エアコンのランプが点滅する主な原因と対処法

エアコンのランプが点滅する原因はさまざまです。
ここでは、エアコンのランプ点滅の主な原因と、その適切な対処法について詳しく解説していきます。
1. 霜取り運転中の点滅
エアコンの暖房運転中にランプが点滅する場合、霜取り運転が作動している可能性があります。
これは室外機に付着した霜を溶かす正常な動作で、特に冬や湿度の高い環境で次のようなケースがよくみられます。
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霜取り運転はメーカー推奨の機能で、1時間に1~2回程度の作動なら正常範囲内です。
ただし、25分以上点滅が続く、暖房が再開されないなどの場合は専門業者に相談しましょう。
2. フィルター清掃のサイン
エアコンのフィルター清掃サインが点滅する主な原因は、ホコリや汚れの蓄積による目詰まりです。
最新機種の多くは自動検知機能を搭載しており、2~3ヶ月の使用を目安に点滅し始めます。
フィルターが汚れたまま運転を続けると、風量が減少し、冷暖房効率が低下するだけでなく、余分な電力消費に繋がる可能性があります。
具体的な対処手順
1. フィルターを取り外し、掃除機で表面のホコリを吸い取る 2. 水洗い後は完全に乾燥させてから取り付ける 3. リモコンの「フィルターサインリセット」ボタンを3秒長押しする |
リセット方法は機種によって異なり、新型リモコンではメニュー画面から操作が必要な場合もあります。
取扱説明書を紛失した場合は、メーカーサイトで型番検索が可能で、メーカーサイトの動画解説などを確認しましょう。
3. カバーの閉め忘れ
エアコンのカバーが完全に閉まっていない場合、安全装置が作動してランプが点滅することがあります。
特にフィルター掃除後やお手入れ後にこの現象が起きた時は、フロントパネルや風向ルーバーの状態を確認してみましょう。
カバーが正しく閉まっていない主な原因として、フィルターの取り付けミスや前面パネルのロック不良などが挙げられます。
カバー閉め忘れチェックポイント
次のポイントを順番に確認することで、多くのトラブルを解決できます。
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特に経年劣化した機種では、パーツの歪みが生じやすいため、丁寧に扱いましょう。
4. 起動準備中の点滅
エアコンの電源を入れた直後、ランプが点滅するのは起動準備中の正常な動作です。
これは内部システムが自己診断を行い、室外機との通信を確立するために必要なプロセスで、通常1~3分程度で点灯状態に変わります。
取扱説明書の「ランプ表示」欄で自宅のエアコンの正常な点滅パターンを確認しておくと、安心して待つことができます。
適切な対処法
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5. 室内機と室外機の故障
エアコンのランプ点滅が室内機や室外機の故障を示す場合、主に次のパターンが考えられます。
基盤や電子部品の不具合
室内機内部の制御基盤が経年劣化したり、結露による水分が侵入すると、電子部品が正常に機能しなくなることがあります。
この場合、特定のリズムでランプが点滅し続け、リセット操作でも改善しません。
室外機の主要部品故障
圧縮機の作動不良や冷媒漏れが発生すると、運転停止や異音などの症状が現れ、異常を知らせるランプ点滅が発生する場合があります。
点滅のパターンはメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書やエラーコード表で確認することが重要です。
特に10年以上使用した機種では、コンプレッサーの寿命が原因となるケースが多くみられます。
次のような症状を確認した場合は専門的な技術が必要となるため、メーカーサポートへの早期相談が重要です。
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専門業者への相談が必要なケース
リセットや清掃を試しても改善しない場合は、異常の可能性があります。
特に点滅と同時に異音や異臭、水漏れがある場合は、すぐに使用を中止してください。
製造から10年以上経過した機種では、修理よりも買い替えを検討すべき場合もあります。
リセットや清掃で改善しない場合
リセットや清掃を試してもランプの点滅が解消されない場合、内部部品の故障や深刻な不具合が考えられます。
電源リセット後に1時間以上点滅が続くケースは基板の異常や電子部品の劣化を示している可能性が高く、メーカー指定の修理業者による診断が必要です。
原因 | 症状 | 注意点 |
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冷媒ガス漏れ | 室外機から異音がする | 冷媒循環システムの異常が疑われる/ガス補充には専門工具と資格が必要 |
圧縮機故障 | 運転開始直後に停止する | 心臓部とも言える圧縮機の不調が考えられる |
経年劣化 | 製造から10年以上経過 | メーカーのパーツ供給が終了している場合がある |
特に水漏れや焦げ臭いにおいがする場合は、感電や火災のリスクがあるため、直ちに使用を中止してください。
修理費用が新品購入価格の50%を超える場合や、過去3年以内に複数回修理した経験がある場合は、買い替えを検討するタイミングといえるでしょう。
頻繁に点滅が発生する場合
エアコンのランプが頻繁に点滅する場合は、深刻な故障のサインである可能性があります。
特に1時間以上点滅が続くケースでは、自己診断機能では検出できない内部障害が発生していることがあるため注意が必要です。
専門業者に相談すべき具体的な症状
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製造から10年以上経過した機種では、修理費用が高額になるケースが多くなります。
部品の供給終了や経年劣化による2次故障のリスクを考慮し、買い替えを検討するのもよいでしょう。
症状が現れたら速やかにメーカーサポートへ連絡し、正確な診断を受けることが大切です。
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エアコンランプの点滅の原因を知り適切な対処を
エアコンのランプ点滅は故障のサインであることが多く、適切な対処が求められます。
まずは点滅パターンを確認し、取扱説明書で原因を特定しましょう。
簡単なリセットやフィルター清掃で解決する場合もありますが、エラーコードが表示される深刻な故障の場合は、専門業者への依頼が安心です。
定期的なメンテナンスを行い、異常を早期発見することで、エアコンを長く快適に使い続けることができます。
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