家の傾きを直すリフォームの費用!傾いた家や床を放置すると倒壊する?原因や調査費用なども解説!

家の傾きを直すリフォームの費用!傾いた家や床を放置すると倒壊する?原因や調査費用なども解説!

傾いた家や歪んだ家は、なるべく早急に直したいもの。ただ、やはり修理・修正のリフォームにかかる費用が気になるところですよね。ただ万一、家(床)の傾きを放置すると、ご家族が病気になってしまう可能性や、建物が倒壊してしまうリスクがあることも否定できません。そこで本記事では、家の傾き・歪みを直すリフォームの工事内容・価格相場・期間の目安などについて、解説します。施工事例や、プロに家の傾き調査を依頼する場合の費用についてもご紹介するので、参考にしてくださいね。

家の傾き(歪み)の主な原因は?

家の傾きを直すリフォームの費用!傾いた家や床を放置すると倒壊する?原因や調査費用なども解説!

工事費用についてお話しする前に、まずは家が傾いたり歪んだりしている原因について、確認しておきましょう。
家の傾きの原因は大きく分けると「建物が劣化しているケース」と「地盤が弱くなっているケース」に分けられます。

【原因①】建物の劣化・腐食・シロアリ被害など

【原因①】建物の劣化・腐食・シロアリ被害など

建物が傾いている・歪んでいる時には「床のみ」が傾いていることもあれば「家全体」が傾いている場合もあります。

特に築年数が経過している家の場合は「床」もしくは「家を支える部分(柱や土台など)」の劣化や腐食により、傾きが生じているケースが多いでしょう。
根本的な原因はさまざまですが、カビ・雨漏りや、シロアリ被害、経年による老朽化などが考えられます。

また、新築時の「施工不良」や「設計ミス」が理由である可能性もあるでしょう。
2階建てなどで元々バランスが悪かった建物が、家の重みや地震などによって傾いてしまう例も見られます。

【原因②】地盤が弱い/液状化・沈下している

【原因②】地盤が弱い/液状化・沈下している

家が建築されている場所の「地盤」が原因で「不同沈下(=地盤沈下により家が傾くこと)」と呼ばれる現象が起きている可能性もあります。

地盤沈下・不同沈下の原因としては「軟弱な地盤をしっかり補強・改良せずに家を建ててしまった」「地下水を多量に汲み上げてしまっていた」「地震などによる地殻変動」などの理由が考えられます。

もちろん、建物・地盤ともに問題があることも想定されるため、家が傾いている原因をきちんと調査した上で、適切な工事で対処してもらうことが肝心です。

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【原因・症状別】傾いた家(歪んだ家)をリフォームする費用

では、家や床の傾きを直す際に行われる工事は、主にどのようなものがあるのでしょうか。
施工内容ごとの価格帯の目安なども、チェックしておきましょう。

シロアリ駆除/根太・床材の交換にかかる費用

シロアリ駆除/根太・床材の交換にかかる費用

シロアリや湿気などが原因で、床を支える根太が損傷している場合「根太の交換」や「シロアリ駆除」が必要です。
また「床材(フローリングなど)の交換」が必要となることも多いでしょう。

シロアリ駆除の費用1㎡あたり1,150〜3,000円くらいが目安で、一般的な30坪程度の戸建て住宅なら10万円前後の予算を見込んでおくとよいでしょう。

>> シロアリ駆除の費用・リフォーム事例!今後の予防対策は?

床下の根太を撤去して新しい根太を設置する費用は、3~15万円程度です。
さらに、フローリング材を交換する費用は、6畳なら9〜18万円、8畳なら10〜20万円くらいが相場です。

>> 床の張り替えリフォーム費用

なお具体的な費用の総額などは、業者から提示される見積書で必ず確認してくださいね。

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不同沈下(地盤沈下)の修正/地盤改良の工事にかかる費用・工期

不同沈下(地盤沈下)の修正/地盤改良の工事にかかる費用・工期

地盤沈下が原因である場合の工事にも、さまざまな方法があります。
いずれも工期は長くなりやすいですが、住みながらのリフォームが可能なケースが多いですよ。

工法ごとの費用・工事期間の目安の違いは、下記の通りです。
(※なお「土台上げ工法」などで、部分施工のような小規模工事で済む場合は、費用=10〜50万円、工期=1〜5日でリフォームできる例もあります。)

施工方法 リフォーム費用 工期 対象基礎形式 対応する傾き・地盤の状態
硬質ウレタン注入工法 200〜600万円 1〜3週間 ベタ基礎 ■傾き5cm程度まで
■安定した地盤で施工可
グラウト注入工法 230〜600万円 1〜2週間 ベタ基礎 ■傾き5cm程度まで
■軟弱な地盤でもある程度は可
土台上げ工法 100〜400万円 10日〜3週間 ベタ基礎
布基礎
■傾き10cm程度
■安定した地盤で施工可
耐圧版工法 200〜700万円 10日〜5週間 ベタ基礎
布基礎
■大きな傾きにも対応
■安定した地盤で施工可
鋼管圧入工法 300〜1,000万円 3週間〜2ヶ月 ベタ基礎
布基礎
■大きな傾きにも対応
■地盤沈下の修正も可能
施工方法 リフォーム費用 工期 対象基礎形式 対応する傾き・地盤の状態
硬質ウレタン注入工法 200〜600万円 1〜3週間 ベタ基礎 ■傾き5cm程度まで
■安定した地盤で施工可
グラウト注入工法 230〜600万円 1〜2週間 ベタ基礎 ■傾き5cm程度まで
■軟弱な地盤でもある程度は可
土台上げ工法 100〜400万円 10日〜3週間 ベタ基礎
布基礎
■傾き10cm程度
■安定した地盤で施工可
耐圧版工法 200〜700万円 10日〜5週間 ベタ基礎
布基礎
■大きな傾きにも対応
■安定した地盤で施工可
鋼管圧入工法 300〜1,000万円 3週間〜2ヶ月 ベタ基礎
布基礎
■大きな傾きにも対応
■地盤沈下の修正も可能

※ベタ基礎:家の壁部分のみではなく、床下全体も鉄筋コンクリートになっている基礎。建物を「面」で支えるイメージ。
※布基礎:家の壁部分に沿ってコンクリートを打ってある基礎。床下部分のコンクリートは薄く、建物を「線と点」で支えるイメージ。

硬質ウレタン注入工法

ベタ基礎の下に小さな穴を開け、その穴に「硬質ウレタン樹脂系の薬液」を注入する工法です。
ウレタン樹脂が膨張する力を利用して基礎を押し上げ、傾いた建物を修正します。

費用や工期を抑えやすいですが、5cm程度の傾きにしか適用できません。
また地盤を改良できる方法ではないため、シロアリや地震などの影響で再沈下する恐れがあります。

グラウト注入工法

「硬質ウレタン注入工法」とよく似た工法で、ベタ基礎の下に「グラウト材(セメント系の薬液)」を注入します。
薬剤の体積・圧力で地盤を固め、土地を隆起させることにより、建物の傾斜を元に戻します。

5cmほどの傾きであれば対応可能で、安価で工期も短く、液状化した軟弱な地盤をある程度は強固にできます。

土台上げ工法/プッシュアップ工法/あげ舞い工法

「土台上げ工法」は「プッシュアップ工法/あげ舞い工法」などとも呼ばれ、相場は100〜400万円程度と比較的安く、工事期間も長くて3週間くらいです。

ただし応急処置として家の傾きを直す方法で、10cm程度までの傾きにしか対応できず、地盤が再沈下する可能性がある場合には不向きです。

工事の仕方としては、建物の「基礎コンクリート部分」とその上の「土台部分」を切り離し、専用のジャッキなどで建物を土台の下から持ち上げます。
その際に、基礎部分と建物の間に生じる隙間を「無収縮モルタル」などで閉塞する(埋める)ことで、建物の傾きを直します。

耐圧版(耐圧盤)工法

「土台上げ工法」と同様に、地盤が安定している(=再沈下の可能性が低い場合)に用いられる工法です。

建物の基礎の下を掘削して「耐圧版(耐圧盤)」という鉄板を設け、その上に「油圧ジャッキ」などを設置して、家を水平になるまで持ち上げます。
掘削した部分には「無収縮モルタル」などを圧入して埋め戻していきます。

騒音・振動の発生が少なく、傾斜がひどい建物でもミリ単位で調整可能です。

鋼管(杭)圧入工法/アンダーピニング工法

建物の基礎下を掘削した後、「ジャッキ」の力と家の重みを利用して、地盤の支持層(=頑丈な層)にまで「鋼管(杭)」を圧入・打ち込みます。
鋼管杭によって、傾斜した建物を支え、家を基礎ごと持ち上げます。

傾斜の大きい建物もミリ単位で調整可能で、高い改修力を発揮。
地盤沈下を修正する役割も果たし、他の工法と比べると再沈下の可能性が低くなります。

杭の本数・圧入する長さによっても価格が変動するため、費用相場は300〜1,000万円と幅広いですが、予算は500〜600万円以上は想定しておいたほうがよいでしょう。

また工事期間の目安も3週間〜2ヶ月と幅がありますが、地面を掘り込んで杭を打つ大掛かりな作業のため、1ヶ月以上はかかる可能性が高いです。

ご自宅にはどの工法が適しているか、プロの施工業者に見てもらった上で提案してもらうとよいでしょう。

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家・床の傾き修正リフォーム事例3選

ここで、当サービス「リショップナビ」加盟のリフォーム業者による、家の傾きを修正した工事の実例をご紹介します。

【事例1】
建具が閉まらなくなった住宅の傾きを修正

住宅の種類 一戸建て
築年数 21年
リフォーム費用 50万円
工事期間 5日
少しずつ傾いてきていた家に我慢して住まれていましたが、窓や扉が閉まらなくなってきたため、工事を依頼されました。

建具を調整するのではなく、大元である家の傾きを水平に直す工事をご提案・実施しました。施工面積は15㎡です。

>> この事例の詳細を見る

【事例2】
20〜30cmほど傾いていた家を水平に

住宅の種類 一戸建て
築年数 21年
リフォーム費用 200万円
工事期間 10日
購入された中古住宅の傾きが気になり、リフォームをご依頼されました。複数社から見積もりを取得され、経験や価格を基準に業者選定されたとのこと。
傾き修正工事の実績豊富な業者だったので、仕上がりにもご満足いただけました。

20〜30cmの傾きがあった家を、水平に修正。施工面積は約83㎡でした。

>> この事例の詳細を見る

【事例3】
床の傾き修正&畳をフロア張りに変更

地震で傾斜してしまった床を、リフォームした事例です。
床を支える根太を替えることで高さを調整。床材は畳を撤去して、フロア張りに変更しました。

>> この事例の詳細を見る
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家の傾きを放置すると危険?病気や倒壊のリスクは?

家の傾きを放置すると危険?病気や倒壊のリスクは?

体調不良になる可能性がある

傾いた家に住み続けると、平衡感覚がおかしくなり、さまざまな不快な症状を引き起こすケースがあります。
実際「頭痛や肩こりがひどい」「疲れが取れず、だるい」「めまいや吐き気が続く」といったお悩みがある方も、多いのではないでしょうか。

個人差はありますが、傾き具合によっては頭痛などの症状が出てくる他、さらにひどくなると吐き気・食欲不振・疲労感・睡眠障害などに繋がることもあります。

家の状態が悪化して倒壊する危険性も

家の状態が悪化して倒壊する危険性も

建物にも「ドアや窓が開閉しづらい」「隙間風が入ってくる」などの不具合が見られることがあります。
外壁などのタイル・基礎部分・浴室といった箇所に、亀裂やヒビ割れが生じる例も多いです。

傾いている家を放置してしまうと、建物の重みで傾斜がひどくなっていく可能性がある上、地震などの際に倒壊してしまうリスクさえあり、非常に危険です。

傾いた家を直すことは、資産である建物を、そして大切なご家族の健康を守るためにも大切です。
「思ったよりリフォーム費用が高いから、このまま放置しようかな……」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは一度、プロに調査依頼してみることをおすすめします。

家の傾きの調査費用は?気になる場合はプロに相談を

家の傾きの調査費用は?気になる場合はプロに相談を

家の傾きについて調査してもらう際の費用は、担当する業者や、広さ・検査内容などによっても異なるため一概には言えませんが、目安としては4〜15万円程度です。
なお会社によっては、無料で診断・調査を実施している所もありますよ。

また、基本的に見積もりは無料ですので「調査費や施工費が、いくらになるか不安……」という場合は、専門の業者に気軽に相談してみるとよいでしょう。
親切なスタッフであれば、家の傾きを直すために必要な工事内容などについても、わかりやすく説明してくれるはずですよ。

【この記事のまとめ&ポイント!】

傾いた家(歪んだ家)をリフォームする費用について教えてください。
家が傾く原因として、シロアリ、不同沈下が主に挙げられます。原因や直す方法によって費用も異なります。詳しくは、こちらをご確認ください。
家の傾きを放置するとどうなるのでしょうか?
体調不良を起こす、家の状態が悪化して倒壊する、といった可能性があります。
家の傾きの調査費用について教えてください。
目安としては4〜15万円程度です。
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