
雨樋(あまどい)修理にかかる費用は?自分でできる修理方法と業者の選び方
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雨樋(あまどい)修理にかかる費用は、雨樋の交換・修理・補修で3千円~2万円、雨樋の清掃は1~3万円、雨樋の全交換(全体)となると15~60万円程度かかるのが一般的で、これらの平均的な施工費用は25万円です(当社調べ。) この記事では、雨樋の修理にかかる費用や壊れる主な原因とその対処法について解説します。 さらに、自分でできる雨樋修理の方法や、修理業者の選び方についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次

この記事の監修
一級建築士
平井 淳一
建築設計士、リフォームアドバイザー、現場管理者、営業として35年活動。
リフォームの経験や知識を生かして役立つ情報をお届けします。
<この記事でわかること>
- 修理・交換・補修・清掃は3千円~3万円程度、雨樋の全交換(全体)には15~60万円の費用がかかる
(参照:雨樋の修理にかかる費用の相場)
- 「雨樋修理専門店」や「屋根修理業者」を選んで修理を依頼すると費用を抑えやすい
(参照:雨樋修理の費用を抑える方法)
- 高い位置にある雨樋の修理や交換を自分で行うことは危険なので、業者に依頼するのがおすすめ
雨樋の修理にかかる費用の相場
雨樋を一部修理する場合と全体を交換する場合とでは、かかる費用が大きく異なります。
リフォーム内容別の費用相場は下記の通りで、狭い範囲の修理・交換・補修・清掃は3千円~3万円程度、雨樋の全交換(全体)には15~60万円程度の費用がかかります。
雨樋の交換・修理(1m) | 3~5千円前後 |
|---|---|
雨樋の継ぎ手の補修(1ヶ所) | 5千~2万円 |
雨樋の清掃 | 1~3万円 |
雨樋の全交換(全体) | 15~60万円 |
たいていのリフォーム会社では、雨樋本体交換は1m単位、修理は1ヶ所単位で工事費を計算しています。
ただし、雨樋は基本的に屋根の近くにあるので、足場の設置費用がプラスでかかることも多いです。
足場設置が必要な場合は、「足場の組立て等作業主任者」を雇わなくてはいけないため、人件費もそれなりにかかることは覚悟しておきましょう
雨樋の修理にかかる平均的な施工費用=25万円
雨樋の修理にかかる費用の相場とあわせて、実際にはどれくらいの費用がかかるのか、その平均的な施工費用ついてもご紹介します。
まずは当サービス『リショップナビ』経由で雨樋の修理(修繕・交換)を行った施工事例をもとに集計し、価格帯別の費用データをまとめた下記のグラフをご確認ください。

上記のグラフを見ると、雨樋の修理にかかる費用で一番ボリュームのある価格帯は「10万円未満」が全体の52%を占めており、平均的な施工費用はおよそ25万円となりました。
雨樋を施工する範囲や劣化状況、時期によって変動しますが、この25万円を平均費用の1つの基準として、施工会社に「現地調査」や「工事費用の見積もり」を依頼してみるとよいでしょう。
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雨樋修理の費用を抑える方法
雨樋の修理・交換の費用を抑える方法は主に3つです。
破損や劣化を発見したら早めに修理をする

雨漏りはしていなくても、雨樋の劣化を発見したら、早めにリフォームを実施しましょう。
その理由は雨樋の破損や劣化を放置すると、建物の寿命を縮めてしまうからです。
また雨樋の状態がどんどん悪化してしまうと、他の箇所にも影響しやすくなる上、改修費用も膨大になってしまいます。
早期に修理をしたり、業者に相談したりすれば、費用を抑えることにつながるでしょう。
専門業者に依頼をする

雨樋の修理・交換を業者に依頼する場合は、屋根全体のリフォーム業者ではなく、雨樋専門の業者に依頼をするのがよいでしょう。
前者は屋根の葺き替え工事や塗装が本業であり、雨樋の修理はメインの仕事ではないため、対応可能であったとしてもリフォーム費用が高額になってしまうことがあります。
雨樋修理だけの依頼なら、雨樋の知識や経験が豊富な「雨樋修理専門店」や「屋根の修理専門の業者」に施工してもらうと、リフォーム費用が安価になります。
また、交換用の雨樋や支持金具のストックを常備しているため、スケジュールを合わせやすく、部材調達のためにお金がかかることもほとんどないことも利点の1つといえるでしょう。

【監修コメント】
雨樋には様々な種類があり「丸型(半円)」、「角型」などで、丸型が比較的費用が安いと言えます。
また、落ち葉やゴミの飛来の頻度が高いケースでは雨樋修理に加え、雨樋(横樋)に落ち葉除けのネットを合わせて取り付けてもらうことをおすすめです。
火災保険を使用する

「火災保険」に加入されている方であれば、風や雪・雹(ひょう)による被害と認められた場合、保険金で雨樋修理ができるほか、足場の設置費についても、修理費用(被害金額)として扱われる場合があります。
例えば、台風や落雪によって雨樋が傾いた、支持金具が外れてしまった、という場合、火災保険の対象になるケースが多いです。
また、突風や木枯らし、春一番などによる被害でも火災保険を活用できることがあるので、経年劣化と諦めず、補償対象になるかどうか確認してみると良いでしょう。
保険会社への直接問い合わせは避けた方がよい
保険会社に直接問い合わせてしまうと、最初の電話の時点で「保険申請を行った」ことにされてしまうので注意が必要です。
一度否決されてしまうと、再申請を受け付けてもらうことはできません。
火災保険を活用して雨樋修理・交換を行いたい方は、「火災保険の申請代行サービス」にも対応してくれる、雨樋修理専門店もしくは屋根修理業者に相談してみると良いでしょう。
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DIYでの雨樋の修理・交換はおすすめしない
雨樋の修理・交換を検討している場合、価格を抑えるためにDIYを考える方もいらっしゃいますが、基本的にはおすすめできません。
ですが、修理を行う位置や状態によっては、自身で対処が可能な場合もあります。
思わぬ怪我や事故を防止するためにも、DIYで対処が可能な範囲をしっかり把握しておきましょう。
自分でもできる雨樋の修理
まず前提として、2階や3階のような高所の修理は転落の恐れがあるため、無理をせず業者に依頼するようにしてください。
小さな穴や亀裂がある場合

用意するもの
- シーリング剤
- ヘラ
- 研磨紙
- クリーニングクロス
まずは、研磨紙やクリーニングクロスなどを使い、表面の汚れやゴミを取り除きます。
シーリング剤を破損部分に付けて、ヘラなどで表面を平滑にしましょう。
シーリング剤に記載された指示通りに乾燥させれば、完成です。
雨樋が外れかけている場合

用意するもの
- 雨樋ブラケット(雨樋を壁や屋根に固定するための金具のこと)
- ネジ
- ドリル、またはドライバー
ドリルを使用して、新しいブラケット(金具)を取り付けて固定します。
強度が足りない場合は、追加でブラケットを取り付けて補強しましょう。
雨樋が大きく破損している場合

用意するもの
- 新しい雨樋セクション(部分用で区切られた雨樋のこと)
- ハンドソー(必要に応じて)
- 接続用のパーツ
- シーリング剤
- ネジ
- ドリル
破損した雨樋を取り外して、新しい雨樋セクションを取り付けます。
接続用のパーツで固定して、接続部分をシーリング剤とネジでさらに固定しましょう。
このとき、雨水が漏れないようにしっかりと密封してください。
最後に、修理した雨樋に水を流して、水漏れが起きないかを確認するといいでしょう。
いずれの場合も補修が不十分だと、外壁などの構造部の劣化につながる恐れもあるため、破損の程度が大きければ、プロの業者に依頼するほうが確実です。
業者に依頼するべき雨樋の修理
高所の作業が必要な場合

前述の通り、高所の作業が必要になる場合は、DIYではなく業者に依頼するようにしましょう。
ご自身で足場をレンタルしたり購入することも可能ですが、コストが高くつく場合があります。
また、高所作業には慣れが必要で、安全性を考慮するとプロに依頼した方が安心です。
広範囲にわたる修理・交換の場合

経年劣化による破損や不具合の場合は、部分的な修理ではなく、雨樋全体の交換などを検討する必要があります。
広い範囲の修理・交換は、時間と労力がかかる上に、必要な材料の量も多くなります。
専門業者であれば、材料を大量に安価で仕入れることが可能なため、DIYではなく業者に依頼したほうが費用も安く抑えられるでしょう。
雨樋とは・雨樋の役割

雨樋(あまどい)・樋(とい)とは、屋根面を流れていく雨水を集めて、下水や地上へ誘導する設備のことです。
腐食の原因となる雨水が、住宅に侵入することを防ぐ重要な役割を果たします。
雨樋がないと、雨水が屋根から外壁に直接流れてしまい、外壁がすぐに劣化してしまいます。
また、屋根から地面に直接水が落ちていった場合にも、建物の基礎が老朽化しやすくなるのです。
雨樋は、普段はあまり気にすることがない箇所かもしれませんが、実は住宅全体を守るために大切なものなのです。
雨樋の種類と特徴
雨樋には形状や素材の種類がいくつかあります。
雨樋の修理や交換について詳しく解説する前に、それぞれどのような特徴があるのかご紹介していきます。
雨樋の素材
雨樋の素材で違いが出るのは、主に耐久性と価格です。
交換後のメンテナンスのことも考えて、選ぶようにしましょう。

雨樋の形状

雨樋が壊れる原因とその対策

雨樋に欠陥が見つかるときの主な原因は、大きく分けて6つあります。
ゴミが詰まっている

雨樋で詰まりが起きやすいのは、屋根からの雨水を集めるための「集水器」と、雨水を下方向に流す「竪樋」です。
縦に円筒状になっているため、ゴミが入りやすくなってしまいます。
近くに樹木がある場合、9割方は落ち葉が詰まりの原因です。
鳥の巣や、風で飛んできたビニール袋が入り込んでいることもあります。
手が届く範囲のゴミ・落ち葉を取り除き、雨樋にバケツで水を流し入れてスムーズに流れるようならOKです。
ゴミを取ってみても解決しなければ、専門の業者に依頼しましょう。

【監修コメント】
落ち葉やビニール袋以外でも、長年蓄積したホコリが溜まり「泥状」に固まった土とゴミの混合物が雨樋を詰まらせてしまうことも!
普段気にしない雨樋だからこそ点検しておけば台風の時でも安心です。
経年劣化

雨樋の耐用年数は20年、長くても25年位です。
それ以上経っていると、外れたり穴が空いたりして雨漏りを引き起こしてしまいます。
経年劣化した雨樋は、新しいものに交換するしかありません。
自力で何とかしようとせず、早めにリフォーム会社に交換工事を頼みましょう。
風や雪による被害

突風や積雪による、雨樋の破損や不具合は、1階よりも2階の方が起こりやすいです。
悪化してしまう前に、業者に交換をお願いしましょう。
もし火災保険に加入していれば、風や雪による住宅被害は保険の対象になりやすいです。
親切な修理業者であれば、スタッフの方から「火災保険に加入されていますか?」と聞いてきてくれるので、相談してみることをお勧めします。
正常な傾斜になっていない

雨樋は、実は水平ではなく、集水器に向かって排水しやすいように傾斜がつけられているものです。
この傾斜が逆向きになっていたりずれていたりすると、雨水がきちんと流れず、あふれてしまいます。
雨樋の傾斜が正常でないときはたいてい、支持金具がゆがんでいます。
支持金具は、文字通り金属なので、力を加えれば自分で直せることもあります。
ただし、力加減を誤ると金具が壊れてしまうので、自信がない方はプロに任せて交換してもらうのが一番無難です。
支持金具が外れている

雨樋を支えるはずの支持金具自体が外れている、または抜けてしまっているという場合、雨樋にかなりの負担がかかっています。
金具の取り付け工事だけではなく、雨樋全体を交換することになるケースが多いです。
自分で修理をするのは難しいため、業者に見てもらうようにしましょう。
継ぎ手に隙間がある

雨樋の継ぎ手にすきま・外れがあるときは、接着不良か経年劣化が考えられます。
20~25年も使っていない(=まだ経年劣化はしていない)雨樋で、継ぎ手が1、2箇所外れている程度であれば、「雨どい接着剤」で応急処置をすることは可能です。
当然のことながら、接着剤を使う前に、必ず雨樋と継ぎ手をよく拭き掃除しておかないと密着しないのでご注意ください。
ただし、接着剤による補修は、一時的な処置でしかありません。
状態が悪くなければ、工事費用は5千円程度で済みます。
早い段階で業者に相談しておくのが得策と言えます。
補修が必要な、雨樋の穴や割れなどの破損が複数箇所にわたる場合には注意が必要です。
全体の強度が落ちていることも考えられるので、雨樋全体の交換を考えると良いでしょう。
雨樋の修理・交換ができる リフォーム会社は……?無料リフォーム会社一括見積もり依頼
まとめ
暴風雨などをきっかけに初めて不調に気づいたりすることも多い、雨樋。
溜まった落ち葉の間にホコリや水が蓄積して、腐食していくこともあります。
雨樋のゴミは長時間放っておかず、定期的にメンテナンスすることを心がけましょう。
集水器から水が溢れてしまうと不安に思うかもしれませんが、しっかり施工してもらえば20年は持つ丈夫な設備です。
なるべく時間をかけて、丁寧に対応してくれる修理業者にリフォームしてもらうようにしてくださいね。
雨樋の修理・交換ができる リフォーム会社は……?無料リフォーム会社一括見積もり依頼
【この記事のまとめ&ポイント!】
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