浴室タイルの補修・張り替えの費用相場は?

更新日:2025年01月16日

浴室タイルの補修・張り替えの費用相場は?

浴室タイルの部分補修費用は、目地補修なら2万円以上、ひび割れの補修なら3万円以上はかかるとされています。また、一部分の張り替えは3万円~、全面張り替えは床のタイルで6万円~、壁のタイルで10万円~が費用相場となっています。
本記事では、そうした費用相場に加えて、補修か張り替えかの判断方法やタイルを選ぶ際のポイントについてもご紹介します。

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浴室タイルの不具合をそのままにすると? 壁や床の内部へ水漏れ 建物の基礎部分を劣化させる

浴室タイルの欠けやひび割れ、浴槽とタイルの間のすきまなどを発見したら、早めの対処が必要です。

不具合のままにしてしまうと、壁や床の内部へ水漏れする危険性があります。

壁・床の下地が傷むだけではなく、柱・床下の根太といった建物の基礎部分を劣化させるおそれもあります。

タイルの補修や張り替えは、早急に対応すれば費用を抑えられるケースが多いです。

浴室のタイルのトラブルを見つけたら、すみやかにリフォーム会社へ相談しましょう。

>> 浴室タイルのリフォームのタイミングは?

補修か張り替えかの判断

浴室タイルの部分補修・張り替えの判断は、次の表を参考にしてください。

部分補修 ● タイルの目地の汚れや劣化
(市販の目地補修材で処置)

● 壁・床のタイルと浴槽のすきま
(コーキングで補修)

● 一部タイルの表面の欠け、ひび割れ
張り替え
(部分・全面)
● タイルが浮いている状態が目立つ
(タイルがはがれる前兆)

● 下地のひび割れ

タイルだけではなく、下地までひび割れしているときは、一時的な補修作業ではカバーできません。

先述した通り、壁や床の内部まで水が浸入してしまうことがあり、放置期間が長い場合、下地の劣化も考えられます。

バスルーム全体のリフォームが必要になるケースもあるため、浴室のリフォームができる会社に修理を依頼してください。

タイル自体の劣化が気になる際にも、張り替えリフォームの検討をおすすめします。

タイルの張り替え作業では既存のタイルをはがすため、水栓や浴槽なども全体的に交換するのが一般的です。

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タイル補修の方法

タイル補修の方法は、次の通りです。

ひび割れたタイルの補修 ● タイルのカラーと合う
エポキシ系の接着剤を使用

● エポキシ系接着剤の
主剤と硬化剤をよく混ぜた後に
ヘラですり込む

● はみ出してしまった場合は
接着剤が固まる前に拭き取る
目地の割れ・浮き ● マイナスドライバーなどで
該当箇所をかき取り、
タイル用目地セメントを注入

● セメントがはみ出している部分は拭き取る
タイルと浴槽のすきまを埋める ● コーキング剤で補填

>> コーキングガンって何?用途と目的別の選び方を解説

タイル補修の費用相場

浴室タイル補修の費用相場は? ● 目地補修       2万円~  ● ひび割れ補修       3万円~

タイルの部分補修費用は、目地補修なら2万円以上、ひび割れの補修なら3万円以上はかかると考えておきましょう。

リフォーム会社に補修を依頼する場合、人件費なども発生するため、さらに費用が掛かる可能性があります。

工期は劣化具合によって変わりますが、1~2日程度です。

タイル補修の予算や工期を知りたい方は、まず業者に相談してみましょう。

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タイル張り替えの方法

タイル張り替えの方法と注意点は、次の通りです。

部分的に張り替え ● タイルと目地をはがして平らにし、
接着剤を使用してタイルを張り直す
注意点 ● 同一のタイル材を探すのが難しい

● 周囲のタイルが劣化しているため、
色の差が気になる

部分的にタイルを張り替えても、数年後に再度リフォームが必要になるケースがあるため、浴室全体のリフォームを提案する施工会社が多いでしょう。

タイル張り替えの費用相場

タイル張り替えの費用相場は、次の通りです。

一部の張り替え ● 3万円~
全面張り替え
(0.75坪の浴室)
● 床のタイル6万円~

● 壁のタイル10万円~

タイル材や下地の劣化具合によって、金額は変動します。

モザイクタイルなら、費用を抑えやすいでしょう。

工事期間は2〜3日です。

浴室のタイル張り替えはDIYでもできる?

浴室の床や壁のタイルを一部だけ補修したい場合、DIYで安く済ませたい方もいらっしゃるでしょう。

DIYでタイルを補修する方法は、次の通りです。

お悩み DIYでの補修方法 注意点
目地の劣化・
汚れの目立ちが気になる
● カビ防止のためにも、
市販の目地補修剤で
メンテナンスする
● 補修剤のカラーを
タイルと合わせるのが難しい
タイルの張り替えをしたい 1. 既存のタイルを割ってはがし、
下地の表面をならすなどの
下処理をしてから
新しいタイル材を張る

2. 接着剤をつける前に、
目地が均等になるように
タイルを並べる

3. 問題なければ
タイルの裏に接着剤を塗り、
押さえつけるようにしながら
一枚ずつ貼る

4. 最後に目地材を注入
● DIY初心者では難易度が高い

● 端の方のタイルも
張り替えたい場合、
サイズの調整が非常に難しい

床のタイルを張り替える場合、既存のタイルをはがすときにうっかり防水加工された箇所を切ってしまうと、床下・階下へ水漏れが起きてしまいます。

タイルを割ってはがすこと自体も大変で、失敗して防水部分まで傷つけてしまう危険性を考えると、DIYはおすすめできません。

特に集合住宅の場合、下の階の居住者に迷惑がかかってしまうので、ご自身で直すのではなく、プロにまかせましょう。

>> DIYで浴室リフォームはどこまでできる?

タイルを選ぶポイント

浴室タイル選びで気を付けること ● 吸水性が低く、 汚れが付きにくいもの ● 寒冷地域は 耐冷害使用を採用する ● 冷えにくく、滑りにくい 材質をえらぶ ● 壁と床のカラーは、 単色or同系色で統一する 壁タイル 床タイル

浴室のタイルを張り替える際には、日々のお手入れや使い心地のことを考慮しながら選択しましょう。

浴室壁タイルを選ぶ場合

浴室の壁のタイルは、吸水性が低く、水垢やカビなどの汚れが付着しにくい、掃除しやすい素材を選びましょう。

特に、表面がツルッとしている釉薬を使ったタイルや、目地が少ない大判のタイルがおすすめです。

夜に水が凍ってしまうほど寒い地域の場合は、耐凍害仕様のタイルを採用すると、凍結対策になります。

浴室床タイルを選ぶ場合

浴室の床は素足で触れるため、冷えにくく、すべりにくい材質のものを選ぶ必要があります。

水に濡れてしまう浴室では、高齢の方やお子さんの転倒事故も多いです。

タイルには「適正表示」というものがあるので、浴室向きの床材であるかを事前に必ず確認しておきましょう。

冬でも冷えにくいタイル材もあるので、ヒートショック対策としても取り入れることをおすすめします。

浴室の壁と床のカラーは、単色か同系色で統一すると落ち着いた空間になります。

壁と床に異なる色を使う場合には、床タイルを壁タイルよりも暗いトーンにしておくと、全体がまとまるでしょう。

>> お風呂リフォームで失敗しないポイント!
>> TOTO「サザナ」の人気色|失敗しない色の組み合わせを解説

浴室タイルをリフォームして快適な浴室にしよう

タイルを適切に直すことで、浴室全体の耐久性が大きく変わります。

また張り替えの際には、使いやすい素材を採用したいですね。

浴室タイルをリフォームする際は、複数の施工会社に相談し、適切な工法や材質を提案してくれる業者に依頼しましょう。

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【この記事の要点まとめ◎】

浴室のタイルの汚れや劣化が目立つ場合は「補修」か「張り替え」か、どちらの方法が最適?
「タイルの目地の汚れや劣化が気になる場合」や「壁・床のタイルと浴槽との間にすきまがある場合」などは補修作業だけで済む可能性があります。

「タイルが浮いている状態が目立つ場合」や「タイル自体の劣化が気になる際」は、早めに張り替えることをおすすめします。

「下地まで劣化しているとき」は、壁材や床材を一度はがして浴室全体をリフォームしなくてはいけないケースもあります。
詳しくは、こちら
浴室のタイルを補修する際にかかる費用は?
タイルを部分的に補修する際は、2〜3万円以上かかると考えておきましょう。
浴室のタイルを張り替える際にかかる費用は?
タイル数枚を張り替える場合のコストは、3万円以上です。
0.75坪(一般的な住宅の浴室の大きさ)のお風呂のタイルを全面張り替える場合は、床のタイルであれば6万円位、壁のタイルですと10万円位の費用がかかります。

なお、使うタイル材や下地の劣化具合によって、金額は変動します。
詳細は、こちら
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