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※2021年2月リフォーム産業新聞より

新築や注文住宅でビルトインガレージを設置する費用

新築や注文住宅でビルトインガレージを設置する費用

更新日:

ビルトインガレージを新築・注文住宅に設ける費用の相場は、車1台分で200〜400万円、車2台分では400〜800万円となるのが一般的です。 必須工事と後付けの優先順位を付けるほか、複数社からの相見積もりを取得することで、初期費用を抑えることも可能です。 本記事では、新築や注文住宅でビルトインガレージを設置する費用とそれらの内訳、費用を抑える方法や、施工する前に知っておきたい注意点について解説します。

目次

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ビルトインガレージ単体の坪単価・費用相場

新築や注文住宅を建てる際に、ビルトインガレージを設置する費用は、ガレージの広さ(駐車台数)や住宅の構造によって変動します。

ビルトインガレージ単体の坪単価は、1坪あたり50〜80万円程度となるのが一般的です。

ビルトインガレージの費用相場は、駐車する車の台数に応じて次のように変動します。

車1台分の費用

200〜400万円

車2台分の費用

400〜800万円

※車1台分の必要な面積を4〜5坪、車2台分ではその倍と仮定して算出

なお、ビルトインガレージは家と一体化しているため、単体での費用の切り出しが難しく、上記の費用はあくまで目安となります。

実際には新築や注文住宅全体の設計・構造と合わせて、見積もりを取ることが必須です。

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ビルトインガレージの設置工事の内訳

車1台分の費用200〜400万円を、ビルトインガレージの設置工事の目安費用としてご紹介しました。

これらの費用の内訳は次の通りです。

  1. 基礎・躯体補強工事費
  2. シャッター本体の費用
  3. 電気・換気・排水設備
  4. 床仕上げの費用

それぞれ具体的に解説しますね。

基礎・躯体の補強工事費など:100〜200万円

ビルトインガレージの設置には、100〜200万円程度の「基礎・躯体の補強工事費」が必要で、内訳はそれぞれ次の通りです。

工事項目

費用目安

備考

基礎工事
(ベタ基礎・標準)

30〜60万円

車1台用・約15㎡の独立ガレージ相当

深基礎
(標準より15~20cm深掘り)

10〜30万円

ビルトインガレージが土間床が地面より低くなるため必須

掘削・残土処分

5〜20万円

掘削量・搬出距離で変動

土間コンクリート打設
(約15〜20㎡)

20〜30万円

1㎡あたり1〜1.2万円が相場

躯体補強・構造計算費

30〜50万円

1階に大開口部ができるため壁量不足対策が必要

防水処理
(礎外周・止水)

5〜15万円

土間が地面より低くなるため浸水対策が必要

※1台分のビルトインガレージを設置すると仮定して算出

通常の住宅は1階に壁や柱が均等に配置されていて、建物全体の重さをバランスよく支えていますが、ビルトインガレージを作ると、1階の一角に「車が出入りするための大きな開口部」が生まれます。

これらへ対応するため、基礎・躯体の補強工事が必要となります。

ガレージシャッターの費用:20〜80万円以上

ビルトインガレージに使用するシャッターに関しても、次のように、特徴や機能に応じて20〜80万円以上の費用がかかります。

種類

費用目安(本体+工事費)

特徴

手動(巻き上げ式)

20〜30万円

最も安価だが、開閉時の音が大きく、予算を抑えたい方向け

電動(巻き上げ式)

40〜60万円

リモコン操作で車内から開閉可能な、最もポピュラーなシャッター

電動(オーバースライダー式)

60〜80万円以上

静音かつ、シャッターが天井沿いに収納されるため、すっきりした見た目

使い勝手や機能性が高まるほど、ガレージシャッターの金額も高額になるため、機能性と費用のバランスを考えておきましょう。

電気・換気・排水設備:15〜55万円程度

次の通り、ビルトインガレージ内の電気・換気・排水といった各設備の設置費用が15〜55万円程度かかります。

項目

費用目安

備考

電気配線・コンセントの設置・増設

5〜10万円

コンセント数によって変動する

換気設備

5〜20万円

建築基準法上、ガレージへの換気設備設置は義務となる

排水設備

5〜25万円

洗車することを想定して設計に組み込む必要がある

いずれの設備も後から追加する場合、大規模な改修が必要になり費用が高額になる恐れがあるため、必ず設計・計画段階で予算に組み込むようにしましょう。

床仕上げの費用:5〜32万円程度

ビルトインガレージの床仕上げの費用は次の通りで、5〜32万円程度の費用がかかります。

仕上げ種類

工事費用

耐用年数の目安

特徴

コンクリート打設

13〜20万円

20〜30年

最もスタンダードでコスパが高い

エポキシ塗装

6〜12万円

5〜10年

防塵・耐油性が高い

エポキシ塗装

12〜20万円

10〜15年

耐摩耗性・耐薬品性がさらに高い

ウレタン塗装

6〜14万円

5〜10年

柔軟性・防水性に優れる

ガレージの床はコンクリート素地のままでも使用できますが、車の出入りを繰り返すうちにタイヤ痕や粉塵が発生し、オイルが染み込むと除去が非常に困難になります。 

また、何もしなければ雨水や摩耗によって徐々に劣化が進み、ひび割れや汚れが蓄積していきます。 

エポキシ・ウレタン塗装などの床仕上げを施すことで耐油性・耐水性・耐摩耗性を確保でき、汚れが付いていない新築時に施工しておくことで、きれいな状態を長期間維持しやすくなるのです。

機能性と費用のバランスが大切

新築や注文住宅を建てる際のビルトインガレージを設置費用は、見積もりを取得するまで正確には把握できません。

そのため、あらかじめどういったビルトインガレージにしたいかを計画し、求める機能と費用のバランスを考えておくことが大切です。

また、ご自身で計画を立てるのが難しい場合は、ビルトインガレージの設置に詳しい施工会社と事前に相談するのもおすすめです。

リフォームのご要望やご予算に応じて、アドバイスをもらいながら計画を立てることが可能ですよ。

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リフォーム費用の賢い抑え方

次に紹介する方法でビルトインガレージの設置にかかる初期費用を抑えられる場合があります。

必須工事と後付けの優先順位を付ける

「新築時に必ず決めなければならないもの」と「後から追加できるもの」を明確に区別することで、ビルトインガレージの設置にかかる初期費用を抑えることが可能です。

基礎・躯体補強・換気設備・排水設備・電気の配管といった構造や配管に関わる工事は、壁や床が仕上がった後では大規模な改修が必要になるため、必ず新築時に設計に組み込む必要があります。

一方、床の塗装仕上げ・照明のグレードアップ・スポットライトの追加・収納棚の設置といった設備は、入居後に予算が整ってから後付けすることが可能です。

「今すぐ必要か・後から対応できるか」を軸に優先順位を整理することで、初期費用を抑えながら将来の拡張性も確保できます。

複数社からの見積もりで金額を比較する

ビルトインガレージの工事費は、同じ仕様でも施工会社によって大きく異なっており、最低でも3社以上から見積もりを取ることが鉄則です。

その理由としてそのリフォームの適正価格を知ることで、極端に安価・高額な施工会社に依頼をする可能性を減らせるからです。

見積の際は、基礎工事・躯体補強・シャッター・設備工事・床仕上げといった項目ごとに金額が明示されているかを確認し、項目が曖昧な一式見積もりには注意が必要しましょう。

また、住宅本体を依頼するハウスメーカーや工務店だけでなく、ガレージ専門の外構業者にも声をかけることで、比較の幅が広がります。

見積もりを複数取ることは、適正価格の把握と同時に、各社の提案力や対応の丁寧さを見極める機会にもなります。

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ビルトインガレージの設置に伴う注意点

新築や注文住宅を建てる際のビルトインガレージを設置する際は、次のような点に留意しておきましょう。

換気不足による排気ガスの問題

ビルトインガレージは住宅と一体化しているため、換気が不十分な場合、エンジンの排気ガスや揮発したガソリン臭が居住スペースに流れ込む恐れがあります。

密閉空間での排気ガスの蓄積は命に関わるリスクがあり、ガソリン臭の滞留は引火の危険にもつながります。

建築基準法第111条により、自動車車庫への換気設備の設置は義務付けられており、省略することはできません。

換気ダクトの配管は壁・天井の仕上げ前に計画する必要があるため、必ず設計の段階で組み込んでおきましょう。

間取りの変更が難しくなる

ビルトインガレージは建物の構造体と一体化しているため、完成後に壁を追加したり開口部を塞いだりといった、間取りの大きな変更が非常に難しくなります。

そのため、設計段階で将来を見据えた計画を立てることが重要で、特に以下の3点は後悔しやすいポイントとして多く挙げられています。

<1. 車のサイズ変更
コンパクトカーからSUVやミニバンへの買い替えでガレージに入らなくなるケースがあります。
現在の車より一回り大きいサイズを基準に、幅・奥行き・高さに余裕を持たせた設計にしておくことが賢明です。

<2. 老後の動線>
1階がガレージ・2階以上が居住スペースという構造の場合、毎日の階段移動が老後の負担になります。
将来のエレベーター設置スペースの確保も視野に入れておくとよいでしょう。

<3. 居住面積の圧迫>
ガレージが1階面積を占めることで居住スペースが削られるため、家族構成の変化も踏まえた上で全体の広さバランスを検討することが大切です。

ガレージが1階面積を占めることで居住スペースが削られるため、家族構成の変化も踏まえた上で全体の広さバランスを検討することが大切です。

固定資産税の課税対象になる

固定資産税は地方税法によって定められており、屋根・3方向以上の壁・基礎による固定という条件を満たすビルトインガレージは、原則として課税対象になります。

税額の目安はガレージ部分の建築費300万円の場合で年間約2万円前後ですが、電動シャッターなど設備のグレードが上がるほど評価額も上がる可能性があります。

なお、新築住宅は完成から3年間、固定資産税が1/2に減額される特例があり、詳細な税額は自治体によって異なるため、着工前に管轄の市区町村に確認しておくことをおすすめします。

耐震性・建物強度への影響も考慮する

ビルトインガレージを設けると、車の出入りのために1階に大きな開口部が生まれます。

その部分には柱や筋交いといった耐力壁を配置できないため、建物を支える壁量が少なくなり、地震時に揺れやねじれが生じやすくなります。

ただし、構造計算の実施、SE構法や重量鉄骨の採用、シンプルな整形の間取りにするといった工夫で、十分な耐震性を確保することは可能です。

施工実績が豊富なハウスメーカー・工務店に相談し、設計段階でしっかりと構造計画を立てることが重要です。

新築・注文住宅の実績が豊富な 工務店にビルトインガレージの相談をする無料リフォーム会社一括見積もり依頼

ビルトインガレージの設置は『リショップナビ』へご相談

ビルトインガレージの設置には、設計段階から将来性や拡張性を意識して、しっかりとした計画を立てることが重要です。

そのためには施工実績が豊富なハウスメーカー・工務店と相談し、ご予算やご希望に応じた緻密なプランニングが必要となります。

当サービス『リショップナビ』では、新築・注文住宅へのビルトインガレージの設置工事に詳しい施工会社から、一括で無料の見積もりが取得可能です。

ビルトインガレージの設置を検討されていましたら、ぜひご活用ください。

ビルトインガレージの設置に詳しい 施工会社から相見積もりを取得する無料リフォーム会社一括見積もり依頼

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