは、鉄やアルミなどの金属素材の表面にガラス質をコーティングした素材のことです。
金属の上にガラス材がコーティングされているので、傷にも強い点がメリットです。
機能性が優れていて、見た目も高級感があるため、他の素材と比べて価格は高くなります。
予算に余裕があり、高級感のあるキッチンに仕上げたい人におすすめです。
キッチンパネルの選び方5パターン
キッチンパネルを素材の違いだけで選ぶのは難しいかもしれません。
次のような視点で選べば、より自分の価値観や予算にあったキッチンパネルが見つかります。
それぞれの素材の特徴について解説します。
①色で選ぶ
デザインにこだわりがある人は、先に色を決めたいという人もいるでしょう。
キッチンやLDKをどんな雰囲気にしたいか想像することで、キッチンパネルの色を選びやすくなります 。
キッチンのイメージに合うおすすめの色をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
キッチンのイメージ | おすすめの色 |
---|---|
スタイリッシュなイメージにしたい | シルバー、ブラック |
落ち着いた雰囲気にしたい | ブラウン系、ベージュ系 |
ポップなイメージにしたい | パステルカラー、ビビットカラー |
汚れが目立ちにくい色がいい | グレー、アイボリーなどの中間色 |
特にこだわりはない | 白系 |
②デザインで選ぶ
キッチンパネルは、デザインによってキッチンの印象が大きく変わる重要なパーツです。
デザイン重視でキッチンパネルを選ぶと、必然的に素材も絞られます。
たとえば、カラフルなデザインや個性的な柄にしたい場合は、必然的にメラミン化粧板になります。
高級感のあるデザインが良ければ、ホーローが最適です。
また、無機質でスタイリッシュな印象にしたければ、アルミかステンレスを選ぶとよいでしょう。
デザインが決まれば自然と素材も絞られます。
③素材で選ぶ
キッチンパネルは、素材によって特徴が異なります。
どのような素材が最適か特徴を理解した上で、選びましょう。
各素材の主な特徴は次の通りです。
素材 | 主な特徴 |
---|---|
ステンレス | |
アルミ |
|
ポメラミン化粧板 |
|
ホーロー |
|
④機能性で選ぶ
キッチンパネルはどの素材も耐熱性が優れていて、汚れを落としやすい点は共通です。
耐熱性、メンテナンス性といった本来の役割以外にも、キッチンパネルには便利な機能性を持つ素材があります。
素材 | マグネット | マーカーペン |
---|---|---|
ステンレス | △ | × |
アルミ | × | × |
メラミン化粧板 | △ | × |
ホーロー | ◯ | ◯ |
キッチンの壁面全体をキッチンパネルにした場合、調味料や調理器具を置ける飾り棚を設置したいと考えている人もいるでしょう。
壁面を収納スペースとして活用したい場合は、マグネット収納が設置できる素材にする必要があります。
キッチンパネルにメモ書きをしたい場合は、ホーロー素材を選びましょう。
⑤予算で選ぶ
キッチンパネルは、使用する素材によって予算が変わってきます 。
素材別の費用感は次の通りです。
素材 | 費用感 |
---|---|
ステンレス | やや安い |
アルミ | やや安い |
メラミン化粧板 | 安い |
ホーロー | やや高い |
価格が安く近年の主流になりつつあるメラミン化粧板の場合、費用の目安としては、1㎡あたり1万円〜2万円が相場です。
キッチン全体のパネルを交換する場合、工事費も含めると4万円〜7万円が目安になります。
費用は面積によっても変わってくるので、業者に見積もり依頼して金額を確認しましょう。
オシャレなキッチンパネルのメーカー3選
オシャレなキッチンパネルのメーカーとして次の3社が挙げられます。
①リクシル
リクシルの「サンウォーレ」には、14種類のキッチンパネルがあります。
撥油・撥水加工の高機能タイプも選べる点が特徴です。
キッチンの使用後、すぐに掃除をすれば乾拭きでも汚れが落とせるので、予算に余裕がある人や掃除の手間を楽にしたい人におすすめします。
②タカラスタンダード
タカラスタンダードのホーロークリーンキッチンパネルは、マグネットが付くのでマグネット収納が可能です。
マグネットであれば、壁面に穴を開けずに取り付けや取り外しが簡単に行えます。
ホーロークリーンキッチンパネルは、マーカーで文字を書いても拭き取れるので、キッチンパネルを伝言板として活用できる点もポイントです。
③クリナップ
クリナップの「クリン壁パネル」は、マグネット対応でお手入れしやすい点が特徴です。
石目調や木目調などデザインが豊富で、11種類の中から選べます。
機能性とデザイン性を共に求めている人におすすめです。
キッチンパネルのリフォームで失敗しないコツ
キッチンパネルのリフォームをはじめる前に、失敗しないコツを押さえておきましょう。
ショールームで実物を確認する
気になるキッチンパネルが見つかったら、購入前にメーカーのショールームで実物を確認しましょう。
ショールームで実物を確認することで、全体像をイメージしやすくなります。
カタログや画像では現物と色味が違って見えることがあるので、現物チェックは大切です 。
価格や工期がどれくらいかかるか把握する
理想のキッチンパネルが見つかったら、パネル代と工事費を合わせていくらかかるのか業者に見積もりを出してもらいましょう。
予算をオーバーしていた場合、どこかで調整する必要があります。
また、見積もりを依頼した際に、工期が何日かかるのか確認しておくことも大切です。
リフォーム中は自宅のキッチンが使えないので、工事中の食事をどうするのか計画も立てておきましょう。
キッチン全体のイメージをする
キッチンパネルを選ぶ際は、パネルだけでなくキッチン全体のイメージをして検討しましょう。
キッチンパネル単体で見るとよく見えても、キッチン本体や部屋全体のイメージと合っていなければバランスが悪くなります。
たとえば、濃い色のキッチンパネルを選ぶとキッチン全体の印象が暗くなるので、光を反射するアルミ素材の商品を併用したり、照明を明るくしたりするといった対策が必要です。
個性的な色や柄を採用したい場合は、キッチン全体のバランスを整えるために業者に相談してみるのもよいでしょう。
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キッチンパネル施工のリフォーム事例6選
キッチンパネルのリフォーム事例をご紹介します。
さまざまな間取りがあるので、ご自宅のキッチンパネルをどのように施工すればいいかイメージしつつ、ぜひ参考にしてください。
【事例①】窓周りを含む壁をキッチンパネル施工
住宅の種類 | 一戸建て |
---|---|
施工日数 | 2日間 |
概算費用 | 30万円 |
リフォーム前は、ガス周りのみキッチンパネルを設置していました。
窓周りを含むキッチンの壁面全体をキッチンパネルにすることで、お手入れがしやすくなった事例です。
>> この事例の詳細はこちら【事例②】掃除がしやすいキッチンパネル
住宅の種類 | 一戸建て |
---|---|
施工日数 | 2日間 |
概算費用 | 約45万円 |
窓周りまでキッチンパネルにした事例です。
リフォーム前はタイルを使用していましたが、キッチンパネルに変更することで掃除が楽になりました。
>> この事例の詳細はこちら【事例③】窓周りのキッチンパネル施工
住宅の種類 | 一戸建て |
---|---|
施工日数 | 3日間 |
概算費用 | 約62万円 |
築年数が古く、キッチンの劣化が目立っていましたが、キッチン全体をリフォームすることで見栄えが良くなりました。
窓周りまでキッチンパネルにすることで、掃除が楽になるので清潔な状態をキープできます。
>> この事例の詳細はこちら【事例④】キッチンパネルの色を白で統一
住宅の種類 | 一戸建て |
---|---|
施工日数 | 2日間 |
概算費用 | 約70万円 |
配管から水漏れが発生したため、キッチンを全面リフォームした事例です。
キッチン本体とキッチンパネルの色を白で統一することで、明るく広々とした印象を与えます。
>> この事例の詳細はこちら【事例⑤】収納力豊富な洗練されたキッチン
住宅の種類 | マンション・アパート |
---|---|
施工日数 | 2日間 |
概算費用 | 50〜100万円 |
経年劣化に伴いキッチン全体をリフォームした事例です。
掃除が大変なタイルからキッチンパネルに変更したことで、お手入れが簡単になりました。
>> この事例の詳細はこちら【事例⑥】カラフルなキッチンパネル
住宅の種類 | 一戸建て |
---|---|
施工日数 | 60日間 |
概算費用 | 約442万円(キッチンパネル以外も含む) |
キッチンだけでなく、フロアを全面的にリフォームした事例です。
キッチンパネルをイエローのビビットカラーにすることで、インテリアのアクセントになりオシャレな印象になりました。
>> この事例の詳細はこちら一括見積もりでキッチンパネルの施工を依頼しよう
キッチンパネルは、キッチンの印象を大きく左右する重要なパーツです。
どのような色味や素材にすれば、オシャレに仕上がるのかよくイメージしておきましょう。
キッチンパネルはデザイン性だけでなく、機能性も重要なポイントです。
できるだけお手入れが簡単で、耐久性の高い素材をおすすめします。
毎日キレイに保ちたいキッチンだからこそ、ぜひ納得のいくキッチンパネルを選んでくださいね。
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