【全国共通】エコキュートの補助金(助成金)制度の例
本章では、2025年エコキュートの買い替え・交換に利用しやすい補助金(助成金)制度について解説していきます。
主な例として、次の制度が挙げられます。
(※以下でご紹介する内容は、2025年4月時点の情報です。)
給湯省エネ2025事業
「給湯省エネ2025事業」は、給湯器の買い替え・交換で注目されている補助金制度です。
一定の省エネ効果の基準を満たしたエコキュートの導入に対して、費用の一部を補助します。
補助タイプ | 加算要件の内容 | 補助金額 |
---|---|---|
基本額 | - | 6万円/台 |
A要件を満たす 場合 |
● インターネットへの 接続が可能 ● 翌日の天気予報と 連動して昼間にお湯を 沸かすように切り替える 機能がある |
+4万円加算 10万円/台 |
B要件を満たす 場合 |
● 基準の機種よりCO₂ 排出量が5%以上少なく 2025年の目標基準値を 0.2以上上回る 性能がある ● おひさまエコ キュートである(※1) |
+6万円加算 12万円/台 |
AとBの要件 両方を満たす 場合 |
● AとBの要件両方 を満たす機能が ある |
+7万円加算 13万円/台 |
※出典:「給湯省エネ2025事業公式ウェブサイト」(資源エネルギー庁)を加工して作成。
(※1:「おひさまエコキュート」=太陽光発電の余剰電力を活用し、主として昼間に沸き上げを行うエコキュート製品)
子育てグリーン住宅支援事業
「子育てグリーン住宅支援事業」は、「子育て~」とありますが、リフォームの場合は全世帯が対象の補助金制度です。
エコキュートなど、住宅の省エネ性能を上げる設備に交換する際に、費用の一部を支援します。
補助対象となる条件 | 補助金額 |
---|---|
エコ住宅設備(※エコキュートも対象)の 設置含む、必須リフォーム を行うこと |
● 必須リフォーム3つ全部を実施 上限60万円/戸 ● 必須リフォーム最低2つ以上を実施 上限40万円/戸 〈高効率給湯器の導入〉 3万円/戸 |
※出典:「子育てグリーン住宅支援事業公式ウェブサイト」(国土交通省)を加工して作成。
また、複数のエコキュートの交換を検討している場合、「給湯省エネ2025事業」との併用も可能です。
(※1つのエコキュートに対して、2つの補助金制度を併用させることは不可。)
自治体の補助金(助成金)制度も利用可能
お住まいの自治体でも、エコキュートの買い替え・交換を対象とした補助金(助成金)制度を実施している場合があります。
例えば、東京都杉並区の「【エコ住宅促進助成】杉並区再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策助成」の場合、杉並区民の方が省エネ設備の導入をする際、費用の一部を補助します。
補助対象となる条件 | 補助金額 |
---|---|
一定の省エネ性能の基準を満たす エコキュートを設置する |
5万円/台 |
※参照:「【エコ住宅促進助成】杉並区再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策助成」(東京都杉並区公式ウェブサイト)。
国や自治体の補助金制度では、補助対象となる条件や工事の内容が細かく決まっています。
申請時に不備がないよう、公式ウェブサイトや窓口で事前に内容を確認してください。
補助金に関して不安がある場合は、見積もり依頼の際にリフォーム業者へ相談してみるのも、経験上のアドバイスがもらえるのでおすすめです。
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補助金対象になるエコキュートの機種
特に国の補助金制度では、対象となる機種が決められています。
ここでは例年補助対象とされている、370L(3〜5人家族向け)の機器の例をご紹介しましょう。
(※以下の内容は、「給湯省エネ2025事業」の現時点での最新情報をもとに記載しております。)
ダイキンの対象機器の例
給湯省エネ2025事業の補助額 | 製品の型番(シリーズ) | 製品タイプ |
---|---|---|
基本額(6万円) | EQX37VFTV | フルオート・ パワフル高圧・薄型 |
A要件(10万円) | EQX37XV (Xシリーズ) |
おひさまエコキュート 給湯専用・パワフル高圧・角型 |
A&B要件(13万円) | EQ37XFPV | おひさまエコキュート フルオート・ パワフル高圧・角型 |
三菱の対象機器の例
給湯省エネ2025事業の補助額 | 製品の型番(シリーズ) | 製品タイプ |
---|---|---|
基本額(6万円) | SRT-S376UZ (Sシリーズ) |
フルオート・薄型 |
A要件(10万円) | SRT-S376UZ (Sシリーズ) ※無線LANアダプター付き |
フルオート・薄型 |
A&B要件(13万円) | SRT-S376 (Sシリーズ) ※無線LANアダプター付き |
フルオート・角型 |
パナソニックの対象機器の例
給湯省エネ2025事業の補助額 | 製品の型番(シリーズ) | 製品タイプ |
---|---|---|
A要件(10万円) | HE-J37LQS (Jシリーズ) |
フルオート・ウルトラ高圧 |
A&B要件(13万円) | HE-JPU37LQS (JPシリーズ) |
フルオート・ウルトラ高圧 |
補助金申請時期の目安は3月下旬~年末or年度末まで

ほとんどの補助金(助成金)制度は、3月下旬以降または新年度に募集を開始し、年末や年度末を締め切りとしています。
中には、募集期限を夏〜秋に設定している制度も見られます。
多くの場合、予算額の上限に達してしまった段階で募集が打ち切られてしまうため、なるべく早い時期に、補助金の利用を検討し、準備を始めましょう。
【主な制度の対象期間(2025年の場合)】
制度名 | 対象期間 | 備考 |
---|---|---|
給湯省エネ2025事業 | 本申請=2025年3月31日~ 12月31日まで 申請の予約(任意)= 2025年3月31日~ 11月14日まで (※予算上限に達し次第、終了) |
着工日が2024年11月22日 以降が対象 |
子育てグリーン住宅 支援事業 |
本申請=2025年3月31日~ 12月31日まで 申請の予約(任意)= 2025年3月31日~ 11月14日まで (※予算上限に達し次第、終了) |
着工日が2024年11月22日 以降が対象 |
東京都世田谷区 世田谷区エコ住宅補助金 |
2024年4月1日〜 2025年2月末まで (※2025年4月以降、今年度の 詳細発表の予定あり) |
着工前に申請が必要 |
補助金申請のタイミングは制度によって、「工事に着手する前」または「工事完了後」とバラバラです。
申請のタイミングを誤ってしまうと、補助対象外となり利用ができません。
エコキュートの施工経験があり、補助金に詳しい業者を探すことから始めることをおすすめします。
補助金(助成金)の申請は基本施工業者が行う
補助金申請の手続きは、基本的に施工業者が行います。
ただ、制度によってはご自身で申請を行わなくてはいけない場合もあります。
この場合、リフォーム業者へ手続きの代行依頼ができるケースもあるので、内容を確認し不安な場合は依頼するのがよいでしょう。
代行依頼ができなくても、補助金制度に詳しいスタッフが在籍している業者であれば、不明な点に関してサポートをしてくれることも。
リフォーム会社へ見積もり依頼の際に「補助金に詳しいか?」「申請時のサポートもしてもらえるか」質問してみてください。
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エコキュートの交換・買い替え費用の相場
ここで、エコキュートの交換工事にかかる費用の目安をチェックしておきましょう。
本体+工事費込みの総額は、30〜70万円です。
中心価格帯は40〜60万円のため、予算は50万円前後を見込んでおくとよいでしょう。
(※ただし貯湯タンクの容量が大きい場合や、ハイグレードタイプの製品を採用する場合には、60〜80万円程度の費用がかかる場合があります。)
エコキュートの交換工事を安く済ませる方法3選

エコキュートに使える補助金制度があるかどうかに関わらず、最終的に少しでも安くリフォームできたら嬉しいですよね。
そこでエコキュートの交換工事費を抑えるコツを確認しておきましょう。
1. グレードの低い製品を選ぶ
特に使いたい機能が多くなければ「グレードが比較的低い(本体価格が安い)機種を採用する」という選択肢があります。
ただし機種の指定がある補助制度を利用したい場合には、うっかり対象外の商品を選ばないよう、ご注意くださいね。
リフォーム業者に「補助金の対象製品の中で、なるべく安いエコキュートを設置したい」と伝えておくと、スムーズにおすすめの機器を提案してくれるでしょう。
2. 複数の業者の見積もりを比較するのが◎
まったく同じエコキュート製品であっても、業者により、本体の割引価格や工事作業代は異なるものです。
できれば複数のリフォーム業者に見積もりを依頼し、金額やプランを比較してみましょう。
会社によっては「旧モデルの在庫整理」などの理由で、独自のお得なキャンペーンを実施している場合もあります。
問い合わせてからすぐに工事できるとは限らないため注意
ちなみに、どこの業者も必ず工事に即対応できるとは限りません。
エコキュートの在庫がない場合は、本体の取り寄せまでに最短でも2日〜1週間程度はかかります。
また繁忙期などで混み合っている場合には、現地調査や工事日の予約を取りにくい場合もあるでしょう。
時期によっては、使いたかった補助金が予算に達し、終了してしまう可能性もあります。
なるべくご希望の日に工事を行う上でも、相見積もりで業者を比較することは大切です。
3. 混雑しない時期に工事を依頼する
エコキュートの工事で、閑散期と呼べるのは夏(特に6〜9月)です。
この時期は、在庫切れや、予約を取れないといったリスクが低くなるため、業者が迅速に安く施工してくれる可能性が高くなります。
また、たいていの補助金制度は、春や夏から公募を開始します。
補助金の予算に余裕がある時期という理由からも、春から夏の間にリフォームするのが適しているといえるでしょう。
エコキュートの寿命は、貯湯タンクが10~15年、ヒートポンプが5~10年です。
ご自宅の給湯器やエコキュートを10年近く使っていらっしゃる場合は、ゆとりを持って夏頃に交換するのが望ましいでしょう。
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補助金を賢く利用してお得にエコキュートを交換
エコキュートの交換は、補助金を活用すれば負担を大きく減らせる可能性もあります。
ただ、補助金制度の内容は複雑な部分もあるので、もし不安な場合は、遠慮なくリフォーム業者に質問してみましょう。
丁寧な業者であれば、補助金の相談とあわせてご自宅にあった機能がある種類など、プロの視点からアドバイスをしてくれますよ。
国や自治体の補助制度を上手に利用し、お得にエコキュートを交換しましょう。
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