(※記事内情報引用元:LIXIL、タカラスタンダード、トクラス、クリナップ、ウッドワン各ホームページより)
主なキッチン扉材の種類・特徴
収納扉に利用される素材には、様々な種類があります。
まずはそれぞれの特徴を比較して、理想に合った素材を選んでみましょう。
1.化粧シート(オレフィン化粧板など)
画像引用:LIXILホームページより
URL : https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/alesta/case/plan08.htm
樹脂製のシートや樹脂を含んだシート、オレフィンシートなどを、木質ボードや合板の表面に貼った物です。
価格が安く、デザインが豊富、さらにお手入れがしやすいという良さもあります。
2.メラミン化粧板
画像引用:タカラスタンダードホームページより
URL : http://www.takara-standard.co.jp/product/homebuilder/ofelia/
メラミン樹脂を含んだ紙などを加圧・加熱した化粧板で、表面が非常に硬く丈夫に仕上げられています。
オレフィン化粧板よりも高価となる傾向がありますが、傷や汚れに強く、耐水性も高いため、水まわりに適した素材です。
3.塗装
画像引用:トクラスホームページより
URL : https://www.toclas.co.jp/kitchen/bb/plan.html#h301
ウレタン樹脂塗料の塗装や、紫外線を照射して硬化させるUV塗装などがあります。
強度の高さや、ツヤのある美しい仕上がりが魅力ですが、加工に手間がかかるため、その分費用もかさみやすいです。
4.ステンレス
画像引用:クリナップホームページより
URL : https://cleanup.jp/kitchen/cleanlady/sp/feature/plan.html
錆びないという点が最大の特徴となる素材です。
耐水性があり、汚れにくく、お手入れも楽ですが、傷が付きやすいため注意が必要です。
また、他の素材に比べるとカラーバリエーションがなく、選択肢が限られます。
5.木製・木質系・突き板(合板・天然木など)
画像引用:ウッドワンホームページより
URL : http://www.woodone.co.jp/product/kitchen/suijiselectpack/
無垢材などの天然木をそのまま使用した物や、天然木の薄い板を表面に貼り付けた物などがあります。
キッチンに使用する素材は、ウレタン樹脂塗装などで耐水性を高めてあるのが一般的ですが、汚れたままにしておくと染みが付いてしまうことがあります。
6.ホーロー
画像引用:タカラスタンダードホームページより
URL : http://www.takara-standard.co.jp/product/system_kitchen/
金属板にガラス質の釉薬を焼き付けた素材で、独特のツヤや質感が魅力です。
油汚れや熱にも強く、傷がつきにくいので、お手入れが非常に楽です。
ただし、表面のガラス質に万一ひびが入ると、中に水や油が染み込んで錆びが発生する場合があります。
キッチン扉の取っ手の種類

既存の取っ手を再利用しない場合は、扉材と一緒に取っ手も新しく選ぶ必要があります。
扉が「開き戸タイプ」か「引き出しタイプ」かによっても選択肢は異なりますが、交換をきっかけに、好みの形やつかみやすいタイプを選ぶと良いでしょう。
取っ手の素材には木製やアイアンなどがあり、その形状は様々です。

出っ張りのある「バーハンドル」は、多少掃除がしにくいという点はあるものの、開閉がしやすく、タオルかけとして利用できるといった利便性もあります。
画像引用:ウッドワンホームページより
URL : https://www.woodone-onlineservice.com/items/kitchen/kitchen_handle/entry-724.html
また、出っ張りのあるタイプとしては、「つまみタイプ」「プレート取っ手」なども挙げられます。
これらの取っ手にはアンティーク調のデザインもあり、あえて使い込んだような風合いを出したい時によく合います。

一方、扉と一体化したデザインの「ライン取っ手」は、凹みに手をかけて開閉する作りで、すっきりした形状が人気です。
取っ手に物や体が当たるのを避けたい場合や、掃除のしやすさを重視したい場合にも最適だと言えるでしょう。
キッチン扉交換リフォームの費用相場

キッチンの収納扉の数を計6~10枚前後として考えた場合、扉全体の交換には10~40万円くらいがかかります。
この金額には材料代の他に、仕上げ代(塗装など)、送料、出張費、施工費、廃材処分費なども含まれるため、1枚のみの交換ではかえって割高になってしまいます。
また取っ手の再利用が可能かどうかといった点や、施工面積や扉の数、新しい扉の素材や取っ手のグレードによっても、価格は変動します。
キッチン扉交換リフォームの業者はどこが良い?

リフォームを依頼する際は、キッチンなどの水まわりが得意なリフォーム会社が良いでしょう。
また、造作家具の業者や建具屋でも、収納扉をオーダーメイドしてもらえることがあります。
特にデザインにこだわりたい場合には、素材や取っ手などを一からご自身で選び、オリジナルデザインの扉を製作してもらうのもおすすめです。
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キッチンの扉を交換する時の注意点

キッチンのデザインの大部分を占めているのは、実は収納扉です。
そのため、扉を交換することは、キッチン全体のイメージを大きく変えることでもあります。
破損した扉を一枚だけ替えたい場合でも、他の扉との新旧の差がはっきり出てしまいますので、やはりまとめて交換するのがベストだと言えるでしょう。

また、扉だけがきれいになると、他の部分の劣化が気になるかもしれません。
長く使い込んだキッチンであれば、扉の交換と一緒に「キッチンパネル」や「レンジフード」などを施工してもらうのもおすすめです。
>> キッチンの壁材は、パネルとタイルが人気!価格の差は?
>> レンジフードの交換費用!お手入れが楽になるおすすめ品は?

さらに、床や壁との質感の違いやカラーバランスなど、空間全体のコーディネートにも気を配りましょう。
デザイン性やコスパが気になる場合は、全体交換も検討を
なお、数年後にキッチンを全体的に交換する可能性があれば、扉だけを交換してしまうと、かえって割高になってしまうかもしれません。
キッチン全体のデザイン性も重視したい場合や、キッチンの使用年数が経っている場合には、システムキッチンを丸ごと交換してしまったほうが良いでしょう。

先ほどお話ししたように、扉全体を交換する際の費用は約10~40万円です。
一方、システムキッチン全体の交換は50万円~、間口90~150cm程度のミニキッチンの交換であれば30万円前後でリフォームできます。
>> キッチン・台所リフォームの費用
>> ミニキッチンのリフォーム費用・おすすめ品
もしも扉のみか全体交換か悩むようでしたら、キッチンのリフォームにも、扉のオーダーメイドなどにも対応できる業者に相談すると良いでしょう。

キッチンの扉材を交換するだけでも、見た目はきれいに生まれ変わります。
今ある台所の空間を活かしつつ、リフォームで雰囲気をがらっと変身させて、より快適なキッチンになると良いですね。
【この記事のまとめ&ポイント!】
キッチンの扉を交換するリフォームを行う場合にかかる費用を教えてください。 |
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キッチンにおける収納扉数が合計約6~10枚とすると、扉全体の交換費用は、約10~40万円かかることが多いようです。詳しくは、こちら。 |
キッチンの扉を交換するリフォームはどんな業者に依頼するのが良いのでしょうか? |
水回りについてのリフォームを得意とするリフォーム業者が良いとされています。詳しくは、こちら。 |
キッチンの扉を交換するときに、注意したほうが良い点はありますか? |
収納扉の交換を行うことは、キッチンの全体的なイメージを大々的に変えることにもなります。扉を一枚だけ交換すると、他の扉との差が出るため、扉を全て交換してしまうほうが良いかもしれません。その他の注意点について、詳しくは、こちら。 |
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