浴槽がひび割れする原因は?修理や補修・交換に必要な費用相場を解説

更新日:2024年02月20日

 浴槽がひび割れする原因は?修理や補修・交換に必要な費用相場を解説

長い間使っていた浴槽がひび割れてしまったり、ものを落として割ってしまったりすると、お風呂が使えなくなるため困りますよね。浴槽がひび割れた場合、早めに業者を呼んで修理するのがおすすめです。
ひび割れを放置すると、水漏れやカビ・シロアリ被害などのリスクがあります。また、ひび割れ修理のDIYは難しいため業者に修理依頼しましょう。当記事では、浴槽のひび割れ修理にかかる費用や、DIYがおすすめできない理由を解説します。

浴槽がひび割れする4つの原因

浴槽 ひび割れ

浴槽がひび割れる原因には、次の4つが考えられます。
それぞれについて詳しく解説します。

経年劣化

浴槽はためたお湯の水圧や、入浴する際の摩耗によって劣化していくため、 寿命は10~20年ほど です。

そのため、同じ浴槽を長期間使っているとひび割れしやすくなり、お風呂に入る回数が多いと劣化のスピードも早まります。

寿命が近づき、耐久性が落ちた浴槽は細かいヒビ(ヘアークラック)が入ります。

ヘアークラックができた浴槽は修理では直せないため、浴槽の交換を検討しましょう。

強い衝撃

多くの浴槽はFRP(繊維強化プラスチック)製であるため、強い衝撃が加わるとひび割れます。

重いものを落としたり、入浴中に誤って蹴飛ばしたりすると、浴槽が割れてしまう恐れがあります。

近年ではお風呂に携帯電話を持ち込む方もいるため、浴槽に携帯電話を落としてひび割れるケースもあるようです。

ひび割れを放置すると、住宅の内部まで水漏れするケースもあるため、早期に浴槽の修理・交換をしましょう。

コーティングの剥離

浴槽表面には、汚れや水圧防止のためにコーディングが施されています。

しかし、コーティングは入浴・掃除のたびに剥がれていくため、いずれは補修または交換が必要です。

特に風呂掃除の際は、コーティングを剥がさないようにしましょう。

研磨剤の入った洗剤や、固めのたわしなどを使うと、コーティングが剥がれやすくなります。

掃除道具や洗剤を選ぶ際は、コーティングが傷つくものを避けるとよいでしょう。

製造過程での欠陥

経年劣化や衝撃による破損でない場合は、メーカーの製造ミスが原因かもしれません。

浴槽の成形時に入った気泡から劣化が始まり、ひび割れてしまうケースも稀にあります。

製造ミスによるひび割れが判明した場合、交換費用をメーカーが負担してくれる可能性もあります。

修理中に気泡が入っていると判明したら、メーカーに問い合わせてみましょう。

浴槽のひび割れを放置してはいけない理由2選

浴槽 ひび割れ

浴槽のひび割れを放置すると、次の症状に発展する恐れがあります。

シロアリ・カビが発生する

ひび割れを放置すると、シロアリやカビが発生することがあります。

浴槽がひび割れた部分から水が漏れると、住宅の構造材に流れて湿気がたまります。

結果、シロアリやカビが繁殖しやすい環境になり、腐食・悪臭の原因になるでしょう。

悪臭は自分の住宅に留まらず、近隣住民にも被害が出るため、早期の補修が必要です。

このような場合は浴槽だけでなく、住宅の構造材から補修することになるため、補修の規模が大きくなります

修理費用も上がるため、ひび割れの放置は厳禁です。

症状が深刻化するより前に、浴槽の修理を依頼しましょう。

床下へ漏水する

マンション・アパートのような集合住宅でひび割れを放置すると、漏れた水が階下に流れる恐れがあります。

住宅の構造材にダメージを与えるうえ、階下に浸水被害を及ぼすため、損害賠償が必要になるでしょう。

また、浸水によって階下の住人の家財道具・電化製品が水濡れした場合は、そちらも賠償しなければなりません

賠償・トラブルを避けるためにも、浴槽がひび割れした場合は早めに修理するのがおすすめです。

>>お風呂の床下から水漏れする原因は?修理方法や費用相場を徹底解説

浴槽の修理・交換費用相場

浴槽 ひび割れ

ひび割れた浴槽の修理・交換に必要な費用相場は、次の通りです。

【修理】

故障しやすい箇所 症状
アルミパテ補修+コーティング 7〜15万円
ライニング補修+コーティング 10~18万円

修理方法はアルミパテ補修とライニング補修があります。
アルミパテ補修は、浴槽本体が破損しない程度のひび割れに使える工法です。

大きなひび割れの場合は、樹脂で破損した部分を補強する、ライニング補修を施すことになります。

>>浴槽塗装の傷や剥がれの修理費用相場は?業者探しのコツやDIYの注意点も解説

【交換】

浴槽の材質 費用相場
FRP(ガラス繊維強化プラスチック) 3~35万円
人工大理石(ポリエステル) 5~40万円
人工大理石(アクリル) 5~25万円
ホーロー 13~73万円

浴槽交換の場合、交換する浴槽の材質によって費用が変動します。

また、交換には浴槽本体の費用に加えて、3〜40万円の交換作業費用が必要です。

据え置きタイプの浴槽や、ユニットバスを交換する場合は、作業費用も比較的安くなります。

しかし、浴槽が床に埋め込まれているタイプは作業費用がかさみやすいです。

交換を依頼する前に、浴槽の本体費用・交換作業費用の合計を確認しましょう。

>>浴槽交換・補修の費用を素材別に解説!施工事例もご紹介

浴槽のひび割れ補修にDIYがおすすめできない3つの理由

浴槽 ひび割れ

浴槽のひび割れをDIYで補修する方法もインターネット上では公開されていますが、おすすめはできません。

3つの理由を説明します。

>>ホーロー浴槽の補修・交換費用と業者探しの注意点!メリットやデメリットは?

仕上がりが雑になる

浴槽のひび割れ修理には、高度な技術が求められます。

素人がDIYすると、プロが施工したようにキレイには仕上がりません。

仮に市販のパテや防水テープで症状を抑えられても、肌触りが悪くなります。

また、浴槽の補修には専用の塗料・道具が必要であり、揃えるには費用もかかります。

DIYによる修理に失敗した場合、再度業者に依頼する手間・費用も必要になるため、最初から業者に依頼するのがおすすめです。

作業期間が長い

浴槽のひび割れ修理には、塗装・乾燥を複数回繰り返します。

工法にもよりますが、修理の完了までは4〜7日間必要です。

修理中はお風呂を使えないうえ、雨が降るだけで乾燥が遅れてしまいます。

このように、浴槽修理には多くの手間と時間を要するため、最初から業者に依頼するのがおすすめです。

塗料を吸い込むと健康を害する恐れもあるため、安全に施工してくれる業者に任せましょう。

修理した箇所が故障しやすい

仮にDIYでの修理に成功しても、安心はできません。

DIYで補修した箇所は、再度同じトラブルを起こすリスクが高いためです。

市販の修理セット・塗料はプロの使用するものより耐久性が低く、同じ場所が故障しやすくなります

DIYでの修理を繰り返すよりも、最初から業者に修理を依頼した方が、確実に修理・交換してくれるでしょう。

また、1度の修理で症状を抑えられるため、結果的に修理費用を節約できる可能性もあります。

浴槽のひび割れ修理・補修は業者に依頼しよう

浴槽 ひび割れ

浴槽のひび割れは、経年劣化や強い衝撃が原因で起こります。

ひび割れを放置すると、より深刻な症状に発展する恐れがあるため、早めに修理を依頼しましょう。

DIYで修理すると同じ症状が再発しやすく、仕上がりもキレイにならないためおすすめできません。

専門の修理業者に依頼し、適切な工法や価格で修理・交換してもらいましょう。

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