
浴槽の交換費用を素材・工法別に解説!施工事例もご紹介
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浴槽の汚れやひび割れなどの症状が出てくると、補修や交換が必要になりますよね。 ある程度の劣化であれば、塗装・コーティングで補修可能ですが、耐用年数が経っている場合は交換するのが理想的です。なお浴槽(バスタブ)の素材には、人工大理石やホーローなどがあり、素材ごとに特徴や費用が異なります。 そこで当記事では、浴槽をリフォームする場合の価格や、素材別のメリット・デメリット、浴槽交換工事の事例をご紹介します。
目次
築10~30年で浴槽のリフォームを検討するのがよい
浴槽の種類に限らず、一般的に浴槽や浴室は15~20年で経年劣化するといわれています。
そこで実際に当サイト『リショップナビ』経由で施工したお客様の口コミを集計した、下記の浴室リフォームと築年数のデータを確認してみましょう。

集計したデータによると、築年数10~20年で26%、築年数21~30年で49%と、一般的な浴室の耐用年数を超えたタイミングで、浴室リフォームを行う傾向にあることがわかります。
グラフからもわかる通り、築10~30年の住宅であれば、一時的な補修ではなく、浴槽の交換や浴室全体のリフォームも検討するとよいでしょう。
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浴槽の交換にかかる費用
ここでは下記のトピック別に、浴槽の交換にかかる費用をそれぞれご紹介します。
- 工事内容別の交換工事の費用
- 交換する浴槽本体の素材別の費用
- 浴槽の全体交換
【工事内容別】埋め込み・据え置きタイプの交換費用
浴槽の交換工事には、埋め込み・据え置きタイプの2種類があり、それぞれの費用や工事の特徴は次の通りです。
- 埋め込みタイプの工事費用:約10〜20万円

埋め込みタイプとはタイルの中に浴槽を埋め込んで設置するタイプで、FRP(繊維強化プラスチック)や人工大理石、ホーローの浴槽に多く見られます。
埋め込みタイプの工事はタイルの解体や補修、浴槽の解体が必要となり、費用相場は約10〜20万円です。
浴室の状態や浴槽の素材によって価格が異なるので、業者に状態を見てもらうか、複数社へ見積もり依頼をしてください。
- 据え置きタイプの工事費用:約4〜8万円
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据え置きタイプは、浴室のタイルの上に置くだけの設置方法で、FRP浴槽の設置によく採用されます。
据え置きタイプの工事費用の相場は約4〜8万円です。基本的に既存の浴槽と新しい浴槽の交換のみを行うため費用はあまり高額にはなりません。
ただし、場合によっては下地の調整が必要となるなど、追加で費用がかかる場合があります。
素材ごとの浴槽本体の費用
浴槽の本体費用は素材によって異なります。
素材別の浴槽本体費用・価格相場は以下の表の通りです。
浴槽の素材 | 本体費用 |
|---|---|
FRP(ガラス繊維強化プラスチック) | 3~35万円 |
人工大理石(ポリエステル) | 5~40万円 |
人工大理石(アクリル) | 30~120万円 |
ステンレス | 5~25万円 |
ホーロー | 13~73万円 |
人工大理石はポリエステル系かアクリル系かによって費用相場が大きく異なる点に注意してください。
ポリエステル系とアクリル系のそれぞれの特徴や感触などの違いを確認しながら決めるようにしましょう。
各素材の詳細は「浴槽の各素材ごとの特徴」の章をご確認ください。
ユニットバスを全体的に交換する場合の費用
バスタブを含めたユニットバス全体を交換する場合には、50〜150万円程度の費用がかかります。
先述の通り、築15~20年程度の場合は「浴槽のみ」ではなく「全体交換」も視野に入れることをおすすめします。
浴槽と、浴槽以外の劣化箇所を別々のリフォームをすることになると、その度に工事の打ち合わせ時間や手間賃などが発生します。
浴室全体をまとめて工事しておくほうが、リフォーム費用も割安になりやすいですよ。
浴室リフォームの見積書の内訳と金額の目安
ユニットバスを交換・設置する際のリフォームでは、具体的には下記のような材料費や作業費がかかります。
項目 | 目安料金 |
|---|---|
ユニットバス製品 | 25〜120万円 |
既設ユニットバスor在来浴室の解体・撤去 | 3〜13万円 |
仮設工事(搬入出・養生など) | 1〜3万円 |
基礎工事・土間打設 | 2〜7万円 |
給排水・配管工事 | 3〜10万円 |
電気工事 | 3〜6万円 |
新規ユニットバス組み立て工事 | 8〜10万円 |
入り口ドア・袖壁などの修復工事 | 4.5〜10万円 |
補修費(必要な場合) | 2〜15万円 |
産廃処分 | 1.5〜3万円 |
諸経費・管理費など | 5〜8万円前後(工事費の5〜15%程度) |
※別途、消費税がかかる可能性あり
※オプション追加、シロアリ工事などの費用は別途発生
浴室周辺の形状や、劣化具合などによっても、費用は変動してきます。
最終的にかかる金額については、必ずリフォーム業者から提示される見積書で確認するようにしましょう。
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浴槽に使用される素材は主に4種類
浴槽に使用される素材は、主に下記の4種類です。
素材ごとに特徴や費用が大きく違うので、それぞれリフォーム前に押さえておきましょう。
FRP浴槽とはガラス繊維強化プラスチック使ったもの

FRP浴槽とはガラス繊維強化プラスチックという樹脂素材を使った浴槽のことです。
日本のお風呂によく使われています。
FRP浴槽を製造している代表的なメーカーは以下の通りです。
代表的なメーカー
- ハウステック
- TOTO
- TOTO
- LIXIL
FRP浴槽のメリット
FRP浴槽のメリットは以下の通りです。
- 耐衝撃性が高い
- カラーバリエーションが豊富
- 他素材と比較して安価
FRP浴槽は耐衝撃性が高く、多くの家庭で利用されています。
需要が高いことからカラーバリエーションも豊富で、自分好みのデザインを見つけやすいでしょう。
他の素材と比較して安価なため、なるべく安く浴槽を交換したい人にオススメです。
FRP浴槽のデメリット
FRP浴槽には汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。
汚れ防止用のコーティング加工がされていることもありますが、コーティングは経年劣化により剥がれてしまいます。
キレイな状態を保つには定期的なコーティングが必要です。
人工大理石浴槽とは天然大理石に似せた樹脂を使ったもの

人工大理石浴槽とは、天然大理石に似せて樹脂を原料に作った浴槽のことです。
ポリエステル系とアクリル系の2種類があり、アクリル系のほうが高価ですが、ポリエステル系より耐久性と耐衝撃性に優れています。
人工大理石浴槽を製造している代表的なメーカーは以下の通りです。
代表的なメーカー
- LIXIL
- TOTO
- クリナップ
人工大理石浴槽のメリット
人工大理石浴槽のメリットは以下の通りです。
- 価格帯が広く安価なものもある
- 透明感・光沢がある
- お手入れしやすい
人工大理石は低価格のものから高級なものまであり、ポリエステル系なら5~40万円程度で購入可能です。
FRP浴槽よりも透明感や光沢があるので、リーズナブルな値段で高級感のある浴槽を設置できます。
汚れが落ちやすいため、お手入れも簡単ですよ。
人工大理石浴槽のデメリット
人工大理石浴槽は、入浴剤によって変色してしまうことがあります。
とはいえ、入浴剤には人工大理石浴槽にも使用可能なものもありますので、人工大理石浴槽にも使用できる入浴剤かを確認すれば大きなデメリットにはならないでしょう。
また、ポリエステル系は、アクリル系よりも汚れや劣化が早い傾向があります。
なるべく耐久性の高い人工大理石浴槽が欲しいなら、アクリル系を選ぶとよいでしょう。
ホーロー浴槽とは金属の表面にガラス質を焼きつけたもの

引用元:https://www.takara-standard.co.jp/
ホーロー浴槽とは、鉄やアルミニウムなどの金属の表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)を焼きつけた浴槽のことです。
ホーロー浴槽を製造している代表的なメーカーは以下の通りです。
代表的なメーカー
- タカラスタンダード
- 大和重工
ホーロー浴槽のメリット
ホーロー浴槽のメリットは以下の通りです。
- 肌ざわりがなめらか
- 保温性が高い
- カビが生えにくい
ホーロー浴槽は肌ざわりの良さが人気です。
保温性の高さやカビの生えにくさなど、機能性の高さにも定評があります。
ホーロー浴槽のデメリット
ホーロー浴槽の表面のガラス質の下は金属のため、表面に傷がつくとサビてしまうおそれがあります。
また、ホーロー浴槽は重いものが多く、2階に設置できない場合があります。
ステンレス浴槽とは錆びにくい合金を使ったもの

引用元:https://www.takara-standard.co.jp/
ステンレス浴槽とは、表面から中の素材まで全てステンレスでできた浴槽のことです。
ステンレス浴槽を製造している代表的なメーカーは以下の通りです。
代表的なメーカー
- クリナップ
- タカラスタンダード
- ナスラック
ステンレス浴槽のメリット
- サビや傷に強い
- 変色・変形が起きにくい
- 保温性に優れている
ステンレス浴槽のデメリット
ステンレス浴槽の中には色がついているものもありますが、デザインの幅は少なく、ステンレスの素材感も目立ちます。
金属特有の見た目の無機質さが気になる人もいるでしょう。
さらに、傷や水垢が目立ちやすいというデメリットもあります。
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浴槽交換工事の事例3選
最後に、浴槽交換工事の内容や費用の参考となる事例を3つご紹介します。
事例1. 浅い浴槽に交換

リフォーム費用 | 約20万円 |
|---|---|
施工日数 | 2日 |
住宅の種類 | 一戸建て |
深い浴槽から浅い浴槽への交換工事をした事例です。
足腰の弱い方でも安心して入れるようになりました。
事例2. 手すり付きの浴槽に交換

リフォーム費用 | 約30万円 |
|---|---|
施工日数 | 1日 |
住宅の種類 | 一戸建て |
埋め込みタイプの工事事例です。
手すり付きの浴槽にしたことで、より安全に入浴を楽しめます。
事例3. 床タイル張り替えと浴槽入れ替え工事

リフォーム費用 | 約31万円 |
|---|---|
施工日数 | 3日 |
住宅の種類 | 一戸建て |
床のタイルから浴室床シートへの張り替えと、浴槽交換工事を実施した事例です。
タイルの剥がれや黒ずみがなくなり、清潔感のあるお風呂に生まれ変わりました。
>> この事例の詳細を見る
浴槽選びや施工方法で迷ったら、業者と相談を
FRP浴槽とはどんな物なのか、劣化した場合はどんな風に修理できるのかなど、様々な点について理解できたでしょうか。
ただ、やはり最適な修理方法や、希望に合った浴槽をご自身だけで判断するのは難しいこともあります。
修理や交換が必要な場合は、まずは浴槽の工事が得意なプロに相談してみましょう。
浴槽の素材選びやおすすめのメーカー品などについても、ご要望に合わせてアドバイスしてもらえますよ。
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【この記事のまとめ&ポイント!】
- FRP浴槽(ポリバス)の耐用年数・寿命はどのくらい?
FRP浴槽に限った話ではありませんが、浴槽や浴室は一般的に15~20年で経年劣化すると言われています。
また、当社の集計データでは、築年数10~30年と一般的な浴室の耐用年数を超えたタイミングで、浴室リフォームを行う傾向にあることがわかっています。
上記の年数が経過している場合は、浴室のリフォームを検討するのがよいでしょう。
- 「FRP浴槽(ポリバス)の交換・補修」や「ユニットバス全体の交換」にかかる費用は、いくら?
FRP浴槽を交換する場合は、設置方法や新しい浴槽の素材などにもよりますが、約10~55万円です。
浴槽を含めて、ユニットバスを全体的に交換するリフォームを行う場合、費用は50〜150万円程度かかります。
浴槽の交換リフォームにかかる詳しい費用は「浴槽の交換にかかる費用」の章で詳しく解説しています。
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