書斎に必要なスペースの目安
コンパクトなデスクと椅子を置くだけなら、1畳程度のスペースでも書斎を作れます。
1畳は小さなスペースですが、ノートパソコンを使ったり、本を読んだりするだけであれば十分な広さです。
また、リビングや寝室の一角を利用して書斎にすることもできます。
モニターを多く使う場合や収納を充実させたい場合は、2畳以上あると作業しやすいでしょう。
書斎リフォームのタイプ
書斎のリフォームを検討する際にはまず、今の家の間取りも考えて、理想的な書斎をイメージしましょう。
ここでは、3つのタイプを例に挙げてご紹介します。
個室型の書斎
憧れるのは、昔ながらのクラシックな書斎や、1人の時間を大切にできるような空間ではないでしょうか。
1部屋を増設するリフォームとなると大掛かりな気がするかもしれませんが、書斎は2、3畳位の狭さでも良いもの。
使っていない押入れやベランダを、思い切って書斎にリフォームする方も多くいます。
写真はレトロな雰囲気の少しカジュアルな書斎です。
机の前の本棚と、一人掛けのシンプルなチェアが素敵ですね。
ところどころにセンスの良い小物が飾られていて、味のある空間になっています。
ギターなどの楽器を置いて、趣味を楽しむスペースとして書斎を活用してみるのも良いですね。
空間を仕切ったオープン型の書斎
一つの独立した部屋を書斎として持つのはなかなか難しい場合もありますよね。
リビングなど広めのお部屋に背の高い本棚を間仕切りとして使い、書斎を作ることもできます。
机と椅子を置くスペース、そしてコンセントさえあれば立派な書斎になります。
リビングに机を置くだけというのとは違い、空間が仕切られているのでプライバシーも、ある程度確保できます。
お部屋にこんなスペースがあったら素敵ですね。
リビングなどのコーナーを活用した書斎
リビングや廊下の突き当たりなど、部屋になっていないスペースを利用して書斎にすることもできます。
壁を利用して棚を作り、机と椅子を置くとこちらのような立派な書斎ができます。
階段の下や、キッチンのすぐ側など、 家の中のデッドスペースにカウンターを増設するだけなので、比較的お手頃です。
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書斎の広さ別レイアウトの特徴
ここでは、1~5畳以上の広さ別に書斎のレイアウトの特徴を説明します。
● 1畳の書斎
● 2畳の書斎
● 3畳の書斎
● 4畳の書斎
● 5畳以上の書斎
1畳の書斎
1畳の書斎は、パソコンを使えるデスクと椅子を置くだけなら十分な広さです。
卓上ラックを設置すれば、プリンターや資料も置けます。
デスクと反対側の壁に本棚の設置も可能です。
しかし、椅子を引くスペースが狭くなるので作業中に不便を感じるかもしれません。
1畳なら狭い分掃除も簡単なので、作業にしっかり集中したい方におすすめですよ。
2畳の書斎
2畳の広さがあれば、本棚や収納を置くスペースも十分にあります。
奥行きのあるデスクも設置できるので、大きめのモニターを使った作業もできます。
デスクはL型がおすすめです。
下に収納を設置でき、かつ作業スペースもしっかり確保できます。
モニターを使って作業したい場合や、資料を多く使う場合は2畳以上を目安にしましょう。
3畳の書斎
3畳になると、大きめのデスクを設置した2人分の使用スペースが、十分できます。
大型の本棚も設置できるため、仕事の資料以外に趣味の本なども入れられるでしょう。
デスクを入口に向かって設置し、壁を背中側にするレイアウトも可能です。
仕事中、家族が書斎に入ってきても、画面を見られたり、オンライン会議に映ったりする心配がなくなります
。
4畳の書斎
4畳の書斎では、仕事用デスク以外にソファーやコーヒーテーブルなどを置くスペースも作れます。
仕事の合間にリラックスできる空間も併設できるので、在宅で仕事をする時間が長い人も快適に作業ができるでしょう。
休日には家族と一緒にのんびり読書も可能です。
広めの空間のため、デスクを設置する際は、コンセントが遠くならないように配慮しましょう。
5畳以上の書斎
5畳以上の書斎はスペースに余裕があるので、趣味の部屋との兼用がおすすめです。
引き戸やカーテンで仕事用のスペースと趣味のスペースを区切っても、圧迫感がありません。
ランニングマシンやベンチプレスなどを入れて、トレーニングルームとの兼用も可能です。
どのような使い方をしたいか、具体的にイメージしながらレイアウトを決めましょう。
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書斎を作った方のこだわりポイント動画4選
実際に書斎を新設・リフォームした方の事例を動画付きで4つご紹介します。
理想的な書斎のレイアウトやイメージへ、ぜひ参考にしてくださいね。
夫婦それぞれの書斎をリフォーム
奥様用の書斎は、リビングに面した位置にあります。
お子さんが大きくなった際に、リビング学習のスペースとしても使用できるよう、横長に設計しています。
旦那様用の書斎は、室内窓を設置することで狭いスペースでも圧迫感なく集中できる空間に仕上げています。
仕事の息抜きに運動ができる書斎
書斎の天井に、身長に合わせた高さのうんていを設置しています。
書斎という仕事がメインの空間にも、遊び心をもたせた工夫ができるのが、リフォームならではの強みです。
開放感のある窓が素敵な書斎
リフォーム前は狭い間取りでしたが、元々あった壁の形を変えることで、窓まで取り込んだスペースに書斎を作りました。
ソファや棚、室内窓を設置することで、開放的で集中できる空間ができました。
古民家の窓辺スペースの書斎
廊下沿いの大きな窓辺に、横並びで机と椅子を置くことでご夫婦のワークスペースを作っています。
真ん中には観葉植物で間仕切りを作っており、また外の景色を眺めることで、疲れた目を休める癒しの空間にもできます。
書斎リフォームの費用相場
書斎リフォームは、リビングなどの片隅にカウンターを設置するだけで良いなら8~15万円程で施工できます。
また、間仕切り壁を作る工事の場合は、15~20万円程でリフォームできるでしょう。
階段の踊り場を活用する場合は、スタンド電気やパソコン用の電源工事も必要になる場合があるため、トータルで15~30万円はかかると考えておいたほうが良いでしょう。
不要な押入れやクローゼットを個室型の書斎にリフォームする場合の費用は、40万円前後と考えておきましょう。
なお、独立した本格的な部屋にするなら、100万円以上かかるケースもあるのでリフォーム会社とよく相談してからプランを決めてくださいね。
書斎リフォームの注意点
ここでは、書斎をリフォームする際の注意することをご紹介します。
注意することは下記の3つが挙げられます。
● 空調設備に配慮
● 落ち着く空間であるか
● パソコンや電気スタンドの位置を考える
空調設備に配慮
書斎のリフォームでは、「長居はしないと思って空調の環境を考慮しなかった」という失敗例が非常に多いです。
特に窓がない個室型の書斎は、暑くなりやすいため熱中症など気をつけてください。
エアコンや換気扇も設置しておくと無難です。
落ち着く空間であるか
狭いスペースに書斎を作る時、席が壁に向かうか、窓に向かうか、あるいは端っこにあるかどうか、人によって落ち着く場所のや感じ方は異なります。
壁の圧迫感が苦手な方もいれば、窓から見える景色が気になってしまうという方もいます。
また、個室タイプよりオープンタイプのほうが風通しが良いと思う方もいるでしょう。
自分が本当に落ち着いて過ごせるレイアウトはどのようなものか、しっかり考えてからリフォームを実施しましょう。
パソコンや電気スタンドの位置を考える
空調設備の増設が不要な書斎であっても、パソコンや電気スタンド用のコンセントは必ず使います。
先に机を置く位置を決めておき、必要であれば電源工事も一緒に行いましょう。
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書斎のおしゃれなリフォームレイアウト事例7選
ここからは、書斎のおしゃれなリフォームレイアウトを7つご紹介します。
書斎のレイアウトや雰囲気の参考にしてみてください。
事例1:格子と建具を利用してリビングと書斎スペースを調和
住宅の種類 | 一戸建て |
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築年数 | 50年 |
施工日数 | 60日間 ※他のリフォーム箇所含む。 |
リフォーム費用概算 | 約1,600万円 ※他のリフォーム箇所の費用を含む。 |
築50年のご自宅のリフォームを機に、リビングに書斎を設置した事例です。
奥様が落ち着いてお仕事ができ、かつご主人がリラックスして過ごせるよう、格子や建具で開放感と適度な距離感のあるスペースに仕上げました。
書斎の本棚はリビングのおしゃれなインテリアにもなっています。
>> この事例の詳細を見る事例2:天井裏に書斎を新設
住宅の種類 | 一戸建て |
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築年数 | 13年 |
施工日数 | 15日間 |
リフォーム費用概算 | 約180万円 |
天井裏のスペースを利用して書斎を作った事例です。
デスクは造作カウンターにすることですっきりとした印象に仕上げました。
天井裏は日光により暑くなることもあるため、開口部も設けています。
>> この事例の詳細を見る事例3:リビングを増設して書斎とサンルームを設置
住宅の種類 | 一戸建て |
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築年数 | 8年 |
施工日数 | 30日間 ※他のリフォーム箇所含む。 |
リフォーム費用概算 | - |
リビングを増築し、書斎とサンルームを設置した事例です。
デスクの上に収納棚をつくることでスペースを有効活用し、窓もあるため開放感のあるスペースになっています。
事例4:地下駐車場を改装して寝室兼書斎を実現
住宅の種類 | 一戸建て |
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築年数 | - |
施工日数 | 30日間 |
リフォーム費用概算 | 約231万円 |
地下駐車場の一部を改造し、書斎兼寝室をつくった実例です。
11.5帖の広々としたスペースのため、作業スペースとリラックスするスペースとをしっかり分けて使用できます。
事例5:和室の押入れを書斎にリフォーム
住宅の種類 | マンション・アパート |
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築年数 | 21年 |
施工日数 | - |
リフォーム費用概算 | 約980万円 ※他のリフォーム箇所の費用含む。 |
和室の押入れを書斎へとリフォームした事例です。
お子様も並んで宿題ができるよう、幅広のデスクを設置しました。
ビングとの仕切りには一部透明なポリカーボネートを利用し、書斎にいても家族とのつながりを感じられるよう工夫しています。
>> この事例の詳細を見る事例6:母屋の庭に書斎を新築
住宅の種類 | 一戸建て |
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築年数 | - |
施工日数 | 80日間 |
リフォーム費用概算 | 約410万円 |
既存の母屋の庭に3坪の書斎を新築した事例です。
壁一面に棚を作ることで、小さなスペースでも大量の資料を保管できるようになっています。
事例7:リビングの隣に広い本棚と書斎を設置
住宅の種類 | マンション・アパート |
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築年数 | 38年 |
施工日数 | 45日間 ※他のリフォーム箇所含む。 |
リフォーム費用概算 | 約540万円 ※他のリフォーム箇所の費用含む。 |
キッズスペース・リビング・書斎が一体になっている事例です。
集中したい時ときは引き戸を閉めて完全個室のワークスペースにできます。
引き戸を開けている時ときは、書斎の本棚がリビングのおしゃれなアクセントになっています。
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書斎のスペースや目的に合わせておしゃれにレイアウトをしよう
書斎は1畳程のスペースがあれば作成できます。
パソコンや電気スタンドをどこに置くか考えながらレイアウトを決定しましょう。
デスクは壁に向けて置くレイアウトが多いですが、3畳以上のスペースがあれば壁を背中にするレイアウトも可能です。
「リビングとのつながりを感じられる書斎にしたい」「趣味の部屋と兼用したい」など、希望を施工業者に相談しながらレイアウトを考えてみてくださいね。
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【この記事のまとめ&ポイント!】
書斎のリフォームにかかる費用は、いくらでしょうか? |
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設置の仕方や施工方法によっては、8~40万円前後でリフォームできます。 独立したスペースに本格的な書斎を設置する場合には、100万円以上かかるケースもあります(詳しくは、こちら)。 |
書斎をリフォームする際のポイントや注意点を教えてください。 |
「空調設備に配慮すること」や「パソコン・電気スタンドの位置を考えること」などです(詳細は、こちら)。 |
書斎のレイアウトの参考になる、実例を見たいです。 |
当サービス『リショップナビ』の加盟業者が施工した例をこちらに掲載しています。 実際にかかった費用なども参考にしてくださいね。 |
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