リフォームローンの審査はゆるい・厳しい?審査項目や通りにくい原因も解説

更新日:2024年10月21日

リフォームローンの審査はゆるい?審査項目や落ちやすい原因を解説

「リフォームローンを利用したいけど、審査に通るか心配」「審査はゆるい?それとも、厳しい?」と不安な方もいらっしゃるでしょう。リフォームローンの審査では主に、年齢や雇用状態、他の借入状況などが確認されます。
本記事ではリフォームローンの審査項目とあわせて、ローンの審査が通りにくい原因や通りやすい特徴などを詳しく解説します。
リフォームローンの利用を検討している方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

リフォームローンの審査は通りにくい?

リフォームローンの審査は通りにくい?

リフォームローンは、住宅ローンと比べて審査はややゆるい傾向とされています。

審査の内容は似ていますが、リフォームローンの方が住宅ローンよりも、比較的ローンの借り入れ可能金額が少ないため、年齢や年収の確認もありますが審査が通りやすいと言われています。

ローンの審査基準は、金融機関によって異なります。
同じ条件で申し込んでも審査が通らない金融機関もあれば、通る金融機関もあるというケースもあります。

事前に金融機関で条件などを確認した上で、リフォームローンの申し込みを検討しましょう。

リフォームローンの審査がゆるい金融機関とは?

リフォームローンの審査は、農協や信用金庫が比較的通りやすいと言われているようです。

また、普段利用している金融機関でリフォームローンを申し込むのも審査が通りやすい場合があります。

日常使いの金融機関を利用する場合やJAの正組合員(農業者)が農協を利用する場合、融資の金利が優遇されるケースもあるでしょう。

他にも、信販会社が提供しているリフォームローンも、審査が比較的穏やかな傾向とされています。

まずは、気になる金融機関へ一度相談してみるのが良いでしょう。

>> リフォームローンの選び方!おすすめローンを徹底比較

リフォームローンの審査項目

リフォームローンの審査項目

国土交通省が行った「2023年度 民家住宅ローンの実態に関する調査」を参考にすると、多くの金融機関のリフォームローン審査で考慮される項目は、次の通りとされています。

  • 年齢・健康状態
  • 返済負担率
  • 勤続年数・雇用状態
  • 他の借入状況

※出典:「2023年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書」(国土交通省)を加工して作成。

各項目について解説します。

年齢・健康状態

リフォームローンの審査で確認される項目の一つに、完済・借入時の年齢と健康状態があります。

多くの金融機関ではローン完済時・借入時の上限年齢を定めており、完済時までローン返済が可能かが確認されます。

ほとんどの場合、ローンを利用する際は万が一のときにローンの残高を代わりに負担する団体信用生命保険への加入が要件とされています。

団体信用生命保険の加入は借主の健康状態で審査をします。
持病がある方など健康状態に不安な方は、事前に確認をしてみましょう。

団体信用生命保険は金融機関によって内容は異なります。
また、リフォームローンの場合商品によっては団体信用生命保険へ加入が不要・できないものなどもあるため内容をよく比較して検討することが大切です。

返済負担率

返済負担率とは、年収に対する年間返済額の割合で、他に利用しているローンも含めて計算されます。

リフォームローンでは返済負担率を考慮し借入限度額が決められるため、申し込み前に一度計算してみるのがおすすめです。

返済負担率の審査基準は、年収250万円未満の場合25%以内、年収400万円以上の場合35%以内が目安ですが、一般的に無理なく返済するための負担率は、20~25%程と言われています。

たとえば年収450万円の場合、年間返済額が約157万円、月々の返済は約13万円となります。
(※返済負担率35%で計算。)

また、年収が高くても月々の負担額が大きければ返済にリスクがあると見なされるケースもあるため、審査に通らなくなるので注意しましょう。

勤続年数・雇用状態

リフォームローンの審査では「勤続年数」・「雇用状態」も確認されます。

年収や勤続年数は「毎月問題なく返済可能か」確認するための基準になります。

金融機関ごとに具体的な基準は異なりますが「年収150万以上、勤続年数1年以上」と、定められている場合がほとんどのようです。

また年収や勤続年数以外にも、雇用形態や勤務先を確認している金融機関もあります。

他の借入状況

他にローンがある方は、他社の借入状況も注意しましょう。

新たにリフォームローンを申し込みする際、返済が増えても滞りなく完済できるか確認するためにチェックされます。

返済期間が長かったり、月々の返済額が大きかったりする借入がある場合、リフォームローンの返済に影響する場合があるでしょう。

他の借入状況に関しては、過半数の金融機関で審査基準に取り入れています。
リフォームローンを借りる際は、他の借入状況が調べられても無理なく返済可能と判断できる状態にしておきましょう

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リフォームローンの手続きの流れ

リフォームローンの手続きの流れ

リフォームローンの手続きは、次の流れで進みます。

  • 1. 申し込み
  • 2. 必要書類の提出
  • 3. 審査
  • 4. 審査結果・本契約

本章では、各手順について解説します。
リフォームローンを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.申し込み

リフォームローンを利用するためには、まずお金を借りる金融機関を選び、窓口で申し込みをします。

最近ではインターネットで申し込める場合も多く、申し込みでは個人情報の他にも銀行や勤め先の情報が必要です。

申し込み手続きが完了すると、仮審査がされ、結果が出ると、メールや電話などで結果の通知と本審査の案内がきます。

2.必要書類の提出

仮審査に通過後、本審査で必要な書類を提出します。

次の3つは本審査でよく必要とされる書類です。

  • ● 本人確認書類
    (運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)
  • ● 年収を確認できる書類
    (源泉徴収票・確定申告書など)
  • ● リフォーム費用の見積書

他にも、「工事負債契約書」や「重要事項説明書」などが必要になることもあります。

金融機関によって揃える書類が異なる場合があるため、事前に確認してから用意しましょう。

3.審査

必要書類が提出されると本審査が始まります。

本審査でよく確認される項目は次の通りです。

  • ● 勤め先への在籍確認
  • ● 申し込み内容の確認
  • ● 過去の金融取引状況の確認
  • ● 信用情報の照会

勤め先への確認は、申し込み者宛の電話が行われます。

金融機関によっては、本人が電話に出なければ認めないという場合もあります。
離席している時間が長い職種の方は、金融機関に相談して、在席する時間をあらかじめ伝えておきましょう。

4.審査結果・本契約

本審査の結果が届いたら、リフォームローンの本契約をします。

本契約は金融機関によって、インターネットや郵送で進められる場合もあります。

ただし借入先の口座を持っていない場合は、開設をするために窓口への訪問が必要です。

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リフォームローン審査が通りやすい特徴3つ

リフォームローン審査が通りやすい特徴3つ

本章では、リフォームローン審査が通りやすい特徴を、3つ解説します。

20代~30代

借入時の年齢が20〜30代は、リフォームローンの審査に通りやすい特徴として挙げられます。

一般的には、借入時の年齢は60〜70歳が上限とされている場合が多いです。

20~30代の場合は、住宅ローンを長く組めるため月々の返済負担額が比較的少なく安定した返済が可能な点で審査に通りやすいとされています。

また、借り入れ時だけでなく完済時の年齢にもほとんどの場合80歳未満と上限があるので、年齢が高いとローンの審査が厳しくなる傾向があります。

リフォームローンを利用する場合は、借り入れ時だけでなく完済時の年齢も考慮して計画をたてるのが良いでしょう。

給与が安定している職種

リフォームローンの審査においては、給与が安定している職種であることも特徴のひとつです。

たとえば、公務員や大手企業などの正社員の場合、年収の下がるリスクが少ないとみなされるようです。

毎年の年収が安定しているため、高い借り入れ金額でも審査に受かりやすくなります。

勤続年数が長い

勤続年数が長いと、審査に通りやすいとされています。

勤続年数が長いと、仕事をやめる可能性が低く、収入が安定しているとみなされる傾向があります。

ある程度の年齢で勤続年数が短いと、金融機関に不安要素を与えるかもしれません。

金融機関によって異なりますが、勤続年数を重視しているところなら3年程度 あると望ましいでしょう。

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リフォームローンの審査が通らない原因4つ

リフォームローンの審査が通らない原因4つ

本章では、リフォームローンの審査が通らない、主な原因の4つを解説します。

収入が不安定である

収入が不安定な場合、リフォームローンの審査が通りにくくなります。

アルバイトや派遣などの非正規雇用者や自営業の方は、安定した収入を望めないため、正規雇用の方より比較的審査が厳しい場合があります。

ただ非正規雇用者でも借り入れ額が少ない場合は、リフォームローンが組めるかもしれません。

非正規雇用の方がリフォームローンの審査を通りやすくするためには、借入額を下げたり、非正規雇用の方でも利用できるリフォームローンのある金融機関に問い合わせたりするのが有効です。

返済負担が大きすぎる

返済負担率が大きすぎるのも、審査に通りにくくなる原因です。

返済負担率は、他に利用している車のローンや教育ローンも含めて計算されます。

年収が高くても返済負担率が大きすぎると、審査に通らなくなる場合があります。

各金融機関ごとに返済負担率の基準が定められており、基準を超えないようにしましょう。

勤続年数が短い

勤続年数が短い場合も、リフォームローンの審査に通りにくくなる原因です。

金融機関によって異なりますが、リフォームローンの借り入れには勤続年数1年以上が条件とされていることがほとんどです。

勤続年数によって、しっかりと返済ができるか判断されてしまいます。

リフォームローンの申し込みを検討している金融機関の勤続年数の条件について、事前に確認することが大切です。

延滞履歴がある

延滞履歴がある方は、リフォームローンの審査が通りにくくなります。

リフォームローンの審査では、クレジットカードや携帯電話の支払いに延滞がないかも確認される場合があります。

一度延滞してしまうと、完済した後や債務整理をした後でも、場合によっては5年〜10年間はその情報が信用履歴として残るため注意が必要です。

審査を通りやすくするためには、クレジットカードや携帯電話の支払いは期限内に行いましょう。

リフォームローンの審査を通りやすくするためには?

リフォームローンの審査を通りやすくするためには?

リフォームローンの審査を通りやすくするためには、次の3つを心がけましょう。

  • 自己資産を増やす
  • 担保型を利用する
  • 携帯電話やクレジットカードを延滞しない

リフォームローンの審査を通りやすくするコツが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

自己資産を増やす

リフォームローンの審査を通りやすくするためには、借りる金額を減らしましょう。

借りる金額が多ければ多いほど、審査は通りにくくなるため、自己資金を多くして借りる金額を減らせば、審査が通りやすくなります。

リフォームローンでリフォーム費用の全額を借りようと思わずに、自己資金を増やしてみましょう。

>> どんなリフォームが補助金対象?注意点も解説
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有担保型を利用する

有担保型を利用すると、リフォームローンの審査が通りやすくなります。

ローンには有担保型と無担保型があります。

担保とは、万が一返済困難な状態になったときに、金融機関が債務回収のために売却できる資産や、他の回収先を約束しておくこと です。

主な資産としては土地や住宅が挙げられます。
契約時に立てる保証人も債権回収の対象のため人的担保と言われています。

担保の提供は、支払いが遅れた時に保証人に支払い義務が発生したり、担保にした土地・建物の所有権を失ったりする場合があります。

万が一を考えて有担保型を利用する場合は、慎重に検討した上でリフォームする必要があるか考えましょう。

>> 金利0のリフォームローンのメリット・デメリットを解説!

携帯電話やクレジットカードの支払いを延滞しない

リフォームローンの審査を通りやすくするためには、携帯電話やクレジットカードの支払いを延滞しないようにしましょう。

携帯電話やクレジットカードなどを延滞をしていると信用が下がり、審査が通りにくくなってしまいます。

滞納していないか心配な方は、信用情報機関に延滞がないか確認しておきましょう。

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リフォームローンをしっかりと理解して申し込むようにしよう

リフォームローンをしっかりと理解して申し込むようにしよう

リフォームローンの審査は住宅ローンより審査が比較的ゆるやかとされています。

審査基準は主に、年齢や雇用状態、他の借入状況が確認されます。
ローンを利用したい金融機関の条件について、より詳しく事前に確認することが大切です。

またリフォームローンの審査を通りやすくするためにも自己資産を増やしたり、携帯電話やクレジットカードを延滞をしないよう気をつけたりなどすると良いでしょう。

リフォームローンを利用を検討している方は、本記事の内容を参考に、しっかりと理解してから、申し込むようにしましょう。

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