スケルトンリフォームで後悔したこと5つ!失敗を防ぐコツ

更新日:2024年07月10日

間取り変更工事中の部屋

スケルトンリフォームは間取りを大きく変更し、新築のように家の中をきれいにできるため人気です。しかし、事前によく検討してから工事をしなければ後悔してしまうこともあります。
本記事では、スケルトンリフォームでよくある後悔や、後悔しないために重要なポイントについてご紹介します。

スケルトンリフォームでよくある後悔5つ

間取り変更工事中の部屋

ここでは、スケルトンリフォームでよくある後悔を5つ紹介します。

● 希望通りに間取りを変更できなかった
● 建物の傷みがひどく建て替えが必要になった
● 工期が長く仮住まいに費用がかかった
● 予算を大きくオーバーしてしまった
● リフォーム後がイメージと違った

希望通りに間取りを変更できなかった

スケルトンリフォームは間取りを大きく変更する際によく実施する工事ですが、必ずしも希望通りの間取りが実現できるわけではありません。 撤去できない柱や壁がある場合や、マンションの場合は管理規約により間取り変更が禁止されていることもあります。

工事に制限があるか確認するため、スケルトンリフォームをプランニングする前に物件の構造を施工会社に確認してもらいましょう。 また、マンションの場合は物件を購入する前に管理規約をよく読み、禁止されている工事の有無をチェックしてみてください。

建物の傷みがひどく建て替えが必要になった

戸建て住宅の場合は、施工を開始してから壁の内部や柱の問題が発覚し、スケルトンリフォームではなく建て替えへの変更が必要になることがあります。

基礎の部分の腐食やシロアリの被害は、ある程度解体してみないとわからないことがあります。基礎に問題がある場合は、スケルトンリフォームでは修繕困難です。建て替えが必要となる場合を考え、リフォーム資金は余裕を持たせておきましょう。

工期が長く仮住まいに費用がかかった

スケルトンリフォームでは、予定よりも工期が長くかかり、仮住まいに追加で費用がかかる場合があります。建物の内部は解体しないと詳しく把握できないため、工事を始めてから補強や修繕しなければいけない箇所が見つかることもあります。

想定していなかった工事が加わるとその分工期も伸び、仮住まいの契約の延長が必要です。リフォームの計画は、工期が長引くケースを想定して作成しましょう。

>> 【場所別】リフォーム工期の目安はどのくらい?

予算を大きくオーバーしてしまった

必要な補修が予想よりも多かったために、工事が終わってみたら予算を大きくオーバーしていたというケースもあります。
スケルトンリフォームは一般的に建て替えよりも安価にできるというイメージがありますが、建物の傷み具合によっては建て替え以上に費用がかかることもあります。

古い建物ほど老朽化が激しい場合もあるので、特に古民家の場合はスケルトンリフォームと建て替えのどちらが良いか、施工会社によく相談して決めるようにしましょう。

リフォーム後がイメージと違った

スケルトンリフォームでは、仕上がりがイメージと異なって後悔してしまう人もいます。図面だけでは完成後の状態が具体的にイメージしにくいためです。

なるべく具体的にリフォーム後の状態をイメージできるよう、サンプルやモデルを用意してもらったり、工事中にこまめに現場を確認したりしましょう。疑問点や不安な点があれば、何でも質問してみてください。

また、スケルトンリフォームは設計段階も大切になります。理想と異なった仕上がりにならないために、施工会社を選ぶ際は、スケルトンリフォームの施工経験があるところを選ぶのがおすすめです。

スケルトンリフォームについて
詳しい会社を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

スケルトンリフォームがおすすめなタイミング

戸建ての間取り変更リフォーム工事現場

リフォームを考える際、明確な理由やきっかけがあると具体的なイメージなどが膨らみやすいと思います。 スケルトンリフォームの場合は、下記のようなタイミングで考えると良いでしょう。

● ライフスタイルが変わった時
● 住まいの機能性を高めたい時
● 動線が悪い時

ライフスタイルが変わった時

ライフスタイルが変わり現状の間取りに不便を感じるようになったら、スケルトンリフォームを検討してみましょう。ライフスタイルが変わると、住みやすい間取りも変わります。

例えば、子どもが生まれた場合は子どもの安全性や成長を考慮した間取りが必要です。両親との同居を開始する場合は、将来の介護を見越してバリアフリーにした方が良いことがあります。ライフスタイルに合わせて間取りを変更したい場合は、スケルトンリフォームを考えてみましょう。

>> バリアフリーリフォームについて詳しく知りたい!

住まいの機能性を高めたい時

住まいの機能性を現状より高くしたい時、スケルトンリフォームが良い場合もあります。 スケルトンリフォームにより、壁や天井などに使用する建材の断熱性や遮音性などを高めることで、新築のように快適な住まいにできるでしょう。

室内の寒さや騒音などが気になる場合は、スケルトンリフォームを検討してみてください。

>> 断熱リフォームの種類を解説!
>> 防音工事の方法&リフォーム費用相場を解説!

動線が悪い時

家事がしにくい、部屋から部屋への移動がしにくいと感じた時は、スケルトンリフォームで大きく間取りを変更するのもおすすめです。

生活動線を基準とした間取りにできるので、より便利な住まいづくりができます。

スケルトンリフォームで後悔しないために考慮すべきこと

住宅解体リフォーム現場

スケルトンリフォームで後悔しないためには、下記を考慮して工事を計画しましょう。

● 予算
● スケジュール
● リフォームの目的
● リフォームの優先順位
● 近隣住人への配慮
● 施工会社との相性
● リフォーム後のイメージの共有

予算

スケルトンリフォームを実施する場合は、予算を明確に設定しておきましょう。スケルトンリフォームは大規模なリフォームで、多様な希望を反映させやすい工事です。そのため、「リビングを広くしたい」「キッチンの位置を変えたい」など、希望を自由に追加していくと費用が跳ね上がってしまいます。

あらかじめ予算をはっきりさせておき、予算内で希望を反映するにはどうしたら良いかを考えながらプランニングするようにしましょう。

スケジュール

スケルトンリフォームはスケジュール管理も大切です。 スケルトンリフォームはプランニング自体に時間がかかるだけでなく、資材や設備の取り寄せにも時間がかかることがあります。

また、施工開始後に追加で必要な工事が判明することもあります。
相談から工事完了までに時間がかかることをふまえ、工事を開始したい時期の半年ほど前には施工会社への見積もり依頼をするのがおすすめです。 工事が終わるまでにどのくらい時間が必要かも確認し、大まかなスケジュールを把握しておきましょう。

リフォームの目的

なぜスケルトンリフォームが必要なのか、目的もはっきりさせておきましょう。 目的があいまいだと、予算を超過したり、仕上がりとイメージにギャップを感じたりする原因になります。

部分的なリフォームもしくは建て替えではだめなのかも考えながら、スケルトンリフォームでなければならない理由を明確にしてみましょう。

>> 失敗しないリフォーム計画の立て方

リフォームの優先順位

リフォームによって叶えたいことに優先順位をつけてみましょう。優先順位をつけておくことで、予算を超えた時に何を変更すればいいのかわかりやすくなります。

例えば、次のように希望が高い順に叶えたいことをリスト化してみてください。

1. 3LDKから2LDKに変更したい
2. 断熱性を高くしたい
3. キッチンの位置を変更したい
4. 収納を多くしたい
5. 掃除のしやすいお風呂に変更したい

近隣住人への配慮

スケルトンリフォームの工事開始日が近づいたら、近所にあいさつしておきましょう。 スケルトンリフォームの最中は騒音が発生したり、施工会社が道路に車を停めたりして近所に迷惑をかけてしまうことがあります。

施工会社側もなるべく近所迷惑にならないよう配慮してくれますが、事前にあいさつをしておくことで印象が悪くなるのを防げます。 今後の近所付き合いのためにも、周りへの配慮を大切にしましょう。

施工会社との相性

複数の施工会社に相談しながら相性を判断し、希望通りの工事ができそうか見極めましょう。 内装を大きく変更するリフォームは、施工会社との相性が重要です。

相性が悪いとコミュニケーションが上手く行かず、イメージがなかなか伝わらなかったり、説明がよくわからなかったりします。 話しやすさや質問のしやすさなどを比較しながら、相性を比較してみてください。

リフォーム後のイメージの共有

完成後のイメージと実際の仕上がりが一致するよう、施工会社とのイメージの共有を大切にしましょう。具体的にどのような仕上がりを望んでいるのかを何度も細かく話し合い、図面もしっかり確認してください。

工事中もこまめに現場を訪れ、希望通りに作業が進んでいるかチェックすると良いです。

スケルトンリフォームについて
詳しい会社を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

スケルトンリフォームで後悔しない施工会社の選び方

作業現場で設計図を見ながら話し合う二人の男性作業員

スケルトンリフォームの施工会社選びで後悔しないためにも、次を確認するようにしましょう。

● スケルトンリフォームの実績は豊富か
● 口コミ・評判は良いか
● 建物診断をしてくれるか
● アフターサービスは充実しているか

スケルトンリフォームの実績は豊富か

施工会社のホームページやSNSを見て、スケルトンリフォームの実績が豊富かどうかチェックしましょう。

リフォームの施工数自体は多くても、スケルトンリフォームの経験は少ないケースもあります。 トータルの施工実績ではなく、スケルトンリフォームの経験が豊富な施工会社を選ぶようにしましょう。

>> リフォーム会社の選び方・比較する時のポイント!

口コミ・評判は良いか

口コミサイトやSNSなどでの評判も確認してみましょう。 口コミをチェックすることで、施工会社の対応やマナー、アフターフォローの実態など、細かい部分の情報も収集できます。

詳しい口コミが見つからない場合でも、悪い口コミばかり書き込まれていないかどうかは最低限チェックしておくと良いでしょう。

建物診断をしてくれるか

建物診断をしてくれるかどうかも重要なポイントです。 スケルトンリフォームは既存の建物に大きく変更を加えるため、建物の状態や構造を理解したうえで工事する必要があります。

住宅診断士や設計士が建物診断をしてくれる場合は、実施可能な工事や必要な工事を事前に調査してくれます。工事開始前になるべく細かく物件の状態を把握してもらえるよう、建物診断をしてくれる施工会社がおすすめですよ。

アフターサービスは充実しているか

施工後に不具合があった時の対応や、メンテナンスの内容も確認しておきましょう。
どれほど経験の豊富な施工会社が工事をしても、工事完了後に何かしら不具合が見つかる場合があります。

アフターサービスの内容次第では、再施工が必要な場合は無料で対応してもらえ、追加の費用は不要です。 また、住み始めてしばらくしてから調整が必要な部分が見つかることもあるので、メンテナンスのサービスがあると心強いですよ。

スケルトンリフォームについて
詳しい会社を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

スケルトンリフォームの費用相場

マンションの室内リフォームの工事現場

スケルトンリフォームの費用相場は、次の通りです。

スケルトンリフォーム費用 スケルトンリフォーム坪単価
マンション 300〜1,200万円 10〜50万円
戸建て 450~2,500万円 10〜50万円

建材や設備のグレードやエリアによっては、上記と金額が大きく異なることもあります。 具体的に費用を把握したい場合は、施工会社に見積もりを依頼してみましょう。
見積もりは複数社に依頼し、それぞれの提案内容や金額を比較してみてください。

スケルトンリフォームは事前によく施工会社と打ち合わせしよう

木材の組み立て工事を行う作業員の手元

スケルトンリフォームは大規模な工事なので、時間をかけて計画し、施工会社とじっくり話し合って具体的なイメージを共有するようにしましょう。 後悔しないよう、工事の目的や予算などを明確にしておくことも大切です。

工事が始まってからもこまめに現場を訪れ、打ち合わせやイメージの通りに進んでいるか確認してみてくださいね。

スケルトンリフォームについて
詳しい会社を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
リフォーム費用は比較で安くなる! 最大50%DOWN 簡単30秒 見積もり件数No.1 無料リフォーム会社一括見積もり依頼 カスタマーサポートがびったりの会社をご紹介
このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもお役立ち情報をお届け中!

公式LINEアカウントはこちら
公式Instagramアカウントはこちら

お役立ちのおすすめ記事

  • リノベーション/スケルトンリフォームの費用相場・事例!費用を抑えるコツもご紹介

    リノベーションやスケルトンリフォーム(フルリノベーション)を検討する際に「工事にはどの程度の費用がかかる?」「良い業者に出会えるか心配」といった不安を抱える方は多いでしょう。そこで本記事では、一戸建てやマンション、賃貸住宅(ワンルーム・1Kのアパートなど)のリノベーション/スケルトンリフォームの費用相場をご紹介します。坪単価の目安や当サービス『リショップナビ』の加盟業者が手がけた施工事例を公開しています。費用を安くするためのポイントについても、一緒にチェックしておきましょう。

  • スケルトンリフォームとは?費用相場・事例(マンション/戸建て)を公開!デメリットや注意点も解説

    「スケルトンリフォーム」は、現在のライフスタイルに合わせて間取りを変更できる・新築同様の内装に仕上げられるなどの魅力がありますが、最も気になることの一つが、リフォーム費用や工期がどの程度かかるか、といった点ですよね。 そこで今回は、スケルトンリフォームの価格帯・坪単価の目安や、費用・工事期間もわかる施工事例(マンション/一戸建て)をご紹介します。 また、スケルトンリフォームとリノベーションの違いや、スケルトンリフォームのメリット・デメリット・注意点も、あわせてチェックしておきましょう。

  • リノベーションのメリット・デメリットを徹底解説!どんな人に向いてる?

    リノベーションを検討している方の多くは、そのメリットとデメリットを把握しておきたいと考えているでしょう。高額な費用がかかることもあるリノベーションを失敗したくないと思われるのは無理もありません。この記事では中古物件をリノベーションするか、新築を建てるかお悩みの方に向けて「リノベーションするメリットとデメリット」「リノベーションが向いている人」「リフォームとの違い」を解説します。

  • 家の建て替え費用はいくら?リフォームの場合と徹底比較!

    築年数が経過した一戸建て住宅を「新築に建て替えるか、リフォーム(リノベーション)するか」で迷う方は多いはず。あるいは、建て直したくても「まだ築30年の家だから、建て替えるのはもったいない」「お金がない」という理由で困っている方もいらっしゃるでしょう。今回は、建て替えとリフォームの工事費用などの違いや、どちらにするか判断する際の基準、メリット・デメリット、施工事例をご紹介します。

  • リフォームとリノベーションの違いとは?定義・工事内容・費用・メリット&デメリット・施工例をご紹介

    マンションや一戸建ての改装・改修工事の際に「リフォームとリノベーションの違いって何?」と疑問に感じる方は多いはず。実際、似たようなシーンで使われることが多く、業者によって使い分け方が異なるため、混乱してしまいますよね。 そこで「リフォーム」と「リノベーション」の定義・工事内容の違いや、それぞれのメリット・デメリットを確認してみましょう。主なリフォーム・リノベーションの費用相場や施工事例も、あわせてご紹介します。

リショップナビは3つの安心を提供しています!

  • ご希望にあった会社をご紹介!

    お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

  • しつこい営業電話はありません!

    紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

  • 見積もり後のフォローも致します

    ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。

© ZIGExN Co., Ltd. All Rights Reserved.