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ウォシュレット(温水洗浄便座)とは
画像引用:TOTOホームページより
URL : https://jp.toto.com/products/toilet/washlet_s/index.htm
元々「ウォシュレット」とは、TOTO(東陶機器株式会社)が発売している、温水洗浄機能付き便座の商品名です。
便器から温水のシャワーが噴出し、お尻を洗浄することができます。
「ウォシュレット(温水洗浄便座)」は、お尻を洗う機能のついたトイレに対する商標となり、TOTO以外の商品でも、温水洗浄装置や温風乾燥装置のついた便器をさす時にも使われるようになりました。
温水便座、洗浄便座、シャワートイレとも呼ばれ、今では日本の家庭の7割以上に使用されています。
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ウォシュレットのメリット
7割以上の日本の家庭で親しまれている、ウォシュレット。そのメリットを、あらためて調べてみましょう。
トイレが心地よく使える
説明するまでもないかもしれませんが、温水のシャワーが温かく気持ちよいのです。
そして、一般的に便座部分も温める機能がセットされているため、特に寒い冬場も快適にトイレを使用できるようになります。
衛生的で健康的
ウォシュレットの最大の長所は、お尻がスッキリ、キレイに保てること。
便の汚れは温水に溶けやすいため、水流との相乗効果で除菌できるわけです。
女性の場合は、生理の時の不快感も払拭してくれますね。
また、温水による洗浄は、痔疾などの悪化の防止にもなります。
そもそも、お尻周りの血行が悪いと皮膚が切れやすくなり、切れ痔になりやすいとも言われています。
温水で血行が良くなる効果も期待できるため、痔疾予防や肌荒れ防止にもなるでしょう。
トイレットペーパーを節約できる
ウォシュレットを使用すると、トイレットペーパーを使うのは洗浄後の水分の拭き取りのみで済みます。
乾燥機能付きのタイプもあるので、併用すればさらにトイレットペーパーを節約できます。
トイレットペーパーの使用量が減ると、トイレの故障の原因になりやすい、紙詰まりを防ぐこともできますね。
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ウォシュレットのデメリット
メリットよりも、デメリットの方が大事!と思っている方も、きっと多いですよね。
こちらも合わせて確認しておきましょう。
水ハネが多くなる
水量の調節をしたり、深く腰掛けることで防ぐことはできますが、水ハネが多くなる傾向があります。
便座カバーは付けない方が衛生的でしょう。
浅く腰掛けてしまうと、洋服にハネてしまうこともあるので注意してください。
電気代がかかる
ウォシュレットに関することで、よく話題にされるのが電気代です。便座の温めや、シャワー機能のために、やはり電気の使用量はそれなりに増えてしまいます。
最新型のものなら、ランニングコストに配慮して開発された製品も多いので、タイマーやセンサー機能などの有無を、事前にチェックしておくと良いですね。
ノズル部分の掃除が必要
清潔さを保つためには、やはり掃除は不可欠です。特に重要なのが、ノズル部分。
「ノズルクリーン機能」付きの商品も多いですが、毎日使うものですから、どうしてもノズル周辺には汚れがこびりついてしまいます。
手入れをおこたってしまうと、汚れが取りにくくなってしまうので、日々の掃除は欠かせません。
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ウォシュレットの種類
ウォシュレットは、大きく分けて2つのタイプがあります。
既存の便器に取り付ける「シート型」と、便器とタンクとセットになっている「一体型」です。
シート型のウォシュレット
自分でも取り付けることが可能なのが、「シート型」のウォシュレット。
一般家庭に普及してきたため、取り付けが簡単な商品も増えており、必要な工具も付属されていることが多いです。
インターネット通販や家電量販店で購入して自分で設置をすることができます。
一体型のウォシュレット
画像引用:LIXILホームページより
URL : http://www.lixil.co.jp/lineup/toiletroom/shower/satis/plan/plan1313.htm
最新の「一体型」ウォシュレットは、タンクレスタイプが特に流行しています。
スリムでおしゃれなデザインが増えており、使用前と使用後に自動的にフタが閉まる「オート便座」など、便利で充実した機能がついていることも多いです。
新築やトイレのリフォームを考えている方は、この機に検討してみてはいかがでしょう。
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ウォシュレットの方式は2タイプ
ウォシュレットの方式は、大きく分けて2タイプあります。
この違いは、内蔵タンクが有るか無いかで変わってきます。
貯湯式
「貯湯式」のウォシュレットは、お湯・水を貯めるためのタンクが本体に内蔵されているタイプです。
タンクの中の水をヒーターで温め、保温します。
このため、常に温水洗浄を使う場合は電気代が高くなってしまいます。
しかし本体料金は貯湯式の方が低価格なので、設置時にかかる費用はお得です。
瞬間式
「瞬間式」のウォシュレットには、内蔵タンクはありません。
温水洗浄を使う際に、ヒーターが瞬時にお湯を作ります。
使うときだけ温めるため、貯湯式に比べると電気代はかかりません。
瞬間式は、基本的なウォシュレット性能のほかにも、節電や除菌・脱臭、自動洗浄などの便利な機能がついた商品が多いです。
頻繁にウォシュレットの機能を使う場合、保温をし続けなければいけない貯湯式よりも、瞬間式の方がランニングコストはかかりません。
しかし逆に言うと、冬場にしかウォシュレットを使わない方や、機能は最低限でOKというご家庭なら、貯湯式でも充分です。
おしりを洗う時にお湯ではなく水の方が良いという方は、温水の設定を「切」にして使用すれば良いだけです。
便座自体も寒い時期以外は温める必要がないため、ここでも電気代を抑えることができますね。
ウォシュレットの価格
誰もが気になるのが、ウォシュレットを取り付ける際にかかる費用でしょう。
ウォシュレットの取り付けに必要な費用とは、「ウォシュレット本体の価格」と「取り付けの工事費」です。
まずウォシュレット本体の価格ですが、安価なもので1万円台、高価なものだと30万円以上のものまであります。平均的な相場は、3~5万円と考えるのが良いでしょう。
自動洗浄機能、節電機能など、ハイグレードなオプションがついたものは、価格もアップしていきます。
また、工事費の予算については1万円以下が一般的です。
ただし、遠距離の業者に依頼する場合は移動費がプラスになってしまうので、見積もり相談をしておく方が無難です。
「本体購入+取り付け工事依頼」をするか、「取り付け工事のみを依頼して、本体は自分で用意」をするかで、かかるコストも変化するので、あわせて相談してみても良いでしょう。
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ウォシュレット取り付け前のチェックポイント
いざウォシュレットを取り付ける前や、見積もり相談をする前に、ご家庭のトイレでチェックしなくてはいけないことがあるので、ご紹介します。
アース線が使えるコンセント
ウォシュレットは電化製品、つまりは、電源が必要になります。しかも、水まわりで使うもの。
トイレ内に、「100V」で、「アース付き」のコンセントがあるか、必ず確認してください。
ウォシュレットのコードの長さは、一般的に1m程度ですから、コンセントの位置も見ておくことが大切です。
トイレ内にコンセントがない場合は、コンセント増設工事もしなくてはいけません。アース線がついていないコンセントの場合も同様です。
コンセントの取り付けは、電気工事士の資格のある人しかできないため、依頼をする時には気をつけてください。
またウォシュレットは機種によって、消費電力が異なります。
特に瞬間式暖房便座の場合、最大消費電力が1200Wを超えるものもあるので、注意してくださいね。
ウォシュレットが付けられるトイレのタイプ
「シート型」のウォシュレットを付ける場合、ウォシュレットに対応したトイレかどうかがポイントになってきます。
一般住宅の、日本製の洋式トイレで、以下の3つのいずれかのタイプなら、ウォシュレットを取り付けることが可能です。
最も多いタイプが、別々になっているタンクと便器がくっついている「 密結形」トイレです。
このタイプなら、ウォシュレットは問題なく取り付けられます。
タンクと便器が一体になっている「ワンピース」便器。
このタイプでも、ウォシュレットを取り付けることが可能です。
トイレ室内の角に、三角のタンクがある「隅付形」のトイレ。こちらのタイプは、さらに確認したいことがあります。
タンクと止水栓の間の距離が12cmに満たない場合、ウォシュレットと同梱の金具では作業が困難になります。
取付用具を別に用意すればOKのこともあるので、調査しておくことが大切です。
また一緒に、便器のメーカーや品番も調べておくとスムーズです。
たとえば、同じTOTOのウォシュレットでも、大型サイズとレギュラーサイズとがあります。
インターネットで、合う品番が分かる場合もあるので、検索してみると良いですね。
トイレの壁や、三角タンクとの距離
ウォシュレットを設置するためのトイレの広さは、便器の中央から測ってください。
便器の中央から左の壁までの長さ(A寸法)、便器の中央から右の壁までの長さ(B寸法)を測ります。
ウォシュレットの商品によって異なりますが、A寸法とB寸法は、小さなサイズだと250mm以上、大きなサイズは335mm以上の広さが必要になります。
また、「オート開閉機能」がついたタイプを設置したい場合は、便器の中央からドアまでの長さ(C寸法と呼ばれます)が、300mmまたは400mm以上なくてはいけません。
さらに、トイレの角に三角タンクがある「隅付形」なら、便器の取り付け穴から、タンクの間の長さも測らなくてはなりません。
タンクが右側にある場合は120mmまたは170mm以上、タンクが左側にある場合は130mmまたは240mm以上が必要です。
賃貸でウォシュレットを使いたい時の注意点
最近の賃貸物件は、既存のトイレにウォシュレットが付いていたり、取り付けることを前提にコンセントが付いているケースも多いようです。
また、そうでない場合も管理会社や大家さんの許可をえられれば、施工を依頼することも可能です。
ただし、退去する際に「原状回復」させることを忘れないでください。
ウォシュレットを取り付けた際に外した、元の部品や便座は、必ず保管しておくようにしましょう。
そして、退去時にウォシュレットを処分する費用もかかることは、覚悟しておかなくてはいけません。
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ウォシュレットの交換・取り付け方
それでは、本体と同梱されている金具を使ってできる、ウォシュレットの取り付け方を紹介します。
初めてウォシュレットを取り付ける時でも、既存のウォシュレットと交換する時でも、同じ方法で交換できます。
ただし、取り外し可能なウォシュレットは一部の商品のみです。不安な方はメーカーのウェブサイトなどで確認しておきましょう。
ウォシュレットの取り付けに必要な道具
ウォシュレットの取り付けや交換の際に必要な道具は、ドライバーやスパナ、モンキーレンチです。
タンクから水がこぼれてしまったときのために、雑巾も用意しておくと良いでしょう。
また、めったに触れることがない袋ナットは、固くて回らないことがあります。
ドアの金具や車のサビ落としなどに使われる「CRC」を吹き付けると、簡単に外せるようになります。
ウォシュレットの取り付け手順
ウォシュレットを取り付ける手順は、以下の通りです。
もし途中で失敗してしまっても、費用はかさんでしまいますが業者さんにお願いすることは可能ですよ。
1.水を止める
まず作業前に、トイレタンク横についている、止水栓を閉めましょう。
ハンドル式でない場合、ご家庭のマイナスドライバーで閉められます。
トイレタンクの水洗レバーを何度か回し、タンク内の水を空にします。
コンセントを使用している場合は、コードを抜き、アースコードも外してください。
2.給水管を外す
ウォシュレットに同梱されている工具を使って、既設の給水管を外します。水洗タンクと分岐金具の間の部分です。
しっかりと押さえながらナットを緩めていきましょう。
水がこぼれ落ちてしまうので、洗面器か雑巾を床に置いておきましょう。使い捨てのビニール手袋があると、より便利です。
既存のウォシュレットを外す場合は、古い分岐金具も取り外し、ウォシュレット本体も外します。
3.分岐金具を取り付ける
便器内に残っている汚れを拭き取り、新しい分岐金具を取り付けます。
ウォシュレットに付属しているパッキンを、間にしっかりはさみます。
続いて、この分岐金具に、タンク側の新たな給水管を繋いでください。
この時、ボールタップ本体が回らないように押さえながら、ナットを締めましょう。傾いてしまうと、止水不良になってしまいます。
4.ベースプレートを取り付ける
便器取り付け穴に、ネジでベースプレートを取り付けます。
ネジがうまく回らない時は、下側にあるナットが回転しないように押さえます。
5.ウォシュレットを取り付ける
ベースプレートに、ウォシュレット本体をカチッと音が鳴るまで押し込みます。
6.給水ホースを接続する
給水ホースを分岐金具に接続します。ホースを折り曲げたり、つぶしたりしないように気をつけてください。
接続が終わったら、止水栓をゆっくり開けます。
7.電源を入れ、試運転する
配管接続部に緩いところがないか、よく確認しましょう。
OKだったら、アース線をアース端子に戻し、電源プラグをコンセントに差し、電源を入れます。
試運転をし、水漏れしないかチェックします。温水の設定が高温になっていないか、注意してくださいね。
ウォシュレットの廃棄の仕方は?
最後に、ウォシュレットを交換した際の廃棄の仕方についてご説明しておきましょう。
基本的にご自身で交換したウォシュレットは、家庭ゴミです。
大きさにもよりますが、お住まいの地域によって、不燃ゴミになるか粗大ゴミになるのかは異なります。
ウォシュレットを交換・廃棄するときには、お住まいの区域の環境事業センターなどに問い合わせてみましょう。
ただし、ウォシュレットの交換作業を業者に依頼した場合は、事業ゴミになるので引き取ってもらって大丈夫です。
ウォシュレットについて、理解を深めることはできたでしょうか。
こまめな手入れさえ出来れば、トイレを快適な空間にできるウォシュレット。
トイレのスペースや形が合うなら、試してみる価値はありそうです。
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