症状別|IHヒーターがつかない原因と対策【6選】
IHヒーターがつかない原因と対策6選を、次の症状別に解説します。
①電源が入らない場合
IHヒーターの電源が入らない際、次のような場合があります。
電源が入らない時は、コードやブレーカーなど、電気の供給自体に問題がないか確認しましょう。
そのほかロックをかけたままであったり、ボタンを長押ししていなかったりなど、誤操作をしている可能性もあります。
異常がないか一つひとつ確認し、改めてIHヒーターの電源を入れてください。
②火力ランプが消える場合
IHヒーターの火力ランプが途中で消える際、次のような場合が考えられます。
IH非対応の調理器具を使うことが、ヒーター自体の故障を引き起こすわけではありません。
しかし、火力ランプは加熱できずに消えてしまうため、注意しましょう。
以前はガスコンロを使っており、新しくIHヒーターを使い始めた方は、持っているフライパンや鍋がIHに対応しているものか確認してください。
また、変形した調理器具はそのまま使わず、元の形に戻すか、新しいものに交換しましょう。
③加熱できない場合
IHヒーターの電源は入るものの加熱できない際は、次の場合を疑いましょう。
チャイルドロックには電源がつかないようにするなど、操作ごとに制限をかけたり、ロックの範囲を選択できたりするものもあります。
そのため、加熱操作を制限していると、火力ランプ自体がつきません。
IH対応の調理器具を使っても加熱できない時は、チャイルドロックがかかっていないか確認しましょう。
④調理中に火力が弱くなる場合
IHヒーターの調理中に火が弱くなる際は、次の場合があります。
メーカーによっては複数のヒーターを同時に使うと、総消費電力が上がりすぎないよう制御がかかります。
その結果、火力ランプの表示は変わらないものの、火力だけが下がる現象が起きる場合があります。
また、温度過昇防止機能が働く場合もあるため、説明書などで機能の有無や操作方法を確認しましょう。
⑤加熱中に止まる場合
加熱中にIHヒーターが止まる際は、次のような場合が考えられます。
調理中にフライパンや鍋がズレるとセンサーが感知しなくなり、加熱中にヒーターが止まるため、調理器具の位置にも気をつけましょう。
また、長時間の加熱によって、切り忘れ自動停止機能が作動することもあります。
この機能が作動した場合は、電源を入れ直すと再度加熱できるようになるため、確認しましょう。
⑥ボタンが反応しない場合
IHヒーターの操作ボタンが反応しない際は、次の場合があります。
ボタンが反応しない時は、まずは電源が入っているか確認してください。
先ほど説明した通り、チャイルドロックがかかっていることもあるため、注意しておきましょう。
また、電源が入っておりチャイルドロックもかかっていない場合は、寿命が過ぎている恐れもあります。
その際はIHヒーターの販売メーカーや、修理業者に問い合わせが必要です。
IHヒーターが故障してつかない3つのケース
IHヒーターが故障してつかないケースは、次の3つです。
①プレートが割れている
IHヒーターのトッププレートが割れると、故障の原因につながります。
トッププレートは耐熱加工されているため、普段使っているだけで割れることはありません。
ただし、重いものをプレート上に落としたり、金属製のもので強くこすったりすると、破損する恐れがあります。
また、トッププレートが破損したまま使用すると、吹きこぼれなどが亀裂部分に混入し、IHの内部が故障するケースもあります。
破損が確認された場合は、すぐに業者へ修理を依頼しましょう。
②ボタンが反応しにくい
IHヒーター自体は使用できても、操作ボタンが反応しにくい場合は故障の可能性があります。
故障の原因として、主に寿命が考えられます。
繰り返しとなりますが、IHヒーターの耐用年数は約10年で設計されています。
耐用年数を超えて使用しており、ボタンが反応しにくくなった場合は、業者に故障していないかチェックしてもらいましょう。
③調理器具を置いても作動しない
調理器具を置いても作動しない場合は、IHヒーター内部のセンサーが故障している恐れもあります。
センサーの故障かどうか確かめるためには、ほかの調理器具でも試してみると良いでしょう。
また、同じように作動しなければ、耐用年数が超えていないかチェックしてください。
調理器具を置いても作動しないのであれば、IHヒーターの寿命が関係していることも考えられます。
IHヒーターの修理を業者に依頼する際の費用相場
IHヒーターの修理を業者に依頼する際の費用相場は、次の通りです。
トラブルの症状 | 修理費用の相場 |
---|---|
電源が入らない | 1〜5万円 |
加熱できない | 1〜5万円 |
チッププレートが割れた | 2〜5万円 |
ボタンが点灯しない | 1〜4万円 |
費用相場はあくまで目安のため、業者に修理を依頼する際は、必ず見積もりを取って料金を確認しましょう。
修理箇所が多かったり、耐用年数を過ぎていたりしている場合は、IHヒーター自体を交換した方がお得な可能性もあります。
>> リフォーム/リノベーションの見積もり時の重要ポイントとは?
業者に修理を依頼する時は、複数から見積もりを取ってもらい、料金を比較してから決めましょう。
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IHヒーターがつかないことに関するよくある2つの質問
IHヒーターがつかないことに関するよくある質問は、次の2つです。
それぞれわかりやすく回答しているので、ぜひご覧ください。
①賃貸でIHヒーターが故障した場合の費用負担はどうなりますか?
賃貸物件に備え付けのIHヒーターが故障した場合の修理費用は、原則管理会社や大家さんの負担です。
通常通りに使用して故障したのであれば、貸主であるご自身が負担することはありません。
ただし、ご自身で故意に壊した場合は、費用負担が発生する恐れもあります。
不安な方は一度契約書を確認して、費用負担に関する詳細や責任の所在を見ておきましょう。
②IHヒーターからカチカチ音がするのは故障ですか?
IHヒーターからカチカチ音がする場合は、次のような原因が考えられます。
いずれの原因も故障しているわけではなく一時的な現象のため、特に心配する必要はありません。
ただし、異音が気になる場合は、IHヒーターのメーカーに問い合わせて相談すると良いでしょう。
IHヒーターがつかない時は早めに対応しよう!
今回は、IHヒーターがつかない原因と対策6選を解説しました。
IHヒーターがつかない原因は故障だけではなく、ちょっとした操作ミスの場合もあります。
そのため、まずは考えられる原因を一つひとつ解消することが大切でしょう。
それでも直らない場合は故障や寿命の恐れがあるため、ご自身では直せない可能性が高いです。
その際は、IHヒーターの修理を業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼する際は、必ず相見積もりをして、お得に修理してくれる業者を見つけましょう。
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