エアコンで湿度が下がらない|原因と今すぐできる対策

更新日:2025年06月23日

エアコンで湿度が下がらない|原因とすぐできる対策

エアコンをつけているのに部屋がジメジメして不快感が続いていませんか?実は設定温度や使い方によって、エアコンの除湿効果は大きく変わるのです。
エアコンの性能を最大限に引き出す正しい使い方を知れば、電気代の節約にもつながります。
本記事では、エアコンで湿度が下がらない原因と、今日からできる効果的な対策法をご紹介します。
設定温度の調整やサーキュレーターの活用など、専門知識がなくても簡単にできる方法で、ムシムシ感のない快適な室内環境を手に入れましょう。

エアコンで湿度が下がらない主な原因

エアコンを使っているのに湿度が下がらないとお悩みの方はいらっしゃいませんか?

湿度が下がらない原因を知ることで、より快適な室内環境を作ることができます。

温度や風量の設定が不適切

エアコンの設定温度や風量が適切でないと、湿度は思うように下がりません。
特に次の3点が重要です。

1. 高すぎる設定温度

設定温度が高すぎるとエアコンが早く停止し、湿度が再上昇する「湿度戻り」が発生しやすくなります。

除湿効果を高めるには、設定温度を室温より2〜3℃低くするのがおすすめです。

2. 風量「弱」

風量を「弱」にすると空気循環が不十分になり、除湿効率が低下します。

特に広い部屋では「自動」や「強」設定で風を循環させることが大切です。

3.自動運転モード

自動運転モードは温度調整を優先するため、除湿モードに切り替える必要があります。

梅雨時などは専用の「再熱除湿」機能を使うと効果的です。

まずは現在の設定を見直し、適切な設定変更でエアコンの持つ除湿性能を最大限に引き出しましょう。

部屋の密閉性が低い

エアコンを稼働させても湿度が下がらない場合、部屋の密閉性が低いことが原因かもしれません。
窓やドアに隙間があると、外気の湿気が絶えず流入し続けるため、除湿効果が相殺されてしまうのです。

隙間が生じやすい箇所と具体的な対策

隙間箇所 対策
窓枠の継ぎ目 隙間テープの貼り付け
ドア下部の隙間 ドア下用シールの設置

築年数の経った住宅や賃貸物件では、建具の経年劣化による気密性低下が顕著です。

根本的な改善が難しい場合の対処法

  • 除湿機を併用し、エアコンの負担を軽減
  • 仕切りカーテンで空間を区切って除湿する範囲を限定
  • 局所的な除湿には小型除湿器を配置
  • 特に梅雨時は外気湿度が80%を超える日があるため、わずかな隙間でも影響が大きく現れます。

    フィルターの目詰まり

    エアコンのフィルターが目詰まりすると、空気の流れが阻害され、熱交換効率や除湿の効率が低下します。
    この状態が続くと、エアコンが湿気を吸い込む量が減少し、結果として室内の湿度が下がりにくくなります。

    フィルターの清掃頻度は、基本的に1~2週間に1回程度が目安です。

    清掃時は、水道水で優しく洗浄し、完全に乾燥させることが重要です。
    フィルターの構造によっては水洗いができない場合もあるので、メーカーの取扱説明書を確認しましょう。

    >> エアコンのフィルター掃除の基本手順
    >>【保存版】エアコンの掃除方法|カビ発生の理由や予防策も紹介

    フィルターだけでなく、熱交換器やドレンパンの汚れも除湿効率低下の原因となります。

    特に長期間使用していない場合や、湿気が多い環境では、専門業者のクリーニングサービスを利用するのが効果的です。
    業者が内部のホコリやカビを除去することで、エアコンの性能を元に戻すことが可能になります。

    >> エアコンクリーニングの費用相場

    フィルターの目詰まり対策は、定期的な清掃と適切な使用環境の維持が鍵です。
    清掃頻度を守りつつ、部屋の密閉性を高めることで、エアコンの除湿能力を最大限に引き出せます。

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    今すぐできる湿度対策2選

    エアコンだけでは湿度が下がらないとき、すぐに実践できる対策があります。

    1. 設定温度を20℃以下くらいにする

     設定温度を20℃以下くらいにする

    エアコンの設定温度を20℃以下程度にすることは、除湿効率を高める有効な方法です。

    冷房運転中にサーモオフ(温度到達時の運転停止)が起きると、除湿機能が持続しなくなるためです。
    低温設定を維持すれば、エアコン内部の熱交換器が冷えた状態を保てます。

    表面温度が低下すると空気中の水分が結露しやすくなり、効率的に湿度を除去できるようになります。

    体感温度が低すぎる場合は、サーキュレーターを併用するのがおすすめです。
    風で体感温度を調整しながら、冷気を部屋全体に循環させることができます。

  • サーモオフ防止:20℃以下程度の設定で持続運転を実現
  • 結露効果向上:熱交換器の冷却持続で除湿効率アップ
  • 空気循環:サーキュレーターで冷気を均一に分散
  • 2. サーキュレーターで空気を循環させる

    エアコンの除湿効果を最大限に引き出すには、サーキュレーターを適切に活用しましょう。

    冷房運転時は、エアコン吹き出し口の斜め下(対角線上)に、サーキュレーターをエアコンを背にする向きで設置し、床にたまった冷気を循環させる(風が壁に沿って循環するように調整する )のが効果的です。

    この方法で空気を循環させると、室温のムラが解消され、除湿効率が向上します。
    特に結露しやすい窓際に風を当てることで、湿気の滞留を防ぎます。
    風向きを微調整しながら、部屋全体に均一な気流が生まれる最適な位置を見つけましょう。

    エアコンの調子が悪い場合の主な対処法

    エアコンの除湿機能が正常に働かない場合、いくつかの簡単な対処法で問題が解決できるかもしれません。

    >> エアコンのランプが点滅する原因と対処法

    電源プラグの抜き差しでエアコンをリセット

    エアコンの除湿機能が正常に動作しない場合、電源プラグの抜き差しによるリセットを試すことで問題が解消されることがあります。

    エアコンの運転を停止した後、コンセントからプラグを抜きます。
    この間に内部の電子回路やマイコンのエラー状態がリセットされ、除湿機能の正常化につながる可能性があります。

    待機時間はメーカーや機種によって異なり、一般的に1〜10分程度が目安です。
    リセット後も改善しない場合は、冷媒不足や内部部品の故障が疑われます。

    専門業者へ相談

    エアコンの除湿機能が改善しない場合、専門業者への相談を検討しましょう。
    ご自身でできるリセットや掃除を試しても変化がないときは、冷媒ガス漏れや内部部品の故障といった専門的な問題が考えられます。

    >> エアコン修理はどこに頼む?業者の選び方のポイント

    業者相談が必要な主なケース

  • 3年以上クリーニングしていない場合:熱交換器の深部や排水経路の専門的な洗浄が必要
  • 運転音が異常な場合:分解修理が必要
  • 10年以上使用している場合:部品交換や買い替えの提案を受ける
  • 信頼できる業者を選ぶ際は、実績数と口コミ評価を必ず確認しましょう。
    複数社から無料見積もりが取ると、適正価格で技術力のある業者を比較選択しやすくなります。

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    エアコンで湿度が下がらないときには適切な対処を

    エアコンを使っても湿度が下がらないと、体感的にはむし暑く感じてしまいます。
    エアコンの除湿機能を引き出すためにはいくつかの対処法があります。

    設定温度を20度以下に設定し、空気中の水分を減らしたり、サーキュレーターで室内の空気を循環させることが効果的です。

    除湿機能が正常に働かないときは、エアコンのクリーニングや買い替えが必要なケースもあります。
    専門的なクリーニングを受け、必要な場合は部品の交換や買い替えを提案してもらいましょう。

    エアコンで湿度を下げて、快適なくらしを手に入れてくださいね。

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