リフォームで水回りの移動はできる?
そもそも、リフォームで水回り設備は動かせるものなのでしょうか。
設備を動かすときは、水道管の延長や増設が必要になることが多いです。
電気やガスを使う設備に関しては、電気やガスの工事も必要になるでしょう。
こういった施工に加えて、解体・修復も行うため大掛かりな作業になりやすいですが、設備の移動自体は可能です。
一戸建ては配管の自由度が高いため、移動できるケースが多いです。
ただし、場所を大きく動かしたいときや配管の大規模な増設などを行うときは、施工費が高額になりやすいので注意しましょう。
対してマンションは、管理規約などで配管の移動が禁止になっていることが多く、希望が叶えられないケースも少なくはありません。
ただし、配管の増設で対応できるときはリフォーム可能な場合もあります。
もし設備の移動を希望しているのであれば、事前に管理会社などに工事が可能かどうか確認しておきましょう。
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リフォームで水回りを移動するときの費用相場
さっそく、リフォームで水回りを動かすときの費用相場について見ていきましょう。
一戸建て・マンションごとの費用目安は、以下のとおりです。
一戸建て | マンション | |
---|---|---|
キッチン | 50~200万円 | 40~90万円 |
浴室 | 100~200万円 | 70~100万円 |
トイレ | 30~80万円 | 30〜50万円 |
洗面台 | 20~30万円 | 20〜30万円 |
それぞれの施工費について、詳しく見ていきます。
リフォームで水回りを移動するときにかかる費用の内訳
大前提として水回りを動かすときは、設備を新調するかどうかで金額が大きく変わってきます。
今使っている設備を使い続けるときは、移動工事のみで対応可能です。
他方で設備を交換するときは、移動代に加えて解体処分代と新しい設備の購入代金がかかるため、費用が高額になりやすいです。
予算に合わせて、無理のない計画を立てていきましょう。
キッチン
キッチンを動かすときは、ガスや電気、換気ダクトの工事が必要になります。シンプルなI型は比較的安く、背面の施工を行うII型やアイランド型はリフォーム代が高くなりやすいです。
設備を取り替えず場所の移動のみを行うときの費用は、内装や給排水の工事のみで対応可能です。
この場合は高くても100万円以下、安ければ50万円以下に抑えることもできます。
システムキッチンなどの設備を取り替えるときは、トータルで100~200万円くらいかかることもあります。
また、1階から2階への移動など、階をまたぐ場合には、さらに高額になることもあるので注意が必要です。
>> キッチンを移動する費用・実例も
浴室
浴室を動かすときは、内装だけではなく床下の基礎や防水処理も行うため、高額になる傾向にあります。
移動のみのときは100万円前後、ユニットバスなどを買い替えて設備をまるごと交換するときは、120~200万円以上の費用がかかることがあります。
ただし、浴室は解体して再設置すると防水性が落ちてしまうため注意が必要です。
20年ほどが経過した古い浴室を使っているときは、買い替えたほうが安心でしょう。
ユニットバスの品質によって変わりますが、安ければ50万円程度、高品質なものであれば130万円程度の値段がかかります。
浴室がタイル張りの在来工法である場合や、水をスムーズに流す勾配が足りなくて床の高さを上げる施工が必要な場合は、より高額になりやすいです。
>> 浴室移動リフォームを安くするコツとは?トイレ
トイレは、動かすだけなら30~60万円程度に抑えられるケースが多いです。
ただし、和式から洋式への変更や手洗い場の設置などの大きな変更を伴うときは、80万円前後かかることもあります。
トイレの設置や配線、配管工事は15~30万円程度、トイレの本体価格は5~30万円です。
トイレ内の内装は10万円程度ですが、プラスして棚やキャビネットを設置するときは4~15万、手洗い場を設置するときは10万円弱くらいの金額が加算されます。
元の場所から離れた場所にトイレを動かすときは、間取りを変えるために壁を作ったり給排水の延長工事をしたりするので、高額になりやすい傾向にあります。
>> 安全で使いやすいトイレにするポイント!洗面台
洗面台を動かすときは、移動先が1階のときよりも2階のときのほうが少し高くなる傾向にあります。
1階へ動かすときは20~30万円程度、2階へ動かすときは25~35万円程度が相場です。
洗面台のサイズが移動先の空間に収まらないときは、洗面台の買い替えもしくは拡張工事が必要になり、さらに代金がかかります。
リフォームするときは、あらかじめ移動先の空間を確認しておきましょう。
マンションの水回りを移動するリフォーム費用
管理規約により大規模な作業が行えないマンションでは、一戸建てよりもコンパクトな設備が選ばれたり配管工事が少なかったりするため、リフォーム代が安く済むことがあります。
代金の目安は以下のとおりです。
・キッチン:40~90万円
・浴室:70~100万円
・トイレ:30〜50万円
・洗面台:20〜30万円
ただし、マンションの空間に合う機器がないときは、価格が高いオーダーメイドの機器が必要になる可能性があります。
その場合は割高になってしまうため、十分に注意しましょう。
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リフォームで水回りを移動するときの注意点
ここからは、水回りを動かすリフォームを行うときに意識したい2つの注意点を紹介します。
設備のサイズや移動後の間取りをよく確認する
水回りを動かすときは、移動先の空間に収まるサイズの設備を選ぶことが大切です。
数字だけ見ても大きさをイメージすることは難しいので、ショールームなどで実物を確認してサイズ感を見ておくことをおすすめします。
また、設備の移動後は今までとガラッと空間の広さや間取りが変わるため、空間の広さについてもしっかりと考慮しておきましょう。
・浴室まわりに十分な空間がなくて脱衣所が狭くなってしまった
・タンクレストイレを設置したら狭くなり、立ったり座ったりしにくくなってしまった
上記のようなトラブルを防ぐためにも、施工前は業者としっかり打ち合わせしておきましょう。
配管の関係で水回りの移動ができないケースがある
そもそも、水回りが動かせるかどうかは配管に大きく左右されるため、配管の問題で設備の移動ができないケースもあることを理解しておきましょう。
水回りを動かすときは排水管を伸ばす作業が必要ですが、その距離が長くなるほど、スムーズに水を流すために勾配が重要になります。
勾配をつけられない物件では、水が流れにくくなり詰まったり漏水したりするので、設備の移動はできません。
戸建ての場合はほとんど問題ありませんが、マンションにお住まいの人は注意しましょう。
排水管がコンクリートに埋め込まれていたり床下に隙間がなかったりと、そもそもリフォーム自体ができないこともあります。
ただし、移動ができなくても向きの変更はできる可能性が高いため、希望の際は管理組合に相談してみてください。
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水回りの移動リフォームは正しく費用計画を立てよう!
水回りを動かすリフォームをするときは、給排水だけではなくガスや電気、換気ダクトの工事などを行う必要があります。
ほかの工事よりも高額になりやすいため、しっかりと計画を立てて行いましょう。
設備を動かしたいと思っても、物件によっては思うように施工できないケースがあります。
設備の移動は金額も高くなりやすいため、本当に動かすべきかどうかを慎重に見極めることが大切です。
予算と希望のバランスをよく考え、後悔のない工事を行っていきましょう!
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