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※2021年2月リフォーム産業新聞より

窓の断熱リフォームの費用相場は?メリット・デメリットや対策をご紹介

窓の断熱リフォームの費用相場は?メリット・デメリットや対策をご紹介

更新日:

窓周囲の防寒・冷気対策として、あるいは暑さ対策として、窓の断熱リフォームを検討されている方は多いでしょう。実際、住まいの断熱対策として最も有効な方法は、窓をリフォームすることです。 窓の断熱リフォームの具体的な種類・費用相場や施工例、最適な商品の選び方とおすすめメーカー品について、詳しくご紹介します。

目次

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(※記事内情報引用元:YKK APホームページより)

窓の断熱リフォームの方法と費用相場

窓を断熱化するリフォームには、複数の方法があります。

ここでは、代表的な工事と、窓を1か所リフォームするのにかかる費用目安も、あわせてご紹介します。

内窓(二重窓)の後付け費用

8~15万円

樹脂サッシへの交換費用

サッシ枠のみの交換=5万円前後

窓周囲の壁も施工する場合=25~60万円

ペアガラスへの交換費用

5~15万円

窓全体の交換費用

10~50万円

各リフォームの具体的な内容やポイントについて、より詳しく解説します。

1.内窓(二重窓・二重サッシ)の設置

内窓とは?外窓、内窓をあわせて二重窓

「内窓(二重窓・二重サッシ)」を設置するリフォームは、窓の断熱リフォームの中でも、断トツでおすすめです。

>>二重窓の断熱効果

既存の窓の内側に、新たに窓を設置する方法で、施工が簡単に済むというメリットもあります。


また、 内窓は断熱効果だけでなく、防音や防犯対策にも適しています。

(※2024年8月時点・リショップナビ集計データ)

"内窓リフォームの費用相場:~10万円/6%、11~20万円/15%、21~30万円/15%、31~40万円/6.7%、41~50万円/10%、51~60万円/10%、61万円以上/36.6%

内窓(二重窓)を設置するリフォームは、商品代+施工費込みで約8~15万円とリーズナブルな価格で実施できます。

腰高窓などのように小さい窓であれば、4~6万円でリフォームできるので、非常にお手軽です。

ただ、内窓(二重窓)の設置は、一度に複数箇所まとめて施工することが多いため、その分金額も変動します。

>> 内窓リフォームの価格・効果・施工例・おすすめ品
>> 二重窓(内窓)リフォームでよくある後悔&よかったことは?失敗しないための対策もご紹介

【マンションの場合は内窓リフォームがおすすめ◎】

内窓の設置は、管理規約があるマンションでも許可が下りやすいので、非常におすすめです。

窓自体の交換となると「共用部」扱いになってしまうためリフォームできないパターンがほとんどですが、内窓の増設は「内装」扱いとなるケースが多く、施工事例が多数あります。

2.樹脂サッシへの交換

昨今、アルミサッシに代わって注目を集める樹脂サッシは、外国ではすでに標準素材として多用されており、日本でも特に北海道で普及率が上昇しています。
(※日本で最も多く普及しているアルミサッシは、断熱性の低さから、実は外国ではあまり一般的ではありません。)

熱を伝えにくい素材である樹脂を採用したサッシは、気密性が良いため、高い断熱効果・防音効果を持っている建材です。

樹脂製の内窓でリフォームするのもよいですし、既存のサッシごと樹脂製のものに交換しても十分な断熱効果が得られます。

>> 樹脂サッシ(樹脂窓)のメリット・デメリットとは?

樹脂製の内窓を後付けする際には、上述の通り4~15万円程度の費用で済む場合が多いです。

サッシごと交換する場合の予算は5~60万円程度です。

サッシ枠のみの交換なら10万円未満で施工可能ですが、老朽化により窓周囲の外壁も壊す必要がある場合は、費用が25万円以上かかります。

内窓・樹脂サッシのリフォームが 得意な施工業者を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼

3.ペアガラス(複層ガラス)・エコガラスに交換

たいていの窓には、「単板ガラス(フロート板ガラス)」と呼ばれる一枚板のガラスが使われています。

一方、断熱用の窓ガラスとしてよく採用されるのは、「ペアガラス」と呼ばれる、2枚1組になった複層型のガラスです。

複層ガラス:二重、三重と複数枚で構成されガラスの間に空気層ができる、単板ガラス:一枚板で構成され一般的な窓に使用されている

複数枚のガラスの間に「中空層」という細い隙間があり、外からの冷気はこの中空層に閉じ込められるため、断熱効果が高まる仕組みになっているのです。

ペアガラス(複層ガラス)には、特殊な金属膜をコーティングして断熱性能を高めた「Low-E複層ガラス(エコガラス)」が採用されています。

これには断熱タイプと、断熱性と遮熱性を兼ね備えた遮熱タイプがあります。

木製サッシに複層ガラスがついた窓の角

既存の窓ガラスを、ペアガラス・Low-E複層ガラス(エコガラス)に交換する費用は、おおよそ5~15万円です。

ただ、単板ガラスを複層ガラスに交換するだけでは断熱効果が期待しにくく、サッシの隙間から隙間風が入るため、内窓設置やサッシ交換と併せたリフォームがおすすめです。

なお、防音対策を行う場合、一般的なペアガラスは不向きなので、防音専用のガラスについてリフォーム会社に確認しましょう。

【「遮熱ガラス」と「断熱ガラス」の使い分け】

断熱用の窓ガラスを採用する際、「遮熱ガラス」と「断熱ガラス」で迷う方が多いですが、どちらも優れた断熱性能を持っています。

遮熱ガラス:太陽熱を通しにくい、東・西側の窓におすすめ、断熱ガラス:室内の温度を快適に保てる、北・南側におすすめ

メーカーによって性能は異なりますが、「遮熱ガラス」は「断熱ガラス」と比べると、その名の通り太陽熱を通しにくい性質を持っています。

冬場にも、外から注ぎ込む日の光を遮ってしまうため、南側や北側の窓には、遮熱タイプではないガラスを使用すると無難です。

一方、東側・西側にある窓から、夏場に強い日差しが入って悩んでいるようであれば「遮熱ガラス」が有効でしょう。

ただし、日差しが強いときにだけブラインドや遮熱カーテンで調節すれば済むこともあるので、リフォーム会社と相談して決めることをおすすめします。

>> ガラス交換にかかる費用は?ガラスの種類や交換する際の注意点も解説
>> 断熱リフォームで使える補助金制度|対象の工事&費用相場や注意点もご紹介

4.窓自体を交換

窓ガラス・サッシ・外枠もまとめて交換したい場合には、樹脂サッシや断熱ガラスを採用してリフォームすると効率的です。

窓全体を交換するリフォーム費用は10~50万円くらいで、窓のサイズが大きいほど高額になりやすい傾向があります。

予算を抑えたい場合には、既存の窓・サッシの上から新しいサッシをかぶせる「カバー工法」を選択すると、10~20万円でリフォーム可能です。

ただし、既存のサッシが劣化している場合や、窓のサイズ自体を変更する際には、窓周囲の外壁を工事する費用もかかってしまうので、リフォーム会社に詳細を確認してください。

窓の断熱リフォームが 得意な施工業者を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼

窓の断熱リフォーム事例

本章では、当サービス『リショップナビ』の加盟業者が実際に行った、窓の断熱リフォームの例をご紹介します。

事例1 天然木サッシで温かい雰囲気の窓へ

事例1 天然木サッシで温かい雰囲気の窓へ
リフォーム費用11万円
施工日数-
住宅の種類その他
築年数15年

事務所の窓に天然木の内窓を設置した事例です。

事務所の窓に、ウッドワン製の天然木内窓サッシ「MOKUMOKUサッシ」を設置し、冷暖房効率の向上を図りました。

天然木のサッシにより、柔らかく温かみのあるデザインが特徴です。

>> この事例の詳細を見る

事例2 ペアガラスへの交換で冬も暖かい家に

事例2 ペアガラスへの交換で冬も暖かい家に
リフォーム費用13万円
施工日数1日間
住宅の種類一戸建て
築年数25年

掃き出し窓から冷たい空気が入り、結露の多さにも悩んでいるとの事だったため、単板ガラスをペアガラスへ交換しました。

施主様からは「冬場、室内がとても暖かくなり、結露もほとんど気にならなくなりました」と喜びの声をいただけました。

>> この事例の詳細を見る

事例3 マンションで4か所の窓を二重サッシに

事例3 マンションで4か所の窓を二重サッシに
リフォーム費用25万円
施工日数1日間
住宅の種類マンション
築年数20年

ダイニング・リビング・洋室の4か所の窓に、LIXIL社の内窓を設置しました。

冬になるとお困りだった北側の部屋の結露問題が解消され、夏場も冷房の効きがよくなり、また防音性も確保できました。

>> この事例の詳細を見る

事例4 ペアガラスで夏の暑い日差しをカット

事例4 ペアガラスで夏の暑い日差しをカット
リフォーム費用43万円
施工日数-
住宅の種類マンション・アパート
築年数17年

リビングの窓のガラスを、複層ガラスへ交換したリフォーム事例です。

YKK製品の「プラマードU」を窓ガラスに採用し、夏場の強い日差しをカットすることで室温を快適に保ちます。

また、複層ガラスとあわせてサッシも二重にすることでより、遮熱性の高い窓に仕上がりました。

>> この事例の詳細を見る

事例5 補助金を活用して内窓を設置

事例5 補助金を活用して内窓を設置
リフォーム費用100~150万円
施工日数-
住宅の種類一戸建て
築年数-

補助金を利用して、内窓の設置リフォームを行った事例です。

経年劣化のため、補助金を活用して内窓の設置をしたいという施主様のご要望のもと、断熱効果の高い内窓の設置をしました。

窓の断熱リフォームでは、補助金制度を利用できる場合もあるので、気になる方は業者へ相談してみましょう。

>> この事例の詳細を見る

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窓の断熱リフォームは効果絶大!その理由とは?

窓は建物の中で最も薄い部分であり、屋根や壁に比べて熱が出入りしやすいことが想像できます。

【場所別】熱気・冷気の出入り、窓:50~70%、屋根5%、外壁:15%、換気扇:15%、床:7%"

実際、建物の中で熱気や冷気が出入りするのは、屋根からは5%、換気扇や外壁からは15%、床からは7%程度なのですが、窓からはなんと、夏は70%、冬は50~60%近くもの空気が出入りしています。

暖かい空気は冷たい窓に流れ込みます。

この現象による室内の温度差が、暖気が窓から逃げる大きな原因です。

暖かい空気の逃げ道をふさぐ内窓やペアガラスのリフォームは、冬の保温性向上だけでなく、夏の暑い空気の侵入防止にも非常に効果的といえるでしょう。

窓の断熱リフォームのメリットと注意点

窓の断熱リフォームのメリット、快適な室温を保てる、防犯対策ができる、防音対策ができる

窓の断熱性を確保することで、快適な室温を保てるようになり、冷暖房の使い過ぎを防ぎ、結果的に省エネ・光熱費削減にも繋がります。

また、泥棒・空き巣の6割以上は窓から侵入しており、その内のほとんどがガラスを割って入ってきていることが警察庁の調査でわかっています。

断熱性の高い二重窓や、厚みのある窓ガラスにリフォームすることで、防犯性の高い窓を実現できます。

さらに、二重窓にすることで空気の層ができるため、防音効果も期待できます。

なお、同時に結露対策や防音性の高い窓にしたい場合には、最適な工法や窓ガラスが異なります。

リフォームで解決したい悩みや、お住まいの現状に合わせて、しっかり提案・施工できる業者に依頼することが大切です。

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窓断熱の商品選びは「熱貫流率(U値)」「等級記号」を参考に

窓・サッシやガラスを選ぶ際には、「熱貫流率(U値)」や「等級記号」を参考にして、ご自宅に適した製品を探すとよいでしょう。

空気は暖かい方から冷たい方へ移動するため、寒い日は暖房で暖められた室内の空気が外に、暑い日は外の空気が冷房の効いた室内へ流れます。

そのため、熱貫流率(U値)が低い建材を窓周りに採用することで、部屋の断熱性を確保できます。

窓断熱の商品選びは「熱貫流率(U値)」「等級記号」を参考に

引用元:https://www.ykkap.co.jp/apw/apw310/

続いて「等級記号」について説明しましょう。

2018年5月より、窓・サッシ・ガラス商品の断熱性能は、経済産業省のガイドラインに基づき一本化され、「窓ラベル」を用いて省エネ建材等級を★4つで表示します。

★の数が多いほど、断熱性に優れていることを示しています。

【窓】の場合

熱貫流率(U値)

等級記号

2.33以下

★★★★

2.33超え~3.49以下

★★★☆

3.49超え~4.65以下

★★☆☆

4.65を超える

★☆☆☆

【ガラス】の場合

熱貫流率(U値)

等級記号

2.33以下

★★★★

2.33超え~2.70以下

★★★☆

2.70超え~4.00以下

★★☆☆

4.00を超える

★☆☆☆

なお同じ商品であっても、単板ガラスか複層ガラスか、建具が一重か二重か、窓の面積がどの程度かによっても、熱貫流率は変動します。

現在の断熱性や予算を考慮しながら、提案上手なリフォーム会社と一緒に選定しましょう。

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断熱窓・サッシ・ガラスのおすすめメーカー製品3選

最後に、窓の断熱リフォームでおすすめの製品3つをご紹介します。

1.LIXIL(リクシル)「インプラス」

引用元:https://www.lixil.co.jp/lineup/window/inplus/case/inplus/

LIXIL(リクシル)社の「インプラス」は、内窓リフォームの定番商品の一つです。

業界初の特殊な樹脂を使用し、静電気の帯電を防止!ホコリの付着を防ぎ、掃除も簡単です。

窓ガラスの組み合わせのバリエーションが豊かなので、予算や家の環境に合わせて、熱貫流率やデザイン性を配慮しながらリフォームできるのも魅力です。

【インプラス/メーカー参考価格】

42,000円(税込46,200円)
※幅1500×高さ1000mmの引き違い窓(2枚建)/単板ガラス(3mm)の場合

2.YKK AP「APW 330」

2.YKK AP「APW 330」

引用元:https://www.ykkap.co.jp/info/lowenergy/products/pop_002.html

YKK AP社から販売されている「APW 330」が、等級記号が★4つ!

国内最高水準の断熱性能を誇る、樹脂窓です。

Low-E複層ガラスと樹脂サッシの組み合わせによって、高い断熱性を実現しエアコンの使い過ぎを抑制することで、光熱費を大幅にカットします。

【APW 330 メーカー参考価格】

83,400円(税込91,740円)
※複層ガラス(樹脂スペーサー仕様)/幅1690×高さ1170mm(2枚建)の場合

3.日本板硝子「真空ガラス スペーシア」

日本板硝子の「真空ガラス スペーシア」は、世界初の真空ガラスで、真空層による高い断熱性と結露しにくさで人気を集めています。

厚さ6.2mmと薄いため、既存の単板ガラスを外して交換でき、断熱性は単板ガラスの約4倍、複層ガラスの約2倍です。

オーダーメイド対応のため規格サイズがなく、さまざまな寸法の窓に適応可能です。

既存サッシを活かしてガラスのみを断熱タイプに交換したい場合にも適しています。

【真空ガラス スペーシア メーカー参考価格】

材料費:45,000円/㎡(税込49,500円/㎡)
※透明6.2mm品の場合

窓の断熱リフォームが 得意な施工業者を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼

最適な窓の断熱リフォームをするためには?

窓の断熱リフォームで、夏の暑さ&冬の寒さ対策!費用・おすすめ品をご紹介

窓の断熱方法やメーカー品は、実に様々です。

まずは、窓の断熱リフォームの経験豊富な施工業者に相談し、ご自宅に最も合ったプランについてアドバイスしてもらうことをおすすめします。

現地調査や見積もり作成は無料なので、ぜひ一度、気軽に質問してみましょう。

窓の断熱リフォームが 得意な施工業者を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼

【この記事のまとめ&ポイント!】

窓の断熱リフォームの、主な方法や費用相場は?

主に「内窓(二重窓)の後付け」「樹脂サッシへの交換」「ペアガラスへの交換」「窓全体の交換」といった施工方法があります。
工法ごとの特徴や費用相場については、こちら

窓の断熱リフォームの事例を見たい!

当サービス『リショップナビ』の加盟業者が手掛けた、窓の断熱工事の例をこちらに掲載しています。
実際にかかった費用なども参考にしてください。

断熱性の高い、窓・サッシ・ガラスのおすすめメーカー品は?

LXIL・YKK AP・日本板硝子といった、大手メーカーのおすすめ商品について、こちらでご紹介しています。

窓の断熱リフォームが 得意な施工業者を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼

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