フロアタイルを置くだけで使う場合のデメリットとは?

更新日:2025年07月15日

フロアタイルを置くだけで使う場合のデメリットとは?

賃貸でも簡単にフローリングを変えられる「置くだけフロアタイル」。手軽さが魅力ですが、実は使ってみたら「ズレる」「隙間ができる」「家具の跡がつく」などの問題に直面することもあります。
この記事では置くだけフロアタイルの具体的なデメリットと、それを解決するための対策をご紹介します。
予算内で後悔しない床材選びができるよう、実用的なポイントをしっかり解説していきますね。

フロアタイルを置くだけで設置する際のデメリット

フロアタイルを置くだけで設置する場合のデメリットは、ズレが生じる、防音性と断熱性が悪い、家具の跡がつくというデメリットがある

置くだけフロアタイルは手軽に床をリニューアルできますが、いくつか注意点があります。
デメリットを事前に理解しておくと、置くだけフロアタイルを最適な場所や用途に活用できるでしょう。

ズレやすく隙間ができる

置くだけフロアタイルは手軽に設置できる反面、ズレや隙間が生じやすいという点に注意が必要です。

  • 汚れが蓄積しやすく、清掃が困難
  • 隙間から水が侵入してカビの原因に
  • 温度や湿度でタイルが膨張・収縮
  • タイルのズレにより、見た目が悪くなる
  • 季節によって隙間の状態が変化するため、定期的な位置調整をしましょう。

    防音性・断熱性が不十分なケースも

    置くだけフロアタイルは、防音性・断熱性が不十分なケースもあります。

  • 接着剤を使わないため、床とタイルの間に空気層ができやすい

  • 薄く硬い素材なので、軽い衝撃音が響きやすい
    ⇒集合住宅の騒音トラブルの原因に

  • タイルの下に断熱材や防湿層を設けられない
    ⇒冷気や湿気を遮断しにくく床暖房の効果も得られにくい

  • 湿気がこもりやすく結露やカビが発生
  • >> 防音工事の方法&リフォーム費用相場
    >> 断熱リフォームの種類と費用!2025年に利用しやすい補助金は?

    重い家具で跡がつく

    置くだけフロアタイルは手軽に設置できる反面、重い家具を置いた際に跡が残るリスクがあります。

  • 食器棚やピアノなどの重量物を長期間同じ場所に置く
    ⇒タイルが凹んで跡がつきやすい

  • 家具の脚部分に荷重が集中する
    ⇒細い脚の家具ほど1点に力がかかるため、凹みやすい

  • 一度できた凹み跡は時間が経っても元に戻りにくい
    ⇒見た目を損ねるだけでなく、タイル自体の耐久性低下にもつながる
  • 対策としては、家具の下に板を敷いて荷重を分散させたり、定期的に家具の位置を変えたりする方法が有効です。

    フロアタイルを置くだけで使う場合のメリット

    フロアタイルを置くだけで設置する方法には、たくさんのメリットもあります。

    接着剤不要で簡単に設置

    フロアタイルは、DIY初心者の方でも手軽に施工できます。

    主なメリットを次にまとめました。

  • 下地処理の手間や特別な工具や技術も必要なく、短時間で作業を終えやすい
  • 業者に依頼するよりもコストを大幅に抑えられる
  • 既存のフローリングやタイルの上からでも施工できるので、リフォーム費用を抑えたい方に最適です。
    特に賃貸住宅では、退去時の負担を減らせる点がメリットです。

    原状回復がしやすく賃貸にも人気

    フロアタイルは、原状回復がしやすい点もメリットです。

  • 接着剤不使用で床を傷めずに剥がせるため、原状回復が容易
  • 管理会社や大家さんから比較的許可を得やすい
  • >> 賃貸の原状回復の部位別・費用相場

    引っ越しの際にはフロアタイルを剥がしてそのまま持ち運べるので、次の住居でも再利用できます。
    買い直す必要がないため、長期的に見るとコストパフォーマンスが高いのも魅力です。

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    後悔しないための対策と選び方のポイント

    フロアタイルを置くだけで使用する場合のデメリットを解消するには、適切な対策と選び方が重要です。

    各部屋の用途や特性に合わせた素材選びが、後悔しないためのポイントとなります。

    滑り止めや下地処理でズレを防ぐ

    フロアタイルを置くだけの使用で生じるズレは、滑り止め対策や下地処理を行うことで防ぎやすくなります。

    具体的には、次の方法がおすすめです。

  • 市販の滑り止めシートで、ズレや跡残り防止・貼り直しも簡単に
  • 施工前に、床の汚れや凹凸を補修し、タイルを安定させる
  • 伸縮による隙間を防ぐため、ロック機能付きの製品を選ぶ
  • これらの対策を講じることで、比較的安定して使えるでしょう。

    用途や部屋に合った素材選びを意識

    フロアタイルを置くだけで使用する際は、各部屋の用途に合わせた素材選びが大切です。

  • リビング:耐久性・防音性重視で衝撃に強い素材
  • キッチン:防水加工済みの製品
  • 寝室:断熱性が高く冷たさを感じにくいタイプ
  • デザイン面では、木目調や石目調、単色など、部屋のインテリアに合ったパターンを選択することで空間の統一感が生まれます。
    例えば、ナチュラルな雰囲気のリビングには木目調、モダンなキッチンには石目調が調和しやすいでしょう。

    下地の状態も重要なポイントです。
    凹凸がある床面には厚みのある製品を、平滑な床には薄型タイプを選ぶなど、設置環境に応じた裏面構造の選択がズレ防止に役立ちます。

    このように用途に特化した特性を理解し、実際の生活スタイルに沿った選択を心掛けることで、長期的な満足度が高まります。

    >> フロアタイル選びで後悔しないために知っておきたいポイント

    デメリットを考慮し、フロアタイルで床をリニューアルしよう

    フロアタイルを置くだけで使用する方法はじつに手軽ですが、いくつかのデメリットもあります。

    浮きやガタつきが生じやすく、水漏れリスクが高まる点は注意が必要です。
    耐久性の低下や隙間からの雑菌繁殖も懸念されます。

    しかし、適切な対策を講じれば、これらの問題は軽減できます。

    接着剤での固定や定期的なメンテナンスを行うことで、置くだけの手軽さを生かしつつ快適な床環境を維持できるでしょう。

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