団地のキッチンリフォームで注意すべきことは？費用や安くするコツも解説

「そもそも団地でキッチンのリフォームをしていいのか？」と疑問に思う人もいますよね。

結論からいうと、団地ごとの利用条件によってはリフォームが可能です。

なかにはリフォームできない団地もありますが、リフォーム可能なことに加えて退去時に原状回復が必要ない団地も存在します。

リフォームを検討したい人は、まず今住んでいる団地の規約を確認してみましょう。

リフォームはできないものの、自分で簡易的に壁だけ替えたい場合は、退去時に原状回復しやすいように「剥がせるリメイクシート」などを使って雰囲気を変えるのがおすすめです。

リフォーム内容ごとの費用相場は下記表を参考にしてください。

団地のキッチンのリフォームをする場合の一般的な相場は、50万円〜150万円になります。

キッチンのリフォーム費用は施工する内容によって異なり、システムキッチンの導入や交換をする場合は、費用が高くなりやすい傾向があります。
費用を抑えたい人は、自分のできる範囲でDIYをしたり、複数業者に相見積もりをとったりすると良いです。

団地のキッチンリフォームで確認すべきポイントは以下3つです。

● 新しいキッチンを設置できる広さがあるか
● 収納スペースが確保できるか
● 換気扇の交換が必要かどうか

上記についてそれぞれ詳しく解説するので、団地のキッチンリフォームを業者に依頼する際は参考にしてください。

団地のキッチンをすべて交換する場合は、サイズをしっかりと測るようにしましょう。

また、団地の間取りや構造によっては、壁を撤去しリビング・ダイニングとつなげられる可能性があります。

リビング・ダイニングと繋げることで、大きめのキッチンも設置できる可能性があります。

壁の撤去には、空間を広く見せるという効果も期待できるので、キッチンが狭いと感じる人におすすめです。
団地の利用規約や構造によってはできない場合もあるので、必ず管理会社に確認をしましょう。

>> 本当に使いやすいキッチンのサイズ・寸法は？

キッチンには調理器具や食器など物が多いので、収納スペースはしっかりと確保できるようにしましょう。

団地のキッチンでは収納スペースを十分に取れないこともあるので、壁面やキッチン上部も活用するのがおすすめです。

「壁付けの収納棚」や「昇降式の吊り戸棚」などを利用すると、狭いキッチンでも収納スペースを確保できます。

また最近では収納の多いシステムキッチンもあり、このようなキッチンを利用すれば見た目をすっきりさせつつ収納スペースが確保可能です。

>> リフォーム前に知っておきたい！失敗しないキッチン収納

団地のキッチンをリフォームする際は、換気扇の交換も検討しましょう。

古い団地の多くのキッチンでは、換気扇の羽が剥き出しになっているタイプが使用されています。
このタイプは見た目がスマートではないのに加え、掃除がしにくいという特徴があります。

また、古くなった換気扇は性能が落ちている可能性もあるので、その場合は交換を検討してみましょう。

換気扇を交換する場合は、汚れた空気を屋外に排気しやすい「レンジフード」への交換がおすすめです。
最近のレンジフードはお手入れがしやすい加工がされてたり、省エネ仕様だったりと機能面が充実しています。

>> レンジフード(換気扇)の交換費用や耐用年数は？

団地のキッチンをリフォームする際の注意点は以下3つです。

● 自治体・管理会社への連絡が必要になる
● 共用部はリフォームできない場合もある
● 退去時の撤去が必要になる場合もある

注意点について以下より詳しく解説するので、リフォームを検討している人はぜひ参考にしてください。

団地のキッチンのリフォームをする際は、自治体・管理会社への連絡が必要な場合があります。

団地の利用規約にリフォームに関する記載がある場合もありますが、自治体・管理会社に確認を取っておくと安心です。

許可なしで工事をしてしまうと、規約違反になってしまう恐れがあるので、注意しましょう。

団地でリフォームをしたい場合は、最初に「規約の確認」や「管理会社からの許可取り」から始めるのがおすすめです。

団地には共用部分と専用部分があり、共用部分はリフォームできないことが一般的です。

たとえばキッチンの移動をしたい場合、排水管の位置の変更が必要です。

しかし団地の排水管は、共用部分のパイプスペースとつながっており、移動の仕方によってはパイプスペースにつなげられない可能性があります。
そもそも団地によっては、排水管の位置の変更を認めていない可能性もあります。

上記のような場合は構造上位置の変更ができても、団地で認められていないので、リフォームはできません。

団地でキッチンの位置を変更したい時も、必ず管理会社や自治体に確認しましょう。

団地の規約によっては、退去時に原状回復をしなければいけません。

その場合、リフォームをした箇所はすべて元に戻す必要があります。

撤去費用は自己負担となり、退去時も費用がかかってしまうのでご注意ください。

「団地のキッチンをリフォームしたいけどあまり費用はかけられない」という人もいますよね。

そこで本章では団地のキッチンのリフォーム費用を安くするコツを3つ紹介します。

● 水回りの位置を変えない
● リメイクシートでDIYする
● 複数社に見積もりを依頼する

上記のコツについて詳しく解説するので、リフォーム費用を安く抑えたい人はぜひ参考にしてください。

団地のキッチンのリフォーム費用を安くするには「水回りの位置を変えないこと」がおすすめです。

シンクのような水回りの位置を変更する場合、排水管の工事もしなければならない可能性があります。

排水管の工事を行うと高額になりやすいので、リフォーム費用を抑えたい人は水回りの位置の変更は避けましょう。

また、壁付けキッチンから対面キッチンに変更すると、床の補修や電気工事も発生するので、さらに費用がかかってしまいます。
安価でキッチンの交換工事を行いたい場合は、同じタイプのキッチンに交換するのがおすすめです。

>> キッチンのリフォームを格安・激安に抑えるポイントは？！施工事例も公開
>> 水回りリフォームの費用相場・施工事例！

団地のキッチンのリフォーム費用を抑えるには「DIY」もおすすめです。

団地のキッチンのDIYには、手軽で見た目をしっかりと変えられる「リメイクシートの利用」が良いです。
留意点として、水回りでは水が侵入しやすく剥がれやすいので、防水加工がされているものや、水回りでも貼れるタイプを使用しましょう。

またリメイクシートは、長時間貼っておくと、粘着が残ったり綺麗に剥がせなかったりする商品もあるので、賃貸の場合は剥がせるタイプがおすすめです。

リメイクシートでのDIYは「団地の規約でリフォームできない場合」や「退去時に原状回復が必要な場合」に活用すると良いでしょう。

団地のキッチンのリフォームを業者に依頼する場合は、複数社に見積もりを依頼しましょう。

複数社に見積もりを依頼することで費用の相場がわかるので、業者ごとの費用を比較できます。

また、業者が拠点から自宅まで移動する距離によっても費用が異なるため、自宅に近い業者に依頼することで費用をおさえられるでしょう。

リショップナビでは、最大5社まで無料で一括見積もりができます。

団地のキッチンのリフォーム事例を3つ紹介します。

● 事例1：築40年以上の公団物件をレトロでおしゃれに
● 事例2：築31年の団地をおしゃれなキッチンに
● 事例3：団地のキッチンを白で統一しておしゃれに

団地のキッチンのリフォームを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

団地のリフォームを検討する際は、必ず自治体もしくは管理会社に許可を取るようにしましょう。

利用規約によってはリフォームできない場合もあるのでご注意ください。

団地のキッチンをリフォームする時に確認すべきポイントは以下3つです。

● キッチンを設置できる広さがあるか
● 収納スペースが確保できるか
● 換気扇の交換が必要かどうか

団地の狭いキッチンでは、大きめのキッチンを設置したり、収納スペースを確保したりするのが難しい可能性があります。

団地のキッチンのリフォームを検討している人は、本記事の内容を参考に、できる範囲でリフォームをしましょう。
また、複数社から見積もりをとれば、「業者ごとの費用を比較できる」のでおすすめです。キッチンのリフォーム業者探しは「リショップナビ」から一括見積もりをしてみましょう。

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