【2025年】洗面台リフォームに利用できる補助金制度の例
洗面台リフォームでは、条件を満たすことで補助金(助成金)制度を活用できる可能性があります。
洗面台の場合は、主に介護を目的としたバリアフリーリフォームが対象とされやすいです。
現在、国が実施する補助金制度を次の一覧にまとめました。
(※次の内容は、2025年3月時点の情報をもとに記載しております。)
制度名 | 対象の地域 | 補助金額 |
---|---|---|
子育てグリーン 住宅支援事業 |
全国 | ● 上限40or60万円/戸 |
介護保険 | 全国 | ● 上限20万円/戸 |
長期優良住宅化 リフォーム推進事業 |
全国 | ● 上限80~210万円/戸 |
各制度の内容について、以下で解説します。
子育てグリーン住宅支援事業

「子育てグリーン住宅支援事業」は、リフォームの場合子育て世帯を含めた全世帯の方が、補助対象となる事業です。
条件を満たした対象の省エネリフォームをする際、費用の一部を補助します。
洗面台では、蛇口を節湯水栓タイプに変更したり、バリアフリー対応のため手すりの設置や出入り口の段差を解消したりする工事が対象になりやすいでしょう。
補助金額 | ● 上限40or60万円/戸とする、次の金額を補助 (※上限金額は必須リフォームを2つor3つ 実施することで金額変動) ● 蛇口を節湯水栓タイプに変更する(必須) 6千円/台 ● 手すりの設置(任意) 6千円/台 ● 出入り口などの段差を解消(任意) 7千円/台(任意) |
---|---|
補助対象の条件 | ● 2024年11月22日以降に着手する 洗面台リフォーム ● 洗面台リフォームする住宅に住んでいる方 ● 管理組合、管理組合法人も対象 ● 必須リフォームを2つor3つと一緒に リフォームする場合、任意のリフォームも 補助対象 ● 補助金額の合計が5万円以上で申請可能 |
補助金申請の 受付期間 |
● 申請の予約=2025年4月14日~11月14日まで ● 本申請=2025年4月14日~12月31日まで (※上記は、予算上限に達し次第、期間内であっても 受付終了する場合あり) |
※出典:「子育てグリーン住宅支援事業公式ウェブサイト」(国土交通省)を加工して作成。
洗面台リフォームのみだと、条件とされている補助金の合計が5万円に達しないので、ほかの対象とされているリフォームも検討している場合だと活用しやすいです。
介護保険

「介護保険」を利用して住宅をバリアフリーリフォームした場合、条件を満たすことで工事費用の一部に対する助成が受けられることがあります。
洗面台で利用する場合は、手すりの設置や段差の解消などの工事が対象とされています。
また、事前にケアマネジャーとバリアフリーリフォームをする箇所や内容を相談し、申請に必要な書類を作成してもらう必要があります。
補助金額 | ● 上限20万円/戸 ● 年齢や所得に応じて1~3割の自己負担あり (例:工事費用が20万円の場合、自己負担が 1割の場合は18万円、2割は16万円、3割は14万円が支給) |
---|---|
補助対象の条件 | ● 要介護、要支援の認定を受けた方 ● 上記の方が住んでいる住宅 |
補助金申請の 受付期間 |
● 随時 (※申請の前に、ケアマネジャーまたは自治体の 介護窓口への相談が必要) |
※出典:「介護保険における住宅改修」(国土交通省)を加工して作成。
補助金の申請をする際に、提出に必要な書類は自治体ごとに異なります。
利用を検討されている方は、必要な書類もあわせて確認しましょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、お住まいを長期的かつ快適に利用できるように性能を向上するリフォームに対して、補助する制度です。
洗面台のリフォームでは、バリアフリー対応のための洗面所の床面積拡張や間取り変更、いすや車いすに座りながら利用できるタイプの洗面台の設置が対象とされています。
(※上記の工事は、耐震性、劣化対策、省エネ性向上の必須リフォームと一緒に行う場合、補助対象となる可能性があります。)
補助金額 | ● 上限80~210万円/戸 (※リフォーム内容に応じて、上限金額は変動あり) |
---|---|
補助対象の条件 | ● リフォーム前に、インスペクションと 維持保全計画の作成をすること ● 階段を除いた1つの階の床面積が40㎡以上、 かつ延べ面積が55㎡以上あり、リフォーム前後 ともに延べ面積の半分以上が住宅であること ● リフォーム工事が住宅の性能を高めるもの、 三世代同居向け、子育て世帯向け、防災・ レジリエンス向上のいずれかに当てはまること (※耐震性、劣化対策、省エネ性の 3つの性能向上リフォームは必須) ● リフォーム後の住宅性能が、 一定の基準を満たしていること |
補助金申請の 受付期間 |
2024年5月13日~2025年1月31日まで (※2025年度の実施については、現在未発表) |
※出典:「長期優良住宅化リフォーム推進事業に関する説明資料」(国土交通省)を加工して作成。
自治体の補助金制度も利用できる場合がある
ここまででご紹介した国が実施する補助金制度以外に、お住いの地域が実施する制度も洗面台リフォームで利用できる場合があります。
主にバリアフリー対応の洗面台リフォームが対象とされやすい傾向がありますが、中にはシンプルな洗面台交換リフォームが対象となる地域もあるのです。
具体的な例として、二つの地域の補助金制度を次の表にまとめました。
制度名 | 補助金額 | 対象の洗面台リフォーム |
---|---|---|
板橋区高齢者住宅設備 改修費助成事業 (東京都板橋区)(※1) |
● 洗面台または流し台の 取り換え:上限15万円/戸 ● 利用者の所得などに応じて 1or3割の自己負担金額あり |
● 車いすなどに座ったまま 利用できるバリアフリー対応の 洗面台に取り替える工事 |
川口市住宅リフォーム補助金 (埼玉県川口市)(※2) |
● 洗面台または流し台の 取り換え:上限15万円/戸 ● 利用者の所得などに応じて 1or3割の自己負担金額あり |
● 上限10万円/戸とする、 費用の5%の金額 ● 経年劣化した 洗面所の改修工事 |
(※1) 参照:「板橋区公式ホームページ」(東京都板橋区)
(※2) 出典:「川口市住宅リフォーム補助金」(埼玉県川口市公式ホームページ)
自治体の補助金制度を利用する際は「お住まいの市民(区民)の方が、地域の業者を利用して行うリフォームが対象」など条件を定められていることがほとんどです。
地元の補助金制度に詳しい業者であれば、希望する洗面台リフォームに適した補助金制度を活用したリフォームプランを提案してくれることも。
また、制度が多すぎて迷ってしまう場合も、まずはリフォーム業者からプロのアドバイスを聞いてから判断するのもよいでしょう。
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洗面台リフォーム補助金を利用するときの注意点
洗面台リフォームで補助金を利用する際は、次の注意点をチェックしましょう。
申請期間内か確認する
洗面台に限らず、リフォームの補助金(助成金)制度は、年度ごとに申請の募集を行うケースがほとんどです。
申請の受付期間が設けられているので、利用したい制度の最新情報をこまめにチェックし、期間内に申請をしましょう。
ただ、予算上限に達すると、申請期間内であっても受付を締め切ることがあります。
特に人気の制度は、夏~秋頃には終了するケースもあるので、詳しい日時を確認したら、早めに申請の準備をするのがおすすめです。
申請のタイミングを把握する
補助金(助成金)制度の多くは、「着工前」や「工事完了後」など、制度によって申請を行う段階はバラバラです。
そのため、申請のタイミングをしっかり把握しておきましょう。
タイミングを誤ると「着工前/後の申請は対象外」などの条件から外れてしまい、対象外となる場合があります。
また、申請のタイミングだけでなく、必要な書類に不備がないように確認し、準備をしておくことも重要です。
ほかの制度と併用可能か確認する
一般的に、国と地方自治体の制度は財源が異なるため、条件を満たすと制度の併用が可能です。
洗面台リフォームを行う際に、複数の補助金を併用できるかも確認しましょう。
ただし、制度によっては目的や対象工事が重複していると、併用できないケースもあります。
利用したい補助金をリストアップし、それぞれ併用可能であるかチェックを忘れないようにしましょう。
施工業者へ補助金の利用を伝える
補助金(助成金)制度の申請手続きは、基本的に施工業者が行うことが多いので、利用を考えている場合は、あらかじめ施工業者に伝えておきましょう。
ただ、制度によっては、指定された施工業者しか利用できない場合もあります。
見積もりを依頼する際、希望する補助金に対応しているか確認してください。
対応していない場合は、ほかの施工業者を探す必要があるため、あらかじめ複数の業者候補をリストアップしておくと手間がかからないのでおすすめです。
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補助金以外で洗面台のリフォーム費用を抑えるコツ

補助金は期間内であっても、申請の受付が締め切られることもあるため利用できない場合もあります。
そこで、補助金以外で洗面台のリフォームの費用を抑えるコツについてご紹介します。
洗面台本体の素材やグレードを最低限にする
洗面台のグレードや素材を工夫すれば、リフォーム費用を抑えられます。
必要最低限の設備が整ったシンプルなタイプを選べば、施工費用を安くできるでしょう。
一方で、高機能な照明や収納、蛇口が付いたタイプは価格が高くなりがちなので、事前に必要な機能を整理しておくと安心です。
また、人工大理石やメラミン化粧板などの、リーズナブルな素材を選ぶのもコスト削減のポイントです。
天然石や高品質の木材は価格が高くなるため、見た目と機能のバランスを考えながら、使いやすい洗面台を選びましょう。
移設をしないで現在のレイアウトを活用する
配管や洗面台の移設などで、現在の洗面台のレイアウトを変えると、施工費用は高額になります。
現状の位置やレイアウトに不便がない場合は、既存の状態をそのまま活かすことで、費用を抑えてリフォームできるでしょう。
減税制度を利用する
洗面台のリフォームを行う際、リフォーム減税制度を利用することで費用を抑えられる場合があります。
バリアフリーや省エネ対策など、減税対象のリフォームを行う場合は、条件を満たすことで所得税の控除や固定資産税の軽減が受けられます。
ただ、洗面台のリフォームのみで対象になりにくい場合もあるので、事前にリフォーム会社や税務署に相談し、減税制度を利用できるか確認をしてください。
複数の業者を慎重に比較して選ぶ
洗面台のリフォーム費用を抑えるためには、本体や施工内容だけでなく、業者選びも重要です。
1社だけで決めると、提示された費用が適正か、不必要な工事が含まれていないかがわからないまま進めてしまうことがあります。
複数の業者に見積もりを依頼することで、相場を把握し、無駄のない工事内容を確認できます。
適正な価格と工事内容を選ぶことで、費用を抑えて洗面台のリフォームを実現できるでしょう。
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洗面台リフォームに補助金(助成金)を活用するといくらになる?
洗面台リフォームは、グレードや工事の内容にもよりますが、一般的に費用相場は20〜50万円です。
では、実際に補助金制度を利用した場合、洗面台リフォームの費用はどれくらい抑えられるのでしょうか?
今回は「子育てグリーン住宅支援事業」を利用し、洗面台リフォームを行った場合を想定した例をもとにご紹介します。
補助金を活用した洗面台リフォーム費用例

リフォーム内容 | ● 洗面台と浴室を節湯水栓に交換 ● 断熱性能のある内窓を設置 ● 高効率給湯器に交換 |
---|---|
① リフォーム総額 | 150万円 (※ほかのリフォーム費用含む) |
② 補助金総額 |
5.2万円 【補助金の内訳】 ● 節湯水栓に交換 6千円/台×2 ● 浴室に内窓設置 1万円/箇所 ● 高効率給湯器に交換 3万円/戸 |
③ 実際にかかる費用 | 約145万円 |
「洗面台も気になるけど、ほかの箇所もリフォームしたい」「費用を工夫してリフォームするにはどうすればよい?」とお悩みのある方は、まずは施工業者へ相談することをおすすめします。
リフォームしたい箇所、希望する予算、補助金制度を利用したい旨を伝えると、プロの視点から条件にピッタリな施工プランを提案してくれますよ。
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補助金を賢く活用して理想の洗面台リフォームを
洗面台リフォームは、制度の要件を満たせば費用の一部補助(助成)を受けられます。
補助金制度は年度ごとに予算や要件、申請期間などが定められるので、こまめな最新情報の確認と早めの申請が大切です。
また、洗面台のリフォームと補助金制度に詳しい施工会社へ依頼することで、手続きも不安なく行えるでしょう。
不明な点があれば遠慮なく質問をし、安心して理想の洗面台リフォームを実現してくださいね。
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