壁を作るリフォームの費用相場と工期の全体像

間仕切り壁を新設するリフォームでは、基本的な石膏ボードの工事なら8〜25万円程度が相場です。
材料のグレードや電気設備の追加によって費用は大きく変動します。
防音仕様や照明・コンセント工事を含めると、20〜40万円ほどの予算を見ておくとよいでしょう。
工期は一般的に4〜6日程度ですが、設備工事の内容によっては長くなることもあります。
ここでは、予算計画に役立つ具体的な情報をお伝えしますね。
間仕切り壁の基本費用と材料別の価格差
間仕切り壁の工事費用は、使用する材料や仕上げのグレードによって大きく変わります。
基本的な石膏ボードの壁なら8〜15万円が目安ですが、扉やクロス、電気工事などが加わると費用は加算されていきます。
材料ごとの価格の違いを理解することが、上手な予算計画の第一歩になります。
| 施工内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 壁のみ(シンプル工事) | 8~15万円 |
| 壁+クロス仕上げ | 15~20万円 |
| 壁+引き戸設置 | 20~30万円 |
クロス仕上げは比較的安価で一般的ですが、珪藻土や木質パネルといった高級な仕上げ材を選ぶと、5〜10万円ほどの追加費用が発生することもあります。
さらに防音性能を重視して吸音材を組み込んだり、断熱材を加えたりすると、基本費用の1.5〜2倍程度の予算を見込んでおくと安心です。
お部屋の用途や環境に合わせて最適な材料を選ぶことで、無駄のない費用配分が可能になります。
電気・設備工事で変わる総額の内訳
間仕切り壁の新設では、電気工事の内容が全体の費用を大きく左右します。
基本的なコンセント増設なら1箇所あたり5,000〜15,000円程度です。
照明器具の設置は6,000〜15,000円が相場です。
こうした小規模な工事であれば、壁の費用に5〜8万円ほどプラスされるイメージです。
一方、エアコンの移設や新設が必要な場合は費用が大きく変わってきます。
専用回路の新設は25,000〜60,000円、専用ブレーカーも必要ならさらに2〜5万円の追加費用がかかります。
そのため、エアコン関連だけで10〜20万円ほどの予算増を見込む必要があるでしょう。
給排水設備や換気扇のダクト設置が伴う場合は、さらに複雑になります。
配管や電源の新規工事が重なると30万円以上の追加費用や、工期も1週間ほど長くなるケースがあります。
古い住宅では電気容量の増強が必要になることもあるため、予算を立てる際はプロの現地診断を受けることをおすすめします。
工期4~6日の施工ステップと生活への影響
間仕切り壁の施工は、通常4〜6日ほどで完了します。
大工工事で骨組みを作り、電気工事、内装仕上げという流れで進んでいきます。
具体的な工事の流れは、次の通りです。
|
● 1日目:養生、既存設備の解体、壁の下地・骨組み設置 ● 2〜3日目:石膏ボード貼り、継ぎ目のパテ処理 ● 4〜6日目:クロス貼り、照明・スイッチなどの電気工事、清掃・引き渡し |
工事中は、工具の音や振動はどうしても発生してしまいます。
また、木材や石膏ボードの粉塵が舞うため、業者による丁寧な養生が欠かせません。
在宅勤務の方や小さなお子さんがいるご家庭では、音が出やすい作業の時間帯を事前に確認しておくと安心ですよ。
生活動線を確保しつつ、影響を最小限にするための相談をしておきましょう。
予算別モデルケースで見る現実的な選択肢
壁を作るリフォームは、予算によって実現できる内容が変わってきます。
10万円台なら、石膏ボードとクロス仕上げの基本的な壁のみとなります。
20万円台に予算を増やすと、照明やコンセント、扉の追加が可能になります。
さらに30万円以上あれば、防音仕様や複数の設備工事にも対応しやすくなります。
例えば、テレワーク用に防音性を重視するなら25万円程度、子ども部屋に採光用の室内窓を付けるなら35万円程度が現実的なラインでしょう。
生活の変化に対応したい場合は可動間仕切りで15万円程度、将来にわたって個室化を希望するなら本格的な壁工事で30万円程度で検討するのがおすすめです。
ご自身のニーズと予算を照らし合わせ、今必要な機能を優先させることが後悔しない選択につながります。
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DIYか業者依頼か?安全性とコストの判断基準
壁を作る際にDIYか業者に依頼するかで迷う方もいらっしゃるでしょう。
ただし安全性とコストの両面から、適切な判断基準を知ることが大切です。
DIYで壁を作る際の耐震・防火リスク
DIYで壁を作る際、特に注意したいのが耐震性と防火性です。
壁は建物の構造を支える重要な部分であり、適切な設計なしに増設すると地震時の倒壊リスクが高まります。
柱や梁との接合部の強度を確保するには、専門的な知識と正確な施工が不可欠です。
また、防火材料の選定や火災時の延焼防止対策も不十分になりがちで、最悪の場合は建築基準法に違反してしまうこともあります。
電気配線工事には電気工事士の資格が法律で定められています。無資格での施工は火災や感電事故につながる危険性が高いため、絶対に避けましょう。
初心者が失敗しがちなポイントと修復費用
セルフリノベーションでは、計画性の欠如が失敗の大きな原因になります。
構造や耐震基準の確認不足、防火材料の選定ミスなどがあると、後から予想外の修復費用がかかることがあります。
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電気配線や配管の変更:資格を持つ人でなければ施工できない/無資格で行うと火災や感電事故のリスクが伴う 完成度の低さ:「写真で見たイメージと何かが違う」と感じ、納得いかないまま使い続けることになりかねない |
専門家のアドバイスを受けずに進めると、作り直しが必要になり、当初予算の倍以上の追加費用が発生するケースも珍しくないのです。
失敗を避けるには、施工前に必要な道具を揃え、手順をしっかりイメージしておくことが大切です。
自分のスキルを客観的に判断し、難しい部分は専門家に相談する姿勢が成功への近道です。
プロ施工が必須な工事と DIY対応可能なライン
本格的な間仕切り壁を作るには、構造計算や電気工事士の資格が必要になる場合があります。
石膏ボードのような耐火性材料を選び、防火対策を施す必要があり、無資格での施工は火災のリスクを高めてしまいます。
一方で、簡易的なパーティションや家具で空間を仕切る程度であれば、DIYでも対応可能です。
ただし、しっかりとした防音性や耐震性を求める個室化では、プロの専門技術が欠かせません。
DIYに失敗した時の修復費用は思った以上に高額になりがちで、作り直しが必要になれば当初予算の倍になる可能性もあります。
電気配線や給排水工事を伴う場合も、資格や専門知識がないままの施工は後々のトラブルに直結します。
安全性とコストの両面を考え、規模や用途に応じた適切な判断が重要です。
可動式間仕切りは第三の選択肢
本格的な壁工事やDIYに代わる第三の選択肢として、可動式間仕切りがあります。
アコーディオンドアやパネルドアなら、大がかりな工事が不要で、費用も10〜20万円程度に抑えられるのが大きな魅力です。
将来的に部屋のレイアウトを変えたい場合や、賃貸住宅で現状回復が必要な場合にも柔軟に対応できます。
ただし、固定壁に比べると防音性や気密性は劣ってしまいますし、完全なプライベート空間を求める場合は注意が必要かもしれません。
簡易的に空間を分けたい、まずは手軽に試したい、という方にはぴったりの方法といえるでしょう。
バランスのよい賢い工法選び
予算に応じて段階的に考えることで、完成度と費用のバランスが取りやすくなります。
|
10〜15万円:基本的な間仕切りが実現 20〜25万円:基本的な間仕切りに電気工事を追加 30万円以上:防音性能を高めたり、扉や採光用の室内窓を設置したりすることも検討可能 |
テレワーク空間なら防音性を、子ども部屋なら採光を重視するなど、用途によって必要な予算は変わります。
既存の設備をうまく活用できれば、追加費用を抑えられることもありますよ。
将来的に壁を元に戻す可能性があるなら、可動式間仕切りという選択肢も視野に入れる価値があります。
長期的に完全な個室にするなら本格的な壁工事が最適ですが、柔軟性が必要な場合はまず可動式で対応し、後から本格的な施工に切り替えるのも賢い判断です。
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マンション・防音・採光で押さえる施工のコツ
マンションで間仕切りを増やす場合、戸建てとは異なる特有の制約と配慮が必要です。
管理規約の確認から始まり、防音性能の確保、採光・通風対策まで、成功の鍵となるポイントを順を追って解説します。
テレワークや子ども部屋といった用途別の対策を知ることで、住み心地を損なわずに理想の空間を実現できるでしょう。
管理規約と構造制約の事前確認ポイント
マンションで間仕切り壁を作る場合、戸建てとは違う特有の制約があります。まず、管理規約の確認が必須です。
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● 専有部分:躯体への固定が禁止されていたり、工事内容や使用材料に制限があったりする ● 工事可能な時間帯や騒音に関するルール:事前の届け出が必要になる場合がほとんど ● 鉄筋コンクリート造:梁や柱の位置によって施工できる範囲が限られる ● 規約を確認せずに工事を進行:原状回復を求められるなど、思わぬトラブルにつながる |
現地調査で配管や電気配線の位置を確認し、壁を作ることで支障が出ないか事前に判断します。
防火・遮音基準に適合した材料を選ぶことも大切です。
防音性能を高める壁材と施工方法
石膏ボードだけでは、遮音性能はあまり高くありません。
しかし、壁の内部にグラスウールを充填し、ボードを二重に張ることで、D-45以上の高い遮音性を確保できます。
吸音材と遮音シートを組み合わせることが、本格的な防音を実現するための鍵です。
見落としがちなのが、床や天井との接合部です。
コーキングや防音テープで隙間をしっかりふさぐ気密性の確保が、防音性能を大きく左右します。
照明・コンセント配置で決まる使い勝手
間仕切り壁を作ると、既存のコンセントや照明のスイッチが使いづらい位置にが壁の向こう側になってしまうことがあります。
新しい壁にコンセントを増設するには、電気工事士による工事が必要です。
使いたい家電製品の位置をあらかじめ決めておくことが大切です。
照明のスイッチは 、入口付近だけでなく奥側にもスイッチを設けることで、利便性が格段に向上します。
また、エアコンの風が届きにくくなる側には、天井の照明とコンセントを同時に設置しておくと、後から暖房器具などを置く際に便利です。
配線計画は壁や天井を工事するリフォーム時が絶好のタイミング。施工前の打ち合わせでしっかり相談することが成功の鍵になります。
室内窓や格子で光と風を確保する工夫
マンションの間仕切りで特に悩ましいのが、光と風の取り入れ方ではないでしょうか。
完全に壁で仕切ると光が届かず、圧迫感が生まれてしまうことがあります。
そこで活躍するのが、室内窓や格子といった選択肢です。
室内窓を隣の部屋との仕切りに設ければ、自然光を取り入れながらプライバシーを守ることができます。
すりガラスやデザイン性の高い格子を組み合わせることで、視線をコントロールしつつ光を通す工夫も可能です。
>> ガラスブロックでおしゃれな家♪メリットとデメリットは?
また、天井近くに欄間窓を設けたり、壁の上部に格子パネルを配置したりすれば、空気の通り道を確保でき、湿気対策や冷暖房効率の維持にもつながります。
生活シーンに合わせて光と風を調整したい場合は、開閉できる室内窓や可動式のルーバーもおすすめです。
個室の独立性と開放感を両立できますよ。
子ども部屋・テレワーク空間の個別対策
子ども部屋とテレワーク空間では、それぞれの使い方に合わせた設計が欠かせません。
子ども部屋は、お子さんの成長に合わせてレイアウトを変えられるような可変性を持たせると、長く快適に使えます。
採光面では、すりガラスなどの半透明な建材を取り入れることで、隣室からの光を確保しつつプライベート感も両立できます。
テレワーク空間では、防音対策がとても重要になります。
防音性の高いドアを設置したり、壁に吸音材を入れたりすることで、オンライン会議の声が漏れるのを防ぎます。
両方の部屋に共通して大切なのが、電気設備の充実です。
コンセントや照明の位置は、作業効率や学習環境を大きく左右します。
工事の段階で必要な場所に増設しておくことが、後々の快適さにつながるのです。
事前に現地を確認し、最適な配置を計画しておきましょう。
信頼できる業者選びと見積もり比較の要点
間仕切り工事を成功させるには、信頼できる業者選びと適正な見積もりの比較が欠かせません。
複数社から見積もりを取って相場感を掴み、業者の専門性を見極めるポイントから、追加費用トラブルを防ぐ契約時の注意点まで、失敗しない業者選びの手順をご紹介します。
複数社見積もりで相場感と専門性を見極める
間仕切り工事で信頼できる業者を選ぶには、複数社から相見積もりを取ることが欠かせません。
できれば3社程度に同じ条件で見積もりを依頼すると、材料や施工方法、工期の違いが明確になり、適正な相場感を把握できますよ。
>> リフォームの見積もりは多くが無料!複数社に依頼するポイントやマナーをご紹介
金額の安さだけで決めるのは禁物です。
極端に安い見積もりは、手抜き工事につながるおそれがあるため、慎重に判断しましょう。
業者の専門性を見極めるには、壁の構造や防音対策など、こちらの要望に対してどれだけ具体的で的確な提案をしてくれるかを確認することが大切です。
工事範囲の明細と追加費用の取り決め方
工事範囲を契約前に明確に定めておくことが、後々のトラブルを防ぐことにつながります。
材料の種類や工法、電気設備の有無などを、できるだけ詳しく文書で残しましょう。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 材料・工法 | 石膏ボードの厚さ、下地の工法(木造またはLGS)、クロスの品番など |
| 設備工事 | 電気工事の有無(5~8万円程度)、配管移設の有無、照明やコンセント追加の範囲 |
| 不測の費用 | 想定外の下地補強や配線移設が発生した際の単価と上限金額を決めておく |
想定外の工事が必要になった場合の対応も重要です。
下地補強などが発生するケースは珍しくなく、その際の単価と上限金額を事前に取り決めておくと安心です。
さらに工期が延長した場合の人件費の負担や、天候による遅延時の対応まで含めて契約書に盛り込むことをおすすめします。
マンション施工実績とアフター保証の確認
マンションの間仕切り工事では、業者が同じマンションや類似物件での施工実績を持っているか確認することが重要です。
管理規約への対応や構造上の制約をどう解決してきたか、具体的な事例を通して技術力を見極めましょう。
工事完了後の保証内容もしっかりと確認しておきましょう。
壁のひび割れや電気設備の不具合といったトラブルが生じた際、どこまでが保証対象になるのか。
保証期間や点検のタイミングも事前に整理しておくことが安心につながるでしょう。
例えば、施工内容によっては1年後、2年後などに定期点検が設定されることがあります。
過去の施工写真やお客様からの評価を確認することも、仕上がりの品質を判断する上で役立ちます。
これらの情報を総合的に見て、信頼できる業者を選びましょう。
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壁を作るリフォームで理想の住まいづくりを
壁を作るリフォームは、費用相場や工期を事前に把握しておくことで、計画的に進められます。
間仕切り壁の種類や工事内容によって費用は大きく変わりますが、一般的な相場は10〜50万円程度が目安です。
工期は本格的な壁の新設でも4〜6日ほどを見込んでおきましょう。
適切な業者選びとしっかりとした事前の準備で、理想の住空間を実現しやすくなるはずです。
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