リクシル(LIXIL)トイレの特徴を種類別に解説！価格や事例もご紹介

(※記事内情報引用元：LIXILホームページより)

国内でもトップレベルの、トイレ・バス・キッチン・洗面化粧台・タイルを提供し続けてきたイナックス(INAX)。
2001年にトステム株式会社と株式会社INAXが経営統合し、純粋持株会社「株式会社INAXトステム・ホールディングス」(現 株式会社LIXIL)が設立されました。

そして、2011年に経営統合した後も、リクシル製品として数多くの製品を世に送り出しています。
ここからは、リクシルトイレの特徴的な機能を見ていきましょう。

アクアセラミックは従来の衛生陶器ではできなかった「ガンコな水アカ」も「汚物」もどちらも落とせる、お掃除ラクラクな衛生陶器です。
日ごろのお手入れで、いつでもキレイを保つことができます。

リング上の黒ずみや便器のくすみの原因は主に水アカです。
その水アカがこびりつくのを化学的に防ぎ、銀イオンのパワーで細菌の繁殖を抑制します。

また、衛生陶器表面にキズがあると汚れが付着しやすくなるのですが、表面が大変固い構造となっていますので、キズがつきにくいです。
そして、アクアセラミックは水になじみやすい性質を持っているため、汚物を浮かせてしっかり洗い流すことができます。

強力な水流が便器鉢内のすみずみまで回り、少ない水でもしっかり汚れを洗い流します。

サティスGタイプは「パワードライブ式」により、タンク式便器と同条件の低い水圧でも設置でき、強力かつ安定した水流でしっかりと洗い流せます。
サティスSタイプの「ダイレクトバルブ式」は、水道の圧力だけで便器を洗浄でき、タンクへの給水の必要もないため連続して使用できます。

お掃除リフトアップは、便座部分が真上にしっかり上がるので、今まで掃除できなかった便器との隙間部分を奥までしっかりと簡単に拭き取ることが可能になりました。

従来製品はこの部分に汚れがたまりがちだったので、嬉しい機能ですね。
機種によって、リフトアップが電動のものと手動のものがあります。

シャープ社のプラズマクラスター機能を取り入れた鉢内除菌は、便器内を常に清潔に保ってくれます。
トイレのフタを閉じている間、放出されたイオンが鉢内の隅々まで行き渡り、手の届かないような部分まで除菌してくれます。

ここでリクシルトイレの価格帯や形状などについて、モデルごとの違いを把握しておきましょう。
※いずれもシャワートイレ(温水洗浄便座)を含む価格です。

モデル	タンクの有無/形状	メーカー希望価格 (税抜)
サティス	タンクレス/ シャワートイレ一体型	Gタイプ：32.7万円～
		Sタイプ：26.2万円～
アメージュZ便器(フチレス)	タンクあり/ 組合せ便器	16.8万円～
フロート トイレ	タンクあり/ 住宅向け壁掛式	39.8万円
リフォレ	タンクあり/ キャビネット付	25.2万円～
プレアス	タンクあり/ シャワートイレ一体型	LSタイプ：23.9万円～
		HSタイプ：24.4万円～
アステオ	タンクあり/ シャワートイレ一体型	24.2万円～
アメージュZAシャワートイレ	タンクあり/ シャワートイレ一体型	20.1万円～

では、ここからはリクシルトイレの商品ラインナップを見ていきましょう。

まずは、販売開始から20周年を迎えたタンクレストイレの代表的な製品「サティス(SATIS)」です。
室内のデザインパターンも豊富で、トイレがスタイリッシュな空間に仕上がります。

SATISの由来のSatisfaction(満足)という名前通り、毎日の暮らしのシーンに寄り添いながら、使う人のきもちを満たすような、上で紹介した「お掃除リフトアップ」や「鉢内除菌」などすべての機能が搭載されている先進モデルです。

さらに、すっきりとしてデザイン性が高いところもサティスが人気である秘訣です。
サティスGタイプは世界３大デザイン賞のひとつである「レッドドット・デザイン賞 プロダクトデザイン2016」、サティスSタイプは同じく世界3大デザイン賞のひとつである「iFデザインアワード2021」を受賞、国内外で非常に高く評価されています！

サティスGタイプ・サティスSタイプを購入し、リクシルオーナーズクラブ(登録料・年会費無料)に製品登録を行うと、無償で5年保証になります。
嬉しいサービスですね。

>> LIXIL ホームページ

サティスには、より深い「時間」が生まれる「サティスGタイプ」と、より広い「空間」を生み出す「サティスSタイプ」があります。

サティスGタイプは、優美なフォルムに座り心地や質感を追求し、トイレで過ごす時間をより上質なものにしてくれます。
リビングの椅子を選ぶように、毎日腰掛けるトイレも座り心地は大切です。

サティスGタイプは便座の面積を従来より10%大きくすることで、ゆったりと座ってトイレで長居することもできます。
また、気分に合わせて、あるいは気分転換にトイレから自動で心地よい音楽が流れる「リラックスミュージック」機能を搭載、より快適な時間を過ごせます。

より上質なトイレの使い心地を求める方におすすめの製品です。

さらに、サティスGタイプには「サティスノーブルレーベル」というカラーラインナップが用意されています。

シックで落ち着いた空間におすすめのマット調のブラック、やわらかで上品な空間におすすめのマットなトープ、ナチュラルな空間や洗練された空間、どんなインテリアも調和するマットなグレーの3色を揃えており、トイレは白という概念を覆しました。
（※他にも、定番のピュアホワイトとオフホワイトがございます）

また、こちらもサティスGタイプのみの搭載ですが、「泡クッション」という機能が付いています。
男性が立小用した際の飛沫を泡のクッションで受け止めて、汚れが床や壁へ飛び散ることを防ぎます。

サティスSタイプは、奥行650mmというコンパクトさと、磨き抜かれシンプルなデザインが魅力です。
限られたトイレスペースでは、トイレ自体がコンパクトである分、動作スペースを広くとることができ、自由に使える空間が生まれます。

また、さまざまなインテリアと調和する無駄のないフォルムは、”部屋”のようにトイレを空間コーディネートできます。
トイレをより広く、自由に使いたい方にぴったりの製品です。

サティスSタイプはフチ裏のない「フチレス形状」。
便器のフチを丸ごとなくしているため、写真のようにサッとひと拭きするだけでお掃除がラクにできます。

「アメージュZ便器(フチレス)」は、予算や必要な機能に合わせて、便座と便器の組み合わせを自由に選ぶことができます。
もちろん、アクアセラミック仕様も選ぶことができます。

組み合わせる便座は、汚れが入りやすいつぎ目がない「キレイ便座」なので、サッとひと拭き、お掃除ラクラクです。

環境に配慮した超節水トイレとしても有名で、3～5日でお風呂1杯分以上節約できるのが売りです。

>> 節水型トイレの特徴・メリット｜費用相場・リフォーム事例も解説

アメージュZ便器(フチレス)の特徴である、「フチレス形状」。
便器のフチを丸ごとなくしているため、写真のようにサッとひと拭きするだけでお掃除がラクにできます。

シャープなフォルムで足元がすっきりしているため、汚れを拭きやすいのも特徴のひとつです。
コンパクトな形状なので、広々としたスペースを作り上げます。

カラーは、ピュアホワイト、オフホワイト、ピンク、ブルーグレーとおしゃれなラインナップ！
アメージュZ便器(フチレス)は、好きな温水洗浄便座と組み合わせることが可能ですが、推奨商品は同社製品の「New PASSO(ニュー・パッソ)」です。

フロート トイレは便器が床から浮いている壁掛けトイレです。
すっきりした独自のデザインと掃除のしやすさを両立した製品。

床と壁に荷重を分散させる独自のフレーム構造により、便器の耐荷重はJIS規格が定める220kgを超える安心の強度を実現しています。

このフレーム構造を一から設計することで、木造住宅に設置できる壁掛けトイレを実現しました。

専用の木目パネルに便器を取り付ける、これまでのトイレには無いデザインが最大の特徴です。
床から便器が浮いているので足元がすっきりします。

また、給水管や電源コード、タンクはパネルに収納されているため、見た目がすっきりします。
さらに、パネルの両サイドには、センサーによって入出時に自動点灯し、退出時には消灯するLED間接照明があります。

やさしい光ですっきりした空間に広がりを与え、トイレを落ち着いた雰囲気に演出してくれるでしょう。

便器と床の接地面はこれまでのトイレでは、お掃除したくてもなかなかできない部分でした。
汚れが溜まりやすく臭いの原因になることも。

しかし、フロート トイレなら床との設置面がないため汚れが溜まりにくいです。
汚れが気になってきたら、お掃除ワイパーで簡単に、しかも奥までしっかりと掃除できます。

また、「アクアセラミック」や「鉢内除菌」などの機能を搭載しているため、よりキレイにご利用できるでしょう。

「リフォレ」の最大の特徴はキャビネット付きであること。
タンク自体や床に置きがちなお掃除道具などをキャビネット内に収納できるので、タンクレスのようにすっきりとしたデザインに収まる点が魅力です。

なお、「鉢内除菌」や「お掃除リフトアップ」も搭載されており、機能的にも充実しています。

キャビネットの中には掃除道具や衛生用品をしまっておくことも可能です。
アイテムが多いトイレ室内で、きれいに隠す収納が実現します。

ほこりが溜まりやすい電源コードや給水管なども露出しないので、見た目もすっきり！

また、掃除が大変だったタンク部分や床に置いているお掃除ブラシなどがキャビネットに隠せるので、手入れがグッと楽になります。

手洗器はキャビネットの上部や専用のカウンターに設置でき、デザインのバリエーションも豊富です。

しかもタンク上の手洗いよりも低く抑えることで、手が洗いやすくなっています。

リフォレは便器を取り替えるだけの施工で、トイレ空間の見た目が大きく変わり、収納付きでトイレ空間がすっきり片付き、更にはお掃除しやすくなるため、小規模なリフォームにぴったり！
オプションで手すりも設置できるので、ご高齢の方にも安心ですね。

プレアスは、誰もが使いやすい設計にこだわった、シャワートイレ一体型の商品。
プラズマクラスターイオンで便器内を除菌する「鉢内除菌」が搭載されているので、しっかり除菌・消臭対策したい方にも適しています。

「プレアスLSタイプ」はタンク式なのに、タンクレストイレさながらのコンパクトなローシルエット。
奥行きは720mmで、曲線を生かした独特のフォルムが愛らしいですね。

引用元： https://www.lixil.co.jp/lineup/toiletroom/preus/feature/

一方「プレアスHSタイプ」は手洗いのしやすさが特徴です。
手を洗うときの使い勝手を考えた、広く深い手洗部。
シャワー吐水で飛沫も抑制するので、より清潔さを保てます。

どちらもフチレス形状なので、面倒だったフチ裏の掃除をする手間はありません。
その他、フルオート開閉、節水など、あったら嬉しい機能も満載です。

アステオはタンク付きの商品の中でもスタイリッシュなモデルです。
サイズも、通常のタンク付きよりもコンパクトなので、リフォームで雰囲気を変えたい場合にもぴったりです。

アメージュZAシャワートイレは、広さ深さともに手が洗いやすい手洗部分が特徴です。

シャワートイレ一体型のスタンダードモデルで、アクアセラミック・お掃除リフトアップなど、シンプルながら必要な機能はしっかりと搭載されています。
価格は抑えられているので、最低限の機能があればいいという方にはおすすめです。

>> 一体型トイレはおすすめ？分離型やタンクレスとの違いを徹底比較

便座部分だけの交換を検討されている方にも、おすすめしたい商品があります。
組み合わせ便器である「アメージュZ便器(フチレス)」への交換を検討されている方も、どのシャワートイレを選びたいかチェックしてみてくださいね。

たとえばリクシル・INAX の便座は、女性に嬉しい「レディスノズル」が特徴です。
シャワートイレのノズルが2本あり、おしり洗浄用と別にビデ洗浄専用を搭載。
デリケートな部分だからこそ、同社ならではの思いやりですね。

「キレイ便座」には、汚れが入りやすい便座のつぎ目がありません。

そして、便座裏には防汚素材が使われているため、汚れてもサッとひと拭きでラクにお掃除ができます。
使いやすい機能やデザインにこだわりを感じるシャワートイレを見てみましょう。

便器に近づくと自動で便フタが開き、離れると閉まる「フルオート便座」、便器から立ち上がると自動的に便器を洗浄する「フルオート便器洗浄」、足元と便器内を照らし、夜中の使用時に便利な「ほのかライト」など、人を感知するセンサー機能を誇るNew PASSO(ニュー・パッソ)。

プラズマクラスターが鉢内をすみずみまで除菌するため、常にトイレを清潔に保ちます。
除菌によって、臭いを抑える効果もありますね。

なお、New PASSOには「お掃除リフトアップ」や「エアシールド脱臭」といった機能も搭載されています。

また、スタイリッシュな超薄型フラットなデザインなので、汚れが溜まりやすいすき間や段差がなく、お掃除がラクです。
カラーはベーシックなピュアホワイトの他、ブルーグレーなどを含めた4色です。

「KAシリーズ」は使いやすいリモコン操作のお掃除しやすいスタンダードモデルです。
プラズマクラスターイオンで便器内を除菌する「鉢内除菌」を搭載しているグレードも用意されています。

また、「KAシリーズ」は、省エネ効果が抜群です。
使わないときは自動的に便座温度を下げる「スーパー節電」機能と、スイッチ操作でヒーターを一定時間オフにする「ワンタッチ節電」機能の併用で、電気料金を大幅に節約できます。

便座から立ち上がると自動で洗い流してくれる「フルオート便器洗浄」も搭載。

「KBシリーズ」は、機能としてはKAシリーズとほぼ一緒。

KAシリーズは壁リモコンタイプですが、「KBシリーズ」は袖にボタンがあるシンプルな本体操作タイプです。
どちらで操作したいか、好みで選ぶと良いでしょう。

プラズマクラスターで便器内を除菌する「鉢内除菌」を搭載しているグレードも用意されています。
また、「スーパー節電」「ワンタッチ節電」はもちろん健在です。

ちなみにリクシル ・INAXのトイレのデザイン性の高さは、手洗いカウンターにおいてもトップクラス。

「キャパシア」や「コフレル」「コンパクト手洗キャビネット」の他、信楽焼など和のイメージを大切にした商品も扱う「創の美 産地別シリーズ」など、バリエーションが豊富です。

>> トイレの手洗いカウンターの魅力！おすすめメーカーはリクシル？TOTO？

それぞれに大きな特徴を持つリクシル・INAXの高機能トイレ。

どんな点を重視するかによって、豊富なバリエーションの中から選べるのですね♪
ご自宅のトイレを素敵な空間にするために、 大いに役立ってくれそうです。

それでは最後に、リショップナビに加盟しているリフォーム会社が、リクシル(LIXIL) ・INAXのトイレリフォームを行った事例についてご紹介しておきます。

建物の種類	一戸建て
リフォーム費用	40万円
製品名	プレアスHSタイプ

手の洗いやすさが特徴の「プレアスHSタイプ 」に交換しました。本体自体の除菌・消臭機能に加え、腰下全面にエコカラットを採用しているため、匂い対策に隙がありません。「プレアス」のかわいらしいフォルムと、エコカラット落ち着いた色合いが相まって、より上質なトイレになりました。

リクシルのトイレの施工が得意な業者であれば、本体価格を大幅に割引してくれることもあります。
できれば複数社に見積もりを依頼して、費用・プランともにご家庭に適した提案をしてくれるリフォーム会社に任せると良いですよ。

【この記事のまとめ＆ポイント！】

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