リフォーム減税の完全ガイド|2024年版制度の条件・対象の工事・申請方法と注意点

更新日:2024年09月11日

サムネイル画像:リフォーム減税の完全ガイド|2024年版制度の条件・対象の工事・申請方法と注意点

リフォーム減税とは、一戸建てやマンションで、耐震・省エネ・介護などの特定のリフォームを行う際に、税の控除や減額により費用負担を軽減できる制度です。
本記事では、2024年度のリフォーム減税制度の適用条件と控除額、対象となる工事の種類、申請手続きの流れを解説します。
また、注意点やよくある質問についても触れていますので、リフォームをお考えの方はぜひ参考にしてください。

※出典:国税庁国土交通省
上記ホームページを加工して作成

【この記事でわかること】
● リフォーム減税にはどんな制度がありますか?

リフォーム減税制度は主に、次の制度が挙げられます。
①住宅ローン減税
②リフォーム促進税制

上記の制度を利用することで、
「所得税の控除」と「固定資産税の減額」が受けられます(詳しくは、こちら)。
● リフォーム減税の対象となる工事を教えてください!

対象のリフォームは、次の通りです。
①耐震
②省エネ
③バリアフリー
④長期優良住宅

ほかにも、同居対応、子育て対応、増改築リフォームがあります(詳しくは、こちら)。
● リフォーム減税の申請に必要な書類は?

基本的に必要な書類は、主に次の通りです。
①確定申告書
②登記事項証明書
③増改築等工事証明書

そのほか必要な書類や、手続きの方法についてはこちらで解説しています。

リフォーム減税ってどんな制度?利用するメリット

リフォーム減税の種類、所得税の控除、固定資産税の減額、贈与税の非課税、不動産取得税の減額、登録免許税の軽減

「リフォーム減税」とは、耐震・省エネ・介護など対象のリフォームを行った際、主に「所得税の控除」と「固定資産税の減額」を受けられる制度です。

条件によっては「贈与税」や、中古住宅を購入してリフォームした場合などは「不動産取得税」「登録免許税」の減額が適用されることもあります。

この制度を利用することで、リフォーム費用の負担を軽減できるのがメリットです。

【2024年版】リフォームで利用できる減税制度の種類

リフォーム減税制度、住宅ローン減税、リフォーム促進税制

ここでは、特に対象となる方が多い所得税と固定資産税に関する、2024年度のリフォーム減税制度の種類と内容を解説します。

(※記載している情報は、2024年9月時点のもの。)

【所得税の減税】
〈住宅ローン減税〉

● 10年以上のローンを組んで一定のリフォームをした場合、
最大で10年間、毎年住宅ローン残高×0.7%の金額を所得税から控除される

● 所得税から控除しきれない場合は、翌年の住民税から一部控除が適用される


〔借り入れ限度額〕
● 通常:2,000万円
● 長期優良住宅、ZEH住宅などの場合:3,000万円

〔適用条件〕
● 対象の工事費用が税込みで100万円を超えること
● 所得金額の合計が2,000万円以下であること
● リフォーム後の住宅の床面積が50㎡以上であること
(※そのほか、条件あり)

〔控除額〕
● 年間の上限:14万円
● 最大控除額:140万円

〔適用期間〕
 2025年12月まで
〈リフォーム促進税制/所得税〉

● ローンの有無に関わらず、一定のリフォームを行った場合、
対象工事の費用の10%が2024年1月1日〜2025年12月31日の間、所得税から控除される

● 限度額を超える費用や、そのほかのリフォームを行った場合でも、
条件を満たせば5%の金額が所得税から控除される


〔対象のリフォーム〕
● 耐震
● 省エネ
● バリアフリー
● 三世代同居
● 長期優良住宅
(※それぞれ、適用条件あり)

〔控除額〕
● リフォームの種類ごとの控除額の上限は、次の表を参照

〔適用期間〕
● 2024年1月1日~2025年12月31日まで
● 子育て世帯の場合:2024年4月1日~12月31日まで

>> リフォームローンの審査はゆるい?厳しい?

〈リフォーム促進税制/所得税 控除額の上限一覧〉

対象の工事 対象工事の限度額 最大控除額
耐震 250万円 25万円
省エネ 250万円(350万円※1) 25万円(35万円※1)
バリアフリー 200万円 20万円
三世代同居 250万円 25万円
長期優良住宅①
(耐震+省エネ+耐久性)
500万円(600万円※1) 50万円(60万円※1)
長期優良住宅②
(耐震or省エネ+耐久性)
250万円(350万円※1) 25万円(35万円※1)
子育て対応 250万円 25万円
(※1:太陽光発電設備を設置する際の金額)
【固定資産税の減税】
〈リフォーム促進税制/固定資産税〉
● 一定のリフォームを行った場合、固定資産税の一定割合が1年間減額される


〔対象のリフォーム〕
● 耐震
● 省エネ
● バリアフリー
● 長期優良住宅
(※それぞれ、適用条件あり)

〔減額の割合〕
● 耐震:1/2
(※重要な避難経路として自治体から指定された沿道にある住宅を耐震改修する場合は、2年間減額)
● 省エネ:1/3
● バリアフリー:1/3
● 長期優良住宅:2/3(2年目は1/2減額)

〔適用期間〕
 2026年3月まで

リフォーム減税は制度によって、対象となる方や工事の内容に関して細かい条件があります。

そのため、利用する際は事前に、国土交通省や国税庁の公式ウェブサイトで確認をしてください。

祖父母や両親から資金援助を受けた場合は贈与税の特例措置も可能

住宅の取得だけでなく、ご両親や祖父母から資金援助を受けてリフォームを行う場合でも、条件を満たせば一定の金額について贈与税が非課税になります。

それが「贈与税の非課税措置」です。

非課税限度額 ● 通常の住宅:500万円
● 質の高い住宅(※):1,000万円

(※断熱性、耐震性、バリアフリー性が
一定の基準を満たした住宅)
対象のリフォーム リフォーム費用が100万円以上で、
次の内容の工事が対象

● 耐震
● 省エネ
● バリアフリー
● 増改築
適用条件 ● リフォーム後の家の床面積が
50~240㎡の間であること
● 贈与を受ける方が、
贈与者のお子さんやお孫さんであること
● 贈与を受ける年の1月1日時点で、
18歳以上であること
● 贈与を受ける年の収入が
2,000万円以下であること

(※そのほか、条件あり)
適用期間 2024年1月~2026年12月

「贈与税の非課税措置」を利用する場合も、工事内容などに細かい条件があるため、事前に内容の確認・把握をしましょう。

また、リフォーム会社の中には減税制度に詳しいスタッフが在籍しているところもあるので、見積もり依頼の際に相談してみるのがおすすめです。

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減税対象になる主なリフォーム7種

リフォーム減税対象のリフォーム7種、耐震、バリアフリー、省エネ、同居、長期優良住宅、子育て、増改築

本章では、減税対象となるリフォーム工事の、具体的な内容について解説します。

基本的には、次の7種類が挙げられます。

①耐震リフォーム

耐震リフォームでは、木造住宅やマンションを現行の耐震基準に適合させるための改修を行う際、減税制度が適用されます。

具体的な工事内容には、「ブレース(筋交い)などの専用金具の取り付け」「壁への耐震パネルの設置」「屋根の軽量化」などがあります。

ただ、所得税と固定資産税の減税制度では、対象の条件の内容が異なる箇所もあるので、基準を満たしているか、注意して確認してください。

>> 耐震リフォーム・耐震診断の費用相場と施工内容を解説

②バリアフリーリフォーム

「要介護」または「要支援」の認定を受けている方、障がいをお持ちの方、高齢の方を対象に、お住いの住宅をバリアフリーリフォームする際も、減税の対象とされます。

バリアフリーリフォームの具体的な工事内容は、次が挙げられます。

● 通路などの幅を広くする
● 階段の傾斜を緩やかにする
● 浴室やトイレを改良する
● 手すりを設置する
● 段差をなくす
● 出入り口の扉を改良する
● 滑りにくい床材へ変更する
● トイレを改良する

>> バリアフリーリフォームの費用、工事内容、注意点
>> バリアフリーリフォームの減税制度|対象と要件

③省エネリフォーム

住宅の断熱性や省エネルギー性を向上させるリフォームも、所得税と固定資産税の減税対象です。

対象となる省エネリフォームの内容は、次の通りです。

● 断熱性のあるガラスへ交換、内窓、サッシの設置・交換など、窓の断熱リフォーム(必須)
● 外気に触れる天井、壁、床の断熱リフォーム
● 「エコキュート」「エネファーム」「エコジョーズ」など、高効率給湯器の設置
● 太陽熱利用冷温熱システム、太陽光発電システムの設置
● 高効率エアコンの設置

>> 断熱リフォームの費用と種類|最新の補助金制度も解説
>> 内窓・二重サッシのリフォーム費用と施工事例をご紹介
>> エコキュートの設置価格、メリット・デメリットを解説

必須となっている窓の断熱リフォームと一緒に行う場合は、上記のリフォームも対象とされます。

④同居対応リフォーム

ご自身が住んでいる住宅を、ご両親やお子さん、お孫さんなどのご家族と同居するためにリフォームする際、条件を満たせば減税制度が適用されることがあります。

具体的なリフォーム内容は、次の通りです。

● ミニキッチンの設置など、キッチンの増設
● 浴室の増設
● トイレの増設
● 玄関の増設

>> ミニキッチンのリフォーム費用とおすすめメーカーをご紹介
>> 二世帯住宅の増築リフォーム費用相場と施工事例をご紹介
>> 三世帯同居リフォームの事例・補助金・減税制度を解説

リフォーム促進税制の場合は、リフォーム後に、キッチン・浴室・トイレ・玄関の内いずれか2つ以上が複数箇所あることが条件のひとつです。

⑤長期優良住宅リフォーム

住宅へ耐震・省エネ対策・耐久性のリフォームを行い、「長期優良住宅の認定」を受けた場合にも、減税対象となります。

対象となるリフォーム内容は、次の通りです。

● 窓の断熱改修(必須)、天井・床・壁の断熱改修、高効率給湯器の設置などの省エネ対策リフォーム
● シロアリ対策、浴室・脱衣所の防水性の向上など耐久性向上リフォーム
● 住宅の耐震性向上のリフォーム

リフォーム促進税制による固定資産税の減額をする場合は、耐震と省エネリフォームを両方行う、もしくはどちらか一方行うことで対象に該当します。

>> 長期優良住宅とは?リフォーム費用と内容・補助金制度を解説
>> 築40年の住宅リフォーム|工事内容・費用・施工事例をご紹介

⑥子育て対応リフォーム|リフォーム促進税制(所得税)

お住まいを子育てしやすい環境へリフォームする際、リフォーム促進税制による所得税の減税対象に該当します。

対象となるリフォームの主な内容は、次の通りです。

● 転落防止のための手すり設置や、クッションフロアへ床材を交換など
お子さんの事故防止を目的としたリフォーム
● 防犯性や防音性のある玄関・窓の交換、設置リフォーム
● お子さんの部屋や収納の増設
● 対面式キッチンへの交換
● お子さんを見守りやすい間取りへの変更リフォーム

(※それぞれ条件あり。)

>> 対面式キッチンへの交換費用、おすすめメーカー、施工事例をご紹介

19歳未満のお子さんと同居し、ご夫婦どちらかの年齢が40歳未満である子育て世帯が対象です。

⑦そのほか増改築リフォーム(①~⑤以外)

住宅ローン減税では、ご紹介した①〜⑤以外で、一定の条件に当てはまる増改築リフォームをした場合も、減税の対象とされます。

対象となるリフォームの内容は、次の通りです。

● 増築や大規模な改修、模様替え
● マンションの壁・床・階段の修繕や模様替え(過半以上)
● 浴室や居室など一部屋全体の壁や床の修繕・模様替え
● 耐震基準に適合させるためのリフォーム
● バリアフリーリフォーム
● 省エネ改修工事

(※それぞれ条件あり。)

リフォームの減税は組み合わせによって、複数パターンの減税制度の併用も可能です。

複数箇所のリフォームを検討している方は、それぞれ減税対象であるか確認してみましょう。

また、リフォーム会社に相談することでリフォーム減税を上手く利用できる施工プランを提案してくれるでしょう。

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リフォーム減税を申請する際の流れと必要な書類

本章では、リフォーム減税を申請する際の流れと、必要な書類についてご紹介します。

おおまかな流れとあらかじめ準備が必要な書類を把握しておくことで、余裕をもってリフォームスケジュールが組めるでしょう。

リフォーム減税を申請する流れ

リフォーム減税申請の流れ、①工事内容と見積もり確認、②業者と契約し工事開始、③書類を作成、④工事完了と精算⑤申請

リフォーム減税の申請先は、税の種類によって税務署または自治体窓口など場所が異なります。

利用する減税制度の内容や必要書類だけでなく、どこへ申請するのかもあわせて把握しておきましょう。

申請に必要な書類一覧

住宅ローン減税、リフォーム促進税制の申請に必要な書類一覧

リフォーム減税を申請する際に、必要な提出書類を制度ごとにそれぞれ次の一覧にまとめました。

【住宅ローン減税】
①確定申告書
②住宅借入金等特別控除額の計算明細書
③住民票の写し
④住宅ローンの年末残高証明書
⑤建物および土地の登記事項証明書
⑥工事請負契約書の写し
⑦増改築等工事証明書
【リフォーム促進税制】
①確定申告書
②住宅特定改修特別税額控除の計算明細書(所得税の場合)
③固定資産税の減額申告書(固定資産税の場合)
④源泉徴収票(所得税の場合)
⑤建物および土地の登記事項証明書
⑥工事請負契約書の写し
⑦増改築等工事証明書

(※耐震リフォームの場合は、上記の「増改築等工事証明書」か「住宅耐震改修証明書」のいずれか片方を提出)

リフォーム促進税制では、耐震・バリアフリー・省エネ・長期優良住宅リフォームを行う際、それぞれ別途、工事内容の証明書や施工写真、領収書の提出も必要な場合があります。

また、ほとんどの場合必要となる「増改等工事証明書」は、建築士が在籍している施工会社でしか原則発行できません。

なお、リフォーム費用に補助金(助成金)制度を利用した場合は、補助金額のわかる書類も必要なので、大切に保管しておいてください。

リフォーム減税制度を申請する際に注意すること

リフォーム減税を申請する際の注意点、確定申告のタイミング、増改築等工事証明書の発行

リフォーム減税制度を申請して利用する際は、次のことに注意しましょう。

確定申告のタイミング

所得税の減税を適用を受けるには、「確定申告」で申請をする必要があります。

リフォームが完了した翌年の2月16日~3月15日の間に、手続きをしましょう。

住宅ローン減税の場合は、初年度は確定申告を行いますが、会社員の方などは2年目以降お勤め先の年末調整で対応できます。

ただ、自営業の方は2年目以降もご自身で確定申告を行う必要があるので、忘れないようにしてください。

ちなみに、固定資産税の場合は工事完了後3ヵ月以内にお住まいの自治体窓口へ必要書類を提出します。

「増改築等工事証明書」の発行

先述の通り、リフォーム減税制度を申請する際は建築士に「増改築等工事証明書」の発行を依頼して提出します。

業者によって異なりますが、発行手数料の費用相場は5,000〜25,000円です。

リフォームを依頼した施工会社に建築士がいない場合は、別途建築事務所や指定の検査機関に依頼して発行してもらう必要があります。

その際、発行手数料の費用相場は12,000〜30,000円です。

ただ、書類不備などにより現地調査が必要な場合や、工事内容によっては40,000〜70,000円かかることもあります。

手間や費用を考えると、建築士が在籍するリフォーム会社へ依頼するのが効率的に進められるでしょう。

なお、当サイト『リショップナビ』でも建築士が在籍している加盟店をご紹介していますので、ぜひご活用ください。

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補助金・助成金制度の活用も検討する

リフォームに利用できる補助金制度、住宅省エネ2024キャンペーン、長期優良住宅化リフォーム推進事業、介護保険

減税制度以外でも、補助金(助成金)を利用してリフォーム費用を抑えることもできます。

リフォームで主に活用できる補助金制度の例は、次が挙げられます。

①省エネ改修に使える「住宅省エネ2024キャンペーン」
②長期優良住宅リフォームに活用できる「長期優良住宅化リフォーム推進事業」
③バリアフリーリフォームに利用できる「介護保険」

上記の制度は、全国共通で利用できますが、お住まいの地域でも独自で補助金(助成金)制度を実施している場合があります。

希望するリフォームが減税対象外であった場合は、補助金(助成金)の活用も検討してみてください。

>> 補助金対象になるリフォーム|金額・申請時期・注意点を解説

リフォーム減税に関するよくある質問

リフォーム減税のよくある質問、リフォーム減税は併用できる?、確定申告を忘れてしまったら?、必要書類は再発行できる?

最後に、リフォーム減税に関するよくある質問をまとめました。

気になる内容があれば、ぜひ参考にしてくださいね。

リフォーム減税制度は併用できる?

リフォーム促進税制では、リフォームの内容が所得税と固定資産税の両方の減額対象となる場合、これらの税制を併用することが可能です。

また、所得税控除の対象となるリフォームを組み合わせて、同じ制度内で併用することもできます。

さらに、耐震リフォームの場合は、住宅ローン減税と組み合わせて併用することも可能です。

ただ、工事の組み合わせや条件によっては併用できない場合があるため、注意してください。

なお、減税制度と補助金(助成金)制度も、条件を満たせば併用できます。

確定申告でリフォームの減税の申告を忘れてしまったら?

確定申告の際にリフォーム減税の申告を忘れた場合、申告期間内であれば正しい内容を記載した申告書を再提出することで対処できます。

もし確定申告の期間を過ぎてしまった場合でも、一定の条件により次の方法で申告できる可能性があります。

【サラリーマンなど確定申告の義務がない方の場合】
〈還付申告〉

給与から源泉徴収された所得税や予定納税額が実際の所得税額より多い場合、
確定申告を行うことで還付を受けられます。

還付申告書は確定申告期間に関係なく、その年の翌年1月1日から5年の間に提出をします。
【自営業など確定申告をご自身で行う方の場合】
〈更正の請求〉

確定申告後に申告書に誤りや申告漏れにより税金を多く納めた場合、
訂正手続きを行うことができます。

ただし、この制度は申告に誤りがあった場合に限られるため、
住宅ローン控除などの申請漏れが認められるかは税務署の判断によります。

まずは管轄の税務署に確認してください。

確定申告を忘れてしまった場合は、まず管轄の税務署に相談し、なるべく早く申請をするようにしましょう。

必要書類をなくしてしまった!再発行はできる?

もし、確定申告や固定資産税の減額申請をする期日までに、提出予定の必要書類を紛失してしまっても慌てずに、再発行をして対応しましょう。

必要書類の発行先を、次の一覧にまとめました。

書類 発行先
確定申告書 税務署or国税庁の公式ホームページ
住宅借入金等特別控除額の計算明細書 税務署or国税庁の公式ホームページ
住民票の写し ● お住まいの地域の区役所or
行政サービスコーナー
● マイナンバーカードをお持ちの方は
コンビニでも発行可能
住宅ローンの年末残高証明書 ローンを利用している金融機関
建物および土地の登記事項証明書 法務局
工事請負契約書の写し リフォーム会社
増改築等工事証明書 リフォーム会社
源泉徴収表 勤務先
補助金(助成金)の金額がわかる書類
(※補助金・助成金を利用した方の場合)
お住まいの自治体

ご紹介した内容以外にも、リフォーム減税について不明な点があれば、国税庁の公式ホームページや相談窓口を活用しましょう。

また、税理士などの専門家に相談するのもよい方法です。

さらに、一級建築士が在籍しているリフォーム会社に見積もり相談をする際に、減税について質問することもおすすめです。

一級建築士が在籍している
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減税制度に詳しいリフォーム会社と相談を

温かい木目調のダイニングへフルリフォームした施工事例

リフォーム減税を利用することで、費用負担を軽減できます。

ただ、条件や申請のタイミング、必要書類の準備などは複雑な内容があります。

そんな時は、税理士などの専門家や一級建築士が在籍しているリフォーム会社に相談しながら進めると、安心です。

リフォーム減税に詳しいプロと一緒に、施工内容やコストに納得できるリフォームを実現してくださいね。

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