外壁塗装を20年してないとまずい?早めの対策とリスクを解説

更新日:2024年11月14日

外壁塗装を20年してないとまずい?早めの対策とリスクを解説

経年によって外壁は確実に劣化していくものです。しかし、家の外壁は多少劣化してもすぐに困るわけではないため、「気がつけば新築から20年以上経っていた」と感じている方もいるでしょう。

本記事では、外壁塗装を20年以上していない場合のリスクと、塗り直しを行うべきサイン、信頼できる外壁塗装の業者を選ぶためのポイントについてご紹介します。長期にわたり外壁の塗り直しをしていない場合は、大切な家の外壁を一度確認してみましょう。

築20年で外壁塗装をしていないと起こりうる4つのリスク

考え事をしている女性の写真

外壁塗装の耐用年数は環境や塗料の種類によって異なるものの、一般的には10~20年といわれています。
そのため、外壁を20年以上手入れしていない場合は塗り直しの検討が必要です。

日光や風雨によって塗料が劣化すると、さまざまなトラブルが起こりやすくなります。
どのようなトラブルが起こるのか見ていきましょう。

①雨漏りが発生する

外壁塗装の劣化は、雨漏りにつながることがあります。
塗装は外壁の表面をコーティングして、水分や湿気から家を守っています。

しかし、塗装が劣化してしまうと建物の内部に水分が染み込んだり、入り込んだりしてしまい、雨漏りを引き起こしかねません。

>>【原因別】雨漏りしたらどうする?修理・補修の費用相場はいくら?
>> 雨漏りの代表的な調査と補修方法は?費用相場や失敗しない業者選び

②シロアリや害虫が発生する

塗装の劣化によって雨漏りが発生すると、シロアリの繁殖しやすい環境ができてしまいます。
シロアリは木材のほか、レンガやコンクリート、動物の死骸などを食べることもある雑食性の昆虫です。

特に湿った木材を好んで繁殖するため、外壁塗装を行って建物の木材が乾燥している状態を保つことで、シロアリの発生を抑えられる可能性があります。

>> シロアリ駆除&予防の費用相場は?リフォーム事例や被害の見分け方もご紹介
>> シロアリの発生原因とは?巣を作りやすい場所や予防策を徹底解説*外部サイトに遷移します

③外壁の見た目が損なわれる

外壁塗装が劣化すると、色あせやひび割れ、汚れの付着などが発生して見た目が損なわれます。
ご自身の家が古びて見えてしまうと、ご近所からの視線が気になる方もいるかもしれません。

>> 外壁のひび割れはすぐ補修すべき?クラックの原因や判断の目安を解説

④構造へ影響が及ぶ

外壁塗装の劣化を放置すると、構造部分にまで影響が及ぶこともあります。
シロアリに柱や土台などを食い荒らされると、建物が傾いたり強度が落ちたりして危険です。

内部に入り込んだ水分によって、構造部分が腐食してしまうことも考えられます。

こうして家全体の強度が落ちると、外壁が崩壊する危険性も高まります。
構造から補修するには大掛かりな工事が必要となり、多額の費用もかかるため早めのメンテナンスが大切です。

外壁塗装に詳しい
施工会社に相談したい/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

築年数の長い建物が外壁塗装をするべき6つのサイン

ひびが入っているベージュの外壁の写真

外壁は経年によって少しずつ劣化するため、「今まで気になったことがなかった」という方もいるかもしれません。

しかし、よく見てみると劣化していることも多く、塗り直しが必要な状態であることも多いでしょう。

外壁塗装が劣化していることを示す6つのサインをご紹介します。

①チョーキング

チョーキングとは、外壁塗装を触るとチョークのような白い粉が手につく現象のことです。
白い粉は、風雨や紫外線によって塗料の成分が分解されることで表れる顔料です。

塗料の劣化を示す初期症状であり、防水性や耐久性が落ちていることを示します。

②色あせ・変色

外壁塗装の劣化は、色あせや変色としても表れます。
特に日当たりのよい南側や西側の壁は、色が薄くなったりくすんだりする色あせが発生しやすいです。

汚れやカビなどによって外壁が変色している状態も、劣化を示す初期のサインです。

③カビ・藻・コケの発生

チョーキングや色あせなどの劣化を放置すると、外壁に水分が染み込んでカビや藻、コケの発生を招きます。
特に日当たりの悪い北側の壁や風通しの悪い箇所は、カビなどが繁殖しやすいでしょう。

カビなどの発生には周辺の環境も関係しており、近くが水辺や田畑、森林などであり湿度が高くなりやすい場合にも注意が必要です。

④サビ

外壁の金属部分が劣化すると、金属の部分に水分や酸素が触れて酸化することで腐食や劣化が起こり、赤色や茶色に変色しサビが発生します。

サビが進行すると落ちにくくなり、進行のスピードも速いため、早めの対処が必要です。

⑤ひび割れ

外壁塗装の劣化が進むと、ひび割れが発生することもあります。
塗装面のひび割れである「ヘアークラック」は比較的小さなもので、塗装し直すことで修復可能です。

しかし、外壁そのものの深く大きなひび割れである「構造クラック」が発生すると、塗装だけでなく下地の補修が必要となる場合があります。

このように、ひび割れの種類によって対処法は異なりますが、いずれも早めのメンテナンスが必要です。

⑥はがれ

塗料が劣化して貼り付く力が弱まると、外壁から塗料がはがれたり浮き上がったりすることがあります。

塗料がはがれてしまうと外壁の下地がむき出しになるため、風雨や紫外線の影響をダイレクトに受けやすくなります。

はがれを見つけた場合は、早急に対処しましょう。

>> 家の外壁を補修・修理する費用を症例別で解説!DIYや業者の選び方についても紹介

このような劣化症状が見られた場合は、外壁塗装の業者に相談しましょう。
現地調査を行ってもらうことで最適な工事を提案してくれるはずです。

外壁塗装に詳しい
施工会社に相談したい/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

信頼できる外壁塗装の業者を選ぶ4つのポイント

グレーの塗料で外壁塗装を行っている男性の写真

外壁塗装は依頼する頻度が少ないため、「どこに頼めばよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

外壁塗装の業者を選ぶためのポイントを4つご紹介します。
複数の業者を比較検討しながら、信頼できる業者を選びましょう。

①十分な実績があるか確認する

依頼を検討している業者のホームページなどで、十分な施工実績があるかを確認することが大切です。
特に近隣地域での豊富な実績があれば、その地域の気候や環境を踏まえた施工を提案してもらえる可能性が高いでしょう。

ホームページに掲載されている施工事例や口コミサイトも、業者選びの参考になります。

②保証やアフターフォローが充実している

施工後の保証やアフターサービスが充実している業者を選ぶと、万が一不具合のあった場合にも安心です。

何かあった場合に迅速に対応してもらえるか、定期的に点検や補修をしてもらえるかなども確認しておきましょう。

③外壁塗装に関する資格を持っている

外壁塗装に関する資格を保有しているかどうかも、信頼できる業者かどうかの判断材料となります。

外壁塗装の業者となるために必須の資格はないものの、優良業者の多くは次のような資格を保有している傾向にあります。

● 塗装技能士(3~1級)
● 外装劣化診断士
● 外壁診断士
● 雨漏り鑑定士
● 雨漏り診断士

資格は専門的な知識や技術を持っている証であるため、確認して業者を検討するとよいでしょう。

④見積もり依頼・相談をする

業者に見積もり依頼や相談をしたのちに、依頼するかどうかを判断することも一案です。

業者とのコミュニケーションの中で、適切な塗料や施工方法を提案してくれているか、メリットだけでなくデメリットも伝えてくれているかなどを確認しましょう。

優良な業者からは、業者にとって都合のよいことだけでなく、悪い面も伝えてもらえる傾向にあります。
見積もりの透明性や説明のわかりやすさ、対応の丁寧さなども参考になります。

加えて、複数の業者に見積もり依頼や相談をして、比較しながら検討すると客観的に業者を判断できるでしょう。

>> 外壁塗装業者の選び方・注意点・トラブル対策まとめ!悪質業者にだまされないために

外壁塗装を20年してない場合は早めのメンテナンスがおすすめ

家の外観について話している男女の写真

外壁塗装の寿命は一般的に10~20年です。20年以上塗り直しをしていない場合は、外壁が劣化しているサインがあるかどうかを確認し、早めのメンテナンスが必要です。

依頼する業者選びに迷う場合は、当サービス『リショップナビ』で相談されてみてはいかがでしょうか。
大切な家の外壁を美しく保ち、安心して住めるように対処しましょう。

外壁塗装に詳しい
施工会社に相談したい/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
リフォーム費用は比較で安くなる! 最大50%DOWN 簡単30秒 見積もり件数No.1 無料リフォーム会社一括見積もり依頼 カスタマーサポートがびったりの会社をご紹介
このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもお役立ち情報をお届け中!

公式LINEアカウントはこちら
公式Instagramアカウントはこちら

外壁塗装・外壁のおすすめ記事

  • 【完全版】外壁塗装|費用相場・補助金情報・事例

    「おしゃれな外壁にしたいけれど、何から始めたらいいのかわからない。」「いくらかかるの?」「後悔しないためにはどうすればよい?」とお悩みの方に、外壁塗装に関するお役立ち情報をまとめました。 費用相場や補助金情報や施工理由など、当サイト『リショップナビ』の加盟店が実際に施工した事例などをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 【外壁塗装】無機塗料の費用は?メリット・デメリットや ほかの塗料との比較も

    無機塗料は、自然環境に強い無機物と有機塗料を混合したハイブリッド塗料です。その優れた機能性は、外壁・屋根塗装リフォームに使用できる塗料として話題を集めています。ほかの塗料と比較して耐候性が高いため、1回の塗装で長持ちさせたい人におすすめです。 本記事では、無機塗料の特徴やメリット・デメリットをはじめ、気をつけたいポイントや価格などの面からもわかりやすく解説します。

  • 【外壁塗装】塗料の1液型と2液型を徹底比較!メリット・デメリットも解説

    外壁や屋根の塗装で使われる塗料には、「1液型」「2液型」と呼ばれる種類があります。 それぞれの主な違いは、塗装時の扱い方、施工のしやすさ、耐久性などですが、「1液型」と「2液型」の特徴をしっかり理解しておけば、塗料を選ぶ時や、塗装業者が良い提案をしてくれているかどうかの判断に、役立ちます。 どちらにもメリットとデメリットの両面がありますので、この機会に比較してみましょう。

  • 外壁塗装に適した季節や時期は?シーズンごとのメリット・デメリットを比較!

    「外壁が汚くなった」「ひび割れやカビが目立つ」「新築して10年ほど経つ」など、外壁の塗り替えを検討している方へ向けて、塗装が必要なタイミングや、外壁塗装に適した時期をご紹介します。 家の外壁が汚れてきたと感じても、実際にどのタイミングで塗り直しを行えばいいのか判断しづらいものです。 この記事では、塗り直しを行う時期や周期の目安と、チェック項目を詳しくご紹介します。 また、塗装工事には適したシーズンというものもあります。季節ごとの解説を参考にしてください。

  • 外壁の張り替え工事の費用相場は?単価や塗装・重ね張りリフォームとの違いを比較

    家の外壁を新しく張り替えるリフォームは、建物の外観も耐久性も向上する利点がありますが「費用が高そう……」と予算面で不安な方も多いのではないでしょうか。今回は、ガルバリウム鋼板・窯業系サイディング・タイルなどを使って張り替える場合の値段・単価の相場や、施工事例をご紹介します。外壁の張り替えリフォームで活用できる補助金の例や、重ね張り(カバー工法)・塗装との価格差・違い、確認申請の必要可否についても、あわせてチェックしておきましょう。

リショップナビは3つの安心を提供しています!

  • ご希望にあった会社をご紹介!

    お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

  • しつこい営業電話はありません!

    紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

  • 見積もり後のフォローも致します

    ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。

© ZIGExN Co., Ltd. All Rights Reserved.