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※2021年2月リフォーム産業新聞より

古民家の外壁 サムネイル

古民家の外壁リフォームのポイント!費用や事例もご紹介

更新日:

古民家の趣を残したままリフォームしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。 本記事では、古民家の外壁をリフォームする際の費用や注意点、古民家の風情を残したままリフォームするポイントをご紹介します。古民家の外壁をリフォームした事例も6つご紹介しますので、工事プランの参考にしてみてください。

目次

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古民家の外壁リフォーム方法

古民家の外壁をリフォームする際は、主に次の3つのいずれかの方法で実施します。

古民家の外壁リフォーム方法

  • 塗り替え
  • 張り替え
  • カバー工法

塗り替え

塗り替えとは、外壁の塗装をし直すリフォーム方法です。
既存の塗料に近い塗料を使って塗り替えをすれば、古民家の見た目を大きく変えることなく美観を向上させられます。

また、断熱性や防水性の高い塗料などを使用することで機能性の向上も可能です。

ほかのリフォーム方法よりも費用を抑えられる傾向がありますが、外壁内部も劣化している場合は塗り替えだけでは補修ができません。
塗り替えを決定する前に、建物をよく点検してもらうとよいでしょう。

>> 定番塗料の特徴と選び方を解説!

張り替え

張り替えとは、既存の外壁材をすべて撤去して新しい外壁材を設置するリフォーム方法です。
木の板を張った板張りの外壁で劣化が進んでいる場合によく採用されます。

古い外壁材を取り除いたあとに内部の修復ができるので、建物の耐久性を向上させられます。
外壁内部の断熱材の交換も可能です。

ただし、比較的大規模な工事のため、ほかのリフォーム方法よりも費用が高い傾向があります。

カバー工法

カバー工法とは、既存の外壁材の上から新しい外壁材を取り付けるリフォーム方法です。
塗り替えだけでは補修できない劣化があるときに実施される傾向があります。

既存の外壁材を撤去しないので、張り替えよりも施工時間や費用を抑えられます。
外壁材を重ねるため断熱性や防音性の向上も可能です。

ただし、建物全体の重量が増えるので、耐震性が低下するおそれがあります。
カバー工法を採用しても耐震性に問題はないか、業者にしっかり確認してもらいましょう。

>> 外壁リフォーム(塗装/カバー工法/張り替え)の費用・施工例!

古民家に使われている外壁材の種類

古民家に使用されている外壁材は、主に次の3つです。

● 漆喰(しっくい)
● トタン
● 杉板

漆喰(しっくい)

漆喰とは石灰やスサ(つなぎ材)を混ぜて作られた外壁材で、お城やお寺、蔵などでよく使用されています。
真っ白な「本漆喰」や茶色っぽい「琉球漆喰」などの種類があります。

継ぎ目のないマットな仕上がりが特徴で、高級感を出したい人におすすめです。
耐久性も高く、適切にメンテナンスを続ければ100年以上持つとされています。

>> 漆喰の特徴やメンテナンス費用の詳細

トタン

トタンとは、亜鉛でメッキ処理した鋼板のことです。
曲線の凹凸のある「波トタン」、平らな板を平行に並べたような「リブ波トタン」などのデザインがあります。

ほかの外壁材よりも安価なため、張り替えでの施工でも費用面での負担をなるべく抑えてリフォームできます。
軽量で耐震性が高い点もメリットです。

一方で、遮熱性が低いので夏場は室温が高くなりやすい点に注意が必要です。
また、サビが発生しやすく、小さな傷からサビが広がってしまうおそれがあります。

杉板

杉板とは、杉の木を板状に加工した外壁材のことです。
板張りの外壁には松やヒノキを使うこともありますが、より費用の安い杉がよく使われる傾向にあります。

自然素材のため紫外線や雨風による影響を受けますが、劣化はほとんどしません。
年月を経て美しく味わい深い雰囲気が出ます。

木材なので火災に弱く、中心市街地や主要な駅周辺などの防火地域には適していないケースがあります。

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古民家の外壁リフォームの費用

古民家の外壁リフォームの費用は、5,000〜50,000/㎡が目安です。
ただし、古民家のリフォームは現状の劣化具合や使用する外壁材、施工法などによって開きがあるため、一概にいくらかかるとはいえません。

正確な金額を把握するには、複数の施工業者に施工法や施工費用を見積もってもらうといいでしょう。
複数社の意見を聞くことで適切な工事内容と価格を判断できます。

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古民家の外壁リフォームの注意点

古民家外壁リフォームの注意点

古民家の外壁リフォームでは、次の点に注意しましょう。

古民家外壁リフォームの注意点

● 古民家の施工経験のある業者を選ぶ
● DIYは不可能ではないが業者に任せたほうが安心
● 劣化状況によっては内部も補修が必要
● 希望の雰囲気に合わせて塗料を選ぶ

古民家の施工経験のある業者を選ぶ

古民家のリフォームには経験とノウハウが必要なので、施工経験の豊富な業者を選びましょう。

古民家に使用できる外壁材は限られており、張り替えやカバー工法の場合は現状とのバランスを考慮して新しい外壁材を選定する必要があります。

機能性や美観を考えて施工してもらえるよう、古民家のリフォームに慣れている業者への依頼がおすすめです。

DIYは不可能ではないが業者に任せたほうが安心

古民家の外壁リフォームは、塗り替えだけならDIYでも可能です。
しかし、仕上がりは技術力に大きく左右されるので、塗装によほど慣れている人でない限り、業者に任せたほうがよいでしょう。

張り替えやカバー工法によるリフォームは業者ではないと難しいので、傷みが激しいときは自分で対処しようとせず、業者に相談してみてください。

劣化状況によっては内部も補修が必要

劣化状況によっては、外壁だけでなく内部の補修も必要です。
断熱材や構造部分などにも劣化がある場合は、塗り替えや部分的な張り替えでは対処できません。

外壁以外にも工事が発生する場合は予想以上に費用がかかってしまうこともあるので、リフォームを考えている場合は早めに業者に相談してみましょう。

希望の雰囲気に合わせて塗料を選ぶ

古民家の印象は外壁の色や質感で大きく変化するので、希望する雰囲気に合わせて慎重に塗料を選びましょう。
古風な雰囲気を残すなら黒やブラウンがおすすめです。

塗料を選ぶときはカタログだけではなくサンプルを利用し、実際の色味を確かめてみましょう。
室内だけでなく、日光に当たったときや日陰での見え方もチェックしてみてください。

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古民家の風情を残したまま外壁リフォームするポイント

古民家の風情を残したまま外壁リフォームするポイント

ここでは、古民家の風情を残したまま外壁リフォーム(塗装)するポイントをご紹介します。

ポイント

  • 日本の伝統色を使用する
  • 木材部分は透明塗料を使用する
  • 和風モダンにするなら白を取り入れる

今の雰囲気を大切にしながらリフォームをしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

日本の伝統色を使用する

古民家らしい和の雰囲気を残して塗り替えたい場合は、日本の伝統色を使用しましょう。

日本の伝統色には、藤色や小豆色、うぐいす色などがあります。
淡い色やくすんだ色が多く、派手すぎないため明るめの色を選んでも現状の風情を残して塗装できます。

伝統色は、和色大辞典「日本の伝統色-Traditional Colors of Japan」の公式ウェブサイトで確認できますので、活用してみてくださいね。

木材部分は透明塗料を使用する

木材の自然な風合いをそのまま残すため、木材部分は透明塗料を使用しましょう。

古民家では柱や扉などに木材が使用されています。
透明塗料で塗装すれば、色味やツヤの変化など木材の自然な経年変化を残したままの補修が可能です。

外壁の劣化が目立たなければ、外壁も透明塗料で塗装してもよいでしょう。

和風モダンにするなら白を取り入れる

洋風な要素を取り入れた和風モダンな外装にリフォームしたい場合は、外壁に白を取り入れるのがおすすめです。
外壁全体を白で塗装するほか、黒色やグレーと組み合わせてツートンにしてもおしゃれですよ。

ただし、白は汚れが目立ちやすいので定期的な洗浄が必要です。
メンテナンスの手間を少なくしたい場合は、白ではなく薄いベージュにするとよいでしょう。

>> 外壁の色の選び方&失敗しないコツ!
>> 和風/和モダンの家にするポイントと事例

古民家の外壁リフォーム事例6選

ここからは、古民家の外壁リフォームの参考となる施工事例を6つご紹介します。

事例1 築100年の良さを最大限活かして塗装

古民家の外壁リフォーム

建物構造

木造軸組み工法

築年数

100年

施工面積

45.0㎡

施工日数

10日

概算費用

20〜50万円

築100年の古民家に住居と美容室を併設したいとのご依頼でした。

外壁には腰まで杉板を張り、上部の壁は漆喰調の塗装で仕上げ、古民家の魅力を最大限に活かした美容室に仕上げました。

>> この事例の詳細を見る

事例2 築80年でも新築並みの外観に

古民家の外壁リフォーム

建物構造

その他

築年数

80年

施工面積

-

施工日数

3日

概算費用

約50万円

外壁の塗り替えのほか、屋根と玄関のタイルもリフォームした事例です。

汚れが目立っていた築80年の古民家が、新築のような見た目へと生まれ変わりました。

>> この事例の詳細を見る

事例3 断熱材も入れて外壁リフォーム

古民家の外壁リフォーム

建物構造

木造軸組み工法

築年数

50年

施工面積

-

施工日数

60日(他の工事も含む)

概算費用

約63万円

外壁のトタンのサビと傷みがひどかったため、新たに断熱材を入れてから張り替えを実施しました。

耐震性も見なおし、古風な雰囲気を残しつつ安心して住める住宅となりました。

>> この事例の詳細を見る

事例4 災害対策に板金を設置

古民家の外壁リフォーム

建物構造

木造軸組み工法

築年数

80年

施工面積

15.0㎡

施工日数

5日

概算費用

約78万円

経年劣化と雨風により傷んだ外壁の補修工事事例です。

現状の外観を損なわずに補修するため、板金で壁を覆う施工法をご提案しました。

台風が来ても耐えられるよう、見た目だけでなく耐久性や機能性にもこだわっています。

>> この事例の詳細を見る

事例5 黒で塗装し存在感の大きな家に

古民家の外壁リフォーム

建物構造

木造軸組み工法

築年数

50年

施工面積

90.0㎡

施工日数

21日

概算費用

200〜250万円

外壁の塗装や雨樋の掛け替え、軒天井のベニヤ板の補修などを実施しました。

外壁は傷みの目立つ箇所を部分的に張り替えもしています。

施工前の雰囲気をなるべく残しつつ必要なメンテナンスを実施して、より美しい外観となりました。

>> この事例の詳細を見る

事例6 重厚感と趣のある家に

古民家の外壁リフォーム

建物構造

木造軸組み工法

築年数

35年

施工面積

180.0㎡

施工日数

240日
(ほかの工事も含む)

概算費用

-

経年劣化と雨風により傷んだ外壁の補修工事事例です。

現状の外観を損なわずに補修するため、板金で壁を覆う施工法をご提案しました。

台風が来ても耐えられるよう、見た目だけでなく耐久性や機能性にもこだわっています。

>> この事例の詳細を見る

古民家のリフォームが 得意な施工業者を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼

古民家の外壁リフォームは経験豊富なプロにお願いしよう

古民家の外壁をリフォームするには、塗り替えや張り替え、カバー工法などの方法があります。
現状の劣化具合や予算に合わせて適切なリフォームを実施してもらいましょう。

古民家の外壁リフォームは、施工業者のスキルとノウハウが重要です。
複数の業者に相談して技術や費用などを比較し、信頼できる業者を選びましょう。

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