築20年で外壁塗装をしていないと起こりうる4つのリスク
外壁塗装の耐用年数は環境や塗料の種類によって異なるものの、一般的には10~20年といわれています。
そのため、外壁を20年以上手入れしていない場合は塗り直しの検討が必要です。
日光や風雨によって塗料が劣化すると、さまざまなトラブルが起こりやすくなります。
どのようなトラブルが起こるのか見ていきましょう。
①雨漏りが発生する
外壁塗装の劣化は、雨漏りにつながることがあります。
塗装は外壁の表面をコーティングして、水分や湿気から家を守っています。
しかし、塗装が劣化してしまうと建物の内部に水分が染み込んだり、入り込んだりしてしまい、雨漏りを引き起こしかねません。
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②シロアリや害虫が発生する
塗装の劣化によって雨漏りが発生すると、シロアリの繁殖しやすい環境ができてしまいます。
シロアリは木材のほか、レンガやコンクリート、動物の死骸などを食べることもある雑食性の昆虫です。
特に湿った木材を好んで繁殖するため、外壁塗装を行って建物の木材が乾燥している状態を保つことで、シロアリの発生を抑えられる可能性があります。
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③外壁の見た目が損なわれる
外壁塗装が劣化すると、色あせやひび割れ、汚れの付着などが発生して見た目が損なわれます。
ご自身の家が古びて見えてしまうと、ご近所からの視線が気になる方もいるかもしれません。
④構造へ影響が及ぶ
外壁塗装の劣化を放置すると、構造部分にまで影響が及ぶこともあります。
シロアリに柱や土台などを食い荒らされると、建物が傾いたり強度が落ちたりして危険です。
内部に入り込んだ水分によって、構造部分が腐食してしまうことも考えられます。
こうして家全体の強度が落ちると、外壁が崩壊する危険性も高まります。
構造から補修するには大掛かりな工事が必要となり、多額の費用もかかるため早めのメンテナンスが大切です。
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築年数の長い建物が外壁塗装をするべき6つのサイン
外壁は経年によって少しずつ劣化するため、「今まで気になったことがなかった」という方もいるかもしれません。
しかし、よく見てみると劣化していることも多く、塗り直しが必要な状態であることも多いでしょう。
外壁塗装が劣化していることを示す6つのサインをご紹介します。
①チョーキング
チョーキングとは、外壁塗装を触るとチョークのような白い粉が手につく現象のことです。
白い粉は、風雨や紫外線によって塗料の成分が分解されることで表れる顔料です。
塗料の劣化を示す初期症状であり、防水性や耐久性が落ちていることを示します。
②色あせ・変色
外壁塗装の劣化は、色あせや変色としても表れます。
特に日当たりのよい南側や西側の壁は、色が薄くなったりくすんだりする色あせが発生しやすいです。
汚れやカビなどによって外壁が変色している状態も、劣化を示す初期のサインです。
③カビ・藻・コケの発生
チョーキングや色あせなどの劣化を放置すると、外壁に水分が染み込んでカビや藻、コケの発生を招きます。
特に日当たりの悪い北側の壁や風通しの悪い箇所は、カビなどが繁殖しやすいでしょう。
カビなどの発生には周辺の環境も関係しており、近くが水辺や田畑、森林などであり湿度が高くなりやすい場合にも注意が必要です。
④サビ
外壁の金属部分が劣化すると、金属の部分に水分や酸素が触れて酸化することで腐食や劣化が起こり、赤色や茶色に変色しサビが発生します。
サビが進行すると落ちにくくなり、進行のスピードも速いため、早めの対処が必要です。
⑤ひび割れ
外壁塗装の劣化が進むと、ひび割れが発生することもあります。
塗装面のひび割れである「ヘアークラック」は比較的小さなもので、塗装し直すことで修復可能です。
しかし、外壁そのものの深く大きなひび割れである「構造クラック」が発生すると、塗装だけでなく下地の補修が必要となる場合があります。
このように、ひび割れの種類によって対処法は異なりますが、いずれも早めのメンテナンスが必要です。
⑥はがれ
塗料が劣化して貼り付く力が弱まると、外壁から塗料がはがれたり浮き上がったりすることがあります。
塗料がはがれてしまうと外壁の下地がむき出しになるため、風雨や紫外線の影響をダイレクトに受けやすくなります。
はがれを見つけた場合は、早急に対処しましょう。
>> 家の外壁を補修・修理する費用を症例別で解説!DIYや業者の選び方についても紹介
このような劣化症状が見られた場合は、外壁塗装の業者に相談しましょう。
現地調査を行ってもらうことで最適な工事を提案してくれるはずです。
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信頼できる外壁塗装の業者を選ぶ4つのポイント
外壁塗装は依頼する頻度が少ないため、「どこに頼めばよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装の業者を選ぶためのポイントを4つご紹介します。
複数の業者を比較検討しながら、信頼できる業者を選びましょう。
①十分な実績があるか確認する
依頼を検討している業者のホームページなどで、十分な施工実績があるかを確認することが大切です。
特に近隣地域での豊富な実績があれば、その地域の気候や環境を踏まえた施工を提案してもらえる可能性が高いでしょう。
ホームページに掲載されている施工事例や口コミサイトも、業者選びの参考になります。
②保証やアフターフォローが充実している
施工後の保証やアフターサービスが充実している業者を選ぶと、万が一不具合のあった場合にも安心です。
何かあった場合に迅速に対応してもらえるか、定期的に点検や補修をしてもらえるかなども確認しておきましょう。
③外壁塗装に関する資格を持っている
外壁塗装に関する資格を保有しているかどうかも、信頼できる業者かどうかの判断材料となります。
外壁塗装の業者となるために必須の資格はないものの、優良業者の多くは次のような資格を保有している傾向にあります。
● 塗装技能士(3~1級) ● 外装劣化診断士 ● 外壁診断士 ● 雨漏り鑑定士 ● 雨漏り診断士 |
資格は専門的な知識や技術を持っている証であるため、確認して業者を検討するとよいでしょう。
④見積もり依頼・相談をする
業者に見積もり依頼や相談をしたのちに、依頼するかどうかを判断することも一案です。
業者とのコミュニケーションの中で、適切な塗料や施工方法を提案してくれているか、メリットだけでなくデメリットも伝えてくれているかなどを確認しましょう。
優良な業者からは、業者にとって都合のよいことだけでなく、悪い面も伝えてもらえる傾向にあります。
見積もりの透明性や説明のわかりやすさ、対応の丁寧さなども参考になります。
加えて、複数の業者に見積もり依頼や相談をして、比較しながら検討すると客観的に業者を判断できるでしょう。
外壁塗装を20年してない場合は早めのメンテナンスがおすすめ
外壁塗装の寿命は一般的に10~20年です。20年以上塗り直しをしていない場合は、外壁が劣化しているサインがあるかどうかを確認し、早めのメンテナンスが必要です。
依頼する業者選びに迷う場合は、当サービス『リショップナビ』で相談されてみてはいかがでしょうか。
大切な家の外壁を美しく保ち、安心して住めるように対処しましょう。
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