エアコンの水漏れ原因と主な症状

ここでは、エアコンの水漏れ原因と症状を詳しく解説し、ご自身で状況を把握するためのポイントをご紹介します。
室内機下部からの水漏れ
エアコンの室内機下部から水漏れが発生する場合、主に次の3つの原因が考えられます。
1. ドレンパンの排水不良
冷房運転時に発生する結露水を溜めるドレンパンに、汚れが溜まると排水能力が低下します。
ドレンパンから水が溢れ出し、室内機下部から水漏れが起こります。
2. フィルターの目詰まり
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定期的なフィルター清掃で、この連鎖反応を予防できます。
3. ドレンホースのトラブル
詰まり | ホコリやカビなどがホースを塞ぎ、排水できなくなる |
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屈曲 | ホースが折れ曲がると水の流れが滞る |
いずれの場合も、早めの対処が大切です。
特に冷房を使い始める時期に多いトラブルなので、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
ドレンホースの詰まり
エアコンのドレンホースの詰まりは、主に2つの原因で起こります。
1. ホコリや落ち葉、虫などが、ホース内部に溜まる/特に春や秋は注意が必要 2. ドレンホースの設置状態が悪い/適切な勾配がない・ホースの折れ曲がり・逆勾配 |
主な対処方法
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年に2回(夏と冬の前)を目安に掃除をすると、詰まりを予防できます。
室外機周りを清掃したり、防虫ネットを設置するのも効果的です。
吹き出し口からの水滴
エアコンの吹き出し口から水滴が垂れる場合、多くの場合は結露が原因です。
冷房運転中は吹き出し口が冷え、室内の湿気が冷やされて水滴になることがあります。
ただし、結露が続く場合は、次の原因も考えられます。
主な原因とチェックポイント
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今すぐできる!水漏れトラブル緊急対処法
エアコンから水が漏れてきたら、初期対応で被害を最小限に食い止めましょう。
ご自身で対応できる場合も多いので、ぜひ参考にしてください。
作業前に必ず行う安全確保の3ステップ
エアコンの水漏れに対処する上で、最も大切なのは安全確保です。
必ず次の3つのステップを順番に実行してください。
1. 電源を完全に切る
リモコンで運転を停止した後、コンセントを壁から抜きます。
水が電気回路に触れると、感電や漏電の危険があるため、プラグが濡れていないか確認しましょう。
2. 水を受ける準備をする
タオルを敷く | 室内機の真下に、吸水性の高いバスタオルを3枚程度重ねて敷く |
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バケツを置く | 水滴が落ちる場所に、深めの容器を置く(10cm以上離す) |
ビニールシートを下に敷くと、壁や床を保護するのに役立ちます。
3. 身体の安全を確保する
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特に高い場所にあるエアコンの場合、無理な姿勢は避け、2人以上で作業を行いましょう。
ドレンホースの詰まり解消!掃除テクニック
エアコンの水漏れの原因として多いドレンホースの詰まりは、適切な掃除で解消できることがあります。
まずは、排水口の入口付近を掃除してみましょう。
割り箸や歯ブラシなどで、手の届く範囲のゴミを取り除くだけで改善することもあります。
ホース内部の詰まりがひどい場合は、市販のドレンホースクリーナー(サクションポンプ)を使うと効果的です。
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これらの方法を試しても改善しない場合や、高所での作業が必要な場合は、無理をせずに専門業者に相談しましょう。
定期的なメンテナンスが、水漏れを防ぐための第一歩です。
水漏れ発生時の正しい拭き取り方とNGな行動
エアコンから水漏れが発生したら、安全を最優先に行動しましょう。
水が広がるのを防ぐには、吸水性の高いマイクロファイバークロスやバスタオルを畳んで、水たまりに押し当てて吸い取ります。
床の素材によっては、水が染み込む前に雑巾で吸い取るように拭くのが効果的です。
NG行動
1. ブラシや硬いスポンジで強くこする(エアコンの樹脂部分を傷つけ、水漏れが悪化する可能性) 2. 掃除機で水を吸い込む(モーター故障や感電の危険性) 3. エアコン内部の基盤をご自身で拭く(精密部品を破損するリスク) |
自分で直せる?修理業者に依頼すべき?
エアコンの水漏れが発生した場合、自分で直せるのか、それとも専門業者に依頼すべきなのか迷うことがありますね。
ここでは、自分で解決できるケースと専門業者に依頼すべきケース、そして賃貸住宅での対応について解説します。
自力解決できるケースと専門家に任せるべき症状
エアコンの水漏れは、ご自身で対処できるケースと専門業者に修理を依頼すべきケースがあります。
自分で対処できる症状
フィルターの目詰まりや、ドレンホースの軽度な詰まりであれば、ご自身で対応できることが多いです。
ドレンホースの先端に溜まったホコリを掃除機で吸い取ったり、50℃程度のお湯を少しずつ流し込んで詰まりを解消する方法も効果的です。
フィルターは2週間に1回程度を目安に掃除し、水受けトレイの汚れも一緒に拭き取りましょう。
専門家に相談すべき症状
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冷媒ガス漏れの可能性がある場合(吹き出し口からの結露が異常に多いなど)は、感電やガス漏れの危険があるため、触らずにすぐに専門業者に連絡してください。
賃貸住宅での水漏れトラブル対応Q&A
賃貸住宅でエアコンの水漏れが発生した場合、まずは管理会社や大家さんに速やかに連絡することが大切です。
賃貸契約で連絡義務が定められていることが多く、特に階下への漏水がある場合は、早急な対応が必要です。
ご自身の判断で修理業者を手配すると、費用を自己負担しなければならない場合がありますので注意しましょう。
修理費用の負担については、水漏れの原因が入居者の過失(フィルターの掃除不足など)によるものか、経年劣化によるものかで異なります。
ドレンホースの詰まりが掃除不足によって発生した場合は、入居者負担となることが多いです。
水漏れによって階下に損害を与えてしまった場合、賃貸契約の「原状回復義務」が適用される可能性があります。
水漏れの原因が入居者の管理不足と判断された場合、修理費用だけでなく、賠償責任を負う可能性もあるため、加入している火災保険や家財保険で対応できるか確認しましょう。
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エアコンの水漏れは原因を見極め適切な対応を
エアコンの水漏れは、ドレンパンの詰まりやドレンホースの不具合、設置状況など、さまざまな原因で起こります。
軽度な詰まりや汚れであればご自身で掃除できますが、内部の故障や複雑な原因が考えられる場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
水漏れを放置すると、壁紙の変色やカビの発生、電気系統のショートなど、2次的な被害につながる可能性があるため、早めの対処が重要です。
日頃から定期的な清掃と点検を行い、水漏れを予防しましょう。
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