
ユニットバスの故障しやすい箇所や修理・交換費用相場は?業者選びのポイントも解説
更新日:
ユニットバスが故障したら、業者への修理依頼がおすすめです。 無理にDIYで修理すると、かえって症状を悪化させる恐れがあります。 また、ユニットバス全体の寿命が近づいている場合は、修理より交換した方が費用を抑えられる可能性があります。 本記事では、ユニットバスの修理費用相場やDIYがおすすめできない理由、業者に修理を依頼する際のポイントなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ユニットバスの故障しやすい箇所と対処法

ユニットバスで故障しやすい箇所と対処法は次の表の通りです。
故障しやすい箇所 | 症状 | 対処法 |
|---|---|---|
壁面 | ひび割れ・剥がれ | パネル・シートの張り付け |
床 | 傷・すり減り | 浴室床用シートの張り付け |
浴槽 | 落ちない汚れ | 浴槽の交換 |
ドア | パッキン外れ | ドアの交換 |
水栓 | 蛇口の老朽化 | 蛇口の交換 |
換気扇 | 動作不良 | 電気部品の修理 |
給湯器 | 給湯不良 | 部品の修理・交換 |
ユニットバスは、浴槽・水栓・壁などのパーツが一体化しているため、部分的な交換・修理が難しい構造です。
しかし、軽度の破損・劣化なら、補修して使用を続けられるケースもあるでしょう。
>> お風呂・浴室・ユニットバスのリフォーム費用相場&施工例!おすすめ業者の口コミも公開
>> お風呂の換気扇が動かない原因は!?対処方法を解説
ユニットバスの修理・交換費用相場

ユニットバスの修理・交換をする際の費用をご紹介します。
ユニットバスの修理費用相場
ユニットバスの各個所ごとの修理費用は次の表の通りです。
修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
壁・床タイルの交換 | 3.5~30万円 |
9.5~15万円 | |
5~60万円 | |
ドアの修理 | 1.5~3万円 |
5~16万円 | |
0.7~3.5万円 | |
排水管のつまり解消 | 0.8~3.8万円 |
換気扇の修理 | 0.3~5万円 |
3~15万円 | |
0.7~3万円 | |
給湯器の交換 | 10~38.5万円 |
各項目の修理費用に幅があるのは、必要な道具や施工内容によって金額が変わるためです。
また、大規模な修繕が必要な場合は、金額が上がる恐れもあります。
>> お風呂でよくあるトラブル・部位別の修理費用相場はいくら?業者の探し方は?
>> 風呂・浴室の天井交換・張り替え費用と注意点!リフォームでカビ・結露を防止
ユニットバスの交換費用相場
ユニットバスの耐用年数(法律上の寿命)は一般的に15〜20年とされており、使用状況やメンテナンスの頻度によって変動します。
浴室内のカビやサビが目立つ・においが取れないなどの場合は、耐用年数が近い証拠です。
耐用年数を過ぎたユニットバスが故障した場合は、修理よりも交換をおすすめします。
ユニットバスは浴室内の設備が一体化されており、部分的な修理より交換の方が安価になる可能性があるためです。
ユニットバスの交換費用は、サイズやグレード(機能)によって異なります。
グレードごとの交換費用相場は次の表の通りです。
グレード | 費用相場 |
|---|---|
低グレード | 40〜75万円 |
中グレード | 65〜100万円 |
高グレード | 85〜150万円 |
グレードが高く、面積が広いユニットバスほど、交換費用は高くなります。
ユニットバスを交換する際は、予算に合わせてサイズやグレードを選びましょう。
ユニットバス修理のDIYはおすすめできない

ユニットバスのDIY修理は、主に次の2つの理由からおすすめできません。
おすすめできない理由
- 適切な修理ができないと状況をさらに悪化させるリスクがある
- ユニットバス修理には専門的な技術が必要
適切な修理ができないと状況をさらに悪化させるリスクがある
ユニットバスを自己判断で修理すると、かえって状態を悪化させる恐れがあります。
状態が悪くなると、修理費用が割り増しになるため、最初から業者に修理を依頼した方が無難です。
また、素人が見ただけでは、故障の原因を特定できないケースもあります。
原因を調査するうちに別の故障が見つかる可能性もあるため、素人判断でDIYをするのはおすすめできません。
ユニットバス修理には専門的な技術が必要
ユニットバスの修理は、専門的な技術・資格が求められるため、素人には困難です。
例えば、換気扇や乾燥機・給湯器などの電化製品の修理は、電気工事士の資格を持った業者でないと認められません。
修理作業は危険も伴うため、業者に依頼するのが安全です。
お風呂のリフォームが 得意な施工会社を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼
ユニットバス修理を業者に依頼する際の注意点

ユニットバス修理を業者に依頼する際は、次の2点についても考えておきましょう。
業者に依頼する際の注意点
- 修理だけでなく交換も検討する
- 修理・交換中の入浴方法を考える
ユニットバスは設備が一体化した浴室なので、丸ごと交換した方が費用を抑えられるケースもあります。
業者に見積もりを取る際は、交換した場合の費用も計算してもらいましょう。
また、ユニットバスの修理・交換中は、浴室を使えません。
修理・交換が終わるまでの間は近隣の方の浴室を借りたり、公衆浴場を利用したりして、入浴の手段を確保してください。
ユニットバス修理を業者に依頼する4つのポイント

ユニットバスの修理業者選びに迷ったら、次の4つのポイントを参考にしてください。
ポイント
- 修理実績が豊富である
- 希望する修理内容で施工してくれる
- 迅速・丁寧に対応してくれる
- 工事の保証やアフターフォローがある
修理実績が豊富である
修理業者の中にはユニットバスの修理・交換が得意ではない業者もいます。
工事をスムーズに進めるには、ユニットバスの修理・交換実績が豊富な業者に依頼するのが大切です。
依頼先を決める前に、メーカーのホームページに掲載された施工事例や、利用者の口コミをチェックしましょう。
また、実際に見積もりを依頼してみて料金設定が適切か、対応が丁寧かを見るのもおすすめです。
希望の内容で修理してくれる
業者によって専門とする修理や、セールスポイントは異なります。
依頼先を選ぶ際は、複数の業者に見積もりを取り、希望の修理に対応してもらえるか確認しましょう。
複数の業者に見積もりを取ることで、費用を抑えつつ希望に近い内容のサービスを受けられます。
修理を急ぐ場合でも、複数の業者に見積もり依頼をするのがおすすめです。
迅速・丁寧に対応してくれる
ユニットバス修理では、希望する修理内容を聞かれたり、不明点を質問したりといったコミュニケーションが必須です。
円滑にコミュニケーションを取るために、対応が早く丁寧な業者を選びましょう。
修理費用を予算内に収めたい場合も相談がしやすいため、安心して修理を依頼できます。
また、自発的に予算・修理内容をヒアリングしてくれる業者や、費用の内訳まで開示してくれる業者を選ぶのも大切です。
工事の保証やアフターフォローがある
ユニットバスなどの住宅工事では、丁寧に修理をしても、不具合が再発する恐れもあるため、工事保証やアフターフォローをしてくれる業者だと安心です。
実際の主な保証内容は次の2点です。
主な保証内容
● 設備保証
● 工事保証
修理前には保証書を発行してもらえるかも確認しましょう。
修理後に保証・アフターフォローが受けられないリスクを回避できる可能性があります。
ユニットバス修理を依頼する業者は慎重に比較・検討しよう

ユニットバスの修理は専門的な技術が必要なため、DIYはおすすめできません。
また、修理業者を選ぶ際は複数の業者から相見積もりをとることが重要です。
ユニットバスの修理を検討されている方は、金額や説明のわかりやすさ、保証内容などを十分に比較・検討してみてください。
お風呂のリフォームが 得意な施工会社を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼













