日当たりの悪い部屋・家を明るくする9つの工夫

更新日:2024年02月05日

日当たりの悪い部屋・家を明るくする9つの工夫

日当たりの悪い部屋・家に住んでいると、作業の効率が低下したり気分が優れなかったりと、不便なことが多いものです。とはいえ、簡単に引っ越しできるものでもありませんよね。あまり日が当たらない部屋・家を明るくするには、リフォームやインテリアの交換を行うことで解決していきましょう!

日当たりが悪い部屋・家の影響とは

日当たりの悪い部屋・家を明るくする9つの工夫

光の入らない部屋・家で生活していると、心身共に良くない影響を受けてしまいます。
日当たりの悪い部屋には、具体的には以下のようなデメリットがあります。

衛生的に良くない

太陽の光が当たらないと、湿気が溜まってしまい、カビが生えやすい環境になってしまいます。
空気中にカビの胞子が舞ってしまい、ぜんそくなどのアレルギーや病気の原因になることもあります。
特に子育て中のご家庭では、注意してカビ対策をする必要があります。

光熱費がかかる

また、北向きで日が当たらず冷えやすい家では、想像以上に光熱費がかかります。
物件購入費用や家賃が安いという理由で北向きの部屋を選ぶ方もいらっしゃいますが、冬場ではなくても暖房を付けずに過ごすことができず、結果的にランニングコストの負担が大きいという失敗例は多いです。

生活リズムが崩れやすくなる

人には、1日周期で一定のリズムを刻む「体内時計」というものが備わっています。
日中は体と心が活動できる状態に、夜は睡眠できる状態になるよう、体調を整える役割を果たしていますが、この体内時計は、毎朝日光を浴びることでリセットされます。

日の光が入らない場所で生活すると、この一定に刻まれるはずの生活リズムが崩れてしまい、身も心も起きない状態に陥ってしまいがちです。

うつ状態になりやすい

また、環境が良くない中で生活リズムのバランスが整わないと、ストレスが蓄積し、うつに近い症状が現れやすくなります。
「冬季うつ」という言葉があるように、 日光が当たる時間が短い冬場は、体内時計が狂ってしまい、体調が悪くなったり、うつ状態に悩まされたりする人が多いようです。

日当りの悪い部屋・家で生きていくことは、身体的にも精神的にも不健康になってしまう危険性があるのです。

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採光を良くするリフォーム・インテリア

日当たりが悪い部屋も、少しずつ工夫することで生活しやすい明るい環境にできるはずです。
健康的に暮らしていくために、以下の点を参考にして、取り入れられるところからぜひ実行してみましょう。

窓の増設

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採光条件を良好にするためには、小さな窓を多くつけるリフォームが人気があります。
部屋に窓はあっても、「窓ガラスが小さすぎて光が入り込まない」という住宅は少なくありません。
中でも一番好評なのは、天窓を設置するリフォームです。

>> 天窓(トップライト)リフォームの費用とポイント

また、一部の部屋にだけ光が入らないという場合には、日当たりが良い部屋に面した内壁に、室内窓をつけるスタイルも有効です。

>> 室内窓リフォームのススメ♡光と風が行き届く家に

元々ついている窓を大きくするご家庭もありますが、この場合、既存の壁を壊して大規模な工事になるため施工費が高額になりやすい上、防犯対策も必要になります。
場合によっては、耐震性が劣ってしまうリスクもあるため、1つの窓を大きくするよりは、小窓をたくさん設置する方法が最も無難と言えるでしょう。

>> 窓・サッシリフォームの費用とポイント

太陽光照明(太陽光採光システム)

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採光を向上させるためのリフォームで近年注目を集めつつあるのが、「太陽光照明(太陽光採光システム)」です。
屋根の上などに取り付けた採光ドームが、日中の日の光を利用して家の中を明るく照らします。
太陽の光の心地良さを活かしながらも、有害な紫外線はしっかりカット。エコや省エネにも貢献します。

太陽光照明の製品には、小型なものも、大型で電源が必要になる高額なものもあります。
手頃なシステムを検討されたい方には、「スカイライトチューブ」がオススメです。

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2階リビング

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「2階は光が届くけど、1階は暗い」という住宅では、リビングを2階にするという方法もあります。
光がどうしても入らない箇所が一部ある場合には、家族が一番集まるリビングや子供部屋など、生活時間が長いスペースを2階に集中させることも良策です。

>> 2階リビングのメリットとデメリット・施工例
>> 2階にキッチンを設置するメリット・デメリットは?リフォーム費用や注意点を解説

ただし食事のたびに昇り降りすることになる2階リビングは、バリアフリーには向かないので、注意してください。

吹き抜け・中庭テラス

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居住スペースに余裕があれば、吹き抜けや中庭テラスがある家に思い切ってリフォームするご家庭も多いです。
技術と知識のある施工者に出会えれば、吹き抜けや中庭を作るリフォームは採光を良くするために有用な手段の一つと言えます。

ただし、吹き抜けや中庭は施工が難しく、定期的なメンテナンスが大変になるというデメリットもあるので、住まいに最適であるかどうか事前によく検討しましょう。

>> 吹き抜けのある家のメリット・デメリット・注意点
>> 中庭のある家のメリット・デメリット・間取りのポイント

壁紙・床の色を白で統一

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部屋の中を明るくするためには、壁紙や床の色を白で統一することを推奨します。
白いカラーには、日や照明の光を反射させる力があります。
真っ白い色に抵抗がある方は、アイボリーや薄いベージュにしてもOKです。

また、背が高い家具や、ダークカラーの家具は、部屋を暗く狭く見せてしまいます。
なるべく背の低い明るめの色の物に買い替えると、より開放的な空間になります。

>> 壁紙リフォームのよくある失敗・対策・費用相場
>> フローリング張り替え・床リフォームの費用相場

ベランダ・バルコニーの工夫

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「ベランダやバルコニーは日当たりが良いけど、室内に光が入ってこない」という方は、白砂(はくさ)・玉砂利などをベランダに敷くのが良いですよ。
ベランダに注ぎ込む光が、白い色の白砂・玉砂利で反射し、部屋の中まで光を届けてくれます。

グラデーションブラインド

「グラデーションブラインド」は、太陽光追尾式のブラインドです。
企業のオフィスを中心にユーザーが増えており、窓際に取り付けるだけで採光できるようになります。

障子風スクリーン・羽根タイプのシェード

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自然光を取り入れる障子と似た性質を持った「障子風スクリーン」や、透け感のある羽根タイプのシェードを使っても良いですね。

プライバシー保護の役目も果たして見た目もおしゃれになる、ミラーレースカーテンを使うだけでも雰囲気を変えることができます。
いずれのアイテムも、一般的なカーテンより光が室内に入りやすいはずです。

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LED照明

日当たりの悪い部屋・家を明るくする9つの工夫

日当たりの悪い部屋・家を明るくする9つの工夫

家にある照明を、明るさ・耐久力があるLED照明に交換するだけでも効果が違います。すぐに始められる、確実な方法です。
また、床置き照明や間接照明を使って、壁や床・天井に光を上手に反射させるのも良いでしょう。

リフォームするときは採光に詳しい業者を

日当たりの悪い部屋・家を明るくする9つの工夫

部屋の日当たりが悪い原因は、方角だけではなく、窓の位置や大きさ、周りの建物、家の前面の狭い道路の影響など色々なことが考えられます。
日光が入らない原因を誤解していると、ただ窓を増設したり内装を変えたりしても、解決することはできません。

白砂や玉砂利をベランダに敷くリフォームなどは、光の反射の性質をきちんと利用できないと、失敗することもあります。
反射しすぎると近所に迷惑がかかる可能性もあるため、光の方向や反射の加減も調節することが大切になってきます。

トラブルを回避するためには、採光の仕方に詳しい業者に設計・施工を依頼することが重要です。

日当たりの悪い部屋・家を明るくする9つの工夫

快適な暮らし方を手に入れるためには、日の光が充分に当たる環境づくりをすることが不可欠です。
部屋の日当たりが悪い原因は何であるかをしっかりと把握して、適切な方法で改善し、より明るい住まいにしてくださいね。

採光に詳しい
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【この記事のまとめ&ポイント!】

日当たりの悪い部屋・家を、明るくするためにおすすめのインテリアは?
「グラデーションブラインド」や「障子風のスクリーン」「白砂・玉砂利」などを使うと、家の中に光を採り入れやすいでしょう(詳しくは、こちら)。
日当たりの悪い部屋・家を、明るくするためにおすすめのリフォーム方法は?
「窓を増設する」「太陽光照明(太陽光採光システム)を設置する」「壁紙や床の色を、白で統一する」などの方法があります(詳細は、こちら)。
日当たりの悪い部屋・家をリフォームする際、業者はどう選ぶと良い?
部屋の日当たりが悪い原因は、方角や、窓の位置・大きさ、周囲の建物など色々な要素が考えられます。
失敗を防ぐためには、採光の仕方に詳しい業者に設計・施工を依頼することが重要です。
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