(※記事内情報引用元:三協アルミホームページより)
家の雪対策リフォームは、どんな方法がある?価格帯は?
雪対策の方法は実に多種多様ではありますが、本記事では、以下のような雪のトラブル対策についてお話ししていきます。
風除室や雪囲いパネルなどの設置リフォームで、できる限り不安を解消しておきましょう。
◆雪や風で玄関ドアが開かなくなるトラブルの予防には? |
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⇒風除室(玄関フード)の設置がおすすめ! 【費用相場】10〜50万円 |
◆窓ガラスが割れる事故を防ぐには? |
⇒雪囲いパネルの設置がおすすめ! 【費用相場】狭い範囲:3.5〜4.5万円/広い範囲:50〜150万円 |
◆雪による車の破損や、カーポート屋根の落雪事故の予防には? |
⇒耐雪カーポートがおすすめ! 【費用相場】1台用:15~35万円/2〜3台用:30~70万円 |
◆テラス屋根・サンルームも、積雪・落雪による破損事故が多い! |
⇒落雪 or 耐雪対応のテラス屋根・サンルームがおすすめ! 【費用相場】テラス屋根:10〜30万円/サンルーム・テラス囲い:32〜90万円 |
◆屋根からの落雪事故を防ぐには? |
⇒屋根の雪対策リフォームや雪止めフェンスの設置がおすすめ! 【費用相場】雪止め金具・瓦:6〜40万円/融雪設備:35〜350万円/無落雪屋根:100〜300万円/雪止めフェンス:70〜110万円 |
◆駐車場などの雪かきの負担を軽減したい! |
⇒ロードヒーティング・融雪槽・融雪機がおすすめ! 【費用相場】ロードヒーティング:43〜90万円/融雪槽・融雪機:60〜130万円 |
◆老朽化した雨樋の破損を予防! |
⇒雨樋の交換がおすすめ! 【費用相場】15~60万円(全体交換する場合) |
◆外階段の、雪かき対策&滑落事故の防止対策! |
⇒外階段の屋根増設がおすすめ! 【費用相場】50〜150万円 |
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ここからは、それぞれのリフォームの内容や費用相場について、具体的に解説します。
ご自宅に適した方法を検討してみてくださいね。
①玄関ドアが開かないトラブルは、風除室(玄関フード)で防止
「家の前に雪が積もりすぎて、玄関のドアが開かない……。」
このようなトラブルを防ぐためには、玄関前に「風除室(玄関フード)」を設置するとよいでしょう。
「風除室(ふうじょしつ)」は、その名の通り強風対策としても有効な設備です。
家の中と外の境となる空間を作ることにより、室内の断熱性を高める効果もあります。
帰宅時に靴の泥などを払う場所として、あるいは土間収納としても活用できますよ。
鍵付きのものや、郵便受け・網戸・窓などを追加できる商品もあるので、使い勝手に合わせて選択できるのも魅力です。
風除室(玄関フード)を後付けする際の費用相場は、約15〜30万円です。
設置範囲が狭い「I型」と呼ばれる形状の場合には、10万円前後で設置できるケースも見られます。
一方、素材のグレードや施工範囲によっては40〜50万円になる場合もあります。
②窓ガラスが割れるのを防ぐ、雪囲いパネルの設置
窓や玄関扉のガラスが、上から落ちてきた雪や、積もった雪の重みによって割れてしまった……このような事故も、リフォームで未然に防ぎましょう。
「雪囲いパネル」や、三協アルミ社などが販売している「ハウスガード」の設置が最適です。
部分的に、玄関前や窓の周囲に施工することも可能ですが、建物の周りを全体的に覆うように設置することもできますよ。
日当たりが悪くなってしまわないか心配な方は、透明タイプの製品を選ぶとよいでしょう。
雪囲いパネル(ハウスガード)を後付けする場合の料金は、施工する範囲によって大きく変動します。
小窓1ヶ所のみなど狭い範囲の場合には、3.5〜4.5万円位です。
家の周りなど、窓全体を覆うように広範囲に設置する際には、料金は50〜150万円程度かかります。
③駐車場は、耐雪カーポートにリフォーム
愛車を守るためには、カーポートは必需品と言えますよね。
しかし強度が弱いものだと、屋根や支柱が破損、ひどい時には、落下した屋根や雪の重みで車が下敷きになってしまうことさえあります。
そこでカーポートは、「耐雪タイプ」のものを設置しておくと無難です。
商品によって、耐積雪量20cm・30cm・50cm・100cm・150cm・200cmなどから選択可能です。
お住まいの地域の積雪量に合わせて、適したものを選んでくださいね。
>> 耐雪カーポートのリフォーム価格・事例・おすすめ品
>> ガレージ/カーポートのリフォーム価格・施工例・注意点
>> 玄関前カーポート設置の失敗例と対策を徹底解説
耐雪カーポートの設置費用は、1台用であれば約15~30万円です。
現在お使いのカーポートを解体・撤去する場合には、3〜4万円程度のコストもかかります。
2〜3台用の広めの耐雪カーポートの場合は、予算は30~70万円位を見込んでおきましょう。
強度や意匠性を求めると、約70〜100万円位の料金になる場合もあります。
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④テラス屋根やサンルームも、耐雪 or 落雪対応型を
テラス屋根やサンルームも、雪によって破損してしまうトラブルが起きやすいものです。
カーポート同様、なるべく耐雪タイプのものを導入しておくとよいですね。
積雪地域用のメーカー品も多く、折半屋根タイプなどが代表的です。
なお「耐雪(積雪)対応」の設備は、ある程度の「新雪(=新しく積もった、まだやわらかい雪)」に耐える力はありますが、建物の屋根からの落雪に対する強度は、ほとんどないと考えておきましょう。
(実際、耐雪タイプの商品であっても、家の屋根から雪が直接落ちてくる場所に設置することは、基本的に推奨されていないのでご注意ください。)
ちなみに、屋根から落雪する場所にも施工可能な「落雪対応」のテラスやサンルームもありますが、流通している製品が少ないため、対応できるリフォーム業者を探すのが大変かもしれません。
不安な場合は、施工会社におすすめの製品を聞いてみた上で、最も納得のいくプランを採用するとよいでしょう。
耐雪対応のテラス屋根にリフォームする価格は、間口サイズなどによっても異なりますが、およそ10〜30万円です。
また、耐雪タイプのサンルーム・テラス囲いを設置する場合は、費用は約32〜90万円で、間口が広いほど費用が高くなる傾向があります。
⑤屋根の雪対策は、地域の積雪量に合わせた工法を
建物の屋根からの落雪対策についても、しっかり考えておきたいところです。
地域に合った工法を採用することが望ましいので、できれば地元の環境や積雪対策にも詳しいリフォーム業者と相談しながら決めていくとよいですね。
ちなみに、年に数回程度の積雪がある地域の場合には、「雪止め金具」の設置、もしくは屋根瓦を「雪止め瓦」へ交換する方法が適しているでしょう。
東北や北海道など、乾いた雪が降る豪雪地帯の場合には、「無落雪屋根」へのリフォームも人気があります。
また、ヒーターや温水パイプなどを活用する「融雪設備」を設置する方法であれば、積雪量に合わせて施工範囲を決めやすいという利点があります。
屋根の雪対策リフォーム価格
雪止め・無落雪屋根・融雪設備のリフォーム費用の目安は、各々下記の通りです。
雪止めの設置料金 |
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スレート屋根:6〜10万円 金属屋根:9〜16万円 瓦屋根:8〜40万円 |
無落雪屋根にリフォームする料金 | 100〜300万円 |
融雪設備の設置料金 |
施工範囲が狭い・安価な設備を採用する場合:35〜250万円程度 設置範囲が広い・大規模工事・設備がハイグレードの場合:200〜350万円以上 |
状況に合わせて、各工法を組み合わせてみることもおすすめします。
>> 雪止め/無落雪屋根/融雪設備の費用・効果を比較
>> 屋根の雪止めは必要?費用やデメリットは?
>> 無落雪屋根の特徴・リフォーム費用
⑥落雪対策には、雪止めフェンスの設置も有効
豪雪地帯における屋根からの落雪対策としては、鉄骨・亜鉛めっきなどで作られた「雪止めフェンス」も一緒に増設しておくと、不安がやわらぐでしょう。
隣家への落雪被害も防ぎやすくなります。
雪止め用フェンスの設置には、70〜110万円位の費用がかかります。
フェンスの組み立てのほか、基礎工事・コンクリート工事なども行うため、やや高額になる傾向があります。
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⑦雪かき対策なら、ロードヒーティング・融雪槽・融雪機が◎
駐車スペースなどの雪かき作業は、毎年「体力的にしんどい」という方も多いはず。
また、一時的に家の角などに集めた雪がしばらく残ってしまい、不便に感じることもありますよね。
このような場合は、路面に積もった雪を溶かす「ロードヒーティング(ロードヒーター)」や、タンクに運んだ雪を溶かしてくれる「融雪槽」「融雪機」の設置を検討するとよいでしょう。
耐雪カーポートなどと一緒に設置すると、より効果的ですよ。
リフォーム費用は、施工範囲や熱源(ガス・灯油・電気)などによっても変動しますが、ロードヒーティングは43〜90万円、融雪槽や融雪機60〜130万円程度のコストがかかります。
ロードヒーティングと融雪設備を併用するご家庭も見られるので、雪かきの頻度や、設置範囲、光熱費をどの程度かけてもよいか、といった点を考慮しながら選ぶとよいでしょう。
⑧雨樋の交換 or 形状・配管の見直しも検討を
雨樋は、外壁劣化や雨漏りを防いでくれる、大切な役割を果たします。
大雪の際に、雨樋が損壊してしまう例は非常に多いため、老朽化している場合は早めに交換しておきましょう。
状態によっては、形状や配管位置の見直しが必要となる可能性もあります。
大雪に強い雨樋や、屋根と一体化した雨樋製品もあるので、丈夫な雨樋にしておきたい方は、業者に確認してみることをおすすめします。
雨樋を全体的に交換する価格は、15〜60万円位です。
部分的に交換・修理する場合は1mあたり3〜5千円前後ですが、劣化具合を見ながら適した補修・交換工事を行ってもらいましょう。
なお雨樋の位置によっては、足場の設置費用が別途かかる可能性があります。
⑨外階段の雪対策には屋根の増設
2階建ての一戸建てやアパートなどに多い、外階段。
もしも外階段に屋根がない場合には、雪かきの負担軽減や、滑落事故を防ぐために、増設しておきたいですね。
外階段に屋根を新設する費用は、50〜150万円です。
施工規模にもよりますが、100万円以下でおさまる事例が多く見られます。
一口に「雪対策のリフォーム」と言っても、様々な方法があります。
どのようなリフォーム方法を組み合わせたらよいか、予算内でどの程度の施工ができるかなど、悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
まずは、リフォーム業者に現地調査をしてもらった上で、特に心配な箇所はどこか、希望の金額はいくら位かなどを、伝えてみることから始めてみましょう。
優先的に対策しておきたい工事をするだけでも、心配事がかなり軽減されるはずです。
納得のいくリフォームで、安心して冬を過ごせるとよいですね。
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【この記事のまとめ&ポイント!】
住宅の雪対策として、どのようなリフォーム方法がおすすめですか? |
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玄関の雪対策なら「風除室(玄関フード)」の設置、窓ガラスが割れる事故を防ぐなら「雪囲いパネル」のを増設するとよいでしょう。 対策したい箇所別のリフォーム方法と費用相場について、こちらにまとめています。 |
自動車を雪から守りたいのですが、どういったリフォームを行うとよいですか? |
「耐雪カーポート」を設置するのがおすすめです。 1台用・2台用・3台用などの大きさも選べます。 |
駐車場などの雪かきがしんどいのですが、おすすめの設備はありますか? |
「ロードヒーティング(ロードヒーター)・融雪機・融雪槽」を設置するとよいでしょう。 雪かきの頻度や、光熱費なども考慮しながら、適した設備を選んでくださいね。 |
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